かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2016年02月

さよならをいう気もない / 沢田研二

1977_02_さよならをいう気もない_沢田研二








今回の1曲セレクトは、「さよならをいう気もない」沢田研二です。

まずはデータです。

・タイトル     さよならをいう気もない
・アーティスト   沢田研二
・作詞       阿久悠
・作曲       大野克夫
・編曲       船山基紀
・リリース日   1977年2月1日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 8位
・売上げ枚数  21.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1977年2月28日〜3月7日付

えー、以前書いた、西城秀樹の「ラストシーン」の時も同じようなことを書いた気がするんだけど、トータル的な売り上げ枚数や、チャートアクションでは派手な動きをしなかったものの、ことコアなファンには、めっちゃ人気な曲っていうのが、時々あるんだよね。
 今回も、また、そんなファンには人気があるけど、一般的にはあまり知られていない曲を引っ張って来ましたぞ。

沢田研二「さよならをいう気もない」

うーん、どうですかねぇ、タイトルをあげて、「あー、あの曲ね」って浮かんできた方は、昔からのジュリーファンか、通なヒット曲ファンだと思いますねぇ。
大体の方は、「え? いつの曲?」って感じじゃないのかなぁ。

リリースタイミングでいえば、前曲が「コバルトの季節の中で」、で、1曲後が、あの超大ヒット曲「勝手にしやがれ」なんだよね。大ヒットと大ヒットの間に挟まれた、なんとやら・・・っていうところですかね。

 今は、素晴らしい曲だろうが、イモな曲だろうが、大体、同じような売り上げ傾向を示すでしょ? 同じようなヒトしかCD買わないから。

でも、昔は、長くヒット曲を出し続けているジュリーのような「一流」のアーティストでも、その全てが同じように大ヒットしてたわけじゃないんだよね。
 つまり、「勝負曲」と「つなぎ曲」ってのがあってさ。年に1枚か2枚が「勝負曲」で、後の1枚、無いし2枚は「つなぎ曲」って事が多かったですよね。

まあ、パターンはアーティストによってまちまちだったけどさ。

で、「つなぎ」曲の場合、本当にリリースする気があったのかどうか・・・って感じの本当の意味での「つなぎ」曲の場合もあれば、少なくともファンには受けたいという思いの曲の場合もありましたよね。

この曲の場合は、完全に後者なんだろうな。

ただ、意図的に計算してそうなったのか、それとも、たまたまファンには熱狂的に支持されたのかどうかは良く分かんないんだけどさ。


 そもそも、ワタシがこの曲を知ったのは、たまたま購入した「沢田研二ベスト」の「カセット」にこの曲が入ってたから・・・なんだよね。

「ベスト」って言うくらいだから、きら星のごとく・・・っていう大ヒット曲が収録されていたんだけど、その中にこの曲がちょこんとあったんだよね
全く知らなかったのよ、この曲については。 最初は なんだ? この曲は? って感じだったな。

ただ、考えてみると、そんな大ヒット曲群の中に収録されたってことは、それだけこの曲を支持してたヒトが当時から多かった事なんだろうな。うむ、レコードはそれほど売れなかったけど。

実際、この曲を聴いてみると、たしかに一般受けはしないだろうなって感じの「地味」な曲なんですよ。
とても、次の「勝手にしやがれ」と全く同じ作家陣が作ったとは、全然思えない。

なんて言うのかな、シングルのB面の・・・って感じなんだよね。

でもねぇ、何回も聴いてると味が出てくるんだよな、これが。 ワタシもいつの間にか、この曲のファンになってたもんね。

こういう、ジミな感じの曲になったのは、やっぱ季節的なところもあったんでしょうかねぇ。
奇しくも同じくファンには熱狂的なに支持されていたけど、一般的にはあまり受けなかった西城秀樹の「ラストシーン」も、この曲とほぼ同じ頃のヒットだったんだよな。
 1977年の2月っていうのは、そう言う時期だったのかなぁ。。。
まあ、個人的には、当時7歳ということで、まだリアルタイムでヒット曲を聴いてなかったんで、リアルな時代背景っていうのは、良く分かんないんだけどさ。

 そういえば、死んだオヤジもこの曲、気に入っててねぇ。カラオケで歌いたいから教えてくれ・・・なんて言ってたこともあったなぁ。





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涙はどこへ行ったの / 南野陽子

1989_02_涙はどこへ行ったの_南野陽子








今回の1曲セレクトは、「涙はどこへ行ったの」南野陽子です。

まずはデータです。

・タイトル     涙はどこへ行ったの
・アーティスト   南野陽子
・作詞       康珍化
・作曲       柴矢俊彦
・編曲       萩田光雄
・リリース日   1989年2月15日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   20.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1989年2月27日〜3月13日付

昨日は、中野サンプラザでの山下達郎ライヴに行ってまして。。。
いやー、盛り上がりましたよ。18時開演で、終わったのが21時30分を廻ってましたからね。正味3時間半以上ですわ。
でも、久々に「モノホンの音楽」を聴けましたわ。3時間半、短かったですね。

