かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2020年05月

【キニナル曲】優しさ / 藤井風

2020_05_優しさ_藤井風


まずはデータから〜

・タイトル    優しさ
・アーティスト  藤井風
・作詞      藤井風
・作曲      藤井風
・リリース日   2020年5月20日
       (ネット配信は 2020年4月17日先行配信)
・発売元     ユニバーサルミュージック

先週、今サブスク中心にネット配信で注目の的になっている瑛人の「香水」をキニナル曲として書いた。
なにしろ、つい最近まで無名のアーティストだったところ、tik tok中心に口コミで急成長したってところがこれまで無いヒットということで話題になっている。
ただ、業界的に言えば、今回ひっぱってきたアーティストの方が、注目度という点では先行していたんではないか、そんなイメージが、個人的には強いですね。

藤井風 「優しさ」。

CDパッケージとしては先日20日に、自身のファーストアルバム「HELP EVER HURT NEVER」のリード曲として収録されているが、ネット配信ではすでに先月4月17日から先行配信されている。

その時点で、すでにこのヒトは凄い! っていう下馬評が広がっていたわけで、個人的にも次のブレイカーとして推していたんだけどね。

ただ、ここ1か月の瑛人が予想外の急成長で、ちょっと影が薄くなりかけていたんだよね。

このヒトの何が凄いのか・・といえば多くの業界関係者の方々が言っているように、すでに「出来上がった」アーティストなんだよなぁ。

今回引っ張ってきた「優しさ」って曲を聴いてみても、本当に曲調に隙がない。これが22歳の若者が書いた曲なの? と思えてしまうような。
 いや、22歳の若者っていうのは後付けに分かったんだよね。 どう聴いても少なくとも20代後半のような貫禄を感じる。

その上でまず感じたのが、「うわっ、ホンモノだ」っていう印象かなぁ。

隙が無い曲作りっていうのは、この曲のコード進行からみても感じますね。 サビから始まるこの曲、サビのキーはFなんだよね。 でも、サビ終わり1小節dimコードを挟んた、Aメロでは、いきなりキーがDに転調。 ・・かと思ったらBメロではさらにG#mに転調。。
・・・と目まぐるしくキーが変化する。ちょっと突っ込んで聴くと複雑な曲展開なんだよな。

普通転調が繰り返されると、それとともに曲のイメージも変化してくることが多い。 でもこの曲の場合、転調していても一貫してイメージが変わらないんだよな。 だから、ぱっと聴き複雑な展開な曲のような印象はない。 
それは、ち密に計算されたコード進行の賜物なのかなぁ。 この曲のち密さ、これが本当に22歳が作る音楽なのかと思えた所以ですね。

先週書いた瑛人の「香水」は大部分が3コードの循環コードというシンプルに曲が成り立っているんだけども、この曲は、それとはかなり異なる曲の作りなんだよね。
そういう意味でもこのヒトにはホンモノのアーティストの匂いを感じたわけなんだけどね。

・・とともに、昨今のニューカマーアーティストの質の高さに改めて驚いてしまったわけなんだけども。
しかもイケメンと来てる。。 神様は二物を与えないなんて嘘だよなぁ・・・なんて嫉妬を覚えてしまったりして。。。

やっぱり、音楽に接する環境が我々の時代とは根本的に違うんだろうね。今の10代後半〜20代前半の世代の人たちは。
僕らの時代は、生でレコード音源を聴くと言ったら主にはラジオしかなかった。レコードは高くてなかなか手が出なかったし。 だから、耳にできる音源の数もおのずから決まっていたわけじゃん。

でも、今はYou tubeもあるし、サブスクリプションもある。 小さなころから耳にできる音源数もワタシらの時代とは根本的に違うわけで。しかも、wikipediaを読む限り、この藤井風の実家は、徹底した音楽教育の家庭で育ったようで。家庭環境からして違うんだよね。


ただ、若くして「出来上がった」アーティストは、得てして期待した結果が残せない・・っていうのは業界の常。
これまでも若き天才といわれて、消えていった人たちが何人もいたわけでさ。

