かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2015年05月

哀しくてジェラシー / チェッカーズ

1984_05_哀しくてジェラシー_チェッカーズ






今回の1曲セレクトは、「哀しくてジェラシー」チェッカーズです。

 まずはデータです。

・タイトル    哀しくてジェラシー
・アーティスト  チェッカーズ
・作詞      売野雅勇
・作曲      芹沢廣明
・編曲      芹沢廣明
・リリース日   1984年5月1日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   66.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1984年5月14日〜8月6日付

 昨日、寺尾聰の「シャドーシティ」書いたじゃん。おそらく、あの曲書いたのに、なんで、3曲同時ベストテン入りについて書かなかったんだろう・・・なんて思った方っているかなぁ。

 いや、最初は言及しようか・・・と思ったの。でも、その前に念のため・・・と思って、過去のアーカイブス調べたら、なわんと、この曲をまだ、書いてなかったんでさぁ、まずは、こっちの3曲同時ベストテン入りを書いたほうがいいのかなぁ・・・とか思ったんだよね。

 ま、その曲がチェッカーズの「哀しくてジェラシー」だったりするんだけどさ。

 うん、3曲同時ベストテン入り・・・って言っても、寺尾聰の場合は、「ザ・ベストテン」で3曲同時ベストテン入り・・・ってことで、厳密に言うとオリコンでは、3曲同時ベストテン入りはしてないんだよね。

 うん、一番、それらしき週だったのは1981年6月8日付で

・2位  ルビーの指環  
・1O位  シャドー・シティ
・11位  出航

って時でさ。ま、このとき、「ザ・ベストテン」では、3曲同時にベストテン入りさせたんだけど。。。


BUT、チェッカーズの場合は、正真正銘「3曲同時」ベストテン入りさせたからねぇ。「ザ・ベストテン」だけでなく、「オリコン」でも。

で、実際に3曲同時ベストテン入りさせていたのが、1984年5月14日と21日付けの2週間。
 ちょうど、今から31年前だ。

 えー、31年前〜・・・exclamation & questionふらふら 自分で書いててビックリなんだけど。。。自分じゃ、そんなつもりぜーんぜんないのにねぇ。
 だって、すでに、オリコン読んでたし〜・・・。ほとんど、いまと変わらぬ生活をしてたっていうのに。。。

 変わったのは、パソコンという便利な代物が加わったのと、当時より30Kg太ったワタシの体くらいでしょうふらふら

 いや、あのころは、ホントやせてたから、ワタシ。。。たしか50Kgなかったんだから。。逆にやせ過ぎてたかも。。。 (この後、「モスバーガー」という魔物に出会って一気に太った)


 なんて、そんなこたぁ、どーでもいいんだけど。。。

 あのころのチェッカーズ旋風はすごかったよね。ほんと、ほんの僅かのうちに、どっからこんなに人気が出てきたんだ? ・・・ってくらいあっという間だったもんなぁ、火がつくのが。。。

 だいたい、この時点から、ほんの3ヶ月前までは、ほとんど知られてなかった存在だったのにねぇ。。。

 やっぱ、女性ファンっていうのは飛びつくと早いよなぁ。。。

この間、寺尾聰のとくも書いたけど、ほんと、予期せぬ出来事だったですよ、こんときのチェッカーズ旋風は。

 で、この「哀しくてジェラシー」だけど、曲的には、前の2曲の「ギザギザハート〜」とか「涙のリクエスト」と方向性はそれほど変わらない。 ま、この3曲が同時に作られたっていうのもあるけどさ。

 うん、その3曲の候補曲から、一番、キバツな「ギザギザハート〜」をデビュー曲に持ってきた・・・っていうのは、有名な話ですわな。

 うん、だから、「涙のリクエスト」でも、この「哀しくてジェラシー」でも良かったわけですよ、デビュー曲としては。

 ま、たしかに、キバツさという点では、この曲「哀しくて〜」が一番乏しかったかな。うん、悪い曲ではなかったけど、まともだったんだよね。全体的に。

 そう考えると、売れた後の3曲目に持ってきたのは正解だったよなぁ、今考えると。
 前2曲と方向性が同じだったんで、ファンを裏切らない・・・っていう安心感もあったろうし。。

