かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2015年05月

抱きしめてTONIGHT / 田原俊彦

1988_05_抱きしめてTONIGHT_田原俊彦


 






今回の1曲セレクトは、「抱きしめてTONIGHT」田原俊彦です。

まずはデータです。

・タイトル     抱きしめてTONIGHT
・アーティスト   田原俊彦
・作詞       森浩美
・作曲       筒美京平
・編曲       船山基紀
・リリース日    1988年4月21日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位   3位
・売り上げ枚数    27.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1988年5月2日〜8月1日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「教師びんびん物語」主題歌


 先ほどのマッチに続いて、トシちゃんで行きますわ。
たのきんの2人、続けて書くのなんて、もしかして、今までなかったですかね〜。
 いや、昔、mixiで書いてたオリジナルの「1曲セレクト」で、「有名な曲でまだ書いてなかった曲」・・・を探してたら、先ほどのマッチの「真夏の一秒」も、今回セレクトした、「抱きしめてTONIGHT」も書いてなかったんですねぇ。。。。

 特に、トシちやんの「抱きしめてTONIGHT」・・・・・これは完全に「不覚」ですわ。
なんせ、ザ・ベストテンの年間1位の曲ですから〜・・・。それを書いてなかったとはね。。。

 mixiで書いてたこと、よく覚えてないんだけど、恐らく、毎回使っている、シングル盤のジャケ写が見つからなかったんで、当時、書かなかったのかもしれないですわ。
 今は、ジャケ写もネットにたくさん落ちてるんでね、ちょこっと引用させていただきましたわ


この曲って言ったら、なんて言っても、フジテレビの「月9」ドラマ、「教師びんびん物語」の主題歌ってところが有名なのかなぁ。
 うーん、ワタシ、このドラマ見てなかったんでなんとも言えないんだけどさ。 ・・・というか、個人的には、91年の「101回目のプロポーズ」まで、月9は見てなかったんだよな。
 まあ、今も天邪鬼だけど、当時も、「トレンディドラマなんて」・・・って思ってたからさあ。

 でも、あのドラマが当たったんで、この曲も、当たったともいえる訳でね。

 そそそ、この曲にたどり着くまでの数年は、トシちゃんも今一つパッとしてなかったんだよね。
まあ、リリースする曲は、ベストテン入りさせてはいたけど、いわいる「固定ファン」しか買っていないようなチャートアクションで、初動後、すぐランクダウンしていたし、いわいる「浮動票」を噛んだヒットっていうのは、かなり久しぶりだったよね。
 なんせ、この曲、当時としても異例のロングヒットだったもんなぁ。 丸三ヶ月ベストテン入りさせていた・・・なんていうのは、もしかするとデビュー曲の「哀愁でいと」以来だったかもしれない。

まあ、その影響もあって「ザ・ベストテン」では、年間1位の「栄誉」に輝いたわけだもんね。
 ちなみに、ベストテンの年間1位は、一度ヒットすると超ロングヒットする演歌系が圧倒的に強く、アイドルポップス系で年間1位を取ったのは、ベストテン12年間の中で、この曲だけなんだよね。

 まあ、当時は光GENJIが大旋風を起こしてた時期だけど、そんなジャニーズの後輩を物ともしなかった、この曲は、やっぱ、88年の代表曲とも言えるんだよね。

 でも、「教師びんびん」が当たったからといって、それだけで、こんなロングヒットになるわけでもないわけで、やっぱり、曲自体気合入ってたもんなぁ。

 トシちゃん−筒美京平氏との組み合わせは、80年代前半の全盛期から長きにわたって続いていたわけで、特に、前年の87年からは、ずっと筒美作品を歌ってきてたんだけど、87年の曲は、どうも今一つパッとしなかったんだよなぁ。
 でも、この曲は、筒美氏の気合の入り方が、全然、全然違ったもんね。 
初めてイントロを聴いた時から、「これは全然違う」っていう手ごたえを感じたのを覚えてるなぁ。 長年ヒット曲を聴いてくると、売れる曲って初めて聴いた時から「ピン」とくるんだよね。まあ、一種の「勘」なんだけど、この曲は「ビビビ」と来まくったのを覚えてるよなぁ。

よく言われているのは、トム・ジョーンズの「ラブミートゥナイト」っていうショービス系の曲を下敷きにした曲

↓ コレ




これに当時流行りのユーロビートを展開させた曲・・・ってことなんだけどさ、まさにそんな感じなんで、華々しい曲だったもんな。

 筒美氏のユーロビート歌謡とジャニーズというと、どうしても、少年隊のユーロビート三部作({バラードのように眠れ」〜「Stripe blue」〜「ABC」)って言うのが有名だけど、少年隊のユーロビートと、この曲が違うのは、その「ショービス」ぶりだよなぁ。
 少年隊は、「バラードのように眠れ」はショービス系に近いけど、どちらかと言うとショービス系というよりも、もっとビートを強調してたユーロビートだったもんね。

