かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2016年11月

風の駅 / 野口五郎

1977_11_風の駅_野口五郎


今回の1曲セレクトは、「風の駅」野口五郎です。

まずはデータです。

・タイトル     風の駅
・アーティスト   野口五郎
・作詞       喜多条忠
・作曲       筒美京平
・編曲       筒美京平
・リリース日    1977年10月25日
・発売元      ポリドール
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数  25.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1977年11月14日〜12月26日付

ここのところ90年代中心に書いてきた1曲セレクトだけど、ちょこっと偏り気味なんで、今回は70年代へ遡ってみますか。。。

野口五郎 「風の駅」なんてどうでしょうかねぇ。

この曲と言って、真っ先に「ピン」と来た方は、「ザ・ベストテン」フリークですよねぇ。
そそそ、「ザ・ベストテン」が放送開始後、第1回目のチャート発表で、一番最初に登場したのが、この曲だったんですねぇ。
 つまりは、第1回ランク発表の時の、第10位がこの曲だったって事ですわね。 それが1978年1月19日放送分の事。

うむ、「ベストテン」フリークだったら、常識中の常識なんだけどね。

でもね、実際78年の1月第3週で、オリコンではどうだったのか・・・・というと、この曲、すでに40位にランクダウンしてたんですねぇ。
まあ、、ベストテンの場合、実際はランク発表の前週分のチャートを使用・・・ということは、1月19日放送分については、1月第2週のランクを使用していた訳だから、40位までは下がっていないまでも、オリコンでは1月第2週は、30位だったんだけどね。。。。

・・・となると、「え? なにこのランキングの差は・・・」って事になるだろうけどねぇ。

うむ、ベストテンの順位はレコード売り上げだけで決まるのではなく、その他、有線、ラジオ、ハガキリクエストの4要素の順位の総合ランクだったんでね。
 だから、レコード売り上げは如何に下がっていても、他の要素で補てん出来れば、おのずからランクは上になる仕組みだったんだよね。

ちなみに、この時の各要素の順位は、レコードの他、有線もラジオもベストテン外だったんだけども、ハガキリクエストだけは「4位」・・・とハガキリクエストが圧倒的に強かった事が分かるんだよね。

加えて、ベストテンって、放送開始当時は、4要素の中で、ハガキリクエストの得点比率が一番高かったからさ、だから、他の3要素でベストテン入りしていなくても、ハガキが強かったらベストテン入りも十分可能だったんだよね。

そんな恩恵もあって、レコード売り上げは既に下降線を辿っていたこの曲が、「ザ・ベストテン」ではベストテン入り出来たって訳なのよね。

五郎だけではなく、当時は秀樹もハガキが強かったからねぇ。 この「風の駅」がダウンしてすぐ後、秀樹の「ブーツを脱いで朝食を」がベストテンでは1位になってるんだけど、これは完璧にハガキリクエストの効果だったもんな。 なんせ、オリコンでは、この曲最高8位だったわけで。。。

まあ、この当時だけでなく、ベストテンが終わるまで、アイドル系は得てしてハガキリクエストが良かったんだけどもね。 ただ、これもだんだんエスカレートしてきて、ファンクラブぐるみでリクエスト・・・いわいる「組織票」の割合が酷くなって行ったんで、ハガキの得点比率は、年ごとに下がって行ったんだけどさ、「ベストテン」も。



ところで、肝心の曲の方だけど、正直言って、当時はよく分かんなかったんだよな、この曲。
まあ、この曲の頃は、個人的には、まだ「ベストテン」は見てなかったし、・・・・というか、まだヒット曲の世界に足を踏み入れてなかったし、だからリアルタイムでは聴いてなかったからねぇ。

後年、ベストテンとかで、第1回放送での最初のお客様・・・ってことで、この曲が流れているのを聴いてたくらいだからさ、よく分かんなかったのも当然なんだけど。。。

きちんと聴いたのは、「筒美京平BOX」に収録されていたのを聴いてからだから、かなり後になってからですねぇ。

あー、この曲が、ベストテンで最初にランクインされた曲か・・・なんて、ちょっと感激したような気がする。

ただ、それでもパッと聴きは、よく分かんなかったんだけどさ。

当時の野口五郎氏の曲って、言ってみれば、当時の「歌謡ポップス」の王道みたいなもんだったじゃん。「THAT'S 70'S」って感じでさ。
まあ、この曲の頃が、歌謡ポップスの完成度が一番高かった・・・と思うんだけどね。 この曲の頃、ヒットしてた曲は、どの曲も完成度が高いと思うわ。

その中で筒美京平氏の曲って、当時、個人的に最初に引っかかった曲は、もっと洋楽・・・というかバタ臭かったんだけどね。例えば、庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」とか、大橋純子さんの「たそがれマイラブ」とか。

でも、こと、野口五郎氏の筒美作品ってあんまり、そういうバタ臭さを感じなかったんだよな。
まあ、野口五郎氏の、いわいるビブラート唱法が、どうしても歌謡曲っぽさを感じさせちゃったしてたってのも大きいんだけどさ。

この曲もパッと聴き、まさにそんな感じだったからねぇ。 「あ、70年代」っていう引っかかりはあっても、でも、「あ、これは自分の時代の曲じゃない」っていうところも感じちゃったりしてね。

うん、「自分の時代」っていうのは、自分でリアルタイムで聴いた以降の音楽ってことですね。

でもね、それでも、パッと聴き、この曲がヒットしていた当時・・・だから、1977年の今頃ですね・・・の風景、匂いが、一瞬のうちに甦って来るんだから、ヒット曲って不思議なんだよな。うん、当時、まだ、ヒット曲なんて聴いてなかったっちゅうのにさ。


ただね、パッと聴き、あんまり引っかからなかったこの曲ではあるけども、聴きこんでくると、だんだん味が出てきたんだよなぁ。
 そもそも、イントロのストリングスの動きからして、「風の駅」っていうタイトルにピッタリしてるじゃん。
16分音符で動く、ストリングスのフレーズが、いかにも「風の中」の風景を現してるしさ。

でね、個人的に一番、「らしさ」を感じるのが、サビの部分のストリングスのハーモニーなんだよな。

うん、サビの♪ ただ 君の 髪の毛の香り〜 この指が覚えてるだけさ〜 ♪ でバックで流れているストリングスのハーモニー。

ま、単純に、「シロタマ」(全音符)で、ハーモニーを奏でてるだけなんだけど、このハーモニーが切ないんですよ。

そう、♪ 遠い風の音〜 ♪って歌詞にあるように、本当に遠くで鳴ってる風の音のように感じたりして。

この曲、歌詞の内容としては「過去」を振り返っている内容じゃん。そんな切なさが、このストリングスのハーモニーと重なるんだよね。

そんな仕掛けに、なるほど流石は筒美氏だな・・・なんて思わず納得しちゃうワタシだったりするんだよね。





ちなみに、この曲が、野口五郎氏としては、最後の売り上げ25万枚オーバーの曲だったんだよね。
↑は、「夜ヒット」だけど、こと、ベストテンは、売り上げが全体的に下降線に入った時にスタートだから、野口五郎氏としては、ちょっとタイミングが悪かったんですよね。
その辺、新御三家の他の人、郷ひろみ氏、西城秀樹氏と比べると、ちょっと可哀想だったかな。