正直、瑛人が出て来て、この人の存在が少し薄らいだ印象があったここ1か月は、このヒトもそうなるのかな・・・っていう思いもあったんだけどさ。

この曲が収録されたアルバム「HELP EVER HURT NEVER」のリリース日以降のオリコンデイリーランキングを見る限りでは好調な出足を見せてきている。
デイリーランクを見る限り、さだまさし氏の新譜「存在理由」、Girl2「チュワバネ」との競合にはなってきているが、初登場でベスト3入りは間違いなしの動きを見せてきている。

ここまではまずはいい動きを見せてきているようだ。
あとは、ここ最近、ヒット動向のキーとなっているネット配信でこの先どういう動きを見せてくるか、既存メディアでどう注目されてくるかだろうな。

最近の若いアーティストには珍しく、ネット配信ではあまり強さを見せて来てないっていうのは、ちょっと珍しい存在だけに。
瑛人「香水」が誰でも歌えるし、弾けるシンプルな曲であるがゆえにネット配信で強さを見せているのとは、真逆の傾向ですわ。
 これは、逆にすでに出来上がったアーティストとして、本物の「音楽」を聴かせるアーティストのある意味宿命でもあり、もしかすると、このヒトのウイークポイントなのかもしれないが。。。

ここがエンターテイメントビジネスとしての難しさなんだけどさ。
 




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【キニナル曲】香水 /瑛人

202005_香水_瑛人


まずはデータです。

・作品タイトル    香水
・アーティスト名   瑛人
・作詞        EITO
・作曲        EITO
・リリース日   2019年4月21日
・発売元     Tunecore Japan

のっけから、今最も注目な曲といったら、今回引っ張ってきた、瑛人の「香水」っていう曲ではないですかね。
ここ数週間、Spotityのバイラルチャートでいきなりの1位。それとともにネット配信界隈では、これまで圧倒的な力を見せ続けてきたあのヒゲダンを抑えて首位と、今や飛ぶ鳥を落とす勢いでチャートを駆け上ってきている1曲ですわ。

まあ、それ以前に、今、若者の間で大人気となっているTikTokを中心に、歌ってみた、あるいは弾いてみた動画による、いわいる口コミが広がっており、その口コミが、ここ数週間ネット配信を中心に爆発している・・という動きではあるんだけども。

こう見てみると、今時のヒットの仕方なんだよなぁ・・っていうのは、改めて感じますね。

長年ヒット曲を追いかけてきているといっても、50を過ぎた身としては、TikTokなどのツールからの口コミによるヒットっていうのは、ワタシらが10代20代の頃は、考えられなかった広がりだからさあ。 言ってみれば個々からマスへの広がりってわけじゃん、これがどうも想像がつかないんだよね。

ワタシらが10代20代の頃は、例えばラジオから流れてきた曲を聴いてとか、雑誌を見てとか、あくまでマスメディアから発信された「情報」からの口コミっていうのが「デフォルト」だったわけじゃん。

だからさ、「歌ってみた」とか「弾いてみた」のような個々人で楽しむような手段からの広がり方っていうのがよくわかんないんだよね。

ぢゃ、実際の曲はどうなんだ・・・というと、正直、曲調的にはひねったようなところは感じない。

ほとんどが、 F⇒G⇒C  という循環コードで曲が進んでいく、あくまでストレートでフォーキーな曲調だ。

いや、こんな、単純でストレートな言ってみれば誰にでも弾けそうであり、かつ歌えそうな曲調だからこそ、みんなこぞってこの曲をカバーし「弾いてみた」「歌ってみた」という動画が多数アップされてきたんだろう。 で、結果的にそれが、昨今のネット配信での人気につながっていんだと思う。

これは、毎回完成度が高い曲調を聴かせてくれることで、今やトップバンドとなったOfficial髭男dismとは真逆のような印象がありますね。

個人的には、どちらが分かりやすいかといえば、やっぱりヒゲダンなんだよね。
ヒゲダンってある意味昔ながらの正統派な曲の聴かせ方なんだよね。それだけに古い人間のワタシとしても分かりやすいし、安心感もある。