 でも、トシちゃんは、徹底的にエンターテイメントのショービス系が似あう・・・っていうのが、筒美氏の考えだったんじゃないかなぁ。
 事実、こんなトム・ジョーンズのショービス系の曲が似あったアイドルなんて、当時は、トシちゃんくらいだったしな。

 いや、今も、この系統が似あうポップス系のアーティストはいないかも知れん。だから、この系統の曲は、少なくとも日本では廃れちゃったけどさあ。 なんか残念だよなぁ。
 こういう華々しいエンターテイテメントショービスの世界が、また、戻ってきて欲しいもんなんだけどね。







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真夏の一秒 / 近藤真彦

1983_05_真夏の一秒_近藤真彦 








今回の1曲セレクトは、「真夏の一秒」近藤真彦です。

まずはデータです。

・タイトル     真夏の一秒
・アーティスト   近藤真彦
・作詞       伊達歩
・作曲       後藤次利
・編曲       後藤次利
・リリース日    1983年4月27日
・発売元      RVC
・オリコン最高位 1位
・売り上げ枚数  34.4万枚
・THE HIRCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1983年5月9日〜6月20日付

 久々のマッチです。
少し前に、松田聖子の「天国のキッス」書いた時、4月27日リリース決戦! って書いたけど、「天国のキッス」を書いたなら、やっぱり、この曲も書いとかなきゃね・・・・ということでセレクト。
 
実は、9年前に「天国のキッス」のオリジナルを書いた時は、内容的にこの「真夏の一秒」も引き合いに出したんで、この曲としては書いてなかったんだよね。 ・・・・ということで、今回がオリジナルです。

前年の1982年は、「ザ・ベストテン」にも41週連続でランクインするなど、マッチ黄金期って感じだったけど、明けて1983年になると、どこか元気が無くなってきてたマッチなんだよなぁ。
 今考えてみれば、曲がり角だったんだろうねぇ。アーティストパワー的にというよりも、曲的に。

 結局さ、ここでも何回か書いてるんだけど、いろんな曲調を器用にこなしバラエティに飛んでたトシちゃんに比べ、マッチは、力技一本で押していくタイプの曲ばっかりだったからさあ、流石にそれがデビュー以来3年も続いてくれば、「飽き」も来るよなぁ。1983年はそんな年だったんじゃないかなぁ。

 この曲は、シングルとしては、初めて後藤次利氏作曲だけど、なんかどこか垢ぬけないんだよね。
初めてこの曲を聴いた時から、「なんか違うなぁ〜」っていう違和感を感じてたりして。 どこか今一つピーンと来なかったんだよなぁ。
 それが的中したか、この曲でも売り上げは、全曲「ミッドナイトステーション」を下回る下降線。
まあ、それでも30万枚を上回るアーティストパワーは、まだ残っていたわけなんだけどね。

ただ、チャートアクション的には、発売1週目の初動パワーは、まだ、そこそこはあったものの、それまでのマッチに見られた、上位での粘り腰っていうのは無くなってきてたよなぁ。
 だから、4月27日決戦といわれた、松田聖子「天国のキッス」に、発売1週目では、若干売り上げが上回って、オリコン1位を獲得したものの、この1週だけで、2週目は逆転されちゃったり。
レコード売り上げだけでなく、他のメディアでもチャート的には芳しくなく、ワタシのランキングでは最高3位・・と、マッチらしからぬ結果で終わっちゃったりしてね。


ただね、そうは言っても、個人的には、この曲を聴くと、1983年の今頃・・・っていうイメージはあるなぁ。
やっぱ、この頃が一番、ヒットチャートを聴いてたからなぁ。
 当時は、それが普通だと思って、各ラジオのベストテン番組をほとんど聴いてたけど、今思うと、よく飽きずにバイタリティあったと思うわ。
 1日に、同じ曲何回聴いても飽きなかったもんなぁ。 今じゃ、1日1回聴けば充分だもんねぇ〜。





流石に、「当時」のVTRは落ちてないなぁ。 しょうがないから10年前のライブバージョンで。




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唇をかみしめて / 吉田拓郎

1982_05_唇をかみしめて_吉田拓郎






今回の1曲セレクトは、「唇をかみしめて」吉田拓郎です。

 まずはデータです。

・タイトル   唇をかみしめて
・アーティスト 吉田拓郎
・作詞     吉田拓郎
・作曲     吉田拓郎
・編曲     広島二人組
・リリース日  1982年3月21日
・発売元    フォーライフ
・オリコン最高位 18位
・売上げ枚数  9.7万枚
?THE HITCHART HOT30最高位 22位
・タイアップ:映画「刑事物語」エンディングテーマ曲


 この間、Twitterで、最近の音楽業界が元気が無いのもなんとなく分かるんだよね〜云々ってつぶやいたのよね。ハッシュタグもつけなかったんで、まあ、注目されることも無いだろうと思ってたんだけど、幾つかリツイートもらったりして、うーん、やっぱし、おんなじこと考えて居るヒトもいるんだねぇ・・・なんて思ったりして。

 まあ、本当に言いたかったことは、頭で音楽を作るんではなく、もっと感情のままに作ってもいいんでないの? ってことだったりするんだよね。

 たしかに、最近の曲って、クオリティの面から見ると、以前から見ると向上している部分はあると思う。
 
 ぢゃ、なんで売れないの? 

