かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2015年12月

ビリーヴ / 松本伊代

1984_12_ビリーヴ_松本伊代






今回の1曲セレクトは、「ビリーヴ」松本伊代です。

 まずはデータです。

・タイトル    ビリーヴ
・アーティスト  松本伊代
・作詞      売野雅勇
・作曲      筒美京平
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1984年11月1日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 11位
・売上げ枚数   13.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位
・タイアップ:TBS系ドラマ「転校少女Y」主題歌

 最近頻繁に書いてるけど、またまた「イーヨちゃーん」でも持ってきましょうかねぇふらふら

 いや、本当は違う曲を持って来ようと思ってたの。でも、過去のアーカイブを調べたら、すでに書いてまして。。。ふらふら
 最近、多いんだよな、このパターン。

・・・で、ちょっと考えてたら、あるじゃん・・ちょうどいい曲が。そうそう、いまの時期になるのを待ってたんですよ。。
 なんて、思いながら、引っ張ってきちゃいました。


 この曲っつつたら、例の「大映テレビ」ドラマ、「転校少女Y」の主題歌っすよふらふら そそそそ、高部知子が主演だった・・って書いて、「そうそう」って言っていただける方は、同年代ですねぇ〜ふらふら
 毎週火曜日20時〜21時っすよ。ちなみに、その後、21時〜22時は「毎度 おさわがせします」でした〜。
 うーん、うちらの世代をターゲットにしたドラマが立て続けに並んでいたな。この時代は。ある意味いい時代だったかなぁあせあせ

 ちなみにちなみに、この頃は、「大映テレビ」ドラマの最好調期で、TBSの火曜20時枠、土曜21時枠、2つも抑えてたもんね。土曜21時枠は、もちろん「スクールウォーズ」だったけど。。あせあせあせあせ


 なんて、またまた話が脱線気味・・・。元に戻しましょう。

で、「ビリーヴ」だけど、どうなんたろ? 結構、この曲、ボニータイラーの「ヒーロー」を意識して・・・なんて、言われるけどさ。
 いや、意識してたんだろうねぇ。 だってさあ、↑で書いたように、もう一つの「大映テレビ」の「スクールウォーズ」が「ヒーロー」だったじゃん、主題歌が・・・。

 こーれは、いやがおうにも意識しないはずが無い。作曲が、パクリ・・・いや失礼・・・サンプリングの帝王筒美京平氏なら、特にふらふら
 というか、84年の曲を書く時、最近いつも書いてる事なんだけど、当時、「ヒーロー」流行りだったんだよな。マイナー系の曲だと、みんなどっか意識してたんだよ。

 でも、さすがにこの曲は、「モロ」でしたなぁ。今だったら「パクリ」疑惑で、ネットで騒がれてるよな・・・って感じで

 その結果、松本伊代にしては、めっちゃスピード感、緊張感がある曲になりましたわ。

 少し前に書いた、堀ちえみの「クレイジーラブ」も全く同じパターンだったよなぁ。

 で、まあ、いま気がついたんだけど、いずれもアレンジャーが萩田光雄氏なんだよね。

 うーむ、これは、筒美京平氏というよりも、萩田光雄氏が意識的に「ヒーロー」にしてたかねぇ・・・、なんて、今、思ったりして。。。

 それでも、堀ちえみの「クレイジーラブ」もそうだったけど、この「ビリーヴ」も、それまで暫く低迷してた松本伊代の、久々の10万枚オーバーの曲になったわけだから、やっぱ、当時、このテの「ヒーロー」な曲は「流行り」だったんだよねぇ、なんだかんだいっても。

 いや、今聴いても、84年末、あの時代の曲だよなぁ、いかにも。

 うん、あの時代じゃなきゃ、考えられない・・・っつうか、85年でも、86年でも、逆に83年でもないのよ、この「匂い」はさあ。。


 そして、ワタシは、勉強しなければいられない気分になる・・・・。


 受験だったかんねぇふらふらふらふら ・・・・。 これは、何年経っても条件反射だよねぇ、まるでパブロフの犬。。。。。





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ソウルこれっきりですか / マイナーチューニングバンド

1976_12_ソウルこれっきりですか_マイナーチューニングバンド






今回の1曲セレクトは、「ソウルこれっきりですか」マイナーチューニングバンドです。

 まずはデータです。

・タイトル     ソウルこれっきりですか
・アーティスト   マイナー・チューニング・バンド
・作詞       −−−−
・作曲       −−−−
・編曲       ヒーロー高田
・リリース日    1976年12月5日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位  2位
・売り上げ枚数   38.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1976年12月27日〜1977年2月14日付

 さて、大みそかですな。 毎度のことだけど、年末になると「今年1年を振り返る」・・・みたいな感じになりますな。
 ニュースにしても、音楽にしても、そうなんだけどね。 こと、音楽では、その年々の曲をまとめて振り返るって感じになるじゃん。
 うん、年間チャートにしてもそうだし、結局さ、さっきやってたレコード大賞にしてもそうなんだよね。

 でさ、ちらっと、考えるんだけど、いっそのこと、これら、その年曲を1曲にまとめっちめえば・・・なんてさふらふら 、考えることってないexclamation & question

