キニナル曲シリーズどえす。このシリーズも積もり積もって20回目。
この間書いたばっかなんだけどさ、ここのところ、キニなる曲が結構増えてきてるんだよね。で、ちょうど、曲数的にいい具合にたまってきたんで、またまた書いちゃいました。
・・・ということで、行ってみますか。


●東京VICTORY /サザンオールスターズ
・作詞 桑田佳祐
・作曲 桑田佳祐
・編曲 サザンオールスターズ
・発売日 2014年9月10日
・発売元 ビクターエンタテインメント
・タイアップ:三井住友銀行CM曲、TBS系「2014年アジア大会 世界バレー」テーマ曲

 36年来の「生粋」のサザンファンとしては、この曲を書いておかなきゃいけないだろうな。・・・・ということもあって、今回、キニナル曲を書こうと思った・・・っていうのが、「本音」だろうな。

 まあ、兎に角、CMだぁ、テレビだぁ、ラジオだぁ〜・・・とここのところ、怒涛のごとく各メディアで流れているこの曲とあって、大体の方は、この曲、1回は耳にしてるんじゃないかなぁ。
 かく言う、ワタシも、勤務してる会社のラジオから、ここのところ1日たりとも流れない日はない・・・ってくらいで、すっかり耳に付いてしまってますわ。

・・でね、個人的なこの曲の評価としては、正直、高くもなく低くもなく・・・ってところかなぁ。なんかね、今一つ掴みどころがない。
 確かに、イントロの♪オーオ オーオーオー〜♪ってところ、なんとなくアフリカンな野性味を感じたりして、これまでのサザンでは無かったような色合いを見せてくれている。ほぉ、このまま、こんな感じでTOTOの「Africa」風に攻めて行くのかい?
・・・・と思っていると、Aメロで、ここ暫くおなじみな「いつも」の安心感のあるサザンに戻ってしまう。
 なんかね、そこで、一気に緊張感が切れちゃったりするんだよね。
この間、別件で、リリース初日の売り上げが、同日リリースの竹内まりやの「TRAD」より下だった・・・っていうのも、なんかこの辺にありそうな気がするなぁ

 サザンといったら、もうね、日本のロック界においては重鎮中の重鎮。シングルとリリースするとなったら、それこそタイアップはたくさん付くは、メディアではヘビーローテーション取り上げられるわで、腫れ物に触るみたいな感じじゃん。「サ・ザ・ン」って印籠の前には、みんな「ははーっ」とひれ伏してしまうような。
 なんかねぇ、この曲聴いてると、そこに「胡坐」をかいてる・・・そんな絵図らが浮かんでくるんだよなぁ。

 まあ、「胡坐」をかいているようなっていうのは、大げさだけど、なーんか、ここ暫く、具体的に言えば2000年代以降のサザンは、今一つ「攻め」な部分を感じさせる曲が少ないよなぁ・・・・なんて感じるんだよね。

 初期のようなみずみずしくも、尖がった感性を爆発させるような、思わず心動いてしまうような曲が少ないよなぁ。なんていうのかな、簡単に言えば「斬新さ」っていうのが、あんまり感じないんだよね。

まあ36年もやってきて、さらに「斬新さ」を求めるってのも酷な話ではあるんだろうけど、何分、それを求めてるって部分があるからさぁ、サザンには。
 斬新さとまでは行かなくても、「攻め」な姿勢な部分は欲しいんだよな。安心できる曲ではなくてさ、聴いてるこっちがハラハラしてしまうような。

 去年の「ピースとハイライト」では、「政治批判」っちゅう社会ネタ的な部分に攻めを感じることが出来たんだけどね。


今回の曲には、そんな「ハラハラ」してしまうような・・・ってところは感じることが出来なかった。
 ただ、そうは言っても、メロディはすんなり入ってきてしまうわけで、結局のところ気に入ってしまうんだけどさ。。。。それが困ったところでもあるんだよな、サザンは。

 で、そんなような意味で、総合評価としては大絶賛・・というわけではなく、可もなく不可もなくって感じなんだよね。



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●心のプラカード /AKB48
・作詞 秋元康
・作曲 板垣祐介
・編曲 武藤星児
・発売日 2014年8月27日
・発売元 キング
・タイアップ:GMOインターネット「お名前.com」CM曲 ディップ「バイトル」CM曲

AKBのシングルとしては、昨年の「恋するフォーチュンクッキー」と同じ位置づけの、いわいる「一般ウケ」狙いのシングルってところだわな。
曲を聴いてみた。

 あ、これは「ダメ」だわ。・・・・と唐突に書いてしまった。
 きっと、これは一般受けしないと思う。その証拠に、今回の曲、チャート的にも、タンパクな動きになってるじゃん。