一方、この瑛人の「香水」っていう曲は、曲調が単純なだけに、逆に古い人間の私にはわかりにくいというかねぇ。。なんか矛盾な書き方なんだけど、言ってみればどうしてこんな単純で、一見シロウトっぽい曲が受けるんだろう・・っていうころが逆にわかんなくなったりして。

シウロトっぽい曲の方が、若い方には安心感があるんだろうな、きっと。フォーキーな曲は特にさ。 





一つ前のトピックスで、ヒゲダンの「I LOVE...」がワタシのランキングで14週連続1位の新記録を作ったのに、もろ手を上げて喜べないと、少し後ろ向きに書いたのは、じつは、この「香水」が今週の私のランキングでは、ランクを下げたことが一番の理由なんだよな。

あっという間にネット配信を制したこの曲には、正直期待をかけていたところがある。
ヒゲダンの「I LOVE...」に引導を渡すのはこの曲だろうってさ。

↑で書いたように、ネット配信界隈、特にサブスクリプションでは圧倒的な強さを発揮しているこの曲であるんだけども、ラジオランキングなどのいわいる既存メディアでの認知は、まだ高くない。
それだけに、「総合チャート」である私のランキングでは今週上位にランクアップし、ヒゲダンの牙城をどこまで追い詰めるか・・というどころか逆にランクを下げてしまった。

来週以降、再び巻き返してくるのか、それともここまでなのか・・というのき、まだよくわからないけども、少なくとも今以上にヒットの広がりを見せるには、ネット配信だけでなく既存メディアへの認知っていうのが必至だろうな。結局は、それによって本格的なヒットの広がりを見せるわけだから。



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連続1位新記録達成!

ワタシメのランキングを見てくださっている方には、すでにご存じのことと思いますが、

Official髭男dism 「I LOVE...」

が、ついに14週連続1位という、当ランキングにての連続1位新記録を達成

これまでの連続1位記録は、1991年8月12日〜11月4日付で記録した、あのCHAGE&ASKA「SAY YES」の13週連続1位だったので、実に約29年ぶりに記録を破ったことになる。

しかも、この「I LOVE...」で驚嘆することは14週連続首位を続けた今日でさえ、得点をほとんど落とさずに高レベルをキープしているところだ。つまりはネット配信をはじめ、Youtube再生ランキング、有線、ラジオ総合チャートと幅広いメディアにおいて、幅広い支持を依然集め続けていること。この得点キープ力には舌を巻く。

しかも2位以下の得点差が、現状ではまだかなりついており、次週以降もまだまだ連続首位記録は伸ばしていきそうな気配だ。


ただ、逆に言えば、「I LOVE...」を1位の座から引きずり下ろしそうな勢いをもったニューエントリー曲がここのところ出て来ていないのが、この曲をここまでの長躯1位を許している一番の要因ともいえ、必ずしももろ手を挙げて、この快挙を喜べる・・という状況でもない。

強力なニューエントリー曲が少ない、これは、言わずも知れたコロナ禍の影響で新たな強力曲のリリースが減ってきているというところが一番大きい。

ここのところ週ごとのニューエントリー曲は減少傾向にはあったが、最新ランキングを見ていただけいてお分かりと思うが、今週上位30位までで初登場は、ついに宇多田ヒカル「Time」の1曲のみであった。
ベストテン内の半数以上が、毎週のように入れ替わるような動きの激しい猫の目ランキングを展開した昨年までのランキングとは大きく様相が異なっている。
 
見方によっては、個人的に長年要望していた安定したランキング、⇒1980年代初頭までのチャートアクション のようなチャートアクションにも見える。

ただ決定的に違うのは、新たな新曲のリリースが滞っている中での安定チャートアクションというところ。
1980年前後の重みと厚みのある安定ランキングとは異なり、非常に層が薄い中での安定ランキングという事ですわ。

今は、まだ各曲にある程度のパワーがあるのでランキングとして機能しているところはある。 ただし、現在ランクされている楽曲が、いつまでもこのままのパワーを維持し続けることはまず無理。遅かれ早かれ飽きられてくる時期が必ず来る。
つまりは、強力な新曲がないという事は、ニューエントリーによるランキングの新陳代謝が薄れ、ランキング全体が地盤沈下をしてしまう恐れも出て来ているという事。
それは、音楽界全体の地盤沈下も意味してくるわけで何とか打開策を見出さなければならない状況だと思う。