まあ、これについては、後日、改めて書きたいと思いまする。


・・・・ということで、今回の1曲セレクトは、南野陽子「涙はどこへ行ったの」。

久々のナンノですね。 ナンノちゃんの曲は、これまで大分書いてきちゃったんで、残りも少なくなってきてるけど、この曲はまだ書いてなかったんだよな。

この曲ねぇ、当時、ホントは好きだったんだよな。 前曲が「秋からもそばにいて」。 そそそ、去年書いたように、この曲は悲壮感がねぇ、あまりにも漂ってたしねぇ。 そそそ、例のベストテンの「歌詞ド忘れ」事件でさ。
そうでなくてもバロック様式な曲調に緊張感がいっぱいだったし。
まあ、ナンノのお嬢さんキャラを突き詰めるああなっちゃったんだろうけどね。

だから、この曲を最初に聴いた時は、大分「ホッ」とした。 久しぶりに等身大の「ナンノ」を感じさせるような軽くて、明るいポップスだったから。

「ホッ」としたのは、ナンノ自身についてだけでなく、この頃の曲ってマイナーな重い曲が多かったんだよね。
少し前に書いた、工藤静香の「恋一夜」にしても、浅香唯の「TRUE LOVE」にしても、長渕剛の「激愛」にしても、全部マイナー系のヘヴィーな曲調だったじゃん。

 当時、一番人気だった、Winkの「愛が止まらない」にしても、ユーロビートでヘヴィーではなかったもののマイナー系だったしね。

 だから、個人的には、1989年の1月、2月というと、色で例えると「グレィ」っぽいイメージなんだよなぁ。

そこに来て、この曲でようやく、明るいメジャー系のきょくが来たじゃん。

「あ、やっと春が来た」・・・・なんて、素直に感じましたねぇ。

ま、この曲を皮切りに、この年の3月以降は、一転して「メジャー」系の明るい曲が一気に増えるんだけどさ。


そんな、如何にも春を思わせる明るい曲だったし、それまでのナンノのヒットストリームを踏襲するような曲だったんで、「秋からもそばにいて」よりは、売り上げ回復するんじゃないか・・・・なんて、リリースされた当初は思ったんだけどねぇ。

でも、実際は、「秋からもそばにいて」を上回ることもできず、その上、87年の「楽園のDoor」以来、8作続けていたオリコンでの1位記録もストップ。
 唯一の救いと言えば、とりあえず売りが20万枚を僅かに上回ったってことぐらいだったかなぁ。

でも、そんなチャートの動きから、結果的にはアーティストパワーが落ちてきたなっていう印象はぬぐえなかったな。

ナンノだけでなく、前年「アイドル四天王」と言われ、チャートアクション的にも売り上げ的にも強さを見せていた浅香唯にしたって、中山美穂にしたって、この89年に入ると急に元気が無くなって来たような印象が強かったんだよな。

まあ、アイドルの「旬」の時期は短いわけで、前年が人気のピークだとすると、89年は「旬」は過ぎていたっていうことは大きかったかもしれない。
ただ、一番大きかったのは、全体的なヒット傾向がアイドルから、バンドに移ったってことだろうな。

 そそそ、89年といえば、この年に始まった「イカ天」をきっかけに、一大バンドブームが勃発し、音楽の主流は、それまでの80年代アイドルからロックに大きく転換した年なんだよね。
プリプリ、爆風、ブルハ・・・etc etc、みんな89年に「大ブレイク」を果たした訳でね。
 それとともに、アイドルっていう存在が、一般大衆的な存在かから、急速に「オタク」なモノに変貌して来ていたんだよな。

その「余波」をまともに食らったのが、ナンノや、浅香唯、中山美穂辺りだったんだよね。
その点、工藤静香だけは、ウマくこの「余波」をかわすことが出来たが。。。(中山美穂も90年代に入って、見事復活したよな)

そんな時代の変換点だった頃の1曲が、この曲だった訳ですね。





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Can You Keep A Secret ? / 宇多田ヒカル

2001_02_CAN YOUR KEEP A SEACRET_宇多田ヒカル








今回の1曲セレクトは、「Can You Keep A Secret ?」宇多田ヒカルです。

まずはデータです。

・タイトル      Can You Keep A Secret ?
・アーティスト    宇多田ヒカル
・作詞        宇多田ヒカル
・作曲        宇多田ヒカル
・編曲        西平彰 本田優一郎
・リリース日     2001年2月16日
・発売元       東芝EMI
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    148.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2001年3月1日〜4月12日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「HERO」主題歌

今回セレクトしてきたのは2001年の曲。
この間書いた、松浦亜弥「桃色片想い」もそうだけど、mixiに書いてた頃の「1曲セレクト」では2000年代の曲はほとんど書いてこなかったけど、気がついてみればあれから15年経ってるんだもんな、これからは書いていきますぞ。

・・・とはいうものの、この間も書いたけど、2000年当時は、すでにネット上に自分のサイトを持ってたし、だから新曲レビューと言う形で、すでに1曲セレクトの原型のようなことはやっていたんだよね。

