かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

気絶するほど悩ましい / 沖田浩之

  1982_10_気絶するほど悩ましい_沖田浩之


今回の1曲セレクトは、「気絶するほど悩ましい」沖田浩之です。

まずはデータでする。

・タイトル     気絶するほど悩ましい
・アーティスト   沖田浩之
・作詞       阿久悠
・作曲       梅垣達志
・編曲       鷺巣詩郎
・リリース日    1982年9月1日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位 37位
・売上げ枚数  2.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 29位

カバー曲。 昔も今も変わらずある「形態」の曲だわね。
日本よりも海外の方が、その数も頻度も多いのかなぁ・・・。まあ、海外の場合は、オリジナルリリースの自国ばかりでなく他の国でのカバーも頻繁に行われているしね。もしかしたら、流通している楽曲をまとめると、オリジナル曲よりもカバー曲の方が圧倒的に多いかもしれない。

それに比べると、日本ではカバーっていうのは、そこまで頻度は高くないのかなぁ・・とは思える。まあ、昔に比べると最近はカバーっていうのも多くなってきたけどね。

でも、海外と日本のカバーの最大の違いと言ったら、カバー曲のクオリティだよなぁ。オリジナルを超えるようなカバーって少ないんだよね うん、これは今に至るまで。

向こうのカバーって、オリジナルを超えるようなクオリティのやつなんか、いっぱいあるじゃん。

どうしてなんだろうなぁ、やっぱり文化と歴史の違いなんですかねぇ。 

先人をたてる・・ってところがあるじゃないですか。先人をリスペクトするようなところ。日本人はさ。 そんな文化が、オリジナルを超えるのを躊躇させているのかなぁ。

まあ、カバーする側のアーティストが、テクニック的にオリジナルを越えられるような技量を持っていないって言うこともあるけどさ。

いや、その場合が、意外と多いんぢゃないかなぁ。

以前も書いたように80年代初頭、81〜82年にかけてカバーブームってあったんだよね。 大半が当時、デビューしたてのアイドルが、70年代のアイドルポップスをカバーする・・・ってパターンが多かったんだけどさ。

 でもまあ、その大半が、お世辞にもオリジナルを超えるようなクオリティとは言えなかったんだよね。 そもそも歌唱力から言って、70年代アイドルと80年代アイドルでは差があったしさ。 

ま、今思えば・・の話だけど。

そう言えば、今回の「気絶するほど悩ましい」もそうだけど、82年ごろのカバーブームは、CBSソニーが多かったよな。しかも酒井政利氏チームが。こん時のカバーブームは酒井氏主導だったんでしょうかねぇ・・・。

蛇足だけど、この間の石川秀美の「ゆれて湘南」でもちらっと触れたけど、このカバーブームが、「80年代」ならではのカラーを遅らせたと思うんだよね。 70年代の曲をカバーするってことは、まだ70年代を引きずっていたって事でもあった訳だからさ。

それでも、「お、これは!」なんて、引っかかったカバー曲もあったんだよね。 今回はそんな曲をセレクト。

沖田浩之「気絶するほど悩ましい」。

「気絶するほど悩ましい」っていったら、どうしてもオリジナルのCharのイメージが強いわな。
・・というか、この曲、沖田浩之がカバーしてたの? って思われる方の方が圧倒的に多いと思う。

それだけ印象に薄いとは思う。 まあ、オリコンでも最高位30位にも行かなかったしな。今となっては知らないヒトが多いのもしょうがないとは思う。

But But、個人的に「気絶するほど悩ましい」と言ったら、こっちの沖田浩之バージョンなんだよねぇ。

簡単に言えば、こちらの方を最初に聴いたんで、こちらの方が耳馴染みだったって言うこともある。 
うん、オリジナルのCharバージョンの方が後付なんですよ、ワタシは。

ただ、仮にCharバージョンの方を最初に聴いてて、こちらを後付けだったらどうだったか・・・というと、もしかすると、沖田氏のバージョンも良かったと思ったかもしれない。

うん、正直言うと、同じ曲なんだけども、全く別物って言う感じなんだよね。

オリジナルのCharバージョンは、若干R&Bがかったソウルっぽいサウンドだったじゃん。 それにCharのギターがフィーチャーされてる。 個人的にはやや薄味な味付けにも感じる。 

対して、沖田バージョンはブラス&キーボードが全面的に出ており、濃い味づけ。 それよりも個人的に感じたのは、そのドラマティックな展開なんだよな。よりエンテターテイメント性が強いって言うかさ。
特にブラスの使い方が独特なんだよね。

この曲、根のキーはマイナーだけど、サビで一度、メジャー系に転調するじゃん。 その流れがドラマティックなんだよな。 それまで薄暗い雨の中を進んでいたような展開なのに、転調するところで、いきなり太陽の光がさして来る。 ・・と思ったらサビ終わりでマイナーにも戻るところで、また薄暗い雨交じりの天気になる。。。

そんな昨今の天候変化にも似たような目まぐるしい展開が一層、この曲をドラマティックなものにしている。

オリジナルのCharバージョンは、そこまでドラマティックな展開じゃなく、サラッと流したような展開、その差が、それぞれのバージョンで、別物の曲のように感じさせられちゃうんだよな。

ちなみに、沖田バージョンのアレンジは鷺巣詩郎氏。 当時の鷺巣氏のアレンジとして松本伊代さんの「TVの国からキラキラ」でも感じてたけど、この当時の鷺巣氏のブラスの使い方は独特なんだよね。それまでの歌謡ポップスのブラスには無かったようなフレーズが出てくる。特に「TVの国からキラキラ」のサビ前のフレーズにはビックリしたよな。 ここまでスピード感がある音の重なりなんてそれまでは無かったからさ。

この「気絶するほど悩ましい 」では、「TVの国からキラキラ」のようなスピード感はないんだけど、やっぱりサビの裏から入るブラスのフレーズが斬新、かつ引っかかりがあるんだよなぁ。