・・かといって、コロナ禍の影響で、全く動きが取れない音楽界においては、現状、具体的な打開策が見えてこない。ここがもどかしいところなのだが。。。
暫くは、ある意味氷河期である今を「忍」の一字で耐え忍び、雪解けをじっと待つしかないのかもしれないが。。

 

GET BACK IN LOVE / 山下達郎

1988_05_Get Back In Love_山下達郎


今回の1曲セレクトは、「GET BACK IN LOVE」山下達郎です。

まずはデータです。

・タイトル    GET BACK IN LOVE
・アーティスト  山下達郎
・作詞      山下達郎
・作曲      山下達郎
・編曲      山下達郎
・リリース日   1988年4月25日
・発売元     ムーン
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   18.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1988年5月30日~7月18日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「海岸物語 昔みたいに・・・」主題歌

既に書いててもおかしくないのにまだ書いてなかった曲。 
いや、実質15年も書いてる1曲セレクトなんで、最近書いてる1曲1曲、すべてにおいて「既に書いててもおかしくない曲」と言ってもいいわな。
もちろん、今回引っ張て来た曲も、そういう曲の1曲だわなぁ。

山下達郎 「GET BACK IN LOVE」

オリコン的に言えば、実質的な達郎氏のブレイク曲、あの「RIDE ON TIME」以来のシングルベストテン入り曲。

・・・って書くと、きっと噛みついてくる方がいるかもなぁ。。

Wikipediaの「山下達郎作品一覧」の「シングル」を見ると、この「GET BACK IN LOVE」よりも前にあの「クリスマス・イブ」があり、オリコン最高位1位とある。
これは、オリコンから発行されている「チャートブック」でもそうですね。

ところがどっこい、「クリスマス・イブ」は発売こそ、「GET BACK IN LOVE」よりも前(83年12月)ではあるものの、「GET BACK IN LOVE」がリリースされた88年4月時点では、まだベストテン入りしていない。88年4月時点では、86年12月に記録した21位が最高位だった。

だから、年代順に追いかけてくると、この「GET BACK IN LOVE」が、シングルとしては「RIDE ON TIME」の次のオリコンベストテン入り曲となる。

ついでに言えば、「ザ・ベストテン」での初のベストテン入り曲でもあったわけですね。

・・・と書くと、またまた「RIDE ON TIME」は? と噛みつかれそうだけどねぇ。。。
「RIDE ON TIME」はザ・ベストテンでは最高11位止まり。 ベストテン入りしてなかったのですよね。
オリコン最高3位まで行ったこの曲が、「ザ・ベストテン」ではなんでベストテンか入りできなかったのか。たしかに謎っちゃ、謎なんだけど(一説によると、はがきリクエストが弱かったからのようだが。。)、ここでは詳しい話は割愛しますわ。

それにしても、80年代がリアルタイムで経験されていなかった方には、この曲が2曲目のシングルベストテン入りっていうのは、もしかすると意外に映るかもしれない。

確かに、アルバムではリリースのたびに大ヒットを記録していたわけだし、そういう意味ではすでに超一流のアーティストでしたからね。

その辺が、80年代という時代の、いわいるヒットチャート的な特殊性が分かったりするかもなぁ。

いわいるゲーノー的なあっち側陣営と、アーティスト的なこっち側陣営の差。

80年代は、ヒットチャートはまだ「あっち側」的なものという性格が強かったんだよね。

そんな状況だがゆえ、達郎氏本人もしても、シングルはあまり重視してなかったんじゃないか。 自身はアーティストであり、ゲーノー人ではないという意識とでもいうのかなぁ。

それは、当時のワタシでも感じましたね。 だから、この曲がベストテン入りしてきたときは逆に、驚いたくらいで。

なぜもこのタイミングでオリコンベストテンなんだろう? と。

まあ、そんなことを書くまでもなく、やっぱりドラマ主題歌だったのが大きかったよな。
TBSの「海岸物語 昔みたいに・・・」っていう、いわいるトレンディドラマの走りような、おしゃれなドラマの。