っていうと、よくさ、「ネット配信」とか、「違法サイト」とか持ち出すヒト、最近は多いんだけどさ、まあ、これも当たっている部分もある。ただし、それが総てでは無いと思うのよね。


 ワタシねぇ、一番の要因は、曲聴いても「カンドー」する曲が少なくなったから、なんじゃないかかねぇ・・・と思ってるわけよ。

 じゃなんで感動する曲が少なくなったんですか・・・って言われると、これまた、要因はいろいろと出てくると思うわけで、一つの要因ではないはずなんだけど、一つの要因として、「頭」だけで音楽作ってないですかねぇ・・・って事よ。

 ワタシねぇ、なんかそんな感じがするのよ。

 なんか、理論的なんだよね、最近の曲って。計算的というかさぁ、ドライというか、無味無臭というか・・・。
 簡単に言ってしまえば、「はずれ」が無いんですよ。大体がそつなく出来てる。まあ、平均的なんだよね。
 逆に言えば、「突出」して感動する曲も少ない・・・というか、少なくとも今年に入ってからは、無いな、そういう曲。


 だからさ、一回、そういう、「打算的」なところを取っ払って、アッパラパーな気持ちで曲作りするのも必要なんじゃない? 

 ってことなんだよね。

 うん、だから「経費的」にどうのっていう経済的なことではないわけですよ、言いたかったのは。



 昔はもっとおおらかだったと思う。うーん、なんていうのかなぁ、「人間味」があったよね、曲に。 そうそう、「人間味」ってやつ。
 これなのよ、最近の曲で最も足りない点は。


 ワタシさ、正直、初音ミクとかアンドロイドな曲とかさ、いわいる「アニおた」系の曲に否定的なんだけど、なんで、否定的なのか・・・っつうと、ここなんだよね。別に曲の出来が駄作だとか、そういうんじゃないのよ。「人間味」ってところ。それ感じないもの、これらの曲には。。。

 っつうか、感じるわけなんだけどさ、生身の人間・・・最近で言えば「3D」な人間が歌っているわけじゃないんだから。

 
 まあ、そんなことわめいているワタシは、近頃の「最先端なドライなヒト」から見れば、「旧人類」なんだろうけどさ、そう見えるなら見えるでも別にいいや・・・なんて思ってたりするわけよ。

 やっぱ、人間味があるからこそ、「ヒト」だと思うしさあ。ワタシ、機械とかアニメとか二次元のヒトじゃないもの。



・・・いや、そう思っているヒトって多いんじゃない? ・・・というか、意識的には、そう考えて無くても、無意識的にそう感じてるヒトって多いんじゃない? 
 最近の曲、だから、売れなくなってきているんじゃないですかねぇ・・・なんて、最近は、そう感じているわけですわ。




 ・・ということで、今日引っ張ってきたのは、吉田拓郎氏の「唇をかみしめて」。
 いや、言いたかったのは、こういう「人間味」あふれる曲って、すっかりなくなったよなぁ・・・って言うこと。

武田鉄矢主演の映画「刑事物語」のエンディングテーマ曲。 

全編「広島弁」で歌われているこの曲は、正直、今の曲に比べたら、めっちゃ、ドロ臭いんですわ。「スマート」さは全くない。

 きっと、近頃の、「無菌状態」で育ってきたヒトたちには、理解できない曲かもしれない。

 でもさぁ、ワタシは、こういう曲のほうが安心するんだよなぁ。「ウタ」聴いてるゾーっていう感じがあるじゃん。なんにも考えなくても。

 で、もって、何にも考えなくても感動するじゃん。

 それは、やっぱ、人間対人間のぶつかり合いが、音からにじみ出てきているからこそ・・・なんだけどね、感動するのは。

 うん、音質のクオリティとか、理論的とかテクニックじゃ無いのよ、音楽は。 音質なんか悪くても、理論的でなくても、テクニックなんか無くても感動できる音楽はいくらでもある。

 問題は、どれだけヒトとヒトとのぶつかり合い、人間味があるのか、どれだけ本気で音楽しているのかなんじゃないのかなぁ・・。

 少なくとも、この曲を聴くと、いつも、そんなことを思ってしまったりするワタシなんだよね。




 2006年9月の「つま恋」ライブ。これ見に行ったなぁ。 このライブ観客のどこかにワタシも居るんだけどさ。
吉田拓郎氏は、世代的に一世代も二世代も前なんで、あんまり曲知らないのに、1975年の伝説の「つま恋」オールナイトライブに触発されて参戦してみたんだけど、VTRのように分厚い編成で、感動のライブでしたわ。