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今を抱きしめて / NOA

1993_11_今を抱きしめて_NOA


今回の1曲セレクトは、「今を抱きしめて」NOAです。

まずはデータです。

・タイトル    今を抱きしめて
・アーティスト  NOA
・作詞      白鳥瞳
・作曲      YOSHIKI
・編曲      YOSHIKI
・リリース日   1993年11月3日
・発売元     ファンハウス
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数 81.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1993年11月22日〜1994年1月31日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「徹底的に愛は・・・」主題歌

今まで何回か、昔はよくあったけど、最近あんまり見かけなくなった曲のパターンっということで曲をセレクトしてきた事があったけど、今まであんまり言及してこなかった中で、「男女デュエット曲」って言うのがあったよなぁ。

まあ、そう言う曲、今まで全く書いてこなかった訳ではないけど、あんまり「デュエット」と言う事を意識しては書いて来なかったかもしれない。

でも、考えてみると、最近このパターンの曲ってあんまり見かけなくなった様な・・・。いや、逆に言えば、最近あんまりそう言う意識で曲を聴いて来なかったからかもしれん。
うん、今でもあるよね。 そう言えば、最近でも、AIと久保田利伸のコラボっていうのも出たしな。これだって、以前で言えば、「デュエット」だもんな。

でもまあ、長年ヒット曲を聴いてきてると、たしかに昔は男女のデュエットってたくさんあった。70〜80年代が全盛だったよな・・・。っていう感覚があるんだけども、意外と90年代前半にもそう言う大ヒット曲があるんだよね。

今回はそんな90年前半の「デュエット」曲を。。。

NOA 「今を抱きしめて」

はいはいはい・・・と思った方、同世代ですねぇ、きっと

今から23年前の1993年の10月〜12月クールで放送されていた、TBS系金曜ドラマ「徹底的に愛は・・・」で主演していた、仙道敦子と吉田栄作、2人によるユニットですね、「NOA」って。

当時、個人的にはTBSの金曜ドラマ、ずっと見てたんだけどな。うん、このドラマの前が「誰にも言えない」(前年の「ずっとあなたが好きだった」の続編)、その前の前が「高校教師」・・・)で、それまではずっと見てたんだけどね金ドラは。このドラマはスルーしちゃったんだよな。。。。だから、内容はよく分かんないんだけども。

と言う事もあってか、この曲は、予期してなかったところから突然飛び出してきたヒット曲・・・って言う印象が強いんだよな、個人的に。

X JAPANの「YOSHIKI」による、まあ、ドラマティックな仕上がり、かつ、メロディアスな曲調のこの曲は、大ヒットしてたよなぁ。

まあ、それまでもTBSの金ドラから出てきた大ヒット曲って、数々あった訳で、これの前の「誰にも言えない」の主題歌だった、ユーミンの「真夏の夜の夢」だってミリオンだったわけで、この曲がヒットするのも何ら不思議ではないんだけどさ。でも、それまではドラマ見てたからさ、前もって予め、来るよな・・・って言うことは十分に予想が付いていたわけなんだよね。

でも、この曲のドラマは見てなかったからさ。


当時は、カラオケブームの真っただ中。 うん? 今でもカラオケ人気は続いているのか・・・  いや、でも、当時の盛り上がりから比べると、今は大分熱も下がってきているように感じるよね。

あの頃は、2人集まれば猫も杓子もカラオケだったもん。

当然、キャッチーな曲に人気が集まるわけで、この曲なんかもかなり人気あったよなぁ。男女2人集まれば・・・って感じで、当時この曲歌ってたヒトもいっぱいいるんじゃないかなぁ、これ読んでらっしゃる方の中にも。


ここでは何回も書いてるけど、当時、ワタシらが結成していた「チャート研究会」っちゅう自主サークルでもしょっちゅうカラオケやってたな当時。
 根城だったのが、新宿三丁目にあった「てあとろん'88」っていうカラオケパブ。 ここはボックスではなく、前面にステージがあって、リクエストした曲がかかると、このステージに上がって人前で歌う形式なのね。

当時、この曲も大分かかってましたねぇ。 何回聴いたことか・・・ってくらい。

X JAPANのYOSHIKI作曲ってことで、さぞ難しい曲なんだろうな・・・とはさにあらず。キャッチーなメロディラインは、シロートが歌うにもそれほど難易度が高くなかったしな。

まあ、そこは、本業が「歌手」ではなく「役者」だった、仙道&吉田が歌うって事もあって、予め、歌いやすいようなメロディラインで考えられていたんだろうけど。。。

うんにゃ、吉田栄作氏は、それまでも例の「心の旅」っちゅう、チューリップの名作カバーでヒットしてたり、その他
何曲もリリースしてたわけで、ウタはこれが初めてではなかったわけだけど、まあ、歌唱力は、スパ抜けてあった訳じゃなかったしな。

それよりも、仙道敦子さんが達者だったんだよね、ウタ。 
うん、ちょっとビックリするくらい。 
もうね、そのまま本業も歌手になっちゃったら・・・って感じでさ。

・・・なんて、恰もこの曲が初めての「ウタ」って感じで書いちゃったけど、仙道さんも、この曲以前に何曲かレコードリリースしてたからなぁ。
で、噂ではそれ以前から歌唱力はあるっていわれてたけど、何分、それまではヒット曲がなかったんでねぇ、個人的には、ちゃんと聴いたのは、この曲が最初だった・・・かもしれない。

いや〜、もしかすると、それ以前、中学生の頃「アイドル」っぽい感じでレコードをリリースしてた時に何回か聴いてたかもしれない。けど、記憶にないんだよな。
うむ、仙道敦子さんは子役から出てきたヒトで、中学生の頃は早くも演技派女優って感じだったんだよね。

ちなみに、吉田栄作、仙道敦子、共々1969年生まれ。ワタシとは同い年ってわけでね、だから、このコンビは、なんとなくくすぐったかったな、ワタシとしては。
まあ、吉田栄作は、早生まれなんで、実際、学年は一つ上なんだけどさ。 
そう言えば、福山雅治も、同じく1969年生まれだけど、早生まれなんで学年は一つ上なんだよな。うん、吉田栄作と同じなんだよね。

・・・うーむ、話が脱線した。。。。

ともかくも、当時はカラオケで「受けるかどうか」がヒットのカギとなっていたのは事実だったよなぁ。
この曲に引き続きいて、数か月後には、同じく「デュエット」で、藤谷美和子&大内義昭の「愛が生まれた日」が大ヒットしたでしょ。 くしくも同じようにドラマの曲として。
結局この曲も、カラオケでの人気が凄まじかったことが一番のヒット要因だったしな。

ただね、個人的には、この曲カラオケで歌ったことないんだよな。。うん、デュエットの相手がおらん。。。



うーむ、当時は吉田栄作ってウタ、ヘタって思ってたんだけどな、今聴くと、比較的まともに歌ってるなぁっていう印象。
それだけ、最近の歌手の(少なくとも歌番組における)歌の下手さ加減が際立ってきたって事なのかなぁ。