ドレンディ・ドラマとおしゃれなシティ・ポップスという組み合わせ。 ヒット条件としては鉄板だったからなぁ。
シングルを重視してなかった達郎氏といえども、ベストテン入りは必至だったわけなんだよね。

ちなみに、達郎氏のドラマ主題歌としては、この曲の6年前に同じTBSドラマ主題歌だった「あまく危険な香り」があるけど、こちらはベストテン入りを逃している。
それだけ6年間の間でドラマ主題歌の注目度が上がってたわけですね。

もちろん、ヒット必至のドラマ主題歌だからといって、曲のクオリティが下がっているわけではない。
ただ、この手のシティポップスって、当時の私は、あまり得意じゃなかったんだよね。

得意じゃなかったというよりも、解釈できなかったといった方がいいのかなぁ。 88年時点から見てこの曲のサウンドってもろ洋楽的だったじゃん。いや、個人的には、そう感じたんだよね。
洋楽的AORっていうのかなぁ。

もしかすると、あの頃が一番洋楽的サウンドを解釈できなかった・・というか、体が拒否ってたような記憶があるな。

今思えば、まだまだ子供だったんだよね、私自身。 19才前っていう、大人でも子供でもない微妙な頃だったしなぁ。 まだまだ子供でいたいなんて思ってたのかもしれない。
だから、聴く音楽といったら、分かりやすい曲に走りがちだったし。

この曲を聴いて、体が拒否ってたっていうのも、大人になりたくない・・・っていうワタシ自身の思いからだったのかもな。

もちろん、今はそんなことなんて全くない。むしろ、この手の「大人」の香りのするポップスをもっと聴きたい気分でいっぱいですよ 
と、同時にあの当時、もっときちんと聴いてこなかったのか、あの当時の私に「喝」を入れたいと思えたり。。。




これ、アメリカのDJがアップしてきてる動画なんだよね。
ここのところ達郎氏や竹内まりやさんがシティポップとして、向こうで人気が出てるっていうのは、こういうところでも分かるな。
音楽的クオリティが高い曲であれば、日本の曲であろうと向こうでも支持される。それがこの動画のアップ主からもわかりますね。
ただ、ジャンルがFunk、Soul Popとなっているのがちょっち笑えるが。。。 
向こうの人には、Funk、あるいはSoulっぽく聴こえるんだねぇ、この曲。

いずれにしても、この間【キニナル曲】で書いた、Official髭男dismの「パラボラ」同様、今後のJ-POPのグローバリズムに向けての足掛かりとなっている1曲なんじゃないかな。この曲も。


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SOUL LOVE / GLAY

1998_05_SOUL LOVE_GLAY


今回の1曲セレクトは、「SOUL LOVE」GLAYです。

まずはデータでする。

・タイトル   SOUL LOVE
・アーティスト GLAY
・作詞     TAKURO
・作曲     TAKURO
・編曲     GLAY  佐久間正英
・リリース日  1998年4月29日
・発売元    プラチナム
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  137.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1998年5月11日~6月22日付
・タイアップ:カネボウ「ブロンズラブ」98年夏キャンペーンソング

「1曲セレクト」という形では、ひっさびさのトピックスになりますわな。
世間は「コロナ禍」の真っ只中。ご多分に漏れずワタシもテレワーク勤務となって1か月以上が経ちましたわ。これ読んでくださっている皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
「STAY HOME」というキャンペーンの下、外出自粛でどこにも出かけられず・・・。世間からは暗い話ばかり。思わず下を向いてしまうような、気分が塞ぎがちになってしますわ。

だからこそ、ここはひとつ、明るく前向きな曲を聴きたくなりませんか

ということで、今回は初夏のこの時期らしい気分がスカッとなるような1曲を一つ。

GLAY「SOUL LOVE」。

うーむ、この曲もまだ書いてなかったんだね。。。

なんて言われそうな、GLAYのミリオンヒットですわ。

少し前に96年の、GLAYの実質的なブレイク曲となった「BE LOVED」の時も言い訳がましく書いたんだけど、どうもGLAYの曲は、これまで書くタイミングを逸してしたんだよなぁ。