この当時、特にブラスの耳に行くようになったのは、丁度この頃、ブラスを始めたってのもあるだろうけどさ。とにかく、この2曲のブラスは印象に深いんだよね。



「夜ヒット」だけど・・・・うーん、今一つレコードで聴くより弱い。
レコード音源はもっと、ドラマティックなんだけどなぁ。。。。

ちなみに、この曲のオリジナルのCharバージョンは、かなり昔に既に書いてます。

http://kajiyan-net2.blog.jp/archives/52046491.html

うーむ、この時も半分は、今回の沖田浩之バージョンについて言及して、今回と同じような事書いてたな。。。。
よっぽと、この沖田バージョンが印象に深いんだろうね。。。


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IN MY ARMS TONIGHT / ZARD

1992_10_IN MY ARMS TONIGHT_ZARD

今回の1曲セレクトは、「IN MY ARMS TONIGHT」ZARDです。

まずはデータです。

・タイトル     IN MY ARMS TONIGHT
・アーティスト   ZARD
・作詞       坂井泉水
・作曲       春畑道哉
・編曲       明石昌夫
・リリース日   1992年9月9日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   32.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1992年11月2日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「学校があぶない」主題歌


やおら、残暑見舞い申し上げます。。。と言いたくなるくらいの暑さですわ、本日は。
まあ、台風が運んできた熱波というものの、ちょっち10月にしては暑過ぎるんぢゃないかい
なんて、グチりたくなってる本日です。
本当は、秋ですね〜・・・なんて書きだしにしたかったんだけどなぁ。

さてさて、音源は持っているものの、今となっては存在が希薄・・・って言う曲もあるんだよな。
本来は、自分で持ってる音源は、通勤途中にヘビロテでしょっちゅうかけてるんで、存在が希薄ってことはない筈なんだけどさ。。。

でも、この間、92年の今頃の曲をWALKMANで改めて聴いてて、「あれ? これってなんだったっけ・・・」なんて思っちゃった曲があったのよね。

今回はその曲をセレクト。

ZARD 「IN MY ARMS TONIGHT」

あれだけのヒット曲を飛ばしながら、ZARDの曲も、今まであんまり書いて来なかったな。
まあ、代表曲って言われる曲は、流石に既に書いたけどさ。

どうもね、イメージがダブるんだよね、ZARDの曲って。 そいで、今まであんまり筆が向かなかったところもある。

イメーがダブるってことは、それだけ希薄な存在の曲もあるって事でさ
この「IN MY ARMS TONIGHT」にしても、今となっては言われなかったら、「なんだっけ?」なんて思ったりしません?
個人的に、この曲と、次の年の「もう少し あと少し・・・」のイメージがダブるんだよね。同じ9月リリースだったし。
それで、どっちがどっちだったけな・・・とか思ったりして。。。

うーん、ワタシだけかなぁ。

この曲はリリースが1992年9月。 ZARDの実際上のブレイク曲となった「眠れない夜を抱いて」このわずか1か月後にリリースされ、チャート上では、同じような時期に同じようなチャートアクションをしてた・・・っていうイメージが強い。

個人的には両曲とも、bay fmの「パワーカウントダウン」で知ったのかな? いや、92年当時と言えばパワカンが唯一の「音源」情報源だったんで、ほぼ間違いないと思う。

実は当時、パワカンからエアチェックしたカセットが未だに残ってるんだけど、ちょっと聴いてみたら、「眠れない夜を抱いて」の次が、この「IN MY ARMS TONIGHT」なんだよな。 

・・・ということは、ランキングもほぼ並んでたんだと思う。

そう、陽の「眠れない夜を抱いて」 に対して 陰の「IN MY ARMS TONIGHT」 そんなイメージだったんだよな。

でも、個人的には、やっぱり「眠れない夜を抱いて」の方に軍配を上げてたんだよな。 やっぱりカラーがはっきりしている分、曲が分かりやすかったし、親しみやすかったしね。

それに対して、この「IN MY ARMS TONIGHT」は、よく分かんなかったんだよ。
メジャー系の「眠れない夜〜」に対してマイナー系の曲だったし。シングルのタイトル曲というよりは、カップリング・・・そんなイメージだったと思う。

それでも、ちゃんと手もとに音源があるって事は、なんか引っかかるもんがあったんだよな、きっと。

それが思い出せない。

もしかすると、意外と単純に、坂井泉水さんの「美貌」に魅かれて ・・・だったのかもしれないけど。。。 

後年、テレビに出なくなった坂井泉水さんだけど、この曲の頃は普通に歌番組に出てたんだよ。
坂井さんの可愛らしさと、不思議な魅力に、「これは〜」と思ったもんだったよな。

ただね、当時は、まだ、立ち位置が良く分かんなかった。 アイドルなのか、アイドル外のポップスなのか、ロックなのか・・。 そもそもビーイング系っていうのも、まだ良く分かってなかったし。。。。
92年の夏時点では、まだビーイングも「ブーム」と言うほどの勢いぢゃ無かったんだよ。その後、ビーイングブームを牽引して行くこととなるWANDSが大ブレイクするのは、この僅か後となる(まあ、ほぼ同時期と言ってもいいが・・・)

ガールズポップ。 
ZARDがデビューした頃、一つのムーブメントとして、そんな立ち位置のジャンルが確立しようとしていた。 ただ92年の夏ごろになると、このムーブメントも下火になりつつある頃でさ、もしかすると、このヒトもそのまま消えるのかもな・・・なんて思いもあったしさ。

この曲の次が、超ブレイク曲となった「負けないで」。 
庶民的な親しみ感があり、それいえに絶大な求心力が漂っていた「負けないで」に比べると、「眠れない夜を抱いて」にしても、この「IN MY ARMS TONIGHT」にしても、そこまでのインパクトはなかったしね。 それいえに、その先があるとは言えないって言う不安定さはあったよね。

特に、「IN MY ARMS TONIGHT」は、インパクト的に弱かったしさ。 このままフェイドアウト・・・ってなってもおかしくなかったんだよ。




そうだ、この曲で引っかかったのは、サビのコード進行だ。
いま、↑の動画を見つつ、当時の「ゲッカヨ」の譜面をみてて思い出した。

サビの ♪ 夢を見させて 時間をとめて ねえ少年のように〜 ♪ の

♪ねえ、少年のように〜 ♪ でC#m7 から Cdimに行く不安低なコード進行。 ここが気になっちゃってね。

それまで、普通のポップスだったのが、どういうことかクラシックっぽい壮大な響きなんだよね。 全体的にインパクトが弱いきょくではあるけど、この1点が、他の曲のような響きになる。 ここに引っかかったんだろうな。