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SOLITUDE / 中森明菜

1985_11_SOLITUDE_中森明菜


今回の1曲セレクトは、「SOLITUDE」中森明菜です。

まずはデータですぞ。

・タイトル    SOLITUDE
・アーティスト  中森明菜
・作詞      湯川れい子
・作曲      タケカワユキヒデ
・編曲      中村哲
・リリース日   1985年10月9日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 33.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1985年10月21日〜12月2日付

寒みーーーーーーーっ まさか東京で11月に「積雪」とはねぇ。。。。11月の雪は54年ぶりだそうで。。。
もちろん、50年近く生きて来ているワタシにとっても、こんな季節での雪なんて、今まで経験した事無いぞよ。。

いつもは、季節季節の情景を、昔のヒット曲で結びつけるて書いたりするんだけど、さすがに今日の雪は、結びつけるモノがない・・・・。

ってことで、書く曲に困っちゃったんだけども。。。。

でもね、冷静に考えてみたら、こんな曲もまだ書いてなかった・・・って曲をみっけたワ 

中森明菜「SOLITUDE」

うむ、今日の雪とは直接関係ないけど、丁度今頃のヒットだったんだっけ。

明菜の曲、これまでも大分書いてきた・・・つもりなんだけども、まだ書いてない曲もちょぼちょぼあるんだよな。
まあ、ワタシの独断と偏見で書く曲を決めている訳で、だからワタシの好みの曲から書いてきている・・・ってところがあるんでさあ、だからね、まだ残ってるってことは・・・・。

そうなのよねぇ、個人的に、この曲は、ちょっとね・・・・って感じなんだよな。 この曲もそうだけど、次年秋の「Fin」も、同じく、ちょっとね・・・って感じで。。  あ、でも「Fin」は既に書いてたんだよな。。。

好みじゃない「Fin」はもう書いてて、この曲書いてなかった・・ってことは、うーん、よほど眼中になかったって事かなぁ。

明菜の曲の場合、どうしても口先中心の「もしょもしょ」っとしている曲が、どうも個人的にはダメなんだよな。
この曲もそうだったでしょ。

いや、その前に、そう言う感じの曲は、シングルではこの曲が初めてだったんだよな。

それまでの明菜の曲って、もっとスケール感があったでしょ。加えて、お得意のロングトーンを多用した曲調で。
このヒトの場合、ロングトーンの声質に「らしさ」が出るんだよね。 声が前に出てくる・・・というかさあ。
そこが良かったんだよな。

スケール感でいえば、例えば、2曲前が「ミ・アモーレ」でラテン調。前曲が「SAN BEIGE」で中東、西アジア系調・・と、ワールドワイドな世界を表現してきてたじゃん。

それがいきなり、♪25階の非常口で、風に吹かれて爪を切る〜♪ なんて狭い世界な曲になっちゃったの? っかんじだったんだよなぁ。そんな狭い世界だからこそ、口先だけのモショモショっとした歌い方になっちゃったわけで、インパクトも薄いんだよな。

まあ、簡単に言えば、これまでになかった明菜の曲調であったことで、完全に戸惑ったんだよね、きっと。

この曲、元ゴダイゴのタケカワユキヒデ氏ノ作曲ども、今一つらしさを感じなかったというかねぇ。確かに洋楽っぽい「平坦」なメロディラインは、「らしい」のかもしれないけど、ゴダイゴの時は、もっと土着的・・・というか、もっとフックがいっぱいある様なメロディラインだったんだけどなぁ。

ま、いずれにしても、やっぱり慣れない曲調には、どうも触手が伸びにくい・・って事だったのかもしれない。 プラス、まあ、生理的にこの曲調にあったか、あわなかったか・・って事なんだよね。

でも売り上げを見ると、そう言うヒトが如何に多かったか・・・ってことだよね。
この曲の累積売り上げは33.6万枚。 ま、パッと見、それでも30万枚以上売れてるし、当時の尺度から言えば、30万枚以上で「大ヒット」って感じだったから、充分大ヒットの部類だった訳だけど・・・。

でも・・・なんだよね。 前曲の「SOLITUDE」から、いきなり13万枚も売り上げがダウンした訳だから・・・。
いや、82年に「少女A」が大ブレイクして以来、この曲の売り上げが「最低」だったんだよね。
 なにせ、「ミ・アモーレ」のロングバージョンである、12インチシングル「赤い鳥逃げた」(35.4万枚)よりも、売り上げが低いんだから。。。。

そんな売り上げ傾向から見ても、この曲で戸惑ったヒトが如何に多いかが分かるな。


ただね・・・・。今にして思えば、この曲をこのタイミングで持ってきたのは、「戦略」だったのかも・・・なんでことも思えたりしてね。
 前曲の「SAND BEIGE」までのイメージから、次の「DESIRE」以降のNEW明菜への転換するための、いわば完全な「つなぎ」・・・それがこの曲だったんじゃないか・・・と。

次の「DESIRE」で、全く新たな一面を出すためには、全イメージを完全払拭する必要がある。
でも、いきなり新たなイメージを出すと、逆に引かれちゃう危険性もある。。。というこで、一つクッションを入れた。それがこの曲なんじゃないのかなぁ・・・なんてね。

案の定、次の「DESIRE」は、NEW明菜っていうイメージを定着させるほどのインパクトがあったしな。
うん、あれだけのインパクトを感じたのは、この「SOLITUDE」でインパクトがなかった分、より利いたんだよね。

なんてさ、まあ、ワタシの完全な想像だけど。。。。、でも、結構、戦略的にシングルをリリースして来ていた「明菜」チームだったからさ、その辺の前後と近い将来の計算は絶対していたはずなんだよね。


でもでも、やっぱり、この曲を歌ってた最中は、もしかしたら、これで明菜も終わりかも・・・なんて本気で感じたりもしたんだよなぁ。 
まさか、次に「DESIRE」みたいな曲が来るとは思っても見なかったからさ。





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男と女 / チャゲ&飛鳥

1981_11_男と女_チャゲ&飛鳥


今回の1曲セレクトは、「男と女」チャゲ&飛鳥です。

まずはデータです。

・タイトル    男と女
・アーティスト  チャゲ&飛鳥
・作詞      飛鳥涼
・作曲      飛鳥涼
・編曲      瀬尾一三
・リリース日   1981年10月25日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 28位
・売上げ枚数 9.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 32位

 今朝の地震、気持ち悪かったですね。テレビでも言ってたけど、小刻みに揺れる地震ではなく、ゆっくりとグーラグーラ揺れる感じで。。。いわいる長周期波動ってやつでしたね。
まあ、ウチの方は揺れ自体は大したことはなかったんだけども、やっぱり気持ち悪いもんです。

それはそうと、なんでも明日の夜から明後日にかけて「雪予報」がでてる関東地方ですが・・・。なんかホンマかいな・・・なんて思ったりもするんだけどもね。え? まだ11月だよ。。。。
まあ、明日から本格的に寒くなるみたいなんで、そうなったらなったで、実感するんだろうねぇ。