 いやー、これって、今に始まったことぢゃないのよ、しかも、実際に、やっちゃったヒトがいたりするんだよねふらふら

 はいー、それが、今回ひっばってきた、「ソウルこれっきりですか」って曲っすよ。


 まあ、タイトルを見ると、あ、いかにも「あの時代」だよね・・・っていう雰囲気たっぷりなんだけどさ。

 あの時代ってのは、70年代中盤だよね〜。ディスコブーム真っ只中のころ、「ソウルなんちゃら」って曲が、やたら流行ってたじゃん。
「ソウルドラキュラ」とかさ、「ソウルフランケンシュタイン」とかさ〜ふらふらふらふら

 いま思うと、なんですかそれ? って感じだけど、まあ、もう少し、時代を降りれば、マイケルジャクソンの「スリラー」にたどりつくって考えれば、まずまず、なるほど・・・ってところですかねぇ。。

 ま、それをもじって来た・・ってところだよね、このタイトルは。

 でさ、中身は、↑で書いたように、この年、1976年のヒット曲をずらーっと、メドレーにして、まとめた・・・・ってだけの曲・・っすよ。
 たいそうなアーティスト名もついてたりするんだけどさ。

 まあ、「・・・だけ」っていうのは、ちょっと言い過ぎかもしれないけどさぁ。

 でもまあ、作詞、作曲の必要はなかったわけだからねぇ、うん、各曲を切り貼りして、うたは、いつもは、バックでコーラスとってるオネーさんたちに歌わせちゃっている、「だけ」なのですよ。
 あ、ただ、タイトルが「ソウル〜」ってついてるからさあ、それなりの雰囲気をとるために、「ディスコ」なアレンジにしてみました・・・って感じで。。。

そんな、一瞬、ゼニをかけないで、安上がりに作ってる曲なんだけどさぁ、でも、これが結構、いけてるんだよね。
 うん、それなりに、「歌謡曲」が「ディスコ」になっているもの。

 この曲、リリースされてから、一気に売れてきて、当時としては、ランキングをそれこそ、駆け上がってきたんだけど、まあ、それなりの理由はあったって感じなんだよなぁ。

 うん、概要はコミックソングなんだけど、作りとしては良くできてるんですよ。


 あ、考えてみれば、今も、同じような感じのモノがあったな。
シングルぢゃなくてアルバムだけど、「DJ KAORI'S J-MIX」とか、MIXモノだよね。
 あれよあれ。あれの40年前のもの・・・って考えればいいのかもね。

 結局のところ、同じこと考えて、しかもやっちゃうヒトが時代を問わずいるってことだよね。


これさ、多分、テレビではうたってないと思うんだよね。なにせ、「企画物」だからさ。アーティスト名にしたって、「架空」のものだからねぇ、言ってみれば。。

・・・・と思ってたら、デレビで歌ってた。。。。



画像は悪いけど、、よく40年前の映像を取ってたおいた方がいましたねぇ。そっちの方が驚きだったりして。。


 ちなみに、仕掛け人は、ビーイング総帥の長戸大幸氏って言われているけど、真相はいかに。。。

 あ、ちなみにちなみに、曲の中身は


・横須賀ストーリー  /山口百恵
・きみ可愛いね  /伊藤咲子
・春一番    /キャンディーズ
・春うらら   /田山雅充
・ねぇ 気がついてよ  /桜田淳子
・横須賀ストーリー  /山口百恵
・想い出ぼろぼろ  /内藤やす子
・およげ!たいやきくん  /子門真人
・ビューティフルサンデー /ダニエルブーン
・木綿のハンカチーフ   /太田裕美
・山口さん家のツトム君  /斉藤こず恵
・あなただけを   /あおい輝彦
・横須賀ストーリー  /山口百恵
・セクシーバスストップ  /浅野ゆう子
・横須賀ストーリー /山口百恵
・北の宿から  /都はるみ

の順に並んでまする。 なんて、曲を聴きながらメモっているワタシって。。。

まー全部1976年のヒット曲なんだけどね。
どの部分が、どの曲かあててみてくだされ。




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A面で恋をして / ナイアガラトライアングル

1981_A面で恋をして_ナイアガラトライアングル






今回の1曲セレクトは、「A面で恋をして」ナイアガラトライアングルです。

 まずはデータです。

・タイトル   A面で恋をして
・アーティスト ナイアガラトライアングル
・作詞     松本隆
・作曲     大滝詠一
・編曲     多羅尾伴内
・リリース日  1981年10月21日
・発売元    CBSソニー
・オリコン最高位 14位
・売上げ枚数  19.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 14位
・タイアップ:資生堂81年冬のキャンペーンソング 

 アナログレコードが衰退して、CDが主流になってから、随分時間が経つよなあ。
 もしかしたら、今の若いコの中にゃ、アナログレコードの存在すら知らないヒトも居たりする?

 ワシらは、まだアナログ世代だからさぁ・・・。シングルレコードは「ドーナツ盤」って呼んでた世代ですよ。

 え? なんでドーナツ盤って言うのか?