まあ、それでなくても、最後の

♪ Let me hold you in my arms tonight〜 ♪ 

のキャッチーなまとめ方は、めっちゃビーイング系らしいよな・・っとは思うけどさ。


ちなみに、この曲のバックコーラスは、大黒摩季 姉さん。(ってか大黒さんとは同い年なんだけど・・・
うーむ、これはずっと知らなかったな。姉さん大分、声抑えてるよね。 

大黒さんが、「初めてのH」っちゅうマルちゃんのカップラーメンのCM曲で衝撃的なブレイクを飾るのも、この曲がリリースされた僅かに後。
つまりは、92年の秋、ビーイングブームを牽引する屋台骨が揃う訳ですね。 


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めんどくさい性格デス。

ヒット曲を追っかけてる・・と言いつつ、ヒトより持ち音源が少ないのは、アルバムよりシングルを集めてるのと、家での音源がヒット順で管理しているから・・・だと思う。

それぞれの音源ファイルにヒット順に「ID_No.」を付けてるんだけど、これが結構めんどい。
昔は苦にならなかったんたけど、最近は結構苦・・ということで、あんまり音源を買わなくなったんで、音源が増え無くなっちゃったんだよな。 


現在4000曲位を管理してて、ある程度、クロニクルな骨格は出来てるんだけども、ここに新たな音源を加えて行くのが、意外と大変。...
1曲1曲ヒット時期を調べて、IDを割り振って・・・なんて作業が出てくるんで・・・。


ミソは、あくまでヒット順で、リリース順では必ずしもないところ。例えば、欧陽菲菲の「ラヴ・イズ・オーヴァー」は82年リリースだけど、ヒットしてた83年12月のところのIDをふったり。。。

そんなめんどいことやめればいいじゃん・・と思われるかもしれないけど、生理的にダメなの。ヒット順に並んでないと。。もう40年、そう言う並びで音楽聴いてきたからさあ。


だからね有線で、80年、76年、90年・・・なんてバランバランの年代の曲が順にかかると許せないのよ。 同じ年の曲でも、きちんと1〜12月順にかからないと許せん。

めんどくさい性格デス。

今年2曲めの10万点オーバー!

えー、ワタシメのランキングについてで僭越ですが、今週付(10/4付)ランキングで、「U.S.A / DA PUMP」の累積得点が10万点を突破

初登場以来16週目での10万点突破は、米津玄師「LEMON」に続く、今年2作目の10万点オーバー。
 特出するのは、「LEMON」同様、ランク上位にロングランしていること。
 チャートアクションの上下動は見られるが、初登場いらい16週間、ここまで1度もベストテンを外していないのは立派。

...

大ヒットの目安としている10万点オーバーですが、1年に複数作10万点オーバーが出たのは、「そばにいるね / 青山テルマ feat.SoulJa」「キセキ / GReeeeN」 の2作10万点オーバーが出た2008年以来、10年ぶり。

CD売り上げ不振からこれからはニッチの時代として大ヒットは、もう出ないとも言われ続けてきたけど、今回の年に複数作で10万点オーバーが出たと言う事は、ヒット傾向が、ロングテール分散型から、再度1曲集中型に変わって来た証だと思いますわ。

これからはニッチの時代なんて、せっせとアーティストの青田買いをしている方々、考えを変えないと時代から置いてかれっぞ

U.S.A_DA PUMP

栞のテーマ / サザンオールスターズ

1981_09_栞のテーマ_サザンオールスターズ


今回の1曲セレクトは、「栞のテーマ」サザンオールスターズです。

まずはデータです。

・タイトル     栞のテーマ
・アーティスト   サザンオールスターズ
・作詞       桑田佳佑
・作曲       桑田佳佑
・編曲       サザンオールスターズ
・リリース日    1981年9月21日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 35位
・売上げ枚数  5.5万枚
・タイアップ:映画「モーニングムーンは粗雑に」挿入曲

ついこの間まで「あちぃーよ〜」なんて騒いでたと思ったら、ここ数日でめっきり涼しくなりましたね。涼しい・・というか、「寒い」位までになっちゃったり。
 まあ、ここ数年毎年のような感じだけど、夏が終わったと思ったら、いきなり「初冬」って感じでですわね。「秋」って言う季節がどんどん短くなってきているような・・・。

ヒット曲にとっては、「秋」っていう季節は重要なんだけどなぁ。最近は「惚れた腫れた」っていう「恋・愛」的な内容の曲が少なくなっているような感じがするけど、昔から秋っていうのは、「惚れた腫れた」って季節でしたからねぇ。 そう言う曲も多かった訳だし。

「恋・愛」って内容のヒット曲が少なくなってきたっていうのは、確かに「教育上良くない」とか云々で「教育」的()なクレーマーママゴンの突き上げもあるんだろうけど、季節感的なところも大きいんだろうね。

今回は、そんな「秋」の恋愛の匂いが漂う、サザンの名バラードを一つ。

「栞のテーマ」

なんが、大上段的な前振りを書いてしまった、この曲ですが、、今となったらサザンファン以外の方でも、少なくとも80年代を知ってる方なら知らない方も少ないだろう・・・そんな曲となったこの曲ですが、リリース当時は、知る人ぞ知る・・・って感じの曲でしたよね。

・・というのも、少し前に前年1980年のシングル「わすれじのレイドバック」の時にも言及したんだけど、1980年〜1981年にかけての2年間はサザンにとっては、「暗黒」の2年間でしたからね。

確かにこの2年でリリースされた「タイニイバブルス」、「ステレオ太陽族」は共にオリコン1位、30万以上のセールスを記録していた訳なんだけども、兎に角、シングルが売れない。

サザンの名バラードと書いたこの曲でさえ、オリコンでの最高位は35位ですから。 
・・・うんにゃ、35位っていうのは、後年CDシングルがリリースされた時のモノ。 当初81年にリリースされたアナログシングルの時は最高位44位だったと思う。
いずれにしても今のサザンしか知らない方にはちょっと想像がつかないだろうな。

まあ、この曲に関しては、アルバム「ステレオ太陽族」からのシングルカットだから、たしかに初めから大ヒットは期待できなかったところがあったかもしれない。 そもそもジャケ写からして、アルバム「ステレオ太陽族」の流用だし。 そそそセーラー服おじさんのジャケ写。