 そんないろいろなファクターがうまく絡み合って、結局3曲同時ベストテン入り・・・って言うことになったんだろうね。


 ちなみに、当時、ワタシ、ドラムを始めててさぁ、チェッカーズとか簡単そうだったんで、練習してたんだけど、この曲、バスドラが大変なんだよねぇ。
 イントロの頭から8分音符のバスドラきざんでたりするから、腰が痛くなったりしてさ。。。足は突っ張るし・・・。

 なんか、そんな想い出が強いな、この曲には。





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Summer Beach / 岡田有希子

1985_05_Summer Beach_岡田有希子






今回の1曲セレクトは、「Summer Beach」岡田有希子です。

 まずはデータです。

・タイトル     Summer Beach
・アーティスト  岡田有希子
・作詞       尾崎亜美
・作曲      尾崎亜美
・編曲      松任谷正隆
・リリース日   1985年4月17日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   13.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1985年4月29日〜5月13日付
・タイアップ:グリコ「カフェゼリー」CM曲 
 

 今回の1曲セレクトは、岡田有希子さんの「Summer Beach」

 いや、結構、盲点だった、この曲をまだ、書いてなかったとは。。。っか、いままで、岡田有希子の曲って、あんまりし書いてなかったんだな、ワタシ。
 結構、引き合いに出してはいたものの、実際に「1曲セレクト」として、もって来てたかって言えば、そうでもなかった・・・んだよね。


 たださ、実際、この曲、当時の「今ごろ」・・・5月末だね・・・の時点では、すでにヒットのピークは過ぎて、下降線だったのよ。

 タイトルが「Summer Beach」ってついてるから、本当なら、これからのシーズンにもっと盛り上がらなきゃいけないはずだったんだけどねぇ・・・。

 まあ、ただ、曲がねぇ・・・、今ひとつ、盛り上がらなかったからなぁ、タイトル負け・・・というか。
 いや、曲自体はよかったんですよ。というか、さすがにこの年、ノリにのってた、尾崎亜美女史が書いただけあって、アイドルの曲としては、一部の隙もなかったと思う。

 たださー、どーしても、タイトルとは裏腹に「悲しいね・・・ざびしいね・・・」っていってる様な岡田有希子の「歌唱」があってさぁ、今ひとつ、盛り上がりに欠けるんだよなぁ・・・。

 それと、前々から書いているように、この年の今ごろの天候よ。82年同様、85年の初夏から夏にかけては天候不順が続いてたからなぁ。
 覚えてるけど、曇天で肌寒い日がずっと続いてたんだよ、この年も。
だから、タイトルに「Summer」ってついてても、今ひとつピンと来なかったのもある。

 いつかも書いたことあるけど、この辺って、結構ギャンブルだったんだよね。曲を作っている時点では、リリースしたあとの天候なんてわかんないからねぇ。

 しかも、この頃になると、季節先取りでリリースしちゃってたからさあ。4月に「Summer Beach」っていわれても、これは、普通はピンとこないよなぁ。。
 まあ、昨今の「温暖化」の世の中では、ある程度は理解できそうだけど、時代は30年前だからねえ。。。



だけんど、このヒトは、難しい曲、歌ってたよねぇ。今からして思うと。まあ、確かに尾崎亜美の曲は、もともと難しい曲が多いけど、この曲はその中でも富に難しいと思う。コード進行も結構、ひねくれてるし。そんな中を、すんなり歌ってしまってる岡田有希子って、ウタうまかったんだな・・・なんて、改めて思っちゃいましたわ。

 特に、Cメロの

 ♪ Loving Loving me〜 ♪

のところなんてのは、堂々としてたね。 

それにしても・・・うーん、やっぱり、この曲、今聴いても13万枚ぐらいで終わる曲じゃなかったと思うよなぁ。
正直、最初聴いた時は、「あ、この曲はホームランになるかも・・・」っなんてビビビっと来たんだけどなぁ。。。
それもこれも、この年の天候不順が悪いwwww




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謝肉祭 / 山口百恵

1980_05_謝肉祭_山口百恵






今回の1曲セレクトは、「謝肉祭」山口百恵です。

 まずはデータです。

・タイトル    謝肉祭
・アーティスト  山口百恵
・作詞      阿木耀子
・作曲      宇崎竜童
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1980年3月21日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   28.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1980年4月14日〜6月2日付