どこが、ダメなのか? まずね、メロディが細かすぎる。プラス、引っかかり、フックとなる部分のインパクトが弱い。
 率直な感想から言えば、これはシングルのA面というより、B面的なんだよね。
じゃ、なんで、去年の「フォーチンクッキー」は、なんで、あそこまで「一般」的なになったのか・・・といえば、真逆のことが言えるんですよ。
 まず、フックとなる♪恋するフォーチュン・クッキー〜♪にっていう部分にしても直接的で分かりやすいじゃん。一般ウケするためには、シンプルでかつ、ひっかかりがあるようなフレーズぢゃなきゃダメなんだよね。
 それはどういうものなのか・・・なんて言うのは、あくまで感性の問題でコトバで理論的、マニュアル的に表せるもんではないんだけどさ。
 それと、新鮮味だよね。「一般受け」っていう点では、「フォーチンクッキー」の2番煎じってわけじゃん。2番煎じな曲は、どうあがいても「1番煎じ」には勝てない・・・っていうのは、長いヒット曲史からみて明白なわけじゃん。
 それは、「1番煎じ」より新鮮味が薄れるからであってさ、どうあがいても、それに勝ることはできないわけよ。


ところで、今回の曲もそうだけど、AKBの曲って、どの曲も古くさいよなぁ。
超最新鋭の〜なんていう「攻め」を感じさせる曲がほとんどない。
今回の曲にしたって、70年代のB級アイドルだよね。
イントロの♪あいやいやいや〜♪なんてフレーズ。一体、いつの曲だよ? とか言いたくなったりして。
 遠い昔、昭和53年にテレビ朝日で放送してた「敵か味方か3対3」って超マイナーなドラマがあったんだけど、その主題歌って感じなのよ。まあ、そんなこと書いても誰も知らんだろうけど。。。ふらふらふらふら
 まあ、去年の「フォーチュンクッキー」にしたって、70年代のB級ディスコ的な曲だったしな。
 その点、70年代アイドルにノスタルジーを感じ、AKBもそんな風にしたい・・・って思ってる秋元氏の思惑通りってところなんだろうな。

 時に、そんな感じでノラリクラリとやってる方がアイドルとしては長続きなのかも・・・とか、最近感じたりして。
 AKBというユニットからすれば、対極線上にある、モーニング娘。ってヒト人たち。このヒト達の「曲」と比べると、一目瞭然のような気がするんですよ。
モー娘。って、例の「LOVEマシーン」以来、「攻め、攻め、攻め」っていう感じで突っ走ったわけじゃん。まあ、楽曲自体は、必ずしも「最新鋭!」って感じでは無かったけど。 その結果、だんだん「ネタ」が無くなってきて、失速しちゃった・・・・と。
 それは、モー娘。に限らず、ピンク・レディーにしても同じわけで。
でも、「時代」を作ってきたヒトたちって、「絶頂期」は「攻め」な「曲」をやってたわけですわ。
 でも、AKBにはそれを感じない。曲自体は「攻め」てない。「ノラリクラリ」と古臭い曲ばっかやってる。なんかねぇ、そんなノラリクラリ戦法が、(今のところ)ネタ切れを起こしてない要因なんじゃないかねぇ・・・と思うわけですわ。

ただ、それがいいか悪いかっていうのは、どうなんだろうね。
恐らくタレントとしての「AKB」の寿命は長くなるだろうね。・・・・けど、「AKBの曲」となると、どうなんだろう? 果たして、30年後、40年後、AKBの曲としては、どれだけエバーグリーンとして残るんだろうね。ってことだよね。のらりくらりとインパクトが弱い分、記憶には残らないんじゃないかな?
 まあ、タレントとして記憶に残ればいいだけなら、それでもいいんだろうけど。。。



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●ラストシーン /JUJU
・作詞 松尾潔
・作曲 川口大輔
・編曲 中野雄太
・発売日 2014年9月17日
・発売元 ソニーミュージックアソシエイテッド
・タイアップ:NHKドラマ10「聖女」主題歌

うわぁ、もろ昭和テイストな1曲だな。
 このテの曲、ワタシが小学校高学年から中学生くらいに結構いっぱいあったような気がするな。具体的な1曲を挙げよ・・・と言われると困っちゃうけど、今となっては、ダッサダサなコード進行でマイナーキー進行、アレンジが今からしてみれば大げさな・・・っていう曲っていっぱいあったじゃん。
NHKの「夜」ドラマの主題歌だけど、一聴すると、ゴールデンタイムのドラマのテーマというよりも、「昼」ドラの主題歌って感じですな。ドロドロの愛憎劇があるようなドラマの。
 ドロドロな愛憎劇のクライマックスのいいところで、こんな感じの大げさな曲が流れてくると、いかにもドラマ見てるような感じになるよなぁ。あ、そうそう、あの時代の土曜ワイド劇場のクライマックスに流れてくる、甲斐正人氏がつくったような・・・って感じかなぁ。