・・・・としても、この曲のクオリティから言っても、もう少し売れても全く不思議ではなかったと思うんだけどね。

結局は、この頃だけに限った事じゃないけど、シングルが売れてナンボな世界なんだよね。80年代の初めの頃は、まだそう言う傾向が強かったけど、アルバムは「固定」ファンのモノ、シングルが売れて、テレビのウタ番組で露出して初めて一般認知度が高まる。そう言う時代だっただよね。

そう言うこともあり、この頃のサザンのコンサートは、会場によっては空席も目立ってたとのこと。 
いや、信じられない、今じゃ。ファンクラブに入ってても、ライブの2回に1回は先行抽選に落ちるでチケットが手に入らない・・って言う状況な訳だから。

かく言う、ワタシも、リリースされた81年頃は、まだ、この曲は知らなかった。 たしかに明星の歌本で、存在自体は知ってたけど、実際に曲を聴いて無かった。 もっとも、この頃は、まだベストテンしか見てなかった訳だから、その範疇でしか曲を聴いて無かったが・・・。

ただ、この状況に、さすがに危機感を感じた桑田氏が、シングルヒットを出すべき、開き直って作った曲が次の「チャコの海岸物語」。
ここから第2エイジの幕開けが始まるサザンだけど、もし、ここで開き直って無かったら、いまのサザンは無かったと思うわ。


個人的に、実際にこの曲を聴いたのは、83年放送の、例のドラマ「ふぞろいの林檎たち」ですねぇ。主題歌、挿入歌、すべて「サザン」の曲をBGMにしていたこのドラマで、当然「栞のテーマ」はかなり流れてたからなぁ。 そそそ、高橋ひとみさんが演じていた伊吹夏恵のテーマ曲のように使われてましたもんね。

ちなみに、この「栞のテーマ」は、もともとは、挿入歌とした使われた映画「モーニングムーンは粗雑に」に登場する「栞」のテーマソングというのは有名な話だ。

ただ、この映画で「栞」は范文雀さんが演じたとの事なんだけど、どうもね范文雀さんのイメージがわかないんだよな。。

♪ 彼女が髪を分けただけ、それがしびれるしぐさ〜 ♪ ってイメージないよなぁ。この映画に出演された高樹零さんならイメージなら湧くんだけど・・・・。


おーっとっと話が脱線した。。。

でね、「ふぞろい〜」を受けて、改めて、きちんと聴いて、めちゃくちゃいいやん・・って思ったな。 なんで、リリースの頃知らなかったんだろ? ・・と地団駄を踏んだ・・とまでは思わなかったけど。。

3連のロッカ・バラード。 この手のバラード、大好きなんだよな、個人的に。 
いや、日本人で嫌いなヒトってあんまり居ないんじゃないか。 ってくらい。 この甘く、独特なリズム感のバラードって日本人の生理に合うんだろうなぁ。
50年代のオールディーズの時代から日本では、この手のヒットは多い訳だし。

正直、この「栞のテーマ」ってメロディ自体は難しんだよ。 サザンのバラードとして名曲中の名曲である「いとしのエリー」に比べても、格段に難しい。

♪ 彼女が髪を指で分けただけ それがシビレるしぐさ〜 ♪ 

っていう視覚的で、甘くキャッチーなAメロ

それとめちゃくちゃ字数を詰込んだ歌詞がメロディラインを不安にしてる

♪ Lady My Lady My Lady〜 ♪ っていうサビヘのブリッジ。。

いや、逆にこの不安定なメロディに惹きつけられる。

この2つのメロディラインがこの難解な曲を名バラードに仕立ててるんじゃないかな。


時に、70年代終盤、サザンと並び称され、ロックBIG3と言われた、「ゴダイゴ」「ツイスト」と「サザン」がもっとも違う点が、バラードだろうな。
バラードで名曲がある事。 バラードできちんと聴き手を魅了できる事。この事が、サザンを現在まで40年間もの間、第1戦のバンドとして君臨し続けられた一番の要因だと思うんだよね。

バラードって一見すると、スピードが速いアッパーチューンより簡単だろ・・なんて思われがちだけど、実際は全く逆。 バラードの方がアッパーチューンよりも何倍も難しい。ゆったりとした流れの中で聴き手を魅了するには、ごまかしが利かない分、本物の音楽力が必要なんだよね。

そんなバラードの名曲を何曲も持っている、サザンって、やっぱりホンモノなんだと思う。

ちなみに、サザンの並び、長きにわたって第1戦君臨し続けている、ミスチルにしても、B'zにしても、やっぱりバラードで名曲を持っている。 
これを見ても、バラードで聴衆を魅せられる事こそがホンモノかどうかの分岐点ってことが分かるんじゃないかな。






動画・・・昨日まで、画像は酷いけど、サザン本人のライブ映像がようつベにあったんだよな。
なんで、これはグッドタイミング・・・と、曲を引っ張ってきたところもあるんだけど・・・。

どうも、今日、消されちゃったみたいだ。。。

仕様が無いんで、またまたサザンのカバーバンドの映像で・・。 
まあ、見たかったらどうぞってことで。。。


そういえば、まだ、サザンのライブで「栞のテーマ」聴いたこと無いんだよな。
先日のROCK IN JAPANでもやんなかったし・・・。 来年春のツアーでは是非是非やって欲しいわ〜。。

・・・・なんて思ってたら、2015年の「おいしい葡萄の旅」ツアーで演ってたことが判明。

ウソウソ、ワタシ参戦したんじゃん。 新潟まで行って。 全然覚えてないわ〜。

2015年ツアーはアルバム「葡萄」中心のセットリストた゜ったのは当然だったけど、「過去曲」は、かなりマニアックな選曲だったのは覚えてるんだよな。 
でも、「栞のテーマ」をやってのは・・・・。 あー、全然記憶にない。。。。



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コスモス街道 / 狩人

1977_09_コスモス街道_狩人


今回の1曲セレクトは、「コスモス街道」狩人です。

まずはデータです。

・タイトル     コスモス街道
・アーティスト   狩人
・作詞       竜真知子
・作曲       都倉俊一
・編曲       都倉俊一
・リリース日    1977年8月25日
・発売元       ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   42.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1977年9月12日〜11月28日付