 それはですねぇ、真ん中がドーナツのように穴が開いてるからですよ。うん、45回転のEP盤ってやつね。

 アナログ盤を知らないとしたら、A面、B面っていうのも知らなかったりするかなぁ・・・。さすがにそれはないかねぇ。。


・・・・ハイハイハイ、それって、もしかして、今回、引っ張ってきた曲の「前振り」ですか? ってその通りデスあせあせ

・・・つか、ドーナツ盤とかA面 B面って知らないとさあ、曲の中身が伝わらないもので。。。

 はい、今回引っ張ってきたのは、ナイアガラトライアングルの「A面で恋をして」っす。

そう言えば、今日12/30は、大滝詠一氏の命日だったんですよね。そう言う意味でも、この曲をセレクトするのが一番いいんじゃないかなぁ。

 正確に言えば、この時は「ナイアガラトライアングルvol.2」なんだけどね。

メンバーは、大滝詠一、佐野元春、杉真理 の三氏による、今で言えばユニットですよ。
(ちなみに「vol.1」のメンバーは、大滝詠一、山下達郎、伊藤銀次の三氏  1976年)

 今でこそ、上の三氏が並ぶと、うわ、至極豪華exclamation となるけど、当時は、まだ佐野元春も杉真理も、本格ブレイクする前で、「通」なヒトでなければ、一般には、あまり知られていない時代だったからねぇ。

 そんな、当時の「若い」2人を引っ張ってきた大滝詠一センセーは、やっぱし先見の明があったわけですな。

 ちなみに、ナイアガラトライアングルvol.2ということは、「vol.1」もあった訳で、76年の「大滝詠一、伊藤銀次、山下達郎」によるユニットがそれに当たるわけね。

 そーいえば、ナイアガラトライアングルって、当時の言葉からすれば、6年ごとに結成する「予定」だったはずで、だとしたら、そのあと88年、94年、00年、06年・・・・にも結成していなければならなかったはずだけど・・・・ふらふら

 何分、ワタシと同じで、仕事がキライな大滝センセーのこと、このあと、ナイアガラトライアングルのプロジェクトは立ち消えになっているんですが・・・。



 ところで、曲の方は、サビの部分は、まあ、有名なフレーズな曲だわね。

 そそそ
 
♪A〜めんで こいをして〜 ♪

ってやつですよ。。

 当時、資生堂のキャンペーンソングとして、丁度34年前の今ごろ、ガンガン、CMで流れてたからさ。
 ・・・ってか、覚えてるってヒトは、既に「アラフィフ世代」だよなぁ、きっと。。ふらふら

↓ コレ


うむ、聴けば、わかるでしょ、この曲。 「あ、あの曲か」・・・と。


ただ、サビ以外の部分っていうと、あれどんな曲? って感じですかねぇ。

 まあ、大滝ワールド全開な曲ですわ。ご多分に漏れず、フィルスペクターなオーケストレーション全開で。。

 81年は大滝氏にとって、「LONG VACATION」の大ヒットにはじまって、フル回転な年だったけど、いま思えば、このサウンドこそが、まさに81年っていう感じもするなぁ。

 あ、いや、これと寺尾聰と・・。

 まさにサウンド重視な年ってところか。個人的にも、81年っていうのが、一番好きなわけで、またさ、こういう感じの年が来ないか・・・って思ってるんだけどねぇ。




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BE-BOP HIGH SCHOOL / 中山美穂

1985_12_BE-BOP-HIGHSCHOOL_中山美穂






今回の1曲セレクトは、「BE-BOP HIGH SCHOOL」中山美穂です。

 まずはデータです。

・タイトル    BE-BOP HIGH SCHOOL
・アーティスト  中山美穂
・作詞      松本隆
・作曲      筒美京平
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1985年12月5日
・発売元     キング
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   17.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1985年12月30日〜1986年1月27日付
・タイアップ:映画「BE-BOP HIGH SCHOOL」主題歌

 このところ「アイドル枠」の選曲に苦心しているワタクシですが、今日も、うーんうーん・・・と迷いながら、過去の日記のアーカイブをひっくり返したりしたんだけど・・・。
 うーん、意外と曲ダブってるなぁ。。。 基本的に1度書いた曲は意識的に書かないようにしてるんだけどさぁ。。。ふらふら
 いや、あくまで「基本的」にで、厳密ではないですけどぉ・・・。その辺は、「趣味」の範囲で書いてるってことで、大目に見てくだされ。

・・・さてさて、ということで、なんか曲はないかいな・・・と思いつつ、何曲か浮かんできた曲の中で、あれれ、まだ、この曲書いてなかったんだ・・・っつう曲を一つ、引っ張ってきましたわ。

 中山美穂の「BE-BOP HIGH SCHOOL」。

 この曲もまだ、書いてなかったんだ。。。あせあせ 今まで、何回か書いたような気もしてたんだけどねぇ。。ジャケ写を何回か使ったのか。。

 えー、この曲は、中山美穂、デビュー第3弾。で、この曲で一気に曲調が変わったんだよね。
 前2曲が同じようなマイナー系の曲だったのに対して、この曲は、メジャー系のカントリーポップス。

 当時、初めて聴いた時、正直、ホッとしたのを覚えてるなぁ。大体、アイドル系って、一つ当たれば、暫くは同じパターンで来るのが、常套手段だからさ。今も昔も。。 そそそ、少し前に西野カナの時も書いたんだけど、1つ当たれば3曲は同じ曲調で行くのが「基本」なんだよね。なので、正直、デビュー第3弾のこの曲で、曲調を変えてきたのはびっくりしたけど、上で書いたようにホッとしたのが正直なところなんだよな。