今回の1曲セレクトは、山口百恵の「謝肉祭」ね。

 この曲、なぜか、好きなんだよねぇ、個人的に。なんか、「山口百恵」を聴いてるぞ〜・・・って気にさせてくれるじゃん。
 っというか、この曲の前の2曲、「愛染橋」「しなやかに歌って」が、ややインパクトが薄く、若干、それまでの山口百恵っぽい、「灰汁」が少なかったけど、この曲は、「いかにも山口百恵」って感じじゃん。
 あ、なんか、久々に「山口百恵」っぽい・・・っちゅうかさぁ。もちろん、すでに、この時点で10月の結婚引退は決まっていたわけで、その後の流れからすると、この曲が最後の「らしい」曲になったような気もするんだけどさ。まあ、今風に言えば、最後の「ファンサービス」といえかさ。

 大体、こういう「切り口」を持ってくる・・・っちゅうか、もってこれるアーティストっていったら、当時は山口百恵しか居なかったもんなぁ。下敷きは「フラメンコ」よ。まあ、「謝肉祭」っていうタイトルからして、もろスパニッシュではあるんだけど。

 これ書くのに、今一度、聴きなおしてみた。

 考えてみれば、後年の中森明菜って、絶対に、この曲を下敷きにしてるよね。「TANGO NOIR」とかさ、もろじゃん。
 この曲の「副題」が「CARNIVAL」ってなってるけど、そういう意味では、「ミ・アモーレ」あたりもそうか。ま、「フラメンコ」と「ラテン」の違いはあるけど。。。
まあ、それだけ、「崇拝」してたアーティストなんだろうけどね。

全くかんけーないけど、「謝肉祭」っちゅうと、なぜか「肉の万世」を連想しちゃう因果なワタシです。
 あ、いや、当時さあ、「肉の万世」で時々「謝肉祭」ってキャンペーンやってたのよふらふら たしか、この曲がヒットしてたころも、「謝肉祭」やってたような記憶が・・・。なんか、それで、連想しちゃうんだよなぁ。。

 やべぇ、「万世ハンバーグ」が食いたくなってきた。。。。。ふらふら



なんか、えらいゆっくりとした「謝肉祭」だな。。。
ウーン、まあ、いろいろと↑でウンチクたれたけど、この曲は、まず、実際に聞いてもらったほうが良かったかもな。
 このころになると、あんまりテレビに出なくなってたし、だから、この曲もテレビで歌ったのは、それほど多くないと思うんで、今となっては、「聴いたことない」ってヒトも多いと思うしさあ。

ところで、歌詞にある「ジプシー」ってコトバ、今では差別用語ということで、放送禁止らしいね。
・・・ということは、この曲も、テレビ・ラジオでは流せないんですかねぇ。 西城秀樹にも、「ジプシー」ってもろナタイトルの曲があるんですけど。。。。


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シャドー・シティ / 寺尾聰

1981_05_シャドーシティ_寺尾聰






今回の1曲セレクトは、「シャドー・シティ」寺尾聰です。

 まずはデータです。

・タイトル    シャドー・シティ
・アーティスト  寺尾聰
・作詞      有川正沙子
・作曲      寺尾聰
・編曲      井上鑑
・リリース日   1980年8月5日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   54.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1981年3月30日〜6月15日付
・タイアップ:YOKOHAMAタイヤCM曲

 5月だというのに暑い日が続いてますね。気分はすっかり梅雨明けシーズンですわ。
こけで本当に、これから梅雨が来るんでしょうかね。 
 軽い夏バテ気味で、けだるい夜ですわ。

 そんな気分の中、浮かんできたのは、寺尾聰の「シャドー・シティ」だったりして・・・。

 この曲といえば、今を去ること34年前の「今頃」ちょうど、ヒットのピークを迎えてたころだ。まあ、そーいうこともあって、やっば、この曲といえば、今頃の「季節」っていうイメージが脳裏にこびりついてるんだよね。

 しかし、34年前のあの「寺尾聰ブーム」っていうのは一体なんだったんだろうねぇ。。 よく、雑誌にも載ってたりしたけど、まさに「予期せぬ出来事」だったもんなぁ。。。
 ちなみに、この「シャドー・シティ」のB面は「予期せぬ出来事」って、そのまんまのタイトルの曲だったりするんだけど。。。