結局、この3連休はどこへも出かけず、家でグダグダ過ごしちゃいましたね〜。
夏の疲れが出てきたのかなぁ、腰に痛みが出て来てね〜、ちょっと出かける気が起きなかったんだよな。 まあ、天気もピーカンって言う感じでもなかったしな。

 でも、今年は3連休って言うのが多く、さ来週、また3連休なんだよな。 うーむ、今度はどっか出かけたいですねぇ。

最近は家にいる時は、ロードマップとにらめっこなんだよな。 8月山形行った時もそうやってロードマップとにらめっこしててドライブに出かけちゃったし、今度は、国道254号を使って信州に行きたいな〜。

あーら、今回の1曲セレクトで引っ張ってきた曲の前振りですか〜 

そーです、前振りです〜 

狩人「コスモス街道」

最近は、水森かおりさんが、各地名をタイトルにもってくる「ご当地ソング」を毎年リリースしてますが、そんな水森さんに繋がるような、「元祖」ご当地ソング、アーティスト。 それが、狩人ですわなぁ。

デビュー曲の「あずさ2号」が甲州・松本。 それに続く、デビュー第2弾シングルが、今回の「コスモス街道」。

え? 「コスモス街道」って本当にあんの とか聞かれそうだけど、実際にあるんだよね。 長野県佐久市。

この曲の歌詞にもあるじゃん

♪ 右は越後に行く北の道 左は木曽まで続く中山道〜 ♪ ってさ。 これは、歌詞の中のフィクションではなく、実在してるんだよね。 長野県佐久市の国道254号線。ここ、実際に「コスモス街道」って名称がついてるんだよね。
実際に路の両脇にはコスモスが並んでいて、今頃(9月頃)が見ごろだそう。

「あずさ2号」同様、実在する場所、名称がタイトルについてるだけに、曲にリアリティを感じるんだよな、このヒトたちの、特にこの最初の2曲はさ。

ただ、個人的には、コスモス街道って、国道18号の事だと思ってたんだよ、長い事。

曲出だしに ♪ 日よけを下した白いレストラン 〜 秋の避暑地 ♪ ってあるじゃん。 どう考えてもこれって軽井沢の事だよな。 国道254号は軽井沢通ってねぇぞ・・・とか思っちゃったりしてさ 

それ以前に、この曲、今から41年前の1977年(昭和52年)の曲なんだけどさ、果たして41年前の国道254号って、まだ道悪かっちゃんじゃねぇかな・・とかさ。

今でこそ、片側1車線の「舗装道」で路面もいいけど、41年前の「幹線国道」ではない、特に地方の「一般国道」なんて、そりゃ酷いもんだったんよ。離合困難なほど狭かったり、舗装されてなかったり・・・。

41年前の国道254号はどうだったんだろう? さすがに当時の実際の道路状況を知る由もないけど、ネットを検索してみると、コスモス街道と言われている地区の手前、群馬長野県境の旧国道254号、内山峠は、狭くヘアピンカーブ連続の「酷道」だったようだ。

・・とすれば、そんな所をわざわざ、曲のタイトルに持ってくるかなぁ・・・なんてさ。  

でも国道18号は幹線国道だけに、当時もそれなりに整備されていたはず。 それならこの曲のイメージに合ってたんじゃないかなぁ
もっとも、現在の軽井沢バイパスはまだなく、旧碓氷峠越えの片側1車線道だったはずだけど・・・。

・・・・なんてさ、どーも、穿った見方をしちゃうところは、ワタシの悪癖ですわな〜。


ちなみに、狩人って、長野県が好きで、デビュー曲の「あずさ2号」、この「コスモス街道」もそうだけど、80年には「白馬山麓」なんてシングルも出してたりする。
でも、本人たちは長野出身・・と言う訳ではなく愛知県出身だったりするんだよね。 




この曲、都倉俊一氏の作・編曲なんだよね。
それにしては、かなり「和」が入った作風だよなぁ。 はじめは、おおよそ都倉氏の作品とは思えなかったんだよね。 平尾昌晃氏? っても思える様な作風だったし。

 都倉氏の作品って、もっとバタ臭い、洋楽的な作品が多かったからさ。 この曲が77年の8月25日リリースで。その10日後に、ピンク・レディの「ウォンテッド」がリリースされている。

うん、この「ウォンテッドこそが都倉氏らしい作品だと思えるしさ。 プラス、どこかに似たようなフレーズが隠れいたんだよ、都倉氏の作品って。 これで、「あ、これ、都倉氏」って分かるんだけど、この曲は、都倉氏らしいフレーズが出てこないんだよなぁ。 あ、「あずさ2号」もそう。

それは、メリハリって言う部分でもそう。 都倉氏の曲ってリズム体がはっきりしてる分、メロディラインは意外と平坦な曲が多い。 だからなんだろうけど、曲にメリハリが少ないんだよ。

でも、この曲は別。 mpっていう、優しい感じの出だしから始まって、サビに向かって追い込むようにグワッと盛り上がって行く。
カンツォーネ的な手法って言うかさ。 これは、デビュー曲の「あずさ2号」でもそうでしたね。 ただ、この曲は、「あずさ2号」よりも、スピード感があっただけにサビに向かっての追い込みは迫力がありましたね。

そう言う意味でも、狩人の曲って、通常の都倉氏の曲に比べると、かなり特殊な作り方だったんじゃないかなぁ。

で、こういうカンツォーネ型の盛り上がりは、1977年当時のヒット曲の一つの流行りだったんだろうね。 それがもっとも顕著だったのが、この曲と全く同時期に大ヒットしてた、松崎しげる氏の「愛のメモリー」だったしさ。 



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歌舞伎町の女王 / 椎名林檎

1998_09_歌舞伎町の女王_椎名林檎


今回の1曲セレクトは、「歌舞伎町の女王」椎名林檎です。

まずはデータでする。

・タイトル     歌舞伎町の女王
・アーティスト   椎名林檎
・作詞       椎名林檎
・作曲       椎名林檎
・編曲       亀田誠治
・リリース日    1998年9月9日
・発売元      東芝EMI
・オリコン最高位 50位
・売上げ枚数   5.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 43位

 天邪鬼なワタシは、基本、ヒトが「いい」って勧めてくれた曲やアーティストも、ワタシの中で納得しないと聴かないヒトなんだよね。
 一人っ子気質って言いましょうかねぇ、自分の考えが絶対・・って言うところがあるのよ。うん、これは否定しない。 