寒くなると、ゆっくりと音楽が聴きたくなってくる事ってあるんだよね。特に、時雨て天気が悪い日とかはさ。
そういう時、本当なら、暖炉何かが燃える前で、部屋の明かりを落として音楽を聴きたい・・・なんて言うのが理想なんだけど、暖炉なんて「夢」だしなぁ。
それでも、少なくともストーブの前でゆっくりと音楽を聴きたくなるんだよな。

そんなときに、聴きたくなりそうな曲を、今回はセレクト。

チャゲ&飛鳥 「男と女」

うーむ、チャゲアスなんていうと、まだ「クスリ」だろ・・なんて連想する人が多そうだけど、ま、そう言うところは抜いて書くわな。

この曲は、1981年10月の終わりにリリースされた、チャゲアス、5枚目のシングル。
まあ、この曲の2枚前が、あの大ヒット「万里の河」だったわけだけど、それ以後、シングルでは売り上げがじり貧になってしまった頃ですわ。

個人的には、いつごろ聴いたんだろ? この曲。
当時は、まだ、ラジオも聴いてなかったし、ヒット曲の情報は、ほぼ「ベストテン」と月刊「明星」だけだったからね。
だから、ベストテン入りしていない、この曲はリアルタイムでは聴いてなかった・・・と思うんだけどな。

いや、このほんの少しあと、初めてラジオを聴くようになった、TBSラジオの「ザ・ヒットパレード 毎日がベストテン」で聴いたのかもしれない。。


サウンド的には大まかにみて、デビュー曲の「ひとり咲き」から続いていた、フォーク路線を踏襲していた曲であり、特にストリングスのフレーズは、「毎度おなじみ」って感じったからねぇ。売り上げがジリ貧になっていたのは、ちょっとそう言う雰囲気に飽きられて来ていたって感じもあったんだろうな。

ただ、この曲は、そんな一連のフォーク路線でも、メロディアスであり、暖かさを感じる曲ではあったよね。
心に染みいる・・・っていうかね。心に刺さるような・・・。

 時は「晩秋」。それだけでも心寂しい季節であるのに、そんな気分に、一筋の灯をともしてくれるような・・。
なんて書くと、思わず「マッチ売りの少女」の世界を想像してしまいそうなんだけども、でも遠からじ・・・っていうかね。

ともかく、最初に書いたように、外は時雨・・・なんていう薄暗い日、ストーブの仄明るい火の前で聴きたくなるような曲なんだよなぁ。

そういえば、↑で、メロディアスで心に刺さるような・・・って書いたんだけども、この時期、そんな心に刺さるようなハートウォーミングな曲がもう1曲あったんだよな。

リチャードサンダーソンの「愛のファンタジー」。 そう、ソフィー・マルソー主演の「ラ・ブーム」の主題歌

↓ コレ


あー、ダメ、この曲、サビの部分を聴くと、思わず涙腺が緩んでしまう、ワタシなんですわ。
ま、今聴くと、松本伊代の「時に愛は」とか、原田知世の「愛情物語」あたりが下敷きにしたよな・・・って感じだけど。。。

・・・あ、ちょっと脱線しちゃったね。軌道修正。

いずれにしても、こういう、思わず心温まる曲が同時期にヒットしていた・・・ってことで、そういう時代だったんだよね。
 個人的にも、未だに一番記憶に残り、最も好きな時代だけど、それは、こういうハートウォーミングなメロディの曲が多かったからに他ならないだろうなぁ。



ただ、やっぱり、それほどのヒットにならなかったのは、やっぱ惜しかったよなぁ。
今、改めて聴くと、やっぱり良い曲だと思うんだよな。 個人的には後年、キャニオンに移ってからのメガヒットを飛ばしていた頃の一連のヒットよりも良いと思うんだよな。


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Addicted To You / 宇多田ヒカル

1999_11_Addicted To You_宇多田ヒカル


今回の1曲セレクトは、「Addicted To You」宇多田ヒカルです。

まずはデータです。

・タイトル     Addicted To You
・アーティスト  宇多田ヒカル
・作詞       宇多田ヒカル
・作曲       宇多田ヒカル
・編曲       Jimmy Jam   Terry Lewis
・リリース日   1999年11月10日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 178.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1999年11月22日〜12月27日付
・タイアップ:SONY「RED HOT」キャンペーン曲

この「1曲セレクト」もそうだけど、こう、毎日ネットに向かって何か書いてるワタシだけど、振り返ってみると結構長い間書いてるよな・・・って気がする。
 
今は、ここのように「ブログ」もあるし、twitterとかフェイスブックなんかのSNSもある。かなり色々なメディアを使ってネットに「発信」出来るてるけど、ワタシがネットに向かって何か書く様になった頃は、まだ「BBS」って言われた「掲示板」が主流だったな。
あとは、チャットかな。うん、今の「LINE」の祖先の様なものだよね。1対多数での対話型掲示板。

たださ、今でこそネットへの接続料金は、「定額制」の常時接続があたりまえだけど、当時の主流は「ダイヤルアップ」だったからさ。 
そそそ、一番近くのネットへのアクセスポイントまで、従量制の「通信料金」がかかったんだよね。同じ市内なら3分10円とか。。。。
昼間、長時間「チャット」なんてやろうものなら、通信料金がえらいかかったりして。。。
そんな事だから、当時、昼間は安易にネットに繋げなかったんだよな、通信料金が気になって。

だからねネットへ接続は、もっぱら夜中。 当時23時〜翌日8時までは「定額制」があったんだよね。
いわいる「テレホーダイ」ってやつ。 そそそ「テレホタイム」って言われてたよなぁ。

でも、考えることはみんな同じで、だからさ、23時過ぎると接続アクセスが一気に増えて、23時〜1時ごろまで回線がめちやくちゃ重くなることはザラだったよなぁ。テレホ渋滞とかよばれて。

余談だけど、IT業界のヒトって宵っ張りの超夜型人間が多いんだけど、それは、この時代・・・テレホーダイ時代の「癖」が未だに残ってる・・・ってヒトが多いからじゃないかなぁ。 
 少なくともワタシはその中の一人なんだけどさ・・・。

そんな生活が本格的になったのが、個人的には1999年頃からかなぁ・・・。
丁度2000年問題を目前に控え、世の中「ミレニアム」ってことで騒がしかった頃だ。 うーむ、あれから17年も経つんだよなぁ。そう考えると、結構長い間、ネット上にチマチマと文章書いてるよな、ワタシ。

・・・・ということで、今回は1999年の今頃のヒット曲を。

宇多田ヒカル「Addicted To You」。

この曲、当時、自分のぢゃなくて、誰かのBBSに、ここのブログで言う「キニナル曲」って形で新曲レビューを書いたような気がする。なんて書いたのかは全然覚えてないけどさ

・・ということで、今回改めて書いてみますわ。


この曲は、ヒッキーにとってデビュー4作目のシングルになるわけですわな。
ただ、前作のシングル「First Love」は、例のオリコン史上最高売り上げを記録した、アルバム「First Love」からのシングルカットだったし、だから、純粋な「シングル」ということになると、その前の「Movin' On Without You」以来・・・っていう事になる。