今回セレクトしてきた曲は、ヒッキーの「Can You Keep A Secret ?」。

だから、この曲も当時、1回書いてたはず・・・なんだけどな、どうも、この曲については、はっきりとした記憶が無い。

言えるのは、当時、この曲あんまり聴いてなかった・・・・ような気がするんだよな。

この曲と言えば、フジテレビの月9ドラマ「HERO」の主題歌・・・っていうのは、余りにも有名だし、未だにスペシャルや再放送では流れてるもんね。

でも、個人的には、当時、「HERO」見てなかったのよ。 その後、「再放送」では何度も見てるけどね。

それもあってか、印象に薄かったりするんだよね。

どうも、この曲は引っかからなかったんだよな、個人的に。なぜだかは、良く分かんないんだけども。。
前年の「Wait&See〜リスク〜」なんてのは、好きでPV何度も見まくってたけどなぁ。

恐らく曲の出来、不出来ではなく個人的な環境も少なからずあったのかもしれないな。

前年の2000年は、「充電期間」を割り切って1年間、仕事もせずに遊んでいたんだよね。
ま、全く遊んでいた訳ではなく、1年間「ネットワーク」の専門学校に通ってサーバーやネットワーク管理の勉強をしつつ、自分のサイトを立ち上げて、いろいろな方との人脈を広げたりしてたんだけどね。

でも、1年間の充電期間も終盤、専門学校も終了間近となり、働き口を探し始めていたのが、ちょうど、この曲がヒットしていた頃なんだよな。

まあ、そんなこともあり、正直、ヒット曲をゆっくり聴いてる心の余裕もなくてさ、この頃は、あんまりヒット曲を聴いてなかった・・・ってのはある。
だから、総じて2001年前半のヒット曲は、未だに印象に薄いんだよな。
前年は、遊んでたんで、ヒット曲を聴きまくってたしね、だから、印象深い曲も多いんだけどさ。

でもさあ、再就職口がなかなか決まらなくてさあ、焦り始めていたんだよね。

だから、この曲を聴くと、いまでも、どことなく、あの当時の「焦り」が甦って来ますね。
ヒット曲って、そういうところをどうしても感じるからなぁ。

おそらく、この先もこの曲を聴くと、あのころの「焦り」が甦って来るんだろうなぁ。

そして、某着メロ運営会社に巡り合うのが、これから3か月後だったんだよね。。





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激愛 / 長渕剛

1989_02_激愛_長渕剛








今回の1曲セレクトは、「激愛」長渕剛です。

まずはデータです。

・タイトル    激愛
・アーティスト  長渕剛
・作詞      長渕剛
・作曲      長渕剛
・編曲      瀬尾一三
・リリース日   1989年2月8日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  44.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1989年2月20日〜4月17日付  
・タイアップ:映画「オルゴール」主題歌


今まで長渕剛氏の曲は、初期の比較的馴染みやすい曲以外は1曲セレクトで書いてこなかったんだけど、うーむ、そうだね、もういい加減引っ張ってこない訳にはいかないよね。。。

・・・ってことで、今回の1曲セレクトは、長渕剛「激愛」。

なぜに今まで、特に88年リリースの「乾杯」以降の長渕剛氏の曲をセレクトしてこなかったのか。

うん、特にキライと言う訳じゃないんだよね。まあ、クセがあるヒトだし、88年以降の「ヤクザ」な風体から、好きキライが激しいヒトではあるけどさ。
現に、今回セレクトしてきた「激愛」が収録されているアルバム「昭和」も、当時購入したしね。

書かなかった・・・というよりは、書けなかったんだよね。

難しいのよ、このヒトの曲は。

アイドルの曲を書く様に、かるーい気持ちで・・・って訳にはいかないような気がしてさ。

それこそ、折り目正して正座して書かなきゃ後ろから刺されるように気分になるしさ。


特に今回セレクトしてきた「激愛」なんて曲は、まあ、重たいでしょ。楽曲そのものもそうだけど、歌詞の内容がさ。
 死を覚悟した上で繰り返す激情。 いや死に向かって繰り返す「SEX」そのものだよね。

これをコトバで表すっていうのは、どだい限度があるような気がしてさ。 だから、いままで書けなかった・・・ってところかなぁ。

正直言うと、今でもそうなんだけね。今回は其処を押してセレクトしてきましたわ。
まあ、オリコン1位獲得曲をいつまでも書かない・・・って訳にもいかないしねぇ。

それにしても、歌詞の内容は過激。
もし、これが本来の長渕の愛情の姿なのだとしたら、これは、石野真子では到底、受け止めることなんて出来なかったよなぁ。現夫人である、志穂美悦子さんくらいの「たん力」のあるヒトじゃないと。。。
 ・・・それを考えると、長渕が志穂美悦子さんと再婚したのは正解だったのかもしれない。

この曲を聴くと、いつもそんなことを感じてしまったりするな。


たださ、正直なところ、もう少し軽い曲も聴きたかったよっていうのは、当時の本音だったよなぁ。



大熱演の「激愛」ですね。これは凄い。
兎角、「夜ヒット」の演奏ってショボイのが多いんだけど、これは、そんな夜ヒットの中でも、かなりのクオリティな演奏だったんじゃないかなぁ。
 たしか、ベストテンには、「激愛」では出なかったような・・・・あれ? でたったけな?
兎に角、生演奏では、当時もあんまり見た記憶がないんだよな。だから、ここまで大熱演していたとは全然知らなかったな。
 矢島賢氏のギターソロと、長渕のボーカルとの絡みが、めっちゃかっこいい。70年代ならいざ知らず、89年当時でもテレビでこういう熱い演奏はそうそうなかったですよ。