ちなみに、この「唇をかみしめて」のシングル盤は、A面のみ。つまりこの曲だけしか収録されておらず。B面はツルツルだったんだよね。 それで通常700円だったところ、400円だったんですよね。
 完全に「刑事物語」のために作られた曲って感じだったかなぁ。



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100%男女交際 / 小泉今日子

1986_05_100%男女交際_小泉今日子






今回の1曲セレクトは、「100%男女交際」小泉今日子です。

 まずはデータです。

・タイトル    100%男女交際
・アーティスト  小泉今日子
・作詞      麻生圭子
・作曲      馬飼野康二
・編曲      山川恵美子
・リリース日   1986年4月30日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   14.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1986年5月12日〜5月19日付

 まいどまいど、1曲セレクトの曲選びには、苦労している今日この頃ですが、そういいながら、昔のチャートをひっくり返してねまだ、書いてない曲を引っ張り出す作業も、おもしろいっちゃおもしろいんだよなぁ。

 今回も、そういいながら、いろいろとひっくり返してたんだけどさあ。

 ありましたわ、有名どころなアーティストで、まだ、書いてなかった曲が。


 ふむ、小泉今日子の「100%男女交際」。 うーむ、先月もキョンキョンの「常夏娘」を書いたばっかなんだけど、またまたキョンキョン・・・と。。
 こうしてみると、まだ、書いてない曲がほじくれば出てくるものですな。。。


 まあ、書いてなかったっていうのも、この曲自体がすでに、完全に「死角」の状態に入ってて、普段はすっかり忘れてしまっているからだろうな。

 事実、この曲、覚えているヒトっていうのも、あれから24年経ったいまでは、ほとんどいないだろうしな。
 まあ、「なんてったってアイドル」と「夜明けのMEW」っていう2つの、秋元康−筒美京平作品に挟まれた、「つなぎ曲」だったこともあるだろうし、だから、オリコン2位まで行きながら、あっという間にランクダウンしちゃった曲って言うのもあるだろうし。


 曲自体もさ、「A面」の曲というよりかは、「B面」っぽい曲なんだよね。Aメロ、Bメロ、サビでまったく違う曲調を持ってきちゃっているんで、イメージがごっちゃになっちゃって、なんとなく収拾が付かないような感じもするし。
 というか、場面場面で展開がめまぐるしく変わるミュージカルを見ているような感じもしたりして、最終的に一体何が言いたかったの? ・・・と言いたくなっちゃったりして。

 いや、「100%男女交際」っていうタイトルがあるから、あー、そういう曲なのね、って分かるようで、このタイトルが無かったら、ほとんどなんだかよく分かんない曲だったりして。。ふらふら

 ただ、世は「おニャン子クラブ」全盛の御世だったこともあり、このテの曲が氾濫してた時代でもあったわけで、「ウレセン」を考えれば、この辺だったのかも。。

 まあ、次の「夜明けのMEW」できっちり、路線を整え、年末の「木枯らしに抱かれて」に繋いできたのは、さすがにキョンキョンだよなというところだけどさ。
 
 いずれにしろ、この曲は捨石というか、つなぎだったから、これはこれでよかったんでしょうな。




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アンジェリーナ / 佐野元春

1980_05_アンジェリーナ_佐野元春






今回の1曲セレクトは、「アンジェリーナ」佐野元春です。

 まずはデータです。

・タイトル   アンジェリーナ
・アーティスト 佐野元春
・作詞     佐野元春
・作曲     佐野元春
・編曲     大村雅朗
・リリース日  1980年3月21日
・発売元    エピックソニー
・オリコン最高位 ランクインせず
・売上げ枚数  0枚


 さて、今回は「マクラ」なしにのっけから本題。
 佐野元春の「アンジェリーナ」を持ってきたんだけど、取り立てて、持ってきた理由はない。
 なんかね、今頃〜・・・って、いつものとおり頭悩ませていたら、たまたま、この曲のメロディが浮かんできたんで。ふらふら

・・・リリースは1980年の3月21日と、今の時期よりは、ちょっと前なんだけども、如何せん、全く売れなかったからねぇ、この曲、当時は。

 ということで、季節も特に問わないか・・ということもありーの。

 ただ、ヒットはしなかったものの、30年前の今頃、業界の間では話題沸騰になっていたことは間違いない。


 この曲、オリコンにもランクインしてこなかったこともあり、当然、当時は、ワタシ、全く知らなかったんだよね。
 初めて聴いたのは、ずっと後だ。うん、「Young Bloods」で初めてシングルのベストテンヒットを記録してから、アルバム「No Damage」を聴いたんだよね。だから、高校生になってからだなぁ。