 もともと「毎度おさわがせ〜」で、ツッパリ役だったわけで、デビュー曲でマイナー系で来たのは間違いではないと思うんだけど、なんか当たり前すぎって感じもしたんだよね。そこからいきなりメジャーなカントリー系に切り替えてきたわけだから、これは意表を突かれたし、でも、この曲で初めて、このヒトの可愛らしさを出せたわけでね。

結果的に、この曲でランキング的にも大きく伸びて初めてベスト5入りを果たしてきたわけだから結果オーライだったんじゃないかと思うな。

 でも、このヒトの場合は、この曲を皮切りに、結構、いろいろと変えてきてたもんねぇ。 その辺は、実験的・・というか、なかなか冒険的でよろしかったけどな。

 ま、ある程度、売れるってわかってたから・・・だとは思うんだけど、それでも、なかなか冒険的にはなれないものよ。

 ただ、作曲の筒美氏は、この曲までは、あんまり乗り気じゃなかったようなんだよね。だからか、デビュー曲の「C」から、この曲までの初期3部作は、今から考えると、「手癖」のノリっていうかなぁ、筒美氏の曲としては、あんまり「ココ」っていうツボはないんだよね。

 まあ、作詞の松本隆氏が、のり気だったし当初はしょうがなく付き合ったみたいなところがあったようですね。
この曲までは、どちらかといえば、松本氏がプロデューサー的な立場でイニシアティブをとっていたようで、詞に関しては、いつもの松本印なブランド的なノリはでてるかなぁ・・・とは思うけどさ。
ま、松本隆−筒美京平っていうゴーテルンコンビによる、「ツイてるねノッてるね」からの、中山美穂第2期では、筒美氏が俄然やる気が出てきたようなんですけどね。

 とはいえ、始めに書いたように、この曲から、メジャーに変わってきたのは良かった。
 
 いや、どうしても、当時の中山美穂ってさ、「毎度おさわがせ〜」の役だった「のどか」のイメージ・・・チョットエッチでつっぱってて・・・って感じが強かったからさあ、少なくとも、この曲で、そのイメージが消えたのは、良かったんじゃないかなぁ。

 ・・・っつうか、この曲、映画版の「BE-BOP HIGH SCHOOL」の主題歌で、もちろん、中山美穂も出てたんだけど、どんな役だったのよ? ワタシ見てないからなぁ。。。



一瞬、河合美智子かと思った。。。。。。


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あばよ / 研ナオコ

1976_12_あばよ_研ナオコ






今日の1曲セレクトは、「あばよ」研ナオコです。

 まずはデータです。

・タイトル    あばよ
・アーティスト  研ナオコ
・作詞      中島みゆき
・作曲      中島みゆき
・編曲      クニ河内
・リリース日   1976年10月10日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   64.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1976年11月1日〜1977年1月24日付


 あー眠い。 いま、テレビ見ながらウトウトウト・・・・・としてたんだけど・・・。このまま寝ちゃおうかな・・・とも思いつつ、いやいや、やっぱ、これ書いちゃいましょね・・・と、ムクら起きて書いておりまする。。。
 ただ、頭が半分寝てるので・・・ふらふら・・・眠い(睡眠)


 さてと・・・。

 この間、中島みゆきの「わかれうた」を書いたばっかなんだけど、どうも、冬になり、冷たい空気にふれると、どーも、中島みゆきのウタが恋しくなる、難儀なヤツですね、ワタシャ。

 いや、どーもね、冬のキリッと冷たい空気感と、中島みゆきの醸し出す、暗い雰囲気のウタがマッチするわけです。
 ま、だから・・・・というわけでもないんだろうけど、中島みゆきの場合、自分の曲だけでなく、他のヒトに提供した曲でも、秋〜冬にかけて大ヒットした曲が多いんだよねぇ・・・。

・・・・ということで、今回は、そんな中島みゆき作品を引っ張ってきましたわ。


 研ナオコの「あばよ」。

 同じ「今ごろ」の研ナオコの大ヒットといえば、82年の「夏をあきらめて」の方が、ウチらの世代では「馴染み」深いところもあるんだけど、今日は敢えて、その6年前の「あばよ」を引っ張ってきましたわ。

 ・・・というのも、たしかに、この曲が研ナオコの最大のヒットでもあり、唯一のオリコン1位を獲得した曲・・・っていうのもあるんだけど、やっぱ、この季節にマッチした曲だから・・・って言うのも大きいね。
 どう考えても、このジミーな曲には、木枯らしな季節がよく似合うわけですわ。

 いや、その前に、研ナオコってオリコン1位とってんの? っていう貴方exclamation ハイ、これは紛れもない事実なのですヨ。オリコンでも1976年11月15日〜11月29日、12月13日付と計4週、1位を獲得してるんですねぇ。
 なんか、あんまりピンとこないとろこもあるかとは思うんだけど・・・。

・・・と書いてるワタシも正直、あんまりピンと来ないところもあるんだけどさふらふら まだ、このころはヒット曲の世界に入ってきてなかったからなぁ・・・。 今から39年前だもんね。

 だけど、研ナオコと中島みゆきっていう組み合わせは、相性がよかったよね。
 兎角、中島みゆきと言えば、工藤静香・・・っていう組み合わせを思い浮かべちゃいがちだけど、たしかに、それもあるんだけど、もっと、以前では、研ナオコだったんですよね。