当時、すでに20代後半の「社会人」になっていたワタシだけど、刺さらなかったわけじゃないんだけよね、GLAYに。
あの時のBIG3グループだった、ラルクやLUNA SEAよりも刺さった人たちだった。

まあ、学生ノリの汚ったないなりのバンドが主流だった70年代終盤のサウンドが原点のワタシには、
黒服のホストみたいな「いでたち」にはちょっと抵抗感があったことはあった。 当時あの手のファッションのバンドって、どうしても「ビジュアル系」っていうイメージが先行してたからなぁ。

ファッションで音楽するんではない・・・なんて変な妄想から、ビジュアル系からは距離を置いてからな。
初めはGLAYもその一派のように感じてことは事実だけど。

そんなこだわりから、ブレイクしてきたときにも距離を縮められず、少しGLAYブームに乗り遅れたのはある。

そんなGLAYとの距離を一気に縮めてくれたのが、今回の「SOUL LOVE」だったな。

もう一つ、ちょうどこのころ、確かTBSだったと思うんだけど、オリコン歴代売り上げベスト100のような特番があった。 その番組のゲストだったGLAYのTAKUROが、(当時の)アルバム歴代ベスト10で、「久保田利伸さんと松任谷由実さん」以外のアルバムは全部持ってた・・・っていう発言したんだよな。

意外だった。
見た目黒服のGLAYのリーダーがゴリゴリの洋楽ロック志向ではなく、実は邦楽ポップ&ニューミュージックが音楽のルーツだったんだって分かったことが。

なんか急にシンパシイを感じたりして。。。

まあ、単純っちゃ単純なんだけど、それが直接的なきっかけだったような気がする。GLAYの曲に本当の理解を示すようになったのは。


そんなエピソードもあったのだけど、それを置いても、この曲はよかった。

シンプルでご機嫌なメジャー系ポップチューン。

初めて聴いたときは、予想もしていなかった展開に逆に戸惑ったのを覚えてるな。
でも、イントロのさわやかなアルペジオから展開される一気加速するポップな曲調に一気に持っていかれたのを覚えてる。

シンプルだけどもキャッチーなところがいいんだよね。 この季節、ごちゃごちゃとした曲も暑苦しいし。

・・・なんて書いたら、同時リリースの「誘惑」派にの方々には、ちょっとむっとくる言い方かなぁ。

そそそ、「誘惑」の方はちょっと暑苦しかったからなぁ。それまでのGLAYを踏襲しているといえば、そうだったわけで、それまでのGLAYファンにとっては安心感のある1曲であったと思う。

そんな安心感がオリコンで「誘惑」が1位。 ちょっと変化球だった「SOUL LOVE」が2位止まりだった所以でもあるだろうしな。


前曲「HOWEVER」のようにメロディアスなGLAYもいい。
でも、バンドである限りビートの利いた1曲を聴かせてほしい。 だけど、前年の「口唇」のようなダークな1曲ではなく、もっとポップなGLAYも聴きたい。

そういう欲求もあったことはあったという記憶もある。 グッドダイミングだったんだよね。


1998年、社会人5年目。 ほんの少し重要なポストも任せられるようになったことろですね。この頃は。
反面、なかなか自分が思ったように仕事進まなくなり、ミスも多くなって・・・という具合に壁に当たっていたことも確かで、気分的に晴れない日々のだったんだよね

そんな折に聴いたこの曲。 一気に気分は真っ青な空のまぶしい光の下に。。。
仕事の壁にぶち当たって落ち込んでいた心がどんなに救われたか。 当時、同じような気分にされられた同年代の方もきっと多いんじゃないかな。

だからこそ、コロナ禍で沈んだこの世相に 今届けたい1曲・・・でもあるんだよなぁ。

ちなみに当時リアルな仕事の面ではこの曲の後、ますます行き詰まりを感じ始める。ヒット曲を聴く余裕もなくなり、だから、いつかも書いたように1998年は、今に至っても手持ち音源は一番少ない。
そんなストレス溜まりも酷くなってきて、徐々に違う道を考え始めるのもこのすぐ後だったな。