 いや、少なくとも、この曲がリリースされた、前年の8月5日の時点で、次の年に寺尾聰のブームが来てるなんて、誰も予想できなかったよね。それほど、突然やってきた、大ブームだったもんなぁ。

 もちろん、その基には、当時の「西部警察」での寺尾聰の人気とか、「ルビーの指環」に引っ張られて・・・っていう部分は多分にあるけどさ。

 プラスして、魅力的だったのは、やっぱ、この「都会」的なムードだよね。「ムード」ってかくと、それまでだと「ムード歌謡」になっちゃうけど、そうぢゃなくて、摩天楼広がる夜のTOKYOのイメージ。
 うん、当時は、まだ、「シティポップス」っていうコトバすら生まれてなかったわけで、イメージとして書くと、そんなまどろっこしい説明も必要になっちゃったりするんだけどさ。

 それと、この曲のサウンドですよ。まじっけなしで都会的ムードじゃん。複雑に入り組んだ、テンションコードが奏でるサウンドそれに絡んで来る、チョーキングが効いたギターサウンドがなんともいえないんですよ。
 いや、当時、早く大人になりたかったね。こういう曲を聴いてて。

 これは、コドモが聴いてちゃダメだと思ったもの。かじやん、当時11歳。
 摩天楼の大都会とタバコの匂いに包まれながら、ひとりグラスを傾ける・・・。やべぇ、この曲の詞そのまんまだ。。。

 ま、ともかく、そんな雰囲気が似合う大人になりたかったのですよ。

 BUT、無残にもイメージ崩れたよなぁ、現実には。 だいたい、最近、そういう「大人」の雰囲気に似合う(ヒット)曲がないんだもの。。。


 それと、この曲の難解さだよなぁ・・・。なんで、また、これだけ難解にしちゃったの・・・ってくらいだもん。
 だいたい、最初、この曲の「譜面」見たときビビッたよ。Key=A♭m、譜面上フラットの数が「7つ」よ。。。
 ハァ〜・・・・、♭ 7つですかい・・・。つまり、ピアノで言うと、ぜーんぶ、「黒鍵」使って弾け・・・・ってか。(実際はCとFの音は黒鍵じゃないけど・・・) なして、そこまで複雑にしちゃうの? おそらく、原曲はKey=Amの素直な曲だったと思うんだけどさあ。。

アレンジャーの井上氏。。。。

 「いやね、メロディがしっかりしてれば、つまりは、サウンドを複雑にしても壊れないわけ・・・」(当時の井上氏談)・・・だそうで。。


 いずれにしても、これだけ、フラットが付いてる曲って、当時もヒット曲ではそーそーなかったしさあ、この曲のおかげで、以後、フラットとかシャープがいっぱい付いてる曲でも「ビビらなく」なった私どぇす。
 そのほか、♭♭(ダブルフラット)とか、C7-10、A♭msus4、A♭7-9などのテンションコードとか、こと、譜面について勉強させらることが多かったよなぁ、この曲ではさぁ。




最近は、ここまで難解なコード進行の曲ってのも、少なくともヒット曲ではなくなりましたね。まあ、難解にすれば良いってもんでもないんだけど、テンション系コードを使った、少し色合いが違う曲ってのも、恋しくなりますねぇ。
 ただ、この難解なコード進行を、うまく表現できるだけのミュージシャンが、今どれだけいるかということも言えますけどね。 最近の若手バンドでは、難しいだろうなぁ。



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アバンチュールはルックスしだい / シュガー

1982_05_アバンチュールはルックスしだい_シュガー






今回の1曲セレクトは、「アバンチュールはルックスしだい」シュガーです。

 まずはデータです。

・タイトル    アバンチュールはルックスしだい
・アーティスト  シュガー
・作詞      吉田喜昭
・作曲      吉田喜昭
・編曲      平野融
・リリース日   1982年4月21日
・発売元     フォーライフ
・オリコン最高位 20位
・売上げ枚数   9.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 23位