でもさ、「これいい」って勧めてもらって、大分放っておいた曲でも、ある日聴き直してみると、思わず嵌まっちゃう曲もあるんだよな。

今回はそんな1曲を持って来ましょうかね。

椎名林檎「歌舞伎町の女王」。


この曲は、1998年の9月・・・っていうから、丁度、今から20年前だわな・・・にリリースされた1曲。

ここでは、今までも書いてきた事だけど、丸40年ヒット曲を聴き続けてきたワタシだけど、その中でも一番ヒット曲から距離を置いていた時期ですね、1998年の9月って言ったら。

自分に合ったヒット曲が無い。 

そそそ、聴いてて刺さるような曲だよね。 それを感じられなくなってたんですよ、この当時。 だから・・というわけか、自然とヒット曲から距離を置くようになってたんだよな。

ただ、そんな状況下でも相変わらずオリコンだけは買い続けてたんだけどさ。というか、気持ち的にやめられなかったというか。。。

そんな20年前。 この曲、それなりに話題になってた・・・ような気はするんだよ。 なんせ能動的には聴いてなかったん頃なんで、記憶があいまいなんだけど、でも、ラジオでは、それなりに流れてたような気がする。

でも、けったいな曲だな・・・ぐらいしか当時は引っかかんなかったんだよね。

それから、数年後・・・。

ひょんなことから、mixiで知り合った一回り「下」の人たちとバンドを組むことになってさ。 
ワタシ、一応、中学高校の頃、「独学」でドラムやってたりしたんで、ドラムやることになってさ。 

10数年ぶりにドラムの前に座ったんだけど、叩けなくてねぇ。 頭では分かってんだけど体がついてかない。
手首のスナップが効かない。 おまけに次の日は全く体が言う事を効かないほどの筋肉痛。 って具合にさんざんな目にあってねぇ。。。

こりゃ、アカン・・・と、バンドは早々に辞退。。。

そんな時に、初めてスタジオ借りて練習した曲の中の1曲が、この「歌舞伎町の女王」だったんだよな。

この曲、リズム体的には、そんなに難しくないんだよ実際的に。基本の8ビートさえ叩けりゃ・・って感じだし。
なんせ、CDのトラックでは林檎嬢、直直に叩いてんでしょ。森高千里のドラムのような感じで(森高より上手い気がするけど)・・・。 だから、めちゃくちゃ高度な「技」は含まれてないんけどね。

それでも叩けなかったんだからさあ・・・ 。屈辱的だったねぇ。。。。。

でも、そんな事が、改めてこの曲をきちんと聴くようになったキッカケだったりするんだよ。

もろ60年代ガレージ歌謡ロックだよな、この曲は。
もろG.S。いや、「グループ」ではないから、一人G.Sってところか。

だから本来であれば、拒否反応はしない筈なんですよね。 

60年代ガレージ歌謡は、この当時既にG.Sとしてワタシの中にはあったし、 そもそも60年代ガレージロック、いや、サイケ的な音って嫌いじゃ無かったからさ。

たしかに、「歌舞伎町」っていう、夜の匂いと裏世界匂いがプンプンなところ、そんな世界を当時20歳そこそこの女子が、もろ「アバズレ女」風に歌うってところは、引っかかったんだけどさ。
それでも、リリース当時は、この曲には嵌まらなかった。


1998年当時、個人的に引っかかる曲が無い・・って思ったのは、この曲もそうだけど、ヒット曲全体に、なんかヤバい匂いを感じ始めてたんだよ。
裏世界の匂いって言うかなぁ。 実態が無いんでなんとも言い表せないんだけども、ドロドロとした闇世界の匂いっていうのかなぁ。

90年代前半、ワタシらがヒット曲ユーザーの中心に居た頃も、そういう闇世界って言うのはあったんだろうけど、表面上はドロドロとしたものは無かった。無論、「バブル」と言う中でみんな浮かれてたこともあり、そんな闇は見えなかっただけかもしれないけど。

90年代後半、そんな闇世界な部分をヒット曲から感じるようになった。 その象徴的な感じの曲なんだよ、この「歌舞伎町の女王」って曲は。 


でもさ、後年、きちんとこの曲を聴くようになって、「いや、待てよ」・・・って思ったんだよな。

何曲か前にも書いたような気がするんだけど、ワタシのヒット曲との接点の始まりって、いわいるゲ―ノー界の「華やかな世界」に感化された訳ではなく、夜に向かった世界だったはずなんだよ。 酒の匂いとタバコの煙が渦巻いた世界。 真っ黒な闇世界ではないけど、そんな世界に近いような。 それが物心つくか、つかないか・・っていうあの頃に聴いたムード歌謡。それがワタシの中のヒット曲の原点であり、接点だったはずだ。

うん、この「歌舞伎町の女王」に近い世界だったはずだ。 そんな風に感じるようになったんだよな。

違うのは、田舎の場末のスナックと、歌舞伎町っていう日本一の歓楽街っていう場所の違いか。

いや、この違いがワタシにはとてつもなく大きなモノに感じたんだよな。より闇が深いっていうかさ。



この曲に限った事ではないけど、椎名林檎嬢の曲ってどの曲も、絵が浮かぶんだよな。

この曲も出だしの

♪ 蝉の声を聴くたびに 目に浮かぶく九十九里浜 皺皺の祖母の〜 ♪ っところは、九十九里浜の後背の田園風景。(九十九里浜って田舎っていうイメージなんだろうね〜。 実際、田舎だけど・・・)

続く

♪ 一人訪れた歓楽街〜 ♪ で、スパッと画面が変わって、セピアがかった「歌舞伎町」の風景。ジメジメとした床と、打ちっぱなしで色あせたコンクリートのビル。

ワタシ的には、そんなイメージなんだよな。 そそそセピア色なんだよ。 それも、今の歌舞伎町ではなく、60年代の歌舞伎町。 いまよりも、もっと危ない雰囲気だった頃の。

↑の実際のMVとは、全く違うイメージがワタシの中ではあるんだけども、その方が良いだよな。

MVって、今では必須なものだけど、曲のイメージが固定化されてしまうところがある。

本来、音楽って、ヒトそれぞれ違ったイメージを感じると思うんだよね。 その点、この曲は、ワタシが感じたイメージと、実際のMVは全く違うんでさ。その分、個人的にイメージが崩されなれなくって助かるんだよね。