 ただ、初めて聴いたとき、地団駄をふんだんだよな。


 なしても、もっと、早くこの曲にめぐり合ってこなかったんだろう。。。

 って即座に思ったもんよ。

 とにかく、目からウロコだった。


 サウンド自体は、たしかに「1980年」のものだ。うん、音の匂いからして「1980年」の匂いなんですよ、この曲。

 違うのは、それまで・・・1980年以前には、絶対なかった「音楽」だよな・・・っていう点。

 なにより驚いたのは、曲の疾走感。佐野氏自身がよく使う言葉に「ジェットマシーン」ってあったけど、まさに、ジェットマシーンに乗っているような疾走感と爽快感。

 これはさあ、まさに「80年代」の幕開けの曲だと思ったのよ。

 少なくとも70年代には、絶対、この手の疾走感あふれる曲は無かったはずだ。
 70年代のロック・ニューミュージックシーンは、もっと泥臭かった。唯一、ユーミン周辺のサウンドは、オシャレで洗練されていたけど、こんな「疾走感」はなかった。

 とにかく、この曲だけで、それまでの日本のミュージックシーンのすべてが変わったような感じを受けたんですよ。

 やっぱ、時代の変わり目っていうのはあるんだよな。

 いや、少なくとも、音楽シーンの面からみると、「79年と80年の差」というのは絶対にでかい。見えない壁があるかのように、80年を境にそれまでの音楽とは、違う、新しい音楽がスタートしたような感じを受けるし、実際そうなんだよね。

 それを感じさせる1曲がまさにこれ。 あとは、Y.M.Oもそうだし、山下達郎の「Ride On Time」なんかもそうだろうな。

 そういう曲を、タイムリーに聴いてこなかった・・・っていうのが、なんか悔しくてさあ。しかも、その時代、すでにワタシ、ヒット曲にどっぷり浸かっていた時代なのにさあ。。。

 
・・・・まあ、そういう曲なんだよね。

 とかく、オリコンにランインしてないと、なかなか耳にする機会も少ないことは事実なんだけど、オリコンにランクインして無くても、こういう時代を変えるような「すごい曲」は実際、存在するんだよね。




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硝子坂 / 高田みづえ

1977_05_硝子坂_高田みづえ






今回の1曲セレクトは、「硝子坂」高田みづえです。

 まずはデータです。

・タイトル    硝子坂
・アーティスト  高田みづえ
・作詞      島武実
・作曲      宇崎竜童
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1977年3月25日
・発売元     テイチク
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   31.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1977年5月16日〜7月4日付

 高田みづえさんって結婚、引退してから、もう30年経つんだよね。早いもんだよなぁ。
 イメージとして、なんか、つい最近まで、このヒト歌っていたような気もするんだけどねぇ・・・・。どうも、1985年から2000年くらいの15年くらいって、一瞬で過ぎているような感覚があるんだよなぁ。

そーいえば、デビュー曲の「硝子坂」って、ちょうど今頃のヒットだったよね・・・なんて思いーの、パクッて参りました。。

・・・ということで、今回の1曲セレクトは「硝子坂」だったりして。。


 「カバーの女王」なんていわれてた高田みづえだったりしますが、いや、実際のところ、ヒットした曲はカバーの曲が多いのよね、このヒト。
 件の「私はピアノ」でしょ、「そんなヒロシに騙されて」でしょ(2曲共にサザンのカバー)、「潮騒のメロディ」(リチャードクレーダーマンのカバー)でしょ、「真夜中のギター」(千賀かほるのカバー)でしょ・・・ほーら4曲もふらふら
 その他、カバーではないけど、「競作」という形で「秋冬」っていうのもありましたなぁ。。


 まあ、そういうわけで、よく「カバーの女王」なんて言われたりしてんだけどさ、このヒトの場合。

 ・・・なんて、書くと、カバー以外はヒットはないのかい? なんて言われそうだけど、ちゃんとオリジナルでもヒットは飛ばしていたところは、このヒトのエライところではあるんだけど。。。

 ただ、オリジナルの場合、「大ヒット」って言うのがないんだよね、いわいる「スマッシュヒット」と呼ばれるヒットばかりで。

 ・・・なので、「大ヒット」を飛ばした、カバー曲のほうが否が応でも目立っちゃっていたりするんですよ。。。


 ぢゃ、この「硝子坂」はどうなの?

 うむ、この曲は、高田みづえのデビュー曲ですわ。まさかね、デビュー曲もカバー曲ぢゃないですよねぇ・・・と思いたくなっちゃったりするんですが・・・

 カバー曲なんですねぇ〜、これがふらふら


 まあ、古くからのヒット曲ファンにとっては、常識的なことなんですが、この曲は、もともと木之内みどりの同名タイトルアルバムの、今で言う「リード曲」だったんだよね。

↓ コレ


うーん、木之内みどりさんについては、別途「横浜いれぶん」とか書いてるんで、そっちを参照していただくことにして、まあ、当時の人気アイドルですな。
 でも、この曲については、実際聴いてみると、いわいるアイドルポップスというよりも、当時のニューミュージックっぽい匂いがしてきそうな味付けですわ。ま、木之内さんのボーカル自体は、アイドルっぽいけど。。
 
リリースは、1977年2月25日。高田みづえがカバーとしてリリースする1か月前ですわ。
まあ、僅か1ヶ月ですからねぇ。しかもこちらはアルバム曲、高田みづえはシングルなわけで、果たして、どっちがオリジナル? と言われれば、今となってはどっちもどっちかな? と言えなくもないんだけどね。