 さてと今回はなに書くペーな。。。

 シュガーの「アバンチュールはルックスしだい」なんちゅうのはいかがですかねぇ。

・・・と書いて、果たして、どの程度、反応が出てきますか・・どうか。あせあせあせあせ

「アバンチュール」ですよ、「アバンチュール」。完全に今となっては「死語」ですわなぁ。最近、使わないよねー、「アバンチュール旅行」とかさ〜。
 あー、要するに「不倫」ですよ〜、「不倫」。使わないっしょ、こんな言葉。。とっても80年代っぽいコトバだけどさぁ。。


 一般的に言うと、シュガーっったら、「ウェディング・ベル」1曲だけのヒトたちっていう感じが強いから。。。うむ、世間で言う「一発屋」っちゅうやつか。。

 まあ、たしかにその通りなんだけど、この曲は、その「ウェディング・ベル」の次にリリースされた曲でございまする。

 1982年6月号の月刊明星の付録の歌本「Young Song」の新曲激評コーナーで、近田春夫氏がめっちゃくっちゃ辛口の評を書いてたの覚えてる方います?
 いや、普段、辛口に書いてるワタシよりもズバッと切ってたじゃん、あの号では。 松田聖子の「渚のバルコニー」なんか、「失敗作である」なんて言い切っちゃってたしあせあせ

 さしものワタシもあそこまで、ズバッとは書けないよなぁ。

 そんな、「超辛口」評だった、1982年6月号の新曲激評コーナーにあって、唯一、近田氏がほめてたのが、この曲だったのよね。ふらふら

 なにが良かったか・・・、やっぱ、曲が保守的じゃなかったことなんだよね。
 前曲の「ウェディング・ベル」が、あれだけ大ヒットしちゃうと、とかく、次の曲も「ウェディング・ベルPart2」にしたくなるのが、音楽業界だったりするわけじゃない。でも、あえて、全く違った「サンバ風」の曲を持ってきたりしてさ。
 それと、コトバの使い方もあの時点では新鮮だったんだよね。近田氏も書いてるように歌詞に「チャウチャウ犬」なんてのが、出てくるのが新鮮だったしさあ。

 まあ、あの年は天候不順で、曇り、雨の日が続いたのが、この曲には「ウラ目」に出ちゃったんだろうけどさあ。
 今日みたいな曇天が続いてたら、「サンバ」な曲は、どうあがいたって、盛り上がらないですよ〜。逆に「Key」が「マイナー」な曲の方がヒット的に多かったのも、この年の特徴なんだけど、そんな「天候」的なところも絶対絡んできていると思いますね。

 あの年の初夏〜夏にかけて、底抜けに明るい曲っていったら、河合奈保子の「夏のヒロイン」ぐらいしかなかったでしょ。。。
 そういう、運、不運もあったとはおもいますけどねぇ。。。


 あ・・・ちなみに、↑で「ウェディング・ベルPart2」とか書いちゃったど、この後、実際にリリースされたりしたんだけどさふらふら
 82年11月21日リリースで。。。BUT、最高位は65位でした〜〜。

 ゲーノー界、柳の下にドジョウは2匹おらぬのよ。。。

動画・・・・まあ、予想どおりというか、「ウエディング・ベル」は結構落ちてるんだけど、この曲はないよなぁ〜。
・・・と思ったら、あったんです。YOU TUBE以外のサイトに。 今回は、そのサイトをリンク

http://www.dailymotion.com/video/x1utnuk_%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%AC%E3%83%BC-%E3%82%A2%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AF%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%97%E3%81%A0%E3%81%84-1982_music

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スローバラード / RCサクセション

1976_05_スローバラード_RCサクセション






今回の1曲セレクトは、「スローバラード」RCサクセションです。

 まずはデータです。

・タイトル    スローバラード
・アーティスト  RCサクセション
・作詞      忌野清志郎 みかん
・作曲      忌野清志郎 みかん
・編曲      星勝 RCサクセション
・リリース日   1976年1月21日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 ランクインせず
・売上げ枚数   0枚

 今回セレクトしてきた曲は、RCサクセションの「スローバラード」。
もともと、この曲を書いたのは、忌野清志郎氏が亡くなった、6年前なんだけど、今回は、その時書いた内容をそのまま再掲載します。