 初めて聴いたとき、このJUJUが昭和テイストな曲ってどうなの? って気がしたんだけど、何回か聴いてみて、これはこれで有かな? って気もして来たな、だんだんと。
 この前の曲が、ファンキーな「Hou Stuff」でしょ。それとの落差がスゴいな。
ジャズ系なアジッドな曲を歌ってきたJUJUと、昭和歌謡っていう組み合わせ、ダサいんだけど、この曲については、独特な緊張感があるんだよね。その緊張感に新鮮味を感じるな。その点が良かった。
 季節的にも、日に日に涼しくなって「秋」を感じてくるこの時期としては、温度感がフィットしてるしさ。やっぱ、秋を感じてくると、マイナーな昭和歌謡が恋しくなってくるわけだよね。やっぱ、ワレワレ世代は、なんだかんだ言っても「昭和世代」だからさぁ。



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●ONE LAST DANCE,STILL IN A TRANCE /DREAMS COME TRUE
・作詞 吉田美和
・作曲 吉田美和 中村正人
・編曲 中村正人
・発売日 2014年8月20日
・発売元 ユニバーサル
(アルバム「ATTACK25」より)

 ここんところ、ドリカムって存在感薄くなったよなぁ・・・って思えるんだよね。
シングルをリリースすれば、毎回そこそこ売れてはいるんだけど、あっという間にランキングを下げちゃうんで、居たのか居なかったのか、よく判んないって感じで。
何分、90年代のあの「オーラ」を発してた時期をよく知ってる身としては、いまの状況はどうしても希薄な存在に感じるわけですわ。
 でもですよ、曲はといえば、個人的には最近のドリカムの一連の曲って好きなんだよなぁ・・・ってかシングルは、毎回、音源を手に入れてそれなりに聴いてる。昔はさ、そうでもなかったんだよ。特に90年代後半から2000年代にかけては、ほとんど聴いてなかったもの。
それが、なぜか、ここ数年良いんだよね。

 やっぱさ、曲が貧乏臭くないんだよな。周りの曲が貧乏くさい曲が多くなったからなぁ、最近。やっぱ、エンターテイメントは金かけて「ナンボ」だと思うわけですよ。
ここでも何度も書いてるけど、安い、早い・・・っていう吉野家の牛丼ぢゃ駄目なのよ、エンターテイメントは。
 その点、ドリカムの曲は、未だにハイクオリティを続けてるからなぁ。その点はエライと思うんだよね。
 曲的にも、ここ数年、それまで喉の奥ににつっかえたモノがとれたような、どこか束縛から解放されたような・・・解放感を感じる。そこに引っかかったのかもなぁ。
 あの「メガヒット」続けていた90年代中ごろから何年も、どこか、いかにもヒットを出さにゃっていう締め付けがあったんだと思うのよ。ヒットを出すことが義務というかさ。聴き手って意外と、そういうところ感じるからさあ。
 でも、ここ数年吹っ切れたんだろうね。曲が聴きやすくなったもの。
全体的に言えば、ゴスペル調な曲が多くなってきたってのも、個人的には、聴きやすいのかも。

 そんな中、今回選んてきた曲ですよ。この間リリースされたアルバム「ATTACK25」いわいる、メディア向けのリード曲ですね。
ゴスペル的な曲が多くなってきた、ここのところのドリカムにあって、ちょっと異色というか、90年代前半テイストなんだよね。
ああ、そう言えば20年前くらいにこんな曲があったよね・・・っていうような、ヒット曲界のバブリー前夜の匂いがするような。
 そういう意味でもドリカムの原点に戻ったような1曲だね。恐らく今の30代以上には懐かしい手触りなんじゃないかなぁ。


メンゴ、動画落ちてなかった。聴きたい方は音源買ってちょ


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●根にもってます / 在日ファンク
・作詞 浜野謙太
・作曲 浜野謙太
・編曲 在日ファンク
・発売日 2014年9月3日
・発売元 コロムビア
アルバム「笑うな」より

 サビの♪ねーにねーにねーにねーに〜♪っていうフレーズ、気持ちわりいなぁ。
きっと、ボーカルの浜野の歌い方が気持ち悪いんだな。
でもさ、その気持ち悪さに引っかかるんだよな。なんじゃこりゃ? って感じで。
で、不思議なもんで、この気持ち悪さをまた体感しちゃくなっちゃって、思わず、また聴いちゃったりして。。。難儀な曲だなぁ。
ただ、曲は、ネット上の評価を見る限りでは、必ずしも低くない。「日本にもこれだけ、ファンクが歌える人たちがいるんだ」っていう声が多いな
 実際、久々にストレート正統派なファンクを聴いたような気がする。いやいや、ここのところ、この手の曲が、また増えつつあるんだよね。・・ということは、次は「ファンク」っていうのが、時代のキーワードになるのかもしれない。
 まあ、個人的には必ずしも好きなタイプの曲ってわけではないんで、まだまだ細かな評価しづらいんだけど、この先、聴きこんでくれば、何かしらの答えが出てきそう。そんな期待が持てそうな曲ではあるなぁ。
 曲、云々は別として、アーティスト名の「在日〜」ってのも気持ち悪いよな。もろ政治的な感じがして。でもさ、社会に反抗してのロックってのもありだと思うし、こんなしが無い世の中、もっと反社会的なヒトが増えてきてもいい頃合いだしな。
 





いつものように動画は、いつ消されるか分からないんで、見たい方は早めにどうぞ