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ゆ・れ・て湘南 / 石川秀美

1982_09_ゆれて湘南_石川秀美


今回の1曲セレクトは、「ゆ・れ・て湘南」石川秀美です。

まずはデータです。

・タイトル    ゆ・れ・て湘南
・アーティスト  石川秀美
・作詞      松本隆
・作曲      小田裕一郎
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1982年7月21日
・発売元     RVC
・オリコン最高位 29位
・売上げ枚数  8.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 27位

一昨日、小田裕一郎氏が逝去されましたね。 享年68歳。
全くの突然の逝去のニュースであったので、ちょっとビックリしてしまったワタシなのですが。。
確かに、昨年刊行された「大村雅朗の軌跡」に掲載された小田氏の写真の風貌が、昔とは全く違っていた事には違和感を感じていましたが、まさかね・・・。こんなに若くしてお亡くなりになるとは。。。

それよりも、先週、石川秀美さんの「バイ・バイサマー」を書いたばっかりなのに・・って言う思いもあったし、ちょっと小田氏を卑下した書き方になっちゃったんで、申し訳なかったような思いが交錯した昨日今日だったり。

・・・ということは、やっぱり、今回の1曲セレクトは、小田裕一郎氏の曲で行きたい。。。

とは思ったものの、今頃のヒットで小田氏の曲って、ほとんど、既に書いちゃってたりするんだよな。

・・と、一度は諦めかけたものの、何気に1曲セレクトでの石川秀美さんのアーカイブを調べてみたら、なんと、この曲をまだ書いて無いではないか。。。。    

「ゆ・れ・て湘南」

ガーン

ワタシの中では82年の晩夏といったら、この曲・・・って言うぐらい、ワタシの中ではスタンダードなこの曲をまだ書いて無かったとは。。。。

これは完全に不覚だったな。

それに本来は連続して、同じアーティストの曲は書かないようにしてたんだけど、今回は小田氏の追悼ということもあり特別・・・と自分に言い聞かせて、引っ張って来ました。


先週の「バイ・バイサマー」でも書いたんだけども、この曲は、もろ82年の今頃"晩夏〜初秋" を象徴しているような曲なんだよね。

パッと聴き、この曲に、夏の太陽、青い空、青い海・・っちゅうもろ「夏の湘南」のイメージを持っている方はいないですよね。 
ポップではあるものの、マイナー調のこの曲は、どうしても、どん曇り、あるいは小雨交じりの〜 っていう、うす暗い夏の午後を連想してしまう。

個人的には、小雨交じりの、鎌倉の七里ガ浜っていうイメージかなぁ。

というか、実際、この曲がヒットしていた82年の8月の終わりか、9月の初めごろに七里ガ浜に行ったんだよね。

当時、まだ福島から千葉に越して来たばかりで、友達も無くて、よく一人電車で放浪してたんですよ。 首都圏内ほとんどの鉄道路線はあのころほとんど制覇したんじゃないかってくらい放浪してたな。 
当時は「乗り鉄」だった事もあるんだけど、電車に乗って放浪してると、友達がいない寂しさを紛らされるっていうかさ。
で、ちょうど、この曲の頃、「江ノ電」で鎌倉から藤沢まで行ったんだよな。 その途中、七里ガ浜に寄ったんだったと思う。

どん曇りの小雨模様だったのを覚えてるわ。

そんな時、脳裏で鳴っていた曲が「ゆ・れ・て湘南」だったんだよね。 

それからというもののこの曲と言ったら、あの時の、海は鈍色、空は薄暗く、かつ肌寒かった、あのときの情景が浮かぶんだよなぁ。

ともかく、この曲から感じた情景と、あの時のリアルの情景がピッタリ一致したんだよな。

でもさ、この時がたまたま、小雨模様だった・・・って言う事でもないんだよね。 

ここでは、もう何回も書いてるけど、82年の夏って冷夏で天候不順な夏でさあ、雨の日が多かったんだよ。

まさにこの曲自体のイメージにぴったり嵌まった・・・と言うような。

そんなこともあって、ワタシの中では、82年の晩夏といったら、この曲って言うイメージが定着しちゃったんだと思う。

まあ、この曲だけじゃ無いけどね、中森明菜の「少女A」とか、サザンの「夏をあきらめて」とか、マイナー調の曲がしっくりきた夏だったんだよ。 だから、82年の夏といったら、全体的に「曇天の雲の下の〜」っていうイメージがいまでもこびりついちゃってたりするんだよね。



うんにゃ、この動画の画像のような「真夏の青い空の下〜」っていう、もろ湘南の夏のイメージぢゃないんだけどなぁ、この曲は。

ただ、いわいる「湘南ソング」って昔から、いっぱいあるけど、大体いつも、夏の太陽、青い海〜・・・っていうイメージだよね。 往年の若大将、加山雄三氏にしても、もちろんサザンにしてもチューブにしても、みんなそうじゃん。

曇天、小雨交じりの湘南・・・なんて曲は、この曲と、↑で書いたサザンの「夏をあきらめて」ぐらいじゃないのかなぁ。 調べればもっと出てくるかもしれないけど、パッとなかなか思い出せない。
湘南ソングからすると、かなり稀有な曲かもしれないな。
まあ両方とも82年の曲ということで、それだけあの年の天候不順さが分かるんじゃないかなぁ。


どうでもいいことだけど、この曲のタイトル「ゆ・れ・て湘南」・・って「ゆれて」の間に「・」が入るんだね〜。 あれから36年。いま頃気が付きましたわ〜



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ねぇ!気がついてよ / 桜田淳子

1976_09_ねぇ!気がついてよ_桜田淳子


今回の1曲セレクトは、「ねぇ!気がついてよ 」桜田淳子です。

まずはデータです。

・タイトル     ねぇ!気がついてよ
・アーティスト   桜田淳子
・作詞       阿久悠
・作曲       大野克夫
・編曲       大野克夫
・リリース日    1976年8月25日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   28.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1976年9月6日〜10月25日付


久々に3日連荘の1曲セレクトです。
こんな書き方すると、なんか偶然に3日連続で書いてるような感じもするけど、結構、計画的だったりしてね。
そそそ、ちょっと前から、今回の3連休は3日連続で書こうか・・・なんて思ってたんだよね。
ま、最近、書く曲数も少なくなってきてるからなぁ。 休みの日くらいは書きたいしね。