それでは、どうぞ。


 今日の音楽的なニュースっていったら、キヨシローのロック葬の話題がどこでもトップになってる。NHKの7時のニュースでさえ、取り上げられているんだからすごいものだ。

 だけど、冷静になって考えてみると、20年前、30年前、果たして、キヨシローがましてやNHKのニュースに取り上げられることになるとは、いったいだれが予想してただろう・・・なんて思うわ。

 今回持ってきた「スローバラード」。

 今でこそ、RCサクセションを代表する「名曲」なんて扱いをされてたりする。
 
 ・・・けど、リリース当時は、ほとんど誰にも見向きもされない曲だった。

 リリースは1976年1月21日。いまから39年も前の曲だ。しかしながら、当時は、リリースそうそう「廃盤」になった。全く売れなかったから。。

 でもさ、考えてみると、当時、まだ、キヨシローの「ハイパー」さについていけたヒトがほとんどいなかったんだろうね。
 今、この曲を聴くと、全く色あせていないことに気がつかされたりして。つまりさ、33年前の時点で、しでに何年も先のことをキヨシローはやっちゃってたんですわ。

 ようやく、今になって、一般のヒトがそこに追いついてきたんじゃないか・・・。 今日のNHKのニュースを見て、そんなことを思っちゃったワタシです。

 だけど、もう「ソウル」っていうジャンルを歌えるアーティストは日本からは出てこないんですかねぇ。正直、今のヒット戦線からは、こんなソウルフルなアーティストは、ほとんど消えてしまったような気がする。

 男性アーティストにしても、甘ったるい線の細い、声の薄っぺらいボーカル連中がほとんどで。

70年代にヒット曲にのめりこんだワタシにとって、ソウルっていうジャンルは、濃淡の濃い薄いは別にしても、どこか、根っこの部分には必ず介在している音楽。だから、余計寂しいね、今回のキヨシローの急逝は。
こういう個性とアクが強いアーティストは、もう出てこないんじゃないか・・・そんな感じもさせるし。。。



改めて 合掌


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当たり!

 当たり前というかなんというか、ROCK IN JAPANの先行予約(8/1 ,  8/2分)に当選

これで、ようやくレベッカのライブが見られるな。

後は、宿探しですな〜。 昨年まで暫くは、土曜日のみ参戦してたんで、日帰り強行軍だったけど、今年は久しぶりで、土日連続参戦。 当然宿を探さなくちゃならぬ。
 でも、今からだと、ひたちなか周辺はないだろうねぇ、宿が。 少し広い範囲で探さなくては。。。

Strawberry Time / 松田聖子

1987_05_Strowberry Time_松田聖子






今回の1曲セレクトは、「Strawberry Time」松田聖子です。

 まずはデータです。

・タイトル    Strawberry Time
・アーティスト  松田聖子
・作詞      松本隆
・作曲      土橋安騎夫
・編曲      大村雅朗
・リリース日   1987年4月22日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   31.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1987年5月4日〜6月15日付 

最近は特になんだけど、こと「音楽業界」においては、プロとアマチュアの境が無くなってきているよね。コレって良い事なんですかねぇ。 おそらく「いい事」と思っている人たちが業界にも、一般人にも多くなってきてるんで、そう言う傾向になってきてるんだろうね。
 ワタシは、そう言う風潮には異論なんだけどさ。 やっぱ、プロはプロ、アマチュアはアマチュアですよ。

 プロは、ヒト様からお金を取っている以上、プロとしての音楽のクオリティは常に出していかなくてはいけないわけで。

 ただ、ちょっと感じているのは、(「自称」も含めて)「プロ」と思っているアーティストの方々も、音楽のクオリテリィの前に「お金第一」って考えてる方が多いのね・・・ってこと。 

 個人的には、ちょっと疑問・・・。

 まあ、確かに「商業音楽」だから、お金を取れば「プロ」と言うべきなんだろうけど、仮にも「音楽」やってるヒトなんだったら、「オンガクでヒトを酔わせられるようになったら・・・」とか、応える人がいるかな・・・と思ってたりするんだけど、これが居ないんだねぇ〜。