 この曲の他にも、「かもめはかもめ」とか「LA LA LA」「窓ガラス」なんかがあるわけで、いずれもヒットに結びついてたりする。

 中島みゆきの作る独特な「哀愁」・・・というか「セピアグレー」な世界が、研ナオコの「哀愁」のある歌声には、一番マッチするんだろうね。

 それと、なんとなく独特な「ヤケッパチ」な世界・・・っていうのかなぁ。例えば、この曲のように、本当は「淋しい」クセして、「あばよ」なんてツッパッてる自分・・・っていう世界感が合ってるんだろうね。
 で、なけりゃ、64万枚なんて、ここまでのヒットにはならなかったろうしさぁ。

ま、北風ピューピューな冬の夜にコーヒーでも飲みながら、一人黄昏てみるのもいいですかねふらふらふらふら





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ラヴ・イズ・オーヴァー / 欧陽菲菲

1983_12_ラブ・イズ・オーヴァー_欧陽非非






今回の1曲セレクトは、「ラヴ・イズ・オーヴァー」欧陽菲菲です。

 まずはデータです。

・タイトル   ラヴ・イズ・オーヴァー
・アーティスト 欧陽菲菲
・作詞      伊藤薫
・作曲      伊藤薫
・編曲      若草恵
・リリース日   1982年9月1日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   52.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1983年12月5日〜1984年2月6日付

 今日はストレートに書き出しますぞ。
 最近、よく聴く曲があるんだよなぁ。うん、それが、今回引っ張ってきた欧陽菲菲の「ラヴ・イズ・オーヴァー」なんだけどさあ。
 そうでなくても、この季節になると、どこからともなく聴こえてくるような気がするねぇ。この曲。
 やっぱ、曲想から言って、この「時期」の曲っていうイメージが強いのかねぇ。

 ま、たしかに、ヒット時期は、ちょうど今ごろだったしね。個人的にも、この曲っていったら、12月の寒い中聴いてたっていう印象が強いし。

 ただ、リリースは、必ずしも「冬の寒い日」ではないわけで。うむ、「ヒット前年」の9月だったりするからねぇ。
 あ、いや、厳密に言うと、ヒットの「3年前」の1979年7月が最初のリリースだ。
 「最初の」っていうのは、この曲、もともとB面なんだよね。そそそ「うわさのディスコクイーン」って曲のB面だったのよ。

 でも、「うわさの〜」は全くうれず、いわんや、この「ラヴ・イズ・オーヴァー」なんてのは、日の目が当たるわけもなく・・・。

  ただ、あの頃は「有線」って言うメディアがまだまだ力を発揮してたのが幸いだったよねぇ。
 そそそ、この曲も81年の暮れ頃から有線で静かな話題を得てきていて、翌82年9月に再リリースされたわけだ。

 まあ、それでも、ベストテン入りまでは、それから1年3ヶ月もかかったわけだから、超ロングヒットもいいところですわな。

 あの時代、こういう、ジワリヒットって、まだ結構あったからねぇ、それほど奇異な動きには感じなかったよなぁ。
 82年〜83年にかけて、一時的な演歌、歌謡曲の復活があったからさあ。

 この年は、佳山明生の「氷雨」が、リリースから数年越しのヒットとかあったしさ、そういうジワリ型ヒットっていうもののインパクトは、それほどでもなかった気がする。
 話題的には、オリコンで言えば、71年の「雨の御堂筋」以来、12年ぶり1位獲得。なんていう、1位獲得間隔更新って言うほうが、当時としてはインパクトがあったのかなぁ。
 

 しかしながら、ジワリヒットは、ヒトのこころに曲が深く浸透するわけで、だから、いまだにエバーグリーンな曲になりえているわけで、これまでに何人もカバーしているわけなんだよね。


 でも、あの時代、ワタシ的にはこの曲は大人過ぎたな。いい曲だとは生理的には思っていたけど、まだまだ受け付けるまでには至らなかったっていうかさあ。ただ、残っているのよ曲は。
 この曲、聴くと、ああ、83年の12月だよなぁ〜、あの頃は〜っていう絵が即座に浮かんできたりするし。

 うん、今聴くと、ちょうどいいのよ、この曲くらいの幅の曲が。

 まあ、それだけワタシも年取ったってことですかねぇ。このテの曲が最近ないのが、淋しいわけなんだけどさあ。

それにしても作詞。作曲者の伊藤薫ってヒトは、いい曲持ってるんだよね。以前、香坂みゆきの「レイラ」を書いた時も少しふれたんだけど、グッと心に染みいるようなメロディアスな曲が多いのよ。
最近は、千葉テレビの「カラオケ大賞」の審査員やってるけど。。。



最近このヒトがこの曲を歌う時、完全に歌い方を崩しちゃってるじゃん。あれが、どうも、個人的にはねぇ・・・。って感じなんだよね。

 やっぱ、オリジナルな歌い方が個人的には「○」。

 しかし、この手の正統派なエンターテイメントソングは、最近じゃ和田アキ子ぐらいしか歌わないよねぇ、きっと。
 うん、このテの曲を歌えるヒトが少ないんですよ。やっぱ、それは寂しいよなぁ。



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Automatic / 宇多田ヒカル

1998_12_Automatic_宇多田ヒカル





今回の1曲セレクトは、「Automatic」宇多田ヒカルです。

まずはデータです。

・タイトル    Automatic
・アーティスト  宇多田ヒカル
・作詞      宇多田ヒカル
・作曲      宇多田ヒカル
・編曲      西平彰 河野圭 Taka&Speedy
・リリース日   1998年12月9日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 2位 (12cm盤)
              4位 (通常盤)
・売上げ枚数  206.3万枚
          129.1万枚(12cm盤)
          77.2万枚 (通常盤)
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1998年12月28日〜1999年3月21日付

 昨日は仕事納めでしたわ。年をとるごとに年々1年が早くなりますわ。
ちなみに、この「ヒット曲&チャートレビュー」も、今のブログに書くようになってから、丁度1年なんだよね。
初めは、閲覧いただける方も1日に、ほんの数人だったけど、今ではかなりの方が閲覧してくださるようになりました。 皆様に感謝!