こういう大熱演な、ボーカル、演奏を聴いてきちゃってるからさあ、どうしても最近の曲は軽く感じちゃうんだよな。
もっと「ウタ」に魂入れろよって言いたくなっちゃうのよ

逆に、今の若いコからすると、ウザいんだろうけどさ、こういう音楽は。



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ランニング・ショット / 柴田恭兵

1987_02_ランニングショット_柴田恭兵








今回の1曲セレクトは、「ランニング・ショット」柴田恭兵です。


まずはデータでーっす。


・タイトル     ランニング・ショット
・アーティスト   柴田恭兵
・作詞       柴田恭兵
・作曲       吉松隆
・編曲       吉松隆
・リリース日    1986年12月21日
・発売元      フォーライフ
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数  12.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1987年2月23日〜3月9日付
・タイアップ:日本テレビ系ドラマ「あぶない刑事」挿入曲


 最後の「あぶない刑事」、やってますねぇ映画で。
 これまでテレビシリーズはもとより、映画シリーズも大分見てきたからなぁ「あぶ刑事」は。これも見てみたい気持ちはあるんだけど、如何せん映画館が遠いのデス。
 いや、映画館自体はシネコンが割と近くにあるんだけど、どおも億劫でね。。。 ちょっと待てばDVDが出るか・・・って感じで、早くもTSUTAYA待ちの自分がいたりしてね。。。

 ところで、テレビシリーズの「あぶない刑事」は見てたなぁ。毎週日曜日の21時〜でしたね。
今は「行列が出来る法律相談所」になっちゃたけど、昔はドラマ枠だったんだよね。
 刑事ドラマにしては、オシャレなのか、ハチャメチャなのか・・・って感じだったけどさ。

 考えてみれば、この時代の刑事ドラマって派手だったよね。カーチェイスありーの、銃撃戦ありーの、実際こんなことがあったら街中パニックだよなぁ、って言う展開が毎週起こっていたわけだから、それこそ「あぶない」街だったよねヨコハマは。 ま、実際そんなことあったら大変だけど。。。

 そんな「あぶない刑事」の劇中で流れていたのが、今回セレクトしてきた「ランニング・ショット」。

これが「オシャレ」な曲なんだよな。 それまでの刑事ドラマの劇中歌のイメージとは、全くかけ離れた・・・っていうかさ。
 それまでの刑事ドラマの劇中曲は、「太陽にほえろ」にしても「西部警察」にしてもアグレッシブであっても「オシャレ」ぢゃなかったじゃん。 汗の匂いがほとばしる・・・っていうかさ。

でも、この曲は全然、そんな汗臭いイメージがないんだよね。

あ、これは「新しいイメージ」だよね・・・・。 

と言う感じなんだけど、正直言うと、当時のワタシは、そこまでは考えてなかったんだよなぁ。

それよか、兎に角「ドラマ」のイメージにはピッタリ嵌まっているな・・・とは思ってたけどさ。
ドラマの柴田恭兵のイメージそのままなんだよね。 一面クールで、反面、おちゃらけっていう二枚目半のキャラクターそのままだったりして。

ま、歌はね、それほどウマくない・・・なんて書いたら失礼か 
仮にも柴田恭兵氏は、東京キッドブラザーズ出身だからねぇ、ミュージカルで歌は前々からやっていた訳・・・なんだけどもね。。。

 それでも「味」があるんだよね。歌の間も役になりきっているって言う感じで絵になるんだよね。 その辺がこの曲のカッコよさだったんんじゃないかなぁ。


ちなみに、ワタシは、この曲がヒットしていた頃は17才。青春真っただ中でしたわぁ。
もう、頭の中がエロエロエロエロって感じでさあ、まるで発情期のイヌでしたね。もう、毎日「やりてぇ〜」ってコトばっか考えてたな。( 爆)
 
だからねぇ、この曲聴くと、あの「発情」してたころの気持ちが思い浮かぶんだよなぁ。

お粗末さまでした。。。。





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しあわせ未満 / 太田裕美

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今回の1曲セレクトは、「しあわせ未満」太田裕美です。

まずはデータでーす。

・タイトル     しあわせ未満
・アーティスト   太田裕美
・作詞       松本隆
・作曲       筒美京平
・編曲       萩田光雄
・リリース日    1977年1月21日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   31.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1977年2月7日〜4月4日付

 最近、太田裕美さんってテレビでよく見かけるなぁ。ここのところ大瀧詠一氏のニューアルバムリリースもあって、大瀧詠一特集とか組まれてるし、去年は松本隆氏の作詞家生活45周年なんかもあったからなぁ。
で、このお二人というと、必ず太田裕美さんなんだよね。
まあ、大瀧詠一氏は例の「さらばシベリア鉄道」もあるし、いわんや松本隆氏は、初期の太田裕美さんの一連のヒット曲をずっと書いてたしね。切っても切れない縁というわけですわね。

で、そんな時歌う曲と言ったら、まあ、大体はほとんどが ♪ 恋人よ〜 僕は旅立つ〜 ♪ でしょ。そそそ「木綿のハンカチーフ」。 で、少し変化球な曲を持ってくるとしたら、「赤いハイヒール」か「九月の雨」って感じだよなぁ。