で、高田みづえバージョンは、もろアイドルポップスな味付けですわ。まあ、アイドルポップスといっても「当時」の・・・ということでさ。
 その辺は、やっぱし、馬飼野氏のアレンジだよな、曲の焦点がはっきりしてる。これはどっから聴いても「シングル」っていうアレンジだもの。

 まあ、その辺は、売上げにもはっきりと出てきていたりして、この高田みづえの場合、デビュー曲にして、いきなり31万枚の大ヒットだったのに対して、木之内さんのほうは、ベスト100にも入ら無かったりするもんね。

 ま、アルバムとシングルの差っていうこともあるにしてもさ。

 それと、やっぱし「政治力」って言うのもあるんだろうな、客観的に考えてもさ。
 なにせ、高田みづえさんは、泣く子も黙る、あの「Bプロ」所属だったからねぇ。

 デビュー曲にして、いきなり木之内みどりさんの曲をカバーっていうのも、その辺のゲーノー界においての「力学関係」っていうのが、動いてたりするんじゃないですかねぇ・・・。

 まあ、35年以上も前のことだし、当時7歳のガキンチョだったワタシには、その辺の「裏事情」は到底分かるもんでは無かったんだけどさぁ。。。

 



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土曜日のタマネギ / 斉藤由貴

1986_05_土曜日のタマネギ_斉藤由貴






今回の1曲セレクトは、「土曜日のタマネギ」斉藤由貴です。

 まずはデータです。

・タイトル    土曜日のタマネギ
・アーティスト  斉藤由貴
・作詞      谷川浩子
・作曲      亀井登志夫
・編曲      武部聡史
・リリース日   1986年5月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   8.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 18位
・タイアップ:フジフィルム「AXIA」CM曲


・・・ということで、斉藤由貴さんの「土曜日のタマネギ」・・・。

 12インチシングル・・・。この間、中森明菜「赤い鳥逃げた」で詳しくは書いたんだけど、「CD」に成り代わった今では、絶対に出来なくなった「仕様」ですな。

 普通、レコード盤のシングルって、7インチだったんだよね。・・・で、たしか、最長収録時間が、「片面」8分か9分だったよなぁ・・・。

 で、もともとの起源は、この時間内に収まりきれない・・・ってことで、作られた規格ですよ。

 さだまさしの「親父のいちばん長い日」。これが12分もあったもんだから・・・ふらふら 
 日本で最初の12インチシングルだったわけなんだけど・・・。

 ただ、80年代も中盤になると、「海の向こう」で12インチシングルが「流行」になったんで、物まねが好きな日本人の「性」で、日本でも流行ったんだよなぁ。


 でもさ、正直言って、ほとんどは「12インチ」にするほど、中身がつまっている・・・かというと、さにあらず・・・。

 なんか無理やり「12インチ」にした・・・って感じの曲が多かったりして・・・。特にアイドル系は・・・。


 さてさて、この曲はどうか・・・。全体で7分23秒のこの曲なわけで、正直、絶対に12インチする必要性は感じなかったりして・・・。

 で、その半分は、曲じゃなくて、「効果音」なんだよね。曲は、後半の3分半ほどなのですよふらふら


 これは、85年の小泉今日子の「ハートブレイカー」もそうだったんだけどね。(前半はカセットで録音した何気ない音・・・遠くで「メガネスーパー」ってCMが流れているのが笑える。。。)

 まあ、そういうことで、ほとんど「話題づくりのため」の12インチシングルだったんだろうな。


 ただ、曲自体は、割と凝ってたな。通常の斉藤由貴のシングルでは、まず、見られない、アカペラ「ドゥワップ」調。

 えーとね、サザンファンにはお馴染みだけど「忘れられたBig wave」っぽい感じ。


 とてもシンプルであり、一言で言ってしまえば、とても可愛らしい曲。
 でも、バックのアカペラと、斉藤由貴のボーカルが不思議なハーモニーを奏でてる。。。って感じなんだよね。


 ちなみに、この曲は、斉藤由貴がメインキャラクターだった、フジフィルムのカセットテープ「AXIA」のCM曲だったね。

 ♪ さよならニンジン ポッテト〜 ♪

・・・なんて、フレーズを当時はどれだけ、聴いたことかあせあせ



この曲、さんまとしのぶの「男女7人夏物語」の例の定食屋のシーンでBGMでかかってたのを、未だに鮮明に脳裏に残ってるな



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南回帰線 / 堀内孝雄 滝ともはる

1980_05_南回帰線_堀内孝雄 滝ともはる






今回の1曲セレクトは、「南回帰線」堀内孝雄 滝ともはる です。

 まずはデータです。

・タイトル    南回帰線
・アーティスト  堀内孝雄 滝ともはる
・作詞      山川啓介
・作曲      堀内孝雄
・編曲      石川鷹彦
・リリース日   1980年4月25日
・発売元     ポリスター
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   37.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1980年5月26日〜7月21日付
・タイアップ:サントリービールCM曲