・・・というか、個人的にはそう言う意識でいたんだよね。

しかも「First Love」からは半年以上経ってたわけでさ。 だからこの曲がリリースされる頃には、デビュー当時からの、第1次的な「ヒッキー熱」っていうのは、大分鎮静化されていたんだよね。

そのタイミングでのこの曲のリリース・・・ってこともあり、この曲が、ある意味でのこの先のヒッキーを左右されるんじゃないか・・・なんて巷では言われてたよなぁ。

つまりは「勝負曲」ってことだよね。これは、ワタシも全く同じ意識で見ていたなぁ。 だから、この曲のリリースを知った時、早く曲を聴いてみたかったんだよね。

当時は、まだ、ネット上でオンデマンドで音楽なんて聴けなかったからさ、ラジオですよ、最初に聴いたのは。

ハープのアルペジオで始まるイントロを聴いて、正直、びっくりしたことを今でも覚えてるな。

デビュー曲の「Automatic」、次の「Movin' On Without You」とこのヒトにはいつもビックリさせられてたワタシだけど、この曲もご多分にもれずビックリさせられた訳ですわ。

この3曲を比較しても同じような曲調じゃないんだよね。まあ、メロディラインはそれまでの「ヒッキー節」ではあったけど。 その曲調のレンジの広さに、まずびっくりしたんだよな。
うんにゃ、その辺りに、このヒトの音楽に対しての「埋蔵量」の多さを感じたんだよな。

たださ、正直言って前曲の「Movin' On Without You」に比べると、パッと聴き、インパクトは薄いな・・とは思った。
まあ、ミディアムテンポの曲だったからな。 それにアレンジャーが「外人」だったこともあって、サウンドは完全に「洋楽」なんだよね。
すっきりと整ったサウンドではあるけど、邦楽特有の猥雑さは感じない。

一つ引っかかった点としては、歌詞にいくつか出てくる

♪ 君にAddicted かも〜 ♪ っていう「かも」っていうコトバ。

こんなコトバをさりげなくメロディに乗せてるところがね、なんか新鮮だったな。 
まあ、こればアメリカ暮らしが長いヒッキーならではなんだろうな。日本だけにいれば、おそらく「〜かも」なんて言う言葉の流れを、メロディの最後に乗せるなんてことは出来ないと思うんだよね。
文節の途中とか、メロディの途中に乗せることは出来てもさ。 そこがこの曲の面白さの一つではあったような気がする。

果たして、この曲がヒットするかどうか・・・っていう分岐点は「ココ」だよな・・なんては感じてたな。それに加えて、↑で書いたように、この曲のリリース時点では、ヒッキー熱は大分鎮静化してたからさ。
だからね、この曲がウレるか、こけるか・・・っていうのは、半々なんじゃないかなぁ・・・なんて思ったんだよね、最初はさ。

ま、これが例えば、「Movin' On Without You」の続編的な曲だったり、パッと聴きめちゃくちゃ「インパクト」が強い曲だったら、そうは思わなかったんだろうけどさ。

いや、だからこそ、この曲が、その後のヒッキーを占う、勝負曲なんじゃないか・・・って思ったんだよね。


結果・・・初動でミリオン(106万枚)達成、とんでもない売り上げだったわな。。

うぬ、曲調がどうのこうの・・・っていうのは、結局、杞憂だったんだよね。 まあ、結果論と言えばそうなんだけどさ。

でも、個人的には、この曲で失敗しなかった・・・ってことが、本当のヒッキーの強さが分かった感じがしたなぁ。
 
例えば、大相撲で横綱を張れるような大器の力士が出て来て、それが本物の実力となったという時の感覚っていうのかなぁ。相撲でも出てきた当初は「大器」って呼ばれる人でも、番付が少し上がると、意外と「普通」の力士になってしまう事がある。
横綱を張れるってヒトは、本当の強さを見せる時があるんだよね。
 それと同じ感覚だったんだよな。このが成功・・・っていうか、当初売れただけではなく、この曲も売れた時の感覚ってさ。

ちなみに、最終的な、この曲の売り上げは↑のデータでも書いたように178万枚。 これは、デビュー曲の「Automatic」のダブルミリオンについでの売り上げだったんだよね。 ま、これは未だにそうなんだけども。

それと、この曲から12cm CDのみになり。それまでの8cm CDの加算がなくなったっていのうも特出点だったかな。それまでは12cm 8cmで売り上げが割れて、オリコンのチャートアクションでは大分損してたもんな。

それにしても、178万枚売った割には、ベストテン内に留まった期間は意外と短かったんだよな。それは、当時もちょっと気になった点ではあったかなぁ。
 例えば、当時同じくミリオンを記録してたモー娘。の「LOVEマシーン」を初め、比較的ロングセールスを記録してた曲が多かったからさ、ミリオンセラーを達成した曲でも。
 それに比べると、短期型だったからねこの曲は。その点に若干不安感はあったんだけどね。ただ、次の「Wait&See〜リスク〜」では、この曲よりもロングヒットを見せ、その不安も解消したんだけどさ。






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恋はくえすちょん / おニャン子クラブ

1986_11_恋はくえすちょん_おニャン子クラブ


今回の1曲セレクトは、「恋はくえすちょん」おニャン子クラブどぇす。

まずはデータどぇす。

・タイトル     恋はくえすちょん
・歌い手     おニャン子クラブ
・作詞       秋元康
・作曲       見岳章
・編曲       見岳章
・リリース日    1986年11月1日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   12.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1986年11月17日〜11月24日付
・タイアップ:フジテレビ系アニメ「あんみつ姫」主題歌

今回の頭のコトバ使い、ふざけてんな〜。  
・・・・っつうのも、今回セレクトしてきたのが、「久々」の「おニャン子クラブ」だからだったりして

だからね、↑のデータも、いつもは「アーティスト」て書く所を「歌い手」にしちゃったりして

だってさあ、「アーティスト」って感じじゃないじゃ〜ん、おニャン子クラブ。よく見積もって「歌い手」だよねぇ〜・・
ってことで。。

で、もって、今回セレクトしてきたのが、「恋はくえすちょん」。

「おニャン子」としては6枚目のシングル。リリースが1986年11月だから、ちょうど「30年」なんだよな、あれから。。。。なんか信じらんないわ〜。昨日・・・・うんにゃ、一昨日って感じだもの。

しかしね、おニャン子の曲を書くときってタイミングが難しいんだよな。・・・・と言うのも、おニャン子関連って、ヒット期間が「瞬間風速」的に短かったじゃん。ま、発売週は売れるけど、2週目ともなるとぱったりと売れなくなる。
まあ、「今」と同じような売れ方だよな。

そんな風に書くと、今の若いコなんか、「ちゃ昔は、違った売れ方してたの?」とか「時代を先取りしてたんじゃない?」とか言われそうだけども、こういう売れ方はヒット曲とは呼べないよね。ま、発売週に瞬間風速的に売れるからオリコン1位なんてとってるけどさ。。。