さてさて、今回はこの時期に聴いて「サプライズ!」と思った曲がいいわと思いまして、

 Automatic /宇多田ヒカル

を引っ張ってきたりして。

 えー、さっすがにこの辺になってくると、感覚的には「昨日」なんだけど、客観的に考えると、あれから17年も経ってんだよねぇ〜。 え〜、やんなっちゃうねぇ。 この曲の頃はワタシまだ20代だったんだよな・・・・。

 この曲はねぇ、初めて聴いた時は、今でもよく覚えてる。
まだ、今の業界に入る前、環境管理会社で技術営業とコンサルやってる頃だ。たしか98年12月30日。丁度17年前だ。

 なぜ、日にちまで覚えているか・・というと、会社的には前日仕事納めだったって言うのに仕事だったから

 外回りの仕事が終わって車の中で報告書を書いてる時にFMから流れてきたんだよな、この曲。

ワタシね、報告書書いてた手が止まりましたよ、この曲聴いて。

 なんじゃこりゃぁ!!・・・と。まあ、ふつう、なんじゃこりゃ、となると「酷」くて、なんじゃこりゃなんだけど、この曲の場合は、「凄過ぎ」てなんじゃこりゃでしたよねぇ。

 不意に「ガーン」とアッパーパンチを食らったような衝撃が脳天を走ったって言うかさあ。

 曲流れる前に15歳って紹介があったんで、「なんでぇ、また新手のアイドルかぁ」なんてタカをくくってたんだよな
 そしたら、余りにも完成しているサウンドが流れてきてビックリ。なにより、自分で作詞、作曲しているってからオドロキだ〜。

 確かに15歳で作詞、作曲しているヒトは、それまでもいたよね。でも、内容はあくまで15歳が作ったような「素直」な内容だったわけで・・・。
 この曲はあまりにも「完成」しすぎてて「なんじゃこりゃ」だったんだよねぇ。
 ウタも15歳にしてはちょっとシッカリしすぎていたし・・。

 一瞬にして、こりゃ、とんでもない奴が出てきたな・・って思ったよなぁ。

 大体さ、新人っていう文句を聴くと、聴いてる方もその目線で、唄を期待しているもんだけど、この曲は、その目線を遥かに越えたところにあったんでねぇ。。。

 今だったらそうは思わないかもしけないけど、当時はまだまだ、新人のレベルは、低い位置にあったからね。ましてや15歳なんて聴いたら、どうしても「アイドル」っぽいところを予想するじゃない。

 当時は翌年1999年を迎えようとしていて「世紀末」っていう雰囲気が漂っていた時期だけど、これは本当のモンスターが出てきたかもしれない・・・これぞ「世紀末」だぁ・・・・と瞬時に思いましたね。
 その予感通り、すぐに時代の寵児に躍り出たヒッキーだったけどさ。やっぱり、それまでの常識を一変させる様な時代を替える逸材って、絶対に居るもんなんだよね。
 まあ、それこそ10年に1人くらいしか出てこないんだけど。。。こう、長くヒット曲を追いかけてくると、時としてそう言うヒト達にあっ来た訳だけど、このヒトほど衝撃的な出逢いをした人もいなかったよなぁ。


 CDの売上データ・・・この曲はいまでいうマキシシングルの12cm盤と昔の8cmのCDシングル盤の通常盤と2種類出てたわけだけど、このころはまだ、これらは、それぞれ別々に集計してオリコンチャートに出してたんだよね。
 だから、データも2種類出てくるわけだ。今だったら、最高位1位、売上げ枚数206.3万枚ってなる訳なんだよね。だからなんだけどこの曲、立派なダブルミリオンなんだよね。
 でも、意外と騒がれていないのは、当時のオリコンの集計方法の為なんだよな。 

 そりにしても、オリコンチャートも集計方法がコロコロ変わるのは何とかしてほしいよな。
 
 ともかく、年末のこの時期と「衝撃」っていったら、真っ先にこの曲が浮かんでくるワタシだなぁ。

 最近は、こんな「ガツーン」と頭を殴られるような衝撃を受ける曲ってなかなか出てこないのが残念なんだけど、果たして、来年はそんな、新手のアーティストや曲に出会えますかねぇ。これは毎年、この時期になると楽しみにしている事でもあるんだけどね。 



このPVは何回見たか・・・ってくらい見たよな、当時は。



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YES〜free flower〜 / MY LITTLE LOVER