 えー、今回の1曲セレクトは、全くセレクトした意味はありませぬ。ってか、いつもそーだけど、今回は、特にこの曲を選んだ意味は無いのよね。
 いつものごとく、昔の「今ごろ」のチャートを見つつ、ちょうど、目に留まった曲を持ってきちゃった・・・と。

 ふむ、堀内孝雄 滝ともはるの「南回帰線」ですぞ。

 この曲、当時、CMでよく流れてたよなぁ・・・っていう印象が、強いんだよねぇ、今でも。サントリービールのCMよ。
 どーいうCMだったか・・・っちゅうのは、忘れちゃったけど、この曲のサビの部分

 ♪ 若さとは〜たましいが〜野生の歌を歌うこと〜 おいーかけーるゆーめが〜ある〜かぎり〜 ♪

 って部分は、なんかすごく印象に残ってるんだよね。

 まあ、この年は、結構、CMで使われた曲がヒットした年でもあったしなぁ。うん、印象的・・・というか、キャッチーな曲が多かったんだよね、CM曲が。
 ミノルタの例の「いまのキミはピカピカに光って」とか、山下達郎の「RIDE ON TIME」とか・・・。
 なに? 「RIDE ON TIME」はキムタクのドラマの主題歌だって? 
ノンノンノン・・・そう思っているあなたは、まだ時代が浅い。もともとは80年のマクセルのカセットテープのCM曲だったの。

 まあ、まだ、CMタイアップをとれば、必ず大ヒットする・・・なんて確約は無かった時代だけど、考えてみれば、この辺から、そういう流れも出てきたいたのかもしれないな。



 ところで、この曲は、もともと堀内孝雄のソロの曲だったけど、CM用として、シングルに切ったのは、滝ともはるとのデュエットだったんだよね。
 もちろん、ベストテンとかにも出演してたんだけど、そん時のアレンジがかっちょ良かったんだよね。
 レコードと、かなり違うの。レコードのバージョンは、なんかさ、のぺーっとしてるんだけど、もっと、疾走感があってさ。

 私ねぇ、この曲に関しては、レコードのバージョン聴くよりも、ベストテンで聴いたのが先でさあ、後年、この曲のレコードを手にしたとき、ちょっと期待してたんだよね。おー、あの疾走感がある「南回帰線」が聴けるぞー・・・なんてさ。

 でも、実際、レコード聴いたら、なんか、のぺーっとしたアレンジで、おもわず「何これ?」なんて言っちゃった記憶があるわ。

 なーんか、がっかりしたよなぁ。



そそそそ、テレビではこのアップテンポの感じだったのよ。
レコードもこの感じだっと思ってたんだよね。



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積木の部屋 / 布施明

1974_05_積木の部屋_布施明






今回の1曲セレクトは、「積木の部屋」布施明です。

 まずはデータです。

・タイトル     積木の部屋
・アーティスト  布施明
・作詞       有馬三恵子
・作曲       川口真
・編曲       川口真
・リリース日   1974年3月10日
・発売元     キング
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   58.2万枚
・ベストテンランクイン期間:1974年4月29日〜7月1日付

 今回の1曲セレクトは、先ほどのスピッツ「ロビンソン」から一気に時代を遡りますぞ。
 久々の70年代前半、布施明の「積木の部屋」ですわ。

 この曲、以前、いつか書こうと思ったんだよね。曲の雰囲気からして「冬」の曲だとばっか思ってたの。
 でも、調べてみたら、今ごろの時期のヒット曲なんじゃん。うわ、全然似合わねー・・・とか、思っちゃったりするんだけど、こればっかりはねぇ・・ふらふら

 今の季節っぽくない・・・っちゅうのは、どこまでもマイナー系のカンツォーネじゃん。
 カンツォーネよ、カンツォーネ。もうね、今のヒット曲にゃ、完全に「絶滅」した曲調よ。今の若いコは、しらねーよなぁ、この曲調は。

 でもさあ、昔は、こういう曲が主流だったのよ、少なくとも「歌謡曲」と呼ばれるヒット曲の多くはさぁ。とってもタキシードが似合っちゃりしてエンターテイメントだよなぁ。

 個人的には、やっぱ、このテの曲が、歌謡曲のルーツだと思っちゃいますねぇ。 とおーい、記憶の彼方にある歌謡曲というか。。


 ところで、この曲をめぐって、当時、渡辺プロの総帥の渡辺晋氏は、激怒したとか。

 いや、この曲の詩の内容って、言ってみれば「四畳半フォーク」っぽいじゃん。かぐや姫の「神田川」の世界よ。

 でも、渡辺晋氏、曰く、「なんで、貴公子キャラの布施が四畳半フォークなんて、安っぽい曲を歌わなきゃなんねーんだよ」・・って言うことだったらしく、この曲の出来に関しては、かなりのお冠だったとか。。