だからね、今回の1曲セレクトは、わざとらしく、これらの代表曲は、素通りして、別の曲を持ってきたりして。。

「しあわせ未満」

うーむ、太田裕美さんのヒット曲の中では、今となっては、ほぼ「死角」に入っちゃってる曲でしょう。

でもね、リリースされた1977年当時は、オリコン最高4位。売り上げも30万枚オーバーの大ヒット曲だったんだよね。

・・・と書いてるワタシもヒット当時は、良く覚えてないんだけど。。。

大学生の時、自分のランキングをシコシコ作っているときに、この曲にぶち当たって、なんか気になって音源を買ってみたのよ。

最初の感想。  わあ、めちゃくちゃ古い曲調。 もろ70年代・・・って感じだったなぁ。

太田裕美さんの曲って当時としては、意外と斬新な切り口の曲が多かったんだけどね。例えば「九月の雨」なんて、モロ、ポールモーリアを意識した、壮大なオーケストレーションが特徴だったし、いわんや「木綿のハンカチーフ」は、当時としては歌詞が長いのが特徴だったじゃないですか。

でも、この曲は、そういう特徴は、なーんも感じなかった。

ただ、もろ70年代って思わせる、今となっては古い曲調だよね、そこにダサさを感じたりしてね。 いやいやもろ77年当時のヒット歌謡ですよ。

それと、歌詞のシチュエーションだよね。 「しあわせ未満」って言うくらいだから、少なくともリッチな生活はしていない。この主人公は。

なんせ ♪あばら家に住むきみが哀しい〜♪ だもんね。

いやー、今や死語ですよ、「あばら家」なんていうコトバは。 ・・・っつうか、今の若いコに「あばら家」なんて言っても、なんのこっちゃ? ですよね。

まあ、ポロポロの家の事だよね。屋根は雨漏りしてそうだし、トイレと台所は共同だし・・・みたいなポロアパート。

でも、当時は、まだそういうボロアパートって結構あったんですよ。
ワタシ、当時7歳だったけど、記憶にあるなぁ。
当時、福島のいわきに住んでたんだけど、炭鉱が閉山したばかりの頃で、まだ炭鉱アパートって呼ばれる長屋があちこちに残ってる頃でさあ。いや、それこそあばら家ですよ。

そういう光景を見てきてるだけに、意外と、こういう曲のシチュエーションって脳裏に浮かぶんだよね。

そういうシチュエーションを絶対に経験してそうもない、「慶応」出のおぼっちゃま、松本隆氏が書くってのも面白かったりしてね。 なんかリアリティがありそうで、なさそうでさ。

ただ、そんな一見、哀しそうなシチュエーションだけと、曲は全く哀しそうじゃない、明るいポップスっていうのは救いだったりもするかもなぁ。
太田裕美さんも、当時の年齢相応の溌剌さを感じる曲だったりもするしね。




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AL-MAUJ / 中森明菜

1988_02_AL-MAUJ_中森明菜








今回の1曲セレクトは、「AL-MAUJ」中森明菜です。

まずはデータです。

・タイトル    AL-MAUJ
・アーティスト  中森明菜
・作詞      大津あきら
・作曲      佐藤隆
・編曲      武部聡
・リリース日   1988年1月27日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 29.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1988年2月8日〜3月28日付

さてさて、今回もマクラ無しでいきなり行きますぞ。

中森明菜さんの「AL-MAUJ」。

明菜さんの曲も、これまで大分書いてきたんで、残りは少なくなってきているんだけど、そんな残り少ない曲の1曲がこの曲ですわね。

今まで書こうと思えば、今まで書ける機会はあった。昨年の今頃でも良かったんだけどね。

でも、この曲は、いままでどうも触手が伸びなかったんだよなぁ。
ま、単に自分の好みの曲じゃなかったから・・・・っちゅうのが大きいんだけどさ うーん、好みじゃないというよりは、期待はずれだった・・・って言った方がいいのかなぁ。

この曲の前が件の「難破船」。 
「難破船」は、もう言及しなくてもいい様な重〜い「暗黒曲」だったわけじゃん。 しかもああいう形で大ヒットし、ロングヒットにもなった。

もうね、明菜の暗黒曲はいいよ 腹いっぱいよ・・・・っていう気分だったんだよね 当時は。

そこに持ってきて、この「AL- MAUJ」のまたもや、重い曲じゃん。 もうねゲップが出そうだったんだよね。


考えてみれば、中森明菜ってデビューしてから、この曲までの間、メジャー系なキー曲ってないんだよな。一貫して、マイナーキーな曲ばっかりなんですよ。
 一見、メジャーのように聴こえる、ポップ系の「サザンウインド」だって、キーはFmだし、やっぱり、一見メジャー系に聴こえるデビュー曲の「スローモーション」だって、キーはF♯mだしね。

そう考える、デビュー以来、この曲まで一度もメジャーキー系のシングルがなかったんだよね。
まあ、その辺が、陽の聖子、陰の明菜って感じで対比される所以でもあるんだけどさ。

しかも、86年の「DESIRE」あたりから、「陰」の要素に加えて「重さ」も加わってきたじゃん。
へヴィーだったんだよね、当時の明菜ってさ。聴いてて疲れるんですよ。