1996_YES〜free flower〜_MY LITLLE LOVER







今回の1曲セレクトは、「YES〜free flower〜」MY LITTLE LOVERです。

まずはデータです。

・タイトル    YES〜free flower〜
・アーティスト  MY LITTLE LOVER
・作詞      小林武史
・作曲      小林武史
・編曲      小林武史
・リリース日   1996年12月2日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   45.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1996年12月16日〜1997年1月13日付
・タイアップ:映画「Swallowtale」挿入曲

 無機質な曲ってことで、この間もglobeの「SWEET PAIN」を引っ張ってきましたが、今回も「無機質」な曲です。
 
 ハイ、マイラバの「YES〜free flower〜」。

 うーん、まあ、正直、当時のマイラバとしては、オリコンで1位は取ったもののあんまり「メジャー」な曲として売れたわけではないから、もしかしたら忘れちゃっている方もいらっしゃるかもしれないけど、この年に公開された映画「Swallowtale」の挿入曲にも使われたから、そう書けば思い出した方もいらっしゃるかなぁ。

 兎に角、この曲イントロの最初の音から、最後の1音まで、あんまり曲の抑揚がないんだよね。ドラムなんて、最初から最後まで8ビート刻みっぱなしで、フィルインが一つも入らない。とっても無表情な曲ですわ。
 グワァーッと盛り上がるサビが普通な日本のヒット曲ではかなり珍しい構造な曲だわね。

それ以上にメロディがかなり特異な流れですわね。

Aメロ

♪言葉 ひとつ 重く 消えるよ ♪

までで、なんと16小節も使ってたりする。この「シロタマ」連続の曲のあまりにもゆったりとするメロディの流れと、BPM130のほとんど「普通」のビートとのコラボレーションっていうのが、不思議と新鮮な感覚を醸し出してくれるんだよね。

 うーん、それまであったようでなかったような不思議な感覚。
 まあ、それが、この曲のすべてでしょう。

ただ、そんなとってもメロディラインがシンプルな曲だけど、サビの部分はしっかり仕掛けてありますね。

例の ♪YES〜 YES〜 ♪ の部分。

最初は、小節の最初から「譜点二分音符」に続いて四分音符のアーフタクトから「シロタマ(全音符)へのタイ が基本なんだけど、大サビでは、これが、1拍早まって、前小節のアーフタクトから譜点二分音符」に続いて四分音符のアーフタクトから「シロタマ(全音符)へのタイへと。

 つまり、大サビでは♪YES〜 YES〜♪ の最初の「YES」が1拍早く入るんだよね。

 あーー譜面なら簡単なのに文章で説明すると面倒っちいな。。。

まあ、そんな感じで、「シロタマ」連続で、どうも単調になりがちな曲なんだけど、ちゃんとメロディラインのリズムに変化を持たして単調になるのを防いでいるんだよね。

 まあ、あんまり気がつかない部分かもしれないけど、この曲の面白さのひとつだと思いましたね。

 メロディが複雑な曲も、いいところはあるんだけど、こういう単純な曲なほど、騙しが効かないところがあるから、曲の出来不出来がモロ出るんだけど、この曲は、その中でも精巧な曲なんぢゃないかなぁ・・・思っているんだよね、個人的には。

 うん、意外かもしれないけど、マイラバの中では一番、好きなんだよね、この曲。


ジャケ写・・・。ネットから引っ張ってきたんたけど、およよ、初めて見るな。ピクボケな具合がいいですね。
・・・って、ワタシ家に音源(mp3)あるのに、もとは何から引っ張ってきただろう。
 十中八九レンタル屋のCDからダビングしたんだけど、このジャケ写は記憶にないなぁ。。。。




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THROUGH THE WINDOW / 河合奈保子

1985_スルー・ザ・ウインドウ_河合奈保子






今回の1曲セレクトは、「THROUGH THE WINDOW 」河合奈保子です。

 まずはデータです。

・タイトル   THROUGH THE WINDOW
・アーティスト 河合奈保子
・作詞     PETER BECKETT
・作曲     PETER BECKETT
・日本語詩   売野雅勇
・編曲     クレジットなし
・リリース日  1985年12月12日
・発売元    コロムビア
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数   7.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン期間:1985年12月30日付

U2歌謡。 

のっけからなんじゃい? って感じだけど、今回セレクトしてきた、この曲の事ですね。 

河合奈保子 「THROUGH THE WINDOW 」

今となっては、ほとんど「死語」かな。っていうか、この曲がヒットした当時も、正式にはそんな用語は無かったんだけど、この「TROUGH THE WINDOW」ってとっても「U2」なんだよね。ヘビメタ歌謡といいましょうか。
 かといって、超ヘビメタ歌謡だった、シブがき隊の一連の曲よりもダサく無い。

河合奈保子のボーカルなしで聴いてたら、どこを切っても「U2」だ。この質感、ヘビメタ感。

 イントロ部分聴いただけでは、これが「アイドル歌謡」の曲だとは、おおよそ予測も付かない展開。

 そんな曲を、どーみても「非力」な河合奈保子が、力いっぱい歌っている・・・っていう図が、とっても「意外性」なんだよね。

 正直、初めはショッキングだったよなぁ。まさかね、あの河合奈保子さんが、こういう曲調を歌うとは・・・全く予想もつかなかったもの。
 でも、裏を返せば、この曲の面白みは、その一点に尽きると思うな。