 まあ、たしかに、言われてみりゃ、そーなんだけどさ。でもまあ、それでも当時の布施明としては、この曲が最大のヒットだったわけだから。。
 うむ、「上」(上司デス)がお冠でも、出しちゃったほうが勝ち・・ってことよ。
 いくら「上」が反対してもヒットしちゃえば、こっちのもんだからさあ。

 まあ、それだけ、当時の世相としては、「四畳半フォーク」な世界がもてはやされてた時代ってことだよね。この少し後の野口五郎の「私鉄沿線」にしてもそうだしさ。

 ただ、考えてみれば、四畳半フォーク=カンツォーネ=タキシードっていう図柄も、変な感じだけどさぁ。今になってみれば、どー考えてもミスマッチな世界だよなぁ。だけどさ、これが歌謡曲が歌謡曲たるところでもあるのよ。
 なんせ、パスタに明太子とか納豆とかあえて食うようなお国柄ですよ。イタリア人もビックリ・・・みたいな。。ふらふら

 でも、これが日本っていうお国柄なのですよ。ミスマッチだろうが、なんでもあわせて、新しい「味」を作っちゃう・・・っていう。
 うん、この頃の「歌謡曲」には、そういうテイスト・・・というか実験がいっぱいで、だから、今聴いてても面白いんだろうね。。




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ロビンソン /スピッツ

1995_05_ロビンソン_スピッツ






今回の1曲セレクトは、「ロビンソン」スピッツです。

 まずはデータです。

・タイトル      ロビンソン
・アーティスト    スピッツ
・作詞      草野正宗
・作曲      草野正宗
・編曲      笹路正徳 スピッツ
・リリース日   1995年4月5日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   162.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1995年5月1日〜7月31日付
・タイアップ:フジテレビ系「今田耕司のシブヤ系うらりんご」エンディング曲

 ココのところ、ずっと80年代の曲が続いたんで、たまには、違う年代のを・・・って思ってたんだけどさ。
 考えてみたら95年の今ごろって、個人的に好きな曲が多かったんだよねぇ。っつうことで、今日は95年の今ごろの代表曲をセレクト。

 スピッツの「ロビンソン」。

 まあ、これ読んでくれているヒトのほとんどは、95年といったら「昨日」くらいの感覚でしょう。ということで、すでにこの時代の曲はいやというほど知っていると思うんだけど、もちろん、スピッツもこの曲で「大ブレイク」を果たしたわけだよね。

 まあ、毎年、新たなブレイク「しそう」なヒトたちってあまた出てくるわけなんだけど、ほとんどが「ハズレ」なんだよなぁ。
 いや、ブレイクがはずれなんじゃなくて、「音楽的にはずれ」っていうこと。これは、今でも変わらない。 
 だから、個人的には、初めて聴くヒトたちは端から期待しないようにしているの。だってさあ、ほとんど外れなんだしぃ、だから最初から期待してると、がっかりすることが多いからさあ。

 さてさて、スピッツも最初は、そんな感じで接したんだよな、たしか。初めて聴いたのは、どこでだろ? 覚えてないな。

 でも、新手の「バンド」ってことで、正直、全く期待してなかったのよ。当時、バンドって、まだ、「バンドブーム」の余熱があった頃で、どっかパンクずれしてた人たちが多かったしさあ、スピッツのその類のひとつだろ・・・としか思ってなかったのよ。

 だってさ、ギターの三輪氏の出で立ちをみたら、どーみても、そんな匂いがするもの。

 だから、初めてこの「ロビンソン」を聴いたときは、驚いたよなぁ。まったく予想もしてなかった「音」が出てきたからさあ。
 え? なんかの間違いだろ・・・とかさ。

 うむ、「パンク」の匂いなんて、ひとかけらもなかったりして。。

 逆に言えば、「はずれ」ぢゃなくて、「あたり」だったのよね。

 きたぞー、きたぞー、新しいバンドが〜  ってゾクゾクしたのを覚えてるわぁ。

 95年ってさあ、そういう感覚を与えてくれた人たちが結構いたんだよね。シャ乱QにしてもL⇔Rにしても、いわいる「当たり」って思えたことたちが多く出てきたような気がする。
 時代の変革期だったんだよね、ちょうど。特にバンド関係の人たちのさ。このひとたちが出てきて、完全に90年代初頭の「バンドブーム臭」は消えたと思うもの。
 特にスピッツのポップなさわやかさはさあ、それまでもなかったと思うのよ、少なくとも日本の「ヒット」バンドにはさあ。
 
 「はずれ」と思うヒトたちの多くは、はっきり言って、個性がないのよ。あ、これは、売れてる売れてないを別として。今だって、売れてるヒトたちの大半は「没個性」だと思うもの。特にバンド系は。
 これは、バンド自体の個性というより、音楽的な個性ね。

 その点、スピッツは、それまでの「誰」の臭いがしなかったんだよね。その点でも、個人的には「あたり」だと思ったのよ。

 まあ、実際、現在までスピッツで一番売れたシングルになってるからねぇ、この曲。多くのヒトが、同じように感じたんだろうねぇ。





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