ポップなイントロもそうなんだけども、イントロでウラから入ってくるタンバリンが妙に印象に残るんだよな。まあ、どうでもいいっちゃ、いいことなんだけど。。。

ところで、同時リリースの「誘惑」とのジャケット比較なんだけど、この「SOUL LOVE」が黒で、「誘惑」が明るい「黄緑」なんだよね。

↓ コレ
1998_05_誘惑_GLAY

うーむ、曲調のイメージから見ると、真逆のような気がするんだが。。。。。
・・・っつうか、当時、どっかの掲示板で、これと同じことを書いたような。。。。
「違和感」・・・とか。



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【キニナル曲】Answer / 家入レオ

202005_ANSWER_家入レオ

とーとつながら、データです。

・タイトル     Answer
・アーティスト   家入レオ
・作詞       家入レオ Kanata Okajima
・作曲       家入レオ 久保田慎吾(Jazzin'park)
・リリース日    2020年4月22日
・発売元      ビクター
・タイアップ:NHK Eテレ「メジャーセカンド」第2シリーズオープニングテーマ

久しぶりに家入レオさんでキニなった曲に出会えた。
へぇ~、サウンドが変わりましたね。
家入さんの曲って、最近とみに泥臭いものが多くなったなって思ってたんだけども、久々にカラっとしたメジャー系ポップチューンなんじゃん。

デビュー曲の「サブリナ」の印象が強かったせいか、このヒトの場合、どうも少しロックっぽいマイナーチューンっていうイメージが先行しちゃうんだけど、個人的には、このヒトはポップアーティストだと思うんだよね。
メジャー系アップチューンの方が絶対にあってると思うんだよな。
これまでのシングルでも5枚目のシングルだった「太陽の女神」がベストだと思うし。

ただ、あの曲でちょっと物足りなかったのは、少し優等生すぎるかなっていうところだったかなぁ。

もうちっと、肩の力を抜いて楽に歌える曲のほうがいいのに・・というのはずっと思ってたんだけどね。

今回のこの曲は、メジャー系アップチューンでありながら、肩の凝らない楽な仕上がりになっていますね。MVのように、一点の雲もない青空の中で聴いたら気持ちいいだろうねぇ。この季節にはちょうどいい。

なによりも前向きなのがいい。 このコロナ禍という世知辛い世の中。何かというと下を向きがちになっちゃうわけじゃん。
だからこそ、こういう前向きの曲で、背中を押してほしくなるわけなんだよね。

それが最初に書いたように思わず「へぇ~」と頷いてしまった所以なんだけど。。。

ちょっと予想外だったのは、サビ前で、いきなりコードが半音上がって

♪ 誰かの瞳のためには~ ♪ と、3連の連続による怒涛のコトバ攻撃。

このいきなり、予想もしてなかったいきなりの展開には、不意を打たれてしまったワ。。。

いや、この展開があるからこそ、この曲を一層引き立だせているような気がする。

こんな怒涛のコトバ攻撃のフレーズなんて、これまでの家入レオさんにはなかった展開だよな。 だからこそ新鮮に映るんだよな、この曲。

正直、サウンド的には全然目新しいところはないんだけど。。。いや、↑で書いたようにサビ前でいきなり キーのDから半音上がってD#になるコード進行は、ちょっと変わってるなっていう感触だけど。

でも、この変わった感触がいっそう、この曲を新鮮に感じさせてくれてるのかもな。

個人的には「〇」ですね。



ちなみに、↑のデータに書いた、リリース日4/22っていうのは、配信リリースの日程。
パッケージとしては、5/13リリースのカバーアルバムのリード曲となっていますね。
なので、シングルCDとしてのリリースはないらしい。
今っぽいリリースの仕方ですわな。


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【キニナル曲】パラボラ / Official髭男dism

202005_パラボラ


まずはデータでする。

・タイトル   パラボラ
・アーティスト Official髭男dism
・作詞     藤原聡
・作曲     藤原聡
・編曲     Official髭男dism
・リリース日  2020年4月10日
・発売元    ポニーキャニオン
・タイアップ:アサヒ飲料「カルピスウォーター」CM曲