 ちなみに、この曲の初登場週の売り上げが6.6万枚で、最終的に12.3万枚の累積だから、累積に占める1週目の売り上げ割合が53%。 
この曲なんかはまだ良かった方だけど、曲によっては60%、70%占めてたたもんね。
まあ、最近のAKBなんかは、1週目の売り上げ割り合いは、もっと酷いけど。。。。うむ、今は1週目・・・ぢゃなくて、「1日目」なんてことになってけど。。。

とにかくね、こういう瞬間風速的な売り上げ傾向、この頃から、オリコンでも賛否両論を展開されてきてたよなぁ。もう少し後だけど、「オリコン質問箱」っていうコーナーでは、当時の社長、小池聰行氏も、こういう売れ方については各人考えて欲しい・・・っていう感じで反対に読者に問いかけしてたしな。
(まあ、そう言う口ぶりからして、こういう瞬間風速的な売れ方が良しとは思っていなかったんだと思うが)

そんな瞬間風速的ヒットの陰、うんにゃヒットチャートをダメにする現場には、いつも秋元康氏が居る・・・ってわけだわな


とか書いたりするけど、正直、個人的には、既に「おニャン子」から卒業してたんだねぇ、「あーら、またやってるわ〜」ぐらいしか、売れ方に関しては思わなかったなぁ。
 それよか、そんな瞬間風速的な売れ方の曲が多くなってきた中、逆にロングヒットの兆しを見せていた、荻野目ちゃんの「六本木純情派」とか、きょんきょんの「木枯らしに抱かれて」の方が曲的には好きだったしな。

・・・というかね、この曲ねぇ、あまりにも「コドモ」っぽ過ぎさあ、聴いてて恥ずかしくなったもの。
少なくとも、当時高校生だったワタシが聴く曲じゃないよなぁ・・・・とかさ

だってさ、しょっぱなから ♪ く く く く くえすちょん〜 ♪ だぜ〜。。。。

思いっきり「アホか〜って言いたくなる世界だったもの。

まあ、「あんみつ姫」っていう子供むけ「アニメ」の主題歌だったこともありこうなったのかもしれんけど。。。。


しかしさ、客観的に見て、「アイドル」の曲って、この頃からまーったく変わってないよねぇ。そもそも、この曲、そこらへんのアイドルグループの今度の新曲・・・なんて言っても、まーったく疑わないような・・・・。

それが良いか悪いか・・・・っつたら、やっぱ悪いな。だってさ、30年も全く進化してない・・ってことじゃん。超保守的な世界。
 ま、確かに「ビジュアル」的には3次元から、2次元へ・・・ってところも含めて変わってきたんだろうけど、こと音楽的には全く変化がない超保守的な世界。 そんなところは「演歌」と変わらないんだよね。
演歌っていつの時代も同じような節回しの曲ばっかじゃん。それと同じ。

どうしてなんだろうねぇ、もっと個性的に、いろんなジャンルの音楽を取り入れて、いろんな曲調の曲があっても良いと思うんだけどねぇ、アイドルの曲も。

まあ、「音楽」的に実験的に、いろんな音楽をやろうって言うヒト・・・これは、アイドル自身も、曲を作る作家、出し手であるレコード会社を含めて・・・が居なくなっちゃったからだろうな。

考えてみれば、この曲がリリースされた86年・・・あたりの80年代後半以降、新たな職業作家ってそれほど出て来ていないんだよね。
80年代中盤くらいは毎年のように、新たな職業作家のヒトたちがブレイクして来ていたのに。 そのあたりもアイドルの曲に進化が見られない要因なんだろうな。

やっぱり新しい血が入って事無いと進化は期待できないもんね。 しかも「音楽」を知ってる新たなヒト。
・・となるとやっぱりミュージシャン。うん、ミュージシャンでなくても少なくとも(生)楽器を通して音楽を理解している様なヒトだよね。そそそ「生」楽器を通して・・・ってところが重要。コンピューター(DTM)だけぢゃだめなんだよね、音楽の「本質」の部分は見えないよね、コンピューターでは。

この時代、今考えると勿体ない位の一流ミュージシャンがアイドルの音楽に関わっていたじゃん。この曲だって、作曲と編曲はも見岳章氏。元一風堂ですわ。
おニャン子クラブに曲を提供とは勿体ない位だったよなぁ・・・。ま、もう一人のおニャン子のサウンドブレーン、後藤次利氏もそうだけどさ。

そんな「音楽」をよく知ってるヒトが関わってきてから、80年代のアイドルの曲は毎年進化してきてたんだよね。

ちなみに、レコーディングの時のスタジオミュージシャンすごかったんだよね、おニャン子も。
超一流のスタジオミュージシャンの演奏をおニャン子がダメにする・・・・と





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白い恋人達 / 桑田佳佑

2001_11_白い恋人達_桑田佳祐


今回の1曲セレクトは、「白い恋人達」桑田佳佑です。

まずはデータなのだ。

・タイトル     白い恋人達
・アーティスト   桑田佳佑
・作詞       桑田佳佑
・作曲       桑田佳佑
・編曲       桑田佳佑
・リリース日   2001年10月24日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   123.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2001年11月8日〜2002年1月24日付
・タイアップ:コカ・コーラ「No Reason」キャンペーン曲

ここのブログとは別にtwitterとかFBでは既にツイートしたんだけども、桑田氏の年末ライブのチケット、ファンクラブ先行リリースの抽選に漏れまして。。。。。

 うーーーーむ、正直、サザンを含め、桑田氏のライブチケットをとるのは、最近富に難しくなってきてるんだよな。ワタシなんてねぇ、今回を含め、前回のサザンの年末ライブも「選」に漏れてしまいましたからねぇ、「連敗」ですわ。
 うん、昨年のサザンの全国ツアーには当選したんだけどね。年末ライブは、ここんところ殆ど漏れてる。

正直、年会費払ってファンクラブに入ってんのに、どうなってるねん・・・なんて言いたくなるんだけどねぇ。
安くないのよ、年会費。サザンくらいのビッグネームになるとさ。
まあ、同じような感じてる方も多くいるだろうから、ぐっとこらえてたりするんだけどね。

考えてみれば、昨年の全国ツアーは、どこも「ハコ」(会場)はでかかったしな。それだけキャパが大きかった訳で、チケットの競争率もそれほど高くなかったんだろうな。
 でも、年末ライブは、4日間とは言えど、横浜アリーナ、1か所だからなぁ。 横アリのキャパは満杯で1万7千だから、4日間で6万8千。 昨年の全国ツアーのキャパの比ぢゃないんだよね。 なんせ東京ドーム3daysだけで10万人以上行った訳だから。。。。

それをかんがえると、年末ライブの競争率は如何に高かったのか・・・っていうのが想像できる訳で、まあ、落ちてもしょうがないのか・・・


・・・・・・うんにゃ〜 やっぱ悔しいのよ〜 

なんて、出るのはグチばかり・・・


・・・っつうわけで、せめて、今回の1曲セレクトは、桑田氏の曲で。

そんでもって、この時期の桑田氏・・・と言えば・・・、ソロ第1弾の「悲しい気持ち」、93年の「真夜中のダンディ」・・・とか思いつくんだけど、どちらとも既に書いちゃったんだよな。