曲そのものは、全然悪くないし、今、単体で聴くと、なかなかいいね・・・とは思えんるだけど、当時は、めちゃくちゃヘヴィーだった。

当時の明菜自身の後ろにある、「モヤモヤとした」って部分にも引っかかっていたことは確かにあった。
けど、それを差し引いても、どうして、メジャー系のポップスをやってくれないんだろう・・・とはずっと思っていたな。
まあ、恐らく、そういうメジャー系の曲は歌えないほど、当時、明菜の精神状態って悪かったんだろう・・・と今になってはそう思えるんだけどさ。


ちなみに、この「AL-MAUJ」は、作曲者の佐藤隆氏の87年のアルバムに収録されている「デラシネ」って曲のカバーなんだよね。 
まあ、詞は少しアレンジして、タイトルも「AL-MAUJ」に変更してあるけども。
 
 たださ、アレンジャーが武部聡氏だったことは、今の今まで気がつかなかった。 全然、そんなイメージが無いんでさ。
 当時の武部氏っちてったら、斉藤由貴に代表されるようなハーフトーン系の柔らかなアレンジって言うイメージが強いからさ、大津あきら−佐藤隆っていう、いかにもアクの強いラテン系の曲調のアレンジをやってるとは、全く思わなかったですねぇ。

・・・と、ここまで、今までこの曲書いてなかった、と思って書き進めてきたんだけど、どうも、昨年も書いてたみたいね(爆)

ま、いいか、ここまで書いちゃったしね。

・・・ということで、こちらへ差し替え。


 動画・・・でもですねぇ、なしてもこの曲の動画、ようつべに落ちてないの? 
「歌ってみた」は腐るほど上がってるんだけどさ、別に、他の方のカラオケき聴きたくないから。。。。
 しょうがないんで、他のサイトにリンク

http://www.dailymotion.com/video/xx9lzd_%E4%B8%AD%E6%A3%AE%E6%98%8E%E8%8F%9C-al-mauj_music

ヘビと蔦が絡んだ、マイクスタンド、気持ち悪かったねぇ。


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桃色片想い / 松浦亜弥

2002_02_桃色片想い_松浦亜弥








今回の1曲セレクトは、「桃色片想い」松浦亜弥です。

まずはデータでーす。

・タイトル     桃色片想い
・アーティスト   松浦亜弥
・作詞       つんく
・作曲       つんく
・編曲       高橋愉一
・リリース日    2002年2月6日
・発売元      ゼティマ
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   22.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:2002年2月21日〜2月28日付
・タイアップ:エフティ資生堂「ティセラ」CM曲

 えー、この1曲セレクト、70年代、80年代の曲が大半で、続いて90年代ってところな訳で、2000年代以降の曲は、まだ数えるほどしか書いてないんだけど、まあ、たまにはいいよね・・・って自分に言い聞かせたりして、セレクトしてきたりしましたわ。

松浦亜弥「桃色片想い」。

2002年の丁度今頃のヒットなんだけど、さすがにこの位の時代だと、ここ読んでくださっている大半の方は「昨日」って感覚でしょうかねぇ。 ヒトによっては、数時間前・・・なんて感覚の方もいらっしゃったりして。。。

 でも、振り返ってみると、もう14年も経ってるんだよね。 いやいやいやいや、月日の経つのはマジ早い。

 大体ですね、この曲がヒットした頃は、ワタシの場合、すでに今の自分のサイトを運営していたしね(丁度開設2周年の頃ですね)、今とほとんど変わらない環境下に居たよなぁ。

 ただ、当時はまだ「ブログ」は一般的ではなく、もっぱら「掲示板」でしたよね。「BBS」ってやつで。。。

当然、ワタシも、このブログ同様なヒット曲とか、ヒットチャートについて、みんなで意見できるような「チャートBBS」って言うのを開設してて、一番盛り上がっていた頃かなぁ。

で、当時、すでにこの曲のレビューは、一度、その「BBS」で書いたんだよね。

その他、当時リリースされた「新曲」については、あらかた、そのBBSで一度レビューを書いたこともあって、今まで、この「1曲セレクト」では、この当時の曲はあんまり書いてこなかったんだよね。

まあ、まだリリースされて、それほど年月が経って無い・・・ってのもあったけど。。


でも、 ↑で書いたように、考えてみれば、この当時から既に15年内外経っちゃったんだもんねぇ、そろそろ、また書いてもいいよな・・・っとは思ってたりする今日・・・なんだよね。


で、まあ、当時、BBSで、この曲について、どう書いたか・・・って内容は全然覚えてないんだけど、かなり「好意的」な事を書いたような・・・・気がするなぁ。。。

当時、すでに某有名IT系企業C社で、某有名着メロサイトの配信楽曲の選曲をやってた関係で、この曲なんかも、結構早く聴いたんだけど、初めて聴いた時から、「あ、これはホームラン」って感じたんだよね、この曲。

兎に角、早く、着メロにしたいっていうのは、思ってたなぁ。
ま、そう言うところは、着メロ作ってるクリエーターの方にも、伝わるもんでさ、この曲の着メロ、すんごくデキが良かったのを覚えてるワ。