 ・・・これが残念でね。


 それと、やたら「理屈っぽい」ヒトが多いな。これって、最近の「音楽業界」全体の傾向なんですかねぇ・・・。

 「つべこべ言わずに、だまってオレの音楽を聴けexclamation ×2

 なんて、若き日の長渕剛のように、力ずくでもヒトを納得させてしまうような「骨」のあるアーティストって、既に絶滅したんですかねぇ。


 そそそ、カリスマっていうかね。歌を歌うだけで、人を轢きつけるようなオーラを発しているヒト。

 ワタシは、そういうヒトが、音楽の世界での「プロ」だと思うな。


 まずは「カネ」がどうのこうのツベコベ言ってるヒトは、その時点でプロぢゃないのよ、アーティストとしては。うん、ゲーノー人ですね。



・・・というわけで、松田聖子。

 このヒトは、「プロ」ですわ。 まあ、ほとんどみなさん、言われなくても、それは感じてるだろうけど・・・あせあせ

 なにがって言えば、一貫してるでしょexclamation & question、やってることが・・・。
 周りがなんて言おうが、「ワタシはワタシよ」路線を貫いているわけで、ワガママでしょexclamation & question 50過ぎても、永遠のアイドルなわけでしょexclamation & question  プロだよね。

 うん、昔で言うなら、「職人」なのよ。それが「音楽」の世界では「プロ」だとおもうわけ。


 ・・で、もって今日は、松田聖子の「Strawberry Time」

 うん、この曲は、85年6月に結婚・・・ということで、一応、ゲーノー界から引退した、松田聖子が、正式に「復帰」してきた時の曲。

 まあ、それだけで、全てなのかもしれないなぁ。

 正直、曲内容がどうだの、歌詞がどうだの・・・って部分は、すべて超越してしまっているような感じがするわけで・・・。

 もう、完全に「松田聖子」ブランドでしょ、この世界は。何もいえないっすよ、ワタシごときにはあせあせ・・・。





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BOYのテーマ / 菊池桃子

1985_05_BOYのテーマ_菊池桃子






今回の1曲セレクトは、「BOYのテーマ」菊池桃子です。

 まずはデータです。

・タイトル    BOYのテーマ
・アーティスト  菊池桃子
・作詞      秋元康
・作曲      林哲司
・編曲      林哲司
・リリース日   1985年5月15日
・発売元     バップ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   34.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1985年5月27日〜7月22日付
・タイアップ:映画「テラ戦士BOY」テーマ曲

 昨日書いた、チェッカーズの「Blue Moon Stone」は、昨日が気持ちいい日だったから・・・ってことで、急遽、変更して持ってきたんだけど、実は、もともと、今回、持ってきた、菊池桃子の「BOYのテーマ」を用意してたんだよね。

 まあ、スライド・・・ってことで、今回、改めて持ってきますわ。 

 あ、いや、この曲自体、「天気悪い」内容を歌っているわけではなく、なんとなく、ジメッと曇り空のような、ちょっと暗いイメージがありません?
 
 うーん、個人的には、そんなイメージがあるんだけどね。まあ、ヒットが丁度、今ごろの季節ってことで、「梅雨空」のイメージがあるんだよね。

 いや、85年の今頃の曲って、なぜか、こう、ちょっと「淋しい」イメージがあるのは、どうしてかねぇ・・・。

 恐らく、このころ流行ってた、音色のせいもあるんだろうな。ヤマハのDX7の音ですよ。

 いや、プリセットの音色自体は、必ずしも「淋しい」イメージはないんだけどね、特に林哲司氏が多用した、ややAORのエレピに近い音色は、どうも淋しく聴こえるんだよねぇ。

菊池桃子の「今頃」、4月〜5月にリリースした曲って、どうも、この曲とダブるきょくが多いんだよなぁ。86年の「夏色片思い」しかり、87年の「アイドルを探せ」しかり。
 どうも、今一つスコーンと抜けるようなイメージが少ないんだよね。折角の初夏だったいうのにねぇ。

 それと、この曲の、入りのサビ〜Aメロに挟まってる、8小説の、インストの部分にかぶさってくる、16分音符でクルクル動く、シンセの部分が、印象的だな。

 あそこ、ザ・ベストテンでは「手弾き」してたから、よーく、つまづいてたねぇ〜、いわいるミストーンってやつ。

 なんか、そんな印象ばっかが強いな。


 メロディラインのインパクトは、やっぱ、どうしても、「卒業」にはかなわないよね。「大ヒット」を受けての曲だから、どうしても霞んでしまう。

 売上げ的には、映画主題歌っつうことと、やっぱり「卒業」を受けての「アーティストパワー」って言うのもあって、この曲も30万枚突破となってるんだけどさ。 結局、これが最後の30万枚突破だったしな。