・・・・なので、今回は2001年の「白い恋人達」。

2001年ねぇ、流石にこの位の時代の曲ともなると、特にワタシが書かなくても・・・って感じもするけど、まあたまにはいいよね。

2000年代ともなると、ほんとつい最近・・・っていう感じなんだけども、気が付いてみれば、リリースから15年経ってんだもんな。
 
 15年前といえば、既に社会人でしたわ。。。 つか、32歳だもんな当たり前ですわ。

うん、当時、人気急上昇していた某着メロサイトで、選曲と配信運用の仕事を始めていた頃。 
兎に角、毎日が忙しくてねぇ。 IT業界の洗礼とでも言うべき、「徹夜」仕事は当たり前になっていた頃ですわ。
 最近の感覚で言えば、完全に「ブラック」・・・といってもおかしくないんだけども、まあ、好きでやってたからなぁ、徹夜でも全然苦にならなかったな。
 まあ、今だったら死んじゃうけどね。当時は若かったからな。3〜4日徹夜も出来たんだよな。

そんな状況の頃だったからねぇ、この曲、正直言うと「聴きこむ」というほど、聴いてはいなかったんだよな。
もちろん当時から音源は持ってたんだけど、如何せんじっくり聴いてる余裕がなかったからなぁ。
仕事のBGM的に聴いてたって感じなんだよな。

最初の印象は、「あ、真面目な曲だ〜」って事だったかなぁ。 だってさ、タイトルの「白い恋人」っていったら、どうしても札幌の「お土産」を思い出しちゃうじゃん。
ま、季節的に、北の国の「白い季節」の曲なんだろうなぁ・・・っていう想像は出来たものの、それ以前にタイトルのネーミングがね。

だからね、そういうちょっと「おふざけな曲」なのかも・・・なんて言う思いもあったんだよね。
でも、パイプオルガンっぽい音色のイントロを聴いた途端、そんな思いは消えましたねぇ。 

たしかに、「白い季節」のイメージなんだけども、それ以前にクリスマスソングのイメージの方が強いんだよな。
サザンのクリスマスソング・・・・そそそ、92年のアルバム「世に万葉の花が咲くなり」に収録されていた、「CHRISTMAS TIME FOREVER」。

曲調からするとこの曲に近いよな。

ただ、ちがうのは、この曲の方が本気度が高い・・・って感じかなぁ。 兎に角、これでもか・・・って言う位キャッチーなメロディーのオンパレードでしたもんね。

恐らく、もう少し若かった・・・当時、高校生とか大学生とかだったら、即嵌まっちゃてたんだろうなぁ・・・なんて思いますね。 ただ、何分すでに30過ぎで、感性が摩耗し始めてたからなぁ、そこまではこの曲に傾倒しなかったんだよな。

ただ、この曲を聴くと、上で書いたような「徹夜」で仕事していた日々がフラッシュバックしたりするんだよね。
それと同時に、どこからともなく、石油ストーブの匂いもしてきたりして

うん、記憶でははっきり覚えてないんだけども、恐らく、石油ストーブをたいた部屋で、この曲聴いてたんだろうな、きっと。
 ま、それ以前に、白い雪とともにストーブを焚いた部屋の暖かさを感じたりもするんだよね、この曲を聴いてると。

ちなみに、桑田氏ソロとしては、この曲が最高売り上げなんだよね。 この曲の前の「波乗りジョニー」もミリオンだったんで、この年にリリースした2枚は、共にミリオン。桑田氏ソロとしては絶頂の年でしたね。
・・・というか、それ以前のソロ曲がミリオンじゃ無かった方が不思議感じもするけど。。。



サザン関連の曲って、ことごとく動画消されてるけど、最近(・・・と言っても2000年代以降だけど)の曲は、若干PVを公開されいてるのもあるんだよね。

・・・といっても「1コーラス」だけだけど。。。。 ということで、この曲もこ多分にもれず。。。

でも、探してみれば、フルコーラスもあったりして

http://www.dailymotion.com/video/x4x87wa_%E6%A1%91%E7%94%B0%E4%BD%B3%E7%A5%90-%E7%99%BD%E3%81%84%E6%81%8B%E4%BA%BA%E9%81%94_music

でも、ここでURLバラしちゃったら、すぐに消されちゃうかもな。。。。
世の中、(余計な)「親切」な方がいらっしゃるから
なので、見たい方はお早めにどうぞ。。



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キスを止めないで / 小泉今日子

1987_11_キスを止めないで_小泉今日子


今回の1曲セレクトは、「キスを止めないで」小泉今日子です。

まずはデータです。

・タイトル    キスを止めないで
・アーティスト  小泉今日子
・作詞      秋元康
・作曲      野村義男
・編曲      米光亮
・リリース日   1987年10月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 12.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1987年11月2日〜11月23日付

ここのところは「秋」っぽい曲を中心に書いてきた1曲セレクトだけど、今回はまったく季節とは関係ない曲を持って来ますか。

きょんきょんの「キスを止めないで」。

いやー、でも、この曲覚えてる方ってどのくらい居りますかねぇ。1987年の丁度今頃、ヒットのピークだった曲なんだけども、何分、陰が薄い曲だからな。

・・・なんて思っているのはワタシだけかな  うむ、少なくともワタシは、この曲、当時あんまり「好み」ぢやなかったんだよね。だからそれほど熱心に聴いてなかったこともあり、今となっては、印象的に薄いんだよな。

 当時は大学受験の追い込み期ということもありーの、ほとんど受験には諦めを感じてたワタシでさえ、ヒット曲からは少し距離を置いてたからな。
 まあ、諦めてたと言っても、一応、「推薦」を取ってもらえたんで、そちらかばかりが気になっていた時期だったな、今頃は。(と言ってもその推薦さえ落ちちゃったんだから、よほどのダメダメボーイだったのだが。。。

いや、でも当時、大学受験だったっていうのは、言い訳かもしれないな。 そんな状況下でも、桑田氏の「悲しい気持ち」とか、当時大ヒットしてた、森川由加里の「SHOW ME」なんかは随分聴いてたしなぁ。

結局のところ、この曲、あんまり好みじゃなかったってことなんだろうな。

まずもって、イントロの「サウンド」からしてチープっぽい感じたんだよな。 なんか薄っぺらい音だったじゃん。
ちょっと間違えば、「デモテープ」 とか思えちゃうような。。
一応、ブラスなんかは生演奏なんだろうけど、打ちこみっぽいチープな音に感じたしね。そこからして、今一つ引っかからなかったんだよな、個人的には。

ま、一般的にもそんな感じだったのか、この曲売り上げも低調だったしな。一応オリコンで1位は獲得したものの・10万枚そこそこだったしね。ほとんどおニャン子のような売れ方だったんだよな。

そういえば、この曲、作詞が秋元氏だったんだっけ・・・。

ただ、詞に関して言えば、むしろ分かりやすかったような気がする。今に比べると全然ストレートだったし。
逆に、毒を感じない分、秋元氏の作詞っていうのが見えにくいかもしれないけど。。。