蛇足だけど、この曲がリリースされた頃、その某IT企業で新たにボイスサイトを開始したんだけど、立ち上げが大変だったんだよな。確か、4日徹夜でしたよ。
当時は、まだ30代前半で若かったからさ、あー、IT企業ってそういうところか・・・って感じだったけど、この曲聴くと、あの時の「徹夜」のシーンが鮮明に脳裏に浮かんでくるよ、今でも。
まあ、好きだから出来たんだよな。


話が脱線した。。。

 まあ、年齢的に、30過ぎのオッサンがいつまでもアルドルじゃねーだろ・・・って感じで、当時も、それほど積極的にアイドルの曲を聴いてたわけじゃないんだけどね。だから、当時のハロプロ系も、それほど積極的に聴いてたわけじゃないんだよね。でも、あややは良かったぁ。

 90年代、よく高橋由美子さんが、最後の「正当派アイドル」なんて言われてたけど、実は、このヒトも正統派アイドルだったんだよね。 恐らく、その辺りが、安心できたんだと思うな、ワレワレの世代としては。

「新しさを感じない」って言うかね。 例えば、前々曲の「LOVE涙色」なんて、もろ80年代アイドルだったじゃん、曲が。ま、その辺は、流石につんく、同年代 ってところなんだけど。。。

でも、このヒトは、曲は80年代だけども、アナクロさを感じさせてないんだよね、きちんと2001年当時の空気に溶け込んでたりしてね。そこがいい。

 この曲にしたって、曲自体は50〜60年代のロックンロールのパロディだし、だから、下手すると古臭い曲で終わっちゃうところなんだけど、しっかりと2002年って言う空気に溶け込んでたよな。

 でも、一番よかったのは、このヒトの「鼻から抜ける」声だったりして 

♪ んももいろの〜 ♪ って感じで鼻から抜けるところが許せないって方は、恐らくこのヒトはダメなんじゃないかなぁ。

いやいや、ココはアイドルとして、重要よ。 なんせ、平山みきさんに始まり、麻丘めぐみ、松本伊代、高橋由美子・・・と、一つのアイドルの系譜がありますからねぇ、「鼻から抜ける」声なアイドルっていうさあ。

本来、そこは、筒美京平氏が大好物な系譜なんだよね。 だから、個人的には、あややも1曲でいいから、シングルを筒美氏に書いて欲しかったんだよな。面白い曲が出来たと思うけどなぁ。


だけどさあ、久々にこの曲のチャートデータを確認したんだけど、それほど思っていたよりも売れた訳じゃないんだよね。22万枚ねぇ。 うーん、なんか、もっと売れたような感覚があったんだけどなぁ。
しかも、ベストテン内にゃ2週しかいなかったんだよな。

今は「初動だけ」っていうチャートアクションが、ゴクゴク普通になってるけど、当時も、その傾向は強かったんだよね。





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白い雲のように / 猿岩石 

1997_02_白い雲のように_猿岩石






今回の1曲セレクトは、「白い雲のように」猿岩石です。

まずはデータでする。

・タイトル     白い雲のように
・アーティスト   猿岩石
・作詞       藤井フミヤ
・作曲       藤井尚之
・編曲       松浦晃久
・リリース日   1996年12月21日
・発売元      コロムビア
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数  113.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1997年1月20日〜3月3日付

今回はマクラ無しでいきなり、本題。

猿岩石「白い雲のように」

いや〜、でもね、どう書こうか。 正直、個人的にこの曲あんまり好きじゃないんだよね。だから、未だに音源も持ってなかったりする。。。 

なので、この曲ディティールまで、覚えてなかったりしてね   うわっ、むちやくちゃですねぇ。。。

もちろん、当時、ラジオから流れてくるこの曲を「ながら」では聴いていたわけで、だから、全く知らない訳じゃない。
 
まあ、図らずもミリオンセラーになったような曲を、全く聴いてなかったというんじゃね、長年、ヒット曲を追いかけてきた「自称」ヒット曲ウォッチャーの名が廃るわけで。。。。

じゃ、なんで、ミリオンセラーにもなったこの曲を、当時は、好きじゃなかったのか。

ま、最大の理由は、このヒトたち、もともと「お笑い」なわけじゃん。それなのに、少しばかり歌が上手いからと言って、アーティスト然として歌っていた事に「かちん」と来たんだろうね。

いや、それまでにもお笑いのヒトがレコードをリリースしたことは多々あった。ビートたけしだって、明石家さんまだってレコードリリースしてたわけだしね。
でも、みんな「お笑い」って言う本業の中の、余技、言って見ればシャレだったわけじゃん。

だけども、このヒトたちは、本業のお笑いの方はサッパリだったのに、例の「電波少年」のヒッチハイク企画で、ちょいと人気が出て、その余波でリリースした歌が、たまたま当たったわけで。。。。
キミたちは、お笑いだよね? それなのに、どうしてアーティスト然としているの? っていうところに不信感があったんだよな。

で、もって、この曲に続けてリリースされた曲も、まあ、尻つぼみにはなって行ったけども、連続してそこそこ売れたじゃん。
 そこも不信感だったんだよなぁ。 シャレでリリースして、シャレで売れたなら分かるけど、なんで続けて売れるの? のがさあ、分かんなかったんですよ。