「キニナル曲」と言って、今一番気になる曲といったら、この曲ですねぇ。
ヒゲダンの「新曲」、「パラボラ」。

個人的には、この曲、ひそかに期待してたんだよね。
少なくとも、前曲「I LOVE...」よりは初聴での印象はよかった。 落ち着きのあるミディアムポップチューン。それでいて、藤原聡が紡ぎだす、これぞヒゲダンと言いたくなるようなキャッチーなメロディライン。いかにも春の日中の・・・という温度感と、さわやかな風を感じるような佳曲。

それにもまして、個人的に「これは・・」と感じたのは、やっぱりキーボードの音色なんだよね。
wikiのヒゲダンの紹介文に「ピアノポップバンド」とある。 それに違わないキーボードの音色。
具体的には、バックに流れてくる「エレクトーン」の分厚い音色ですね。

・・というか、今時シンセではなく「エレクトーン」なんだ・・・っていうところにちょっと驚いた。

ヒット曲であからさまにエレクトーンの音色が前面に出て来ているヒット曲っていつ以来なんだろうってくらい、久しぶりなんだよな。
気分は一気に70年代・・・って感じですね。 ヒット曲でエレクトーンの音色をまともに感じたのって、今考えてみれば、ゴダイゴの「銀河鉄道999」以来かもしれない。 いや、あれだってエレクトーンじゃないよな。 その後って・・・ってくらい、今思い出しても記憶にないな。

でも、エレクトーンの音色に耳が行ってしまうのは、個人的に小学生の頃、エレクトーンを習ってたってのもあるかもなぁ。 いや、この独特でかつ厚みのある音色が子供のころから好きだったんだよね。
この影響は大きいんだろうな、やっぱり。


ただね、そんな佳曲であるがゆえに、「久々のホームランだ」ってくらい、この曲のヒットには当初期待していたところがある。

昨年の「Pretender」のまれにみる超ロングヒットを上回るのは難しいとしても、少なくとも、前曲「I LOVE...」は上回るよな・・・なんてさ。

ただ、ここまでのチャート的なヒット動向を見ると、もう一つ期待していたような動きになってきていない。 これがホント、意外なんだけどねぇ。

パッケージシングルリリースがある無しでは、ユーザーの動き、それに伴うヒットのチャートアクションは、まだ差が出てくるんでしょうね。

併せてコロナ禍真っ只中の4/10配信スタートという悪条件も、ここまでのチャートアクションに影響が出て来ているんだろう。

ただ、YOUTUBEでのオフィシャルビデオも先週公開されたし、遅ればせながらこの先、チャート的にも伸びてきそうではある。あとはネット配信実績がいかに伸びてくるかですね。




Youtubeのこの曲のコメントを見て驚くのは、海外からのコメントの多さですね。
ヒゲダンの海外での認知と幅広い支持。
やっぱキャッチーなメロディは万国共通なのかなぁ。 いや、ヒゲダンのメロディがこれまでのJ-POPとは一線画してるんじゃないだろうか。 そういう思いもしてくる。

今、Facebookの自分のタイムラインで、J-POPの古典化と新たなヒット曲の形っていうことが議論の中心になっていたりする。
この先のJ-POPの理想形は、やっぱりグローバリズムなんだよね。
たださ、グローバリズムといっても向こうのヒットの完全なる模倣ではなく、「日本のヒット」らしさを残したグローバリズムっていうのが理想なんじゃないかっていうのは、個人的には思うわけで。

日本でも受け入れられるけど、海外でも受け入れられるという形。 これまでのJ-POPって、日本では受け入れられるけど海外では・・・・っていう曲の方が圧倒的に多かったわけで。つまりさ、日本の感覚と海外の感覚の差、ここに大きな壁があったと思うんだよね。ことヒット曲の世界では。
今回のこの曲のYutubeでのコメント傾向をみるとそんな壁も打ち破ったようにも思えるんだよな。
ヒゲダンのこのキャッチーなメロディとサウンドこそ、もしかしたら新たなJ-POPの足かがりとなっているのかもしれないな。





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