 ただ、この後、この曲がモチーフのようなメロディラインの曲が続いたんで、ちょっと「飽きた」ってのもある、個人的には。

 いま思うと、その辺がちょっと残念だったけど、結局、このヒトには、この展開しかなかったんだろうな。

 それにしても、このヒトは、昔から変わんないね。ワタシより、ひとつ年上の同世代だけど、未だに若いっ。

 今、この曲歌っても、通用するかも・・・よ。

だからして〜、「ヘアカラー」のCMにでている桃子様に涙してしまう訳です




どうでもいいけど、この「BOYのテーマ」と、松田聖子の「BOYの季節」が同時期にヒットしてたじゃん。同じ「BOY〜」って言うタイトルなんで、たまに、どっちがどっちだか、ごっちゃになるんだよね〜・・・未だに


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夢去りし街角 /アリス

1979_05_夢去りし街角_アリス






今回の1曲セレクトは、「夢去りし街角」アリスです。

 まずはデータです。

・タイトル    夢去りし街角
・アーティスト  アリス
・作詞      谷村新司
・作曲      堀内孝雄
・編曲      石川鷹彦
・リリース日   1979年4月5日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   31.1万枚
・ベストテンランクイン期間:1979年4月23日〜5月28日付

さて今回の1曲セレクトは、アリスの「夢去りし街角」

 この曲は、未だにファンが多い、あのアリスの大ヒット「チャンピオン」を受けた、次の曲なんだけど、「チャンピオン」からは、ガラッと色合いが変わった、ミディアムテンポ曲。

 どうなんだろ、今聴くと、ホッとするような曲なんだけど、「チャンピオン」で振り絞った力を、クールダウンする・・・ってところもあったんですかねぇ。

 もちろん、アリスらしい、「キザ」っぽいところは、この曲でも随所に見られるんだけどね。

 あ、何気なく「キザ」って言葉をつかったけど、このころは、「キザ」っていうのは、流行だったんだよね。
 ジュリーなんかは、まさにその典型だったじゃん。ニューミュージックにおける、それはアリスが担っていたっていうか。

 まあ、今の元アリスのメンバー・・・谷村新司にしても、堀内孝雄にしても、その面影はなくなっちゃったけどさ。。。

♪ 最後の言葉だ ありがとう〜 ♪

なんては、普通はなかなか、言えそうで言えないですよ。。

 当時の曲でも、まあ、使わなかったよなぁ、こういう言葉つかいは。

 まあ、彼らだから、ヒットにつながったんだろうな。それだけ、カッコよかったのよ、それなりに。


 だけど、「夢去りし街角」か・・・。そろそろワタシも考えなきゃいけない、潮どきか・・・。
アラフィフだもんね〜、夢ばかり追いかけてる年でもないなぁ、そろそろ・・・とか、ちょっと頭の隅にくすぶり続けている、今日このごろ。あせあせ


 さてさて動画・・・・と行きたいところだけど・・・、この曲って、テレビで、ほとんど歌ってないんだよね。。

・・・っちゅうか、当時、アリスってほとんどテレビに出てなかったりするわけで・・・。
 最近、NHKの歌謡コンサートなんかによく出てる、堀内孝雄とか谷村新司は、あの頃からすると隔世の感があったりして・・・ふらふら

 たしか、「ザ・ベストテン」にも一度しか出てなかったな、この曲では。その他の週は、毎度のごとく、「今日はコンサートで」とか「アルバムレコーディングで・・・」とかで、出演拒否してた記憶があるぞ。

 ・・・・な、わけで、動画なんぞ、あるわけがない・・・


・・・・と思ったらあったんです。。。ふらふら(ひっぱるねぇ〜)




ベーヤン、9弦ギター弾いてる こんなの初めて見たな。今は演歌の堀内孝雄は、ギターの名手でもあるんだよね。
 そういえば、このころ、ツイストのリードギターだった太刀川氏は、「燃えろいい女」で2ネックギター弾いてたり、楽器でもいろいろ魅せてた頃だよなぁ。


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