 兎に角、当時はCDが売れまくってたからねぇ、なんか安易にリリースして、安易に売れてるよな・・・っていう不信感がつのって来て居た頃なんだよな。

 折角、90年代前半まで積み上げてきたJ-POPのレベルがガラガラと壊れてきたようなイメージがあったんですよ。売れるからと言ってお笑いでも何でもアリ・・・っていう曲が増えてきたのがこの頃だしさ。

そう言う不信感の延長線上に、この曲があったもんだから、どうしても触手が伸びなかったんだよな、今振り返るとさ。


そう言うしがらみは脇に置いといて、改めて曲を聴いてみた。

まあ、曲自体はいい曲だよね。藤井フミヤ、尚之兄弟の傑作の一つだと、素直に思う。
なにより、曲を聴いて途端、「あ、藤井兄弟」だって分かるところがいい。

 フミヤは、この曲のちょっと前に「Another Orion」っていう大ヒット曲も飛ばしていた頃で、チェッカーズ解散後、第2の波に乗っていた時期ですね。

 蛇足だけど、今、コレ書くのにwikipediaを見てたら、プロデュースが秋元康ってなってるんですけど、そうなの?
うーむ、やっぱり、このヒトは、売れそうなサムシングがあるところには必ずいますねぇ。。。




太陽と埃の中で / CHAGE&ASKA

1991_02_太陽と埃の中で_CHEGA&ASKA











今回の1曲セレクトは、「太陽と埃の中で」CHAGE&ASKAです。

まずはデータです。

・タイトル    太陽と埃の中で
・アーティスト CHAGE&ASKA
・作詞      飛鳥涼
・作曲      飛鳥涼
・編曲      飛鳥涼 J.BAILEY
・リリース日   1991年1月30日
・発売元     ポニーキャニオン
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数  50.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン期間:1991年2月18日付
・タイアップ:日清食品「カップヌードルレッドゾーン」CM曲 フジテレビ系「TIME3」エンディングテーマ

 今となっては、完全に死角に入っちゃってる曲って、結構あるんだよね。・・・・って前にも書いたような気がするけど。。。
 ってか、今回も、そんな今となっては「死角」に入ってるよな・・・なんて思える曲をセレクトして来ましたわ。

CHAGE&ASKA「太陽と埃の中で」

うーん、もしかすると、チャゲアスのファンしか、今じゃ覚えてないかなぁ。 リリース順から言うと、あの「SAY YES」の1曲前なんだよね。

でも、↑のデータを見ても分かるように、この曲からいきなり売り上げが伸びたんだよなぁ、チャゲアス。

86年にワーナーパイオニアからキャンオンに移籍して、それまでのフォーク臭から、俄然ポップさとヘヴィーさを前面に押し出してきたチャゲアスだけど、移籍1弾の「モーニングムーン」こそ売れたけど、そこから暫くシングルと必ずしも大ヒット的な売り上げに結びついたなかったんだよね。なにせ10万枚に届いた曲すらなかったんだから。。。

 それがいきなり、この曲で「50万枚」に跳ね上がったんだから。。。一体何があった? って感じだけど、正直、周辺的な所で売り上げに結びついたことって、今考えると思いつかないんだよね。
 
 この曲カップヌードルのCM曲だったけど、正直、個人的にも今まで忘れてたくらいそれほど話題になった訳でもなかったし、最初に書いたように、今となっては死角に入ってしまっているような曲なんでさ、全然、派手さを感じないんですよ。

でもさ、90年代には入って曲調は変わったよね。チャゲアス。
この曲の前が「DO YA DO」って曲なんだけど、最初聴いた時、チャゲアスって分かんなかったもの、80年代のチャゲアスのアクの強さがすっかり影を潜めちゃってたしさ。
 でも、めっちゃメロディアスなんだよな。そこに引っかかった。でも、その時点では、その後、超大ヒットに結びつくとは思っても無かったんだけどね。

でも、ジワリと浸透して来ていたんだろうなぁ。「DO YA DO」で魅せた、メロディアスさがこの曲に来て人気にも結びついてきたんだろうね。

まあ、この曲は、「DO YA DO」に比べると、若干、強さを感じるけど、それでもミディアムなメロディアスな曲には変わりない。
 
 邦楽というよりは、洋楽的な肌触りを感じるんだよね。 まあ、その辺は、アレンジャーに迎えた、J.BAILEY氏の影響が強かったんだろうな。
 
 80年代終盤頃から、イギリスに傾倒した飛鳥氏が、J.BAILEY氏によって、ようやく楽曲として結びついてきたのが、「DO YA DO」であり、この「太陽と埃の中で」なんだよね。

ただ、この曲は確かにCDは売れたけど、有線等の他メディアでは、それほど支持があった訳じゃなかったんだよね。
だから、ワタシのチャートでは最高位10位だったし、今となっては死角に思えるような地味さを感じるのは、まだまだ広く支持されるだけの人気は無かったからなんだろうなぁ。


そして、この曲から「SAY YES」へと繋がるわけだけど、そのメロディアスさが大爆発する訳ですわ。

この曲は、そんな大爆発を予感させつつあった、1曲であった・・・ってわけですね。






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