作曲は 元たのきんのヨッちゃんこと、野村義男氏

この組み合わせは、どこからどうひねり出しんだろ? みたいに、この組み合わせは少し話題になってましたけどね。

ま、野村のヨッちゃんについては、この曲の少し前にやってたオールナイトニッポン繋がりもあったし、秋元氏とも、同じくオールナイトから繋がりがあった(というか、それ以前に「なんてったってアイドル」も書いてたしな)わけで、だから、まったくの畑違いから組み合わさった・・・っていうわけぢゃなく、むしろ、当時のきよんきょん近辺のブレーンだった人たちで作られた曲だった訳なんだけどさ。

ただ、そんなキョンキョンブレーンだった人たちの曲が、個人的には引っかからなかった・・・ってことなんだよね単純に言えば。

やっぱり、ニューウェイヴの匂いが入ってきてたからなぁ、このころからのキョンキョンって。

いつも書いてるように、個人的には、当時、ニューウェイヴ系のサウンドって生理的にダメでねぇ、ちょっと引いてたところがあったんだよね。

 この曲の前の「スマイルアゲイン」からして、サウンド的にはそういう「気」があったんたけども、「スマイルアゲイン」も素直だったし分かりやすかったからなぁ。

でも、この曲は今一つ分かりにくかったんだよね。 ただ単に取っつきにくい・・・って言うのが前に来ちゃってたんだよな。



あれ? テレビのときはいつも「カラオケ」だったのに、こん時は、「生演奏」っぽいですね。
初めて聴いたような気がする。 音、厚くでいいじゃん。
そそそ、あの「カラオケ」が音がショボくて、個人的にダメだったんだよね。


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来年も開催!

桑田佳祐年末ライブのチケット、「ファンクラブ」先行予約に外れ、年末どうしようかなぁ・・なんておもいーの「チケットぴあ」のサイトを見ていたら・・・


およよよ、来年またやるみたいですねぇ〜

「僕らのポプコンエイジ Forever Friends,Forever Cocky Pop」


今年、行ってよかったからなぁ、また来年も行ってみようか。

またまた石川優子さんが復活するようでわーい(嬉しい顔) わーい(嬉しい顔)

プラス、来年は八神純子さん、因幡晃氏も出演するようですね。。。


それと今年は、東京、市川 埼玉 の3公演のみだったけど、来年は、これに加えて、横須賀、大阪の5公演に増演とのこと。

やっぱり、今年の公演は盛況だったみたいですね。

詳しくは
http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b1635421

大将 / 近藤真彦

1985_11_大将_近藤真彦


今回の1曲セレクトは、「大将」近藤真彦です。

まずはデータです。

・タイトル    大将
・アーティスト  近藤真彦
・作詞      売野雅勇
・作曲      鈴木キサブロー
・編曲      松下誠
・リリース日   1985年10月21日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数 12.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1985年11月4日〜11月18日付

この前に書いた、山下久美子さんの「DRIVE ME CRAZY」は、ちょっとアクセスが少なかったなぁ。
やっぱ「引き」が弱かったかなぁ。まあ、ベストテンに入らなかったし、今から22年も前の曲だしな。覚えていないヒトの方が多いのも自然な事だったかもな。

・・・と言う事もあったから・・・と言う訳でもないんだけども、今回は「まっち」先生の曲をひとつ。

ま、まっち先生の曲。ちょっと前に84年の「永遠に秘密さ」を書いてるんで、少し間が狭くなってるけどまあ良いよね。
まっち先生の曲も初期の「大ヒット」曲群は、既にほぼ書いちゃったんだけども、こと、CBSソニーに移籍した85年以降の曲は、まだ、あんまり書いてないんだよね。

ま、理由は一つで、ソニーに移籍してから大ヒット曲が少なくなったから・・・なんだけどさ。

今回セレクトしてきた「大将」は、この年の2月にCBSソニーに移籍後、第3弾のシングルになる訳だけど・・・・。
オリコン最高6位だもんね。 あの絶好時の初登場1位常連、「ザ・ベストテン」では「9時半の男」と言われる位、ベストテン上位常連だった、まっち先生も見る影もなかったもんなぁ。
 売り上げ枚数も、ようやっと10万枚越えの12万枚強だもんね。82年までは50万枚が当たり前だったわけだし、それから見ると、寂しさだけが漂っている訳ですわ、ヒット実績を見ると。

じゃ、なんでこうなっちゃったの?

・・・といえば、ま、一つはデビューから5年が過ぎ、「アイドル」としての旬が過ぎた事。 それと、なんと言っても曲だよね。

どうもCBSソニーに移籍してから掴みどころがない曲が続いたからなぁ。
悪ガキまっちを地のままで行っていたRVCの頃のマッチはどこへ行った・・・って感じでさ。

強いて言えば、この「大将」はまっち先生らしい・・と言えば、そうだったかもしれない。 軟派のトシちゃん、硬派なマッチ・・・という時代からすれば、タイトルからして硬派なイメージがあったしな。

ただ、すこし時代錯誤な所はあったかもな。 あの頃、時代はもっとポップになって来ていたからなぁ。

軽薄短小っちゅうかねぇ、すでにおニャン子がデヒューしていたわけだし、ジャニーズでは、ちょうど少年隊がレコードデビュー間際だった頃だ。

そこに来て、「大将」と言われてもね・・・って感じだったんだよな。 ポップな時代背景を逆行するかのように、時代を遡っちゃったような印象だったよな。

うん、この曲のイメージは、「70年代」以前なんだよな。 そもそも ♪男は誰も大将 嵐のように生きる〜♪っていう時代ではなかった訳だしさ。 その辺が、今一つピントがずれてしまったような気はする。

ま、楽曲そのものは、まずまずだったんだけどね。

・・・というか、この曲聴くと、個人的には当時の情景が浮かぶんだよな。RCサクセションの「トランジスタラジオ」じゃないけど、授業をサボって学校の屋上でダベってた高校1年の頃の情景とかさ。そう言えば、よく晴れた午後の景色がきれいだったな・・・とかさ

そそそ、情景だけじゃなく、あの時の匂いまでくすぶってきたりする。 

そう、あの時、頭の中でヘビーローテーションしてた曲がこの曲だったんだよな。

ま、なんだかんだ言っても、個人的にはキニナル曲ではあったんだよな、当時。



夜ヒットだわな。丁度、85年の「歌謡大賞」を取ったすぐ後、ファンをスタジオに入れて・・・ってやつですね。
 しかし、この夜ヒットもそうだけど、まっちって、ファンをスタジオに入れて・・・って事が割と多かったよなぁ。
「ベストテン」でも同じようにファンの前で・・・ってことが何回かあったもんね。
それにしても、ファンコールが、「80年代」丸出しデス。。。。
MCの古館氏。報道ステーションから解放されて、最近復活してきたけど、この当時の軽薄なノリが復活してきたよな。

それよか、85年は、まっちだったんだよな。「歌謡大賞」。
賞レースっていうのも陳腐化が本格的になってきた頃ですね、この頃。
まあ、今は無くなっちゃったけどさ、「歌謡大賞」も。


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