 でも、当の河合奈保子も、腹の底から、あのころ持ってた、全神経を「ボーカル」に使いきっているところも、またいいんだよね。

 大サビの

 ♪ さよならが言えたなら 救われる 恋も あるわ〜〜〜 ♪

の特に最後の

 ♪ 恋も あるわ〜〜〜ha〜〜〜 ♪

の部分のコエシツは、またスゴみがあるんだよね。ある意味、中森明菜の♪ Get Up Get Up Burning Heart〜〜〜〜〜 ♪のビブラートロングトーンよりも、凄みを感じる。

 このヒト、アイドルにしては、うたはうまい方だったんだけど、どーも、「幼い」演出で、このヒトならではの「声」で勝負するような曲が無かったんだよね。

 そこに来て、これこそ「声」で勝負とばかり、この曲が来たから、得てして本来の河合奈保子のコエシツを披露する場が出来たんだけどさ。

 
 ただ、やっぱり、ファンって保守的だからねぇ。こういう曲だと売れなかったんだよなぁ。

 まあ、売れなくても、それなりに攻めた結果だから、これは潔いやり方だったと思うけどね。
 結果的に、この後のボーカリスト「河合奈保子」に繋がっていくわけだから。




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恋の予感 / 安全地帯

1984_12_恋の予感_安全地帯







今回の1曲セレクトは、「恋の予感」安全地帯です。

 まずはデータです。

・タイトル    恋の予感
・アーティスト  安全地帯
・作詞      井上陽水
・作曲      玉置浩二
・編曲      星勝 安全地帯
・リリース日   1984年10月25日
・発売元     キティ
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   43.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1984年11月12日〜1985年2月4日付

今回の1曲セレクトは、安全地帯の「恋の予感」 。

 うーん、なんか、1回書いたような気もしないでもないが・・・。でも、安全地帯って、あんまり書いてなかったしな。
 いつだか、「安全地帯」は書かないんですか? ってメールいただいたこともあったっけふらふら

 ・・ということで、思いついたときに。。。

 うーん、安全地帯の曲を書かないんでなくて、「書けない」っていうのが本音かなぁ。

 正直、なんて書いていいのか、よく分らん。。。とりあえず「ジミー」な曲です・・・って書いちゃおしめーだもんなぁ。
 でも、なぜか、何回か聴いてると、また聴きたくなる・・・っていう、なんか玉置浩二っていうヒトの魔法にかけられている様な気もしないでもない。

 この曲、今考えると、なんか、いつの間にかベストテンに入ってて、気がついたらいつの間にかベスト3にランクアップしてた・・・っていう印象が強いんだよね。

 どこから来たのか? ・・・っていうか、正直、当時、リリース日がいつだったのかも知らなかったもの。

 で、いつの間にか「ベストテン」で歌ってた・・・っていうイメージが強いんだよなぁ。

 多分、それは、安全地帯っていうグループを、それまで一発屋っていう目で見始めていたからだと思うな。

 この年84年の初め、例の「ワインレッドの心」でブレイクした安全地帯も、次の「真夜中すぎの恋」がぽしゃったんだよね。
 まあ、最高位20位っていう、スマッシュヒットとはなったものの、「ワインレッドの心」の余熱でヒットしたところもあったし、このままフェイドアウト・・・っていう気持ちが強かったんだと思う、ワタシの中で・・・。

 だから、いきなり「復活」のベストテン入りしてくるとは、まったく考えてなかったんだろうな。

 たしかに、ジミーな曲なんだけど、↑で書いたように、どこか引き込まれていくような感じは受ける。
 うん、ジミなんだけど、キャッチーなんだよね。なんか、意味よくわかんない表現だけど。。。いや、どこか、魔法をかけられてるところがあるんだと思う。あの玉置氏独特の歌い方と歌声であせあせ

 ・・・で、魔法をかけられたところで、いきなり最後の

♪ かけーぬけるだけー ♪

の部分で、フェイク気味に驚かさせられる。

 この最後のグワーと一気に盛り上がるギャップにまた、引き込まれるんだよね、きっと。

 その辺の魔法のかけられ方でヒットしちゃったんじゃないかな・・・とか思ったりして。。。

 うん、少なくとも、この曲は、12週もベストテン入りしたようなロングランヒットだったし、だから、固定ファンだけでのヒットではないわけだよね。
 うん、まあ、この曲をきっかけに、本格的に上位に定着するようになったわけだけどさ。

 それでもジミなイメージが・・・。うーん、これは、オリコンでもそうだったけど、最高位3位って言うのがジャマしてるんぢゃないかなぁ・・・と思ったりして。。。

 「ワインレッドの心」とか「悲しみにさよなら」は1位とってるからなぁ・・。その分、華やかさが見えたりするんだよね。


 個人的には、この曲といったら、少し前に薬師丸ひろ子の「Woman〜Wの悲劇〜」の時にも書いたけど、「石油ファンヒーター」の独特の灯油の匂いが鼻腔に漂うな。 ちょうど高校受験の追い込みの時のヒットだったからねぇ。

 あのときの受験勉強のスタンドの光だけの部屋の薄暗さと、この曲のジャケ写の青暗さと、実際の曲の暗さが、なんか妙にシンクロするんだよなぁ。

 そういう意味でも印象深い曲ではあるんだけど・・・。

あ、じつは今も、デスクのスタンドの光だけっていう、あの時と同じ状態で、これ書いてるんだよな。いや、へえ湯の蛍光灯がさっき切れちゃったもんで。。。。





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