ただ、昨日の石川秀美さん、その前の安室奈美恵さんは、この日にこの曲を書こうとは考えてなかったんだけどね。その日その日の雰囲気ですね。 まあ何でも「計画的」に・・・っていうのはニガテなんでね、子供の頃から。

よく、夏休みの宿題は、夏休み最終日にやる・・・っていうヒトいるじゃん。 あれ典型的だったからさ、ワタシ。
毎日日記をつける事・・っていう宿題なんて、8月20日にまとめて1ヶ月分書いてたもん。 
そそそ、小学校まで福島のいわきだったんだけども、夏休みは8月20日までだったんだよな当時は。関東よりも10日ほど短かったんだよ。

小学校4年の時なんて、もう絶対に終わんない・・・って、最後は開き直って宿題やんなかったりしてさ。
今日1日苦しむより、明日、学校で怒られて廊下に立たされた方が良いや・・・とか。 
変な性格なのよ。

兎に角、行き当たりばったりな性格なんだわ。 計画的にやんなくても人生なんとかなるさ〜な精神っちゅうの 
「アリとキリギリス」だったら、完璧な「キリギリス」な性格ってやつでさ。

これは未だに変わらない。 仕事でも計画的に進めるのが超苦手。 サラリーマンにゃ向いて無い性格ですね。


あー、話が脱線した〜。

でね、今回の桜田淳子さんの「ねぇ!気がついてよ」だけは、前々から書こうと思ってたんだよね。

この曲は、今から42年前、1976年のちょうど、今頃のヒット曲ですわ。

42年前  ワタシゃ7才、小学1年生。 

当然、リアルタイムでは聴いて無い。 っちゅうか、ヒット曲の世界に足を踏み入れてない頃だな。

でも意外な事に洋楽は聴いてたんだよなぁ、この頃。 ここでは何回も書いてるように、ポールモーリアに傾倒してたマセガキだったからさぁ。
オヤジの車のカーステがまだ「8トラック」の頃ですね。ポールモーリアの「グレイテストヒッツ」と、この当時の洋楽ヒットのテープがいつも積んであってさ。 当時、オヤジが仕事終わりに車で行きつけの喫茶店へ毎日のように通ってんだけど、いつも「やべ(行こう)」って連れてかれては、8トラテープを聴いてたからさあ。

この当時、ワタシが邦楽ヒットを聴いて無かったのも、オヤジの影響なんだろうな。兎に角、歌謡曲がキライなヒトだったからさ。テレビもウタ番組になると、チャンネル変えちゃうような。

ぢゃ、そんな頃のこの曲をなんで知ってるの?

まあ、自分がヒット曲にのめりこんだ後付っちゃ、後付なんだけどもね。 結構意外なところから知ったんだよな。

マイナーチューニング・バンドの「ソウルこれっきりですか」

これ知ってるヒトいる? ってか、40万枚以上の大ヒットになったから、当時のヒット曲を聴いてた方なら大抵覚えてますよね。

↓ これ

  
これ1976年のヒット曲をメドレーでつないだだけの曲なんだよね。 もちろん歌ってるのはそれぞれのオリジナルじゃないんだけどさ。
この中に、桜田淳子さんの「ねぇ!気がついてよ」も含まれているんだよね。
じつは、これで知ったんだよな。大学生の頃だったと思うけど。

「ねぇ!気がついてよ」って言うタイトルは、それ以前からオリコンの「チャートブック」で知ってたし、その前に自分で当時のランキングも作ってたから、桜田淳子さんの曲って事も知ってた。

でも、実際にメロディラインを聴いてみると、「ソウルこれっきりですか」で使われてるサビのメロディが、めっちゃキャッチーだったんでさ、全部聴いてみたい・・・っちゅうことで、音源を手に入れたんだよ。

たださ、実際にオリジナルの桜田淳子さんを聴いてみると、ちょっと印象が違ったんだよなぁ。

確かに、サビの部分は、初聴でも思わず刺さっちゃうようなキャッチーなんだけどさ。 続く、Aメロ、Bメロは、今一つ退屈なんだよなぁ。

そそそ、この曲は、メロディの始まりがいきなりサビっていう、いわいる「前サビ」なメロディ構成なんだよ。

だから、イントロににつづいて、ついつい食いついちゃったりするんだけど、その後が続かない・・っていうかさ、キャッチーのサビと、そのあとのAメロ、Bメロが上手く結び付かないんだよな。 

とりあえず、AメロとBメロをつけました・・・っていう感じもしたりしてさ。

あれ? これって、いつかも全く同じ事を書いた事があるな・・・。

そうそう、斉藤哲夫氏の「いまのキミはピカピカに光って」だわ。 あの曲も、例のCMで使われているサビがまずあって、その後にBメロが続くんだけど、CM部分のサビは超キャッチーだけど、Bメロになると途端にツマンなくなるんだよね。

結局は、CMありきの曲で、その後はむりくりつけ足したメロディって、あの時は書いたんだけども、それと同じような印象をこの曲でも感じたなぁ。

いや、この当時の曲って、意外とこういう感じの曲が多いような気がする。 サビはめっちゃキャッチーなんだけども、Aメロ、Bメロになるとツマン無くなっちゃうような曲。

この当時のヒット曲のフォーマットといっちゃえば、それまでなんだろうけど、その点が、80年代ポップスと大きな違いなんだよね、70年代ポップスの曲って。 なんて言うのかなぁ、1曲のうちの印象の落差があるっちゅうのかなぁ。

ちなみに、この曲、作詞 阿久悠氏 作曲 大野克夫氏 ・・・っちゅう、当時の沢田研二氏な面々なんだよね。




やっぱ、桜田淳子さんは、「メジャー」系の明るい曲に限りますわな。
陽の淳子と陰の百恵。 この曲の頃もそんな構図が浮き彫りになったんじゃないかなぁ。 
桜田淳子さんがこの曲を歌っているウラで、百恵さんは「横須賀ストーリー」でしたからねぇ。

ただ、メジャー系の曲は、裏返せば「コドモ」っぽくも聴こえる訳で、百恵さんが「菩薩」としてこの後、大スターの道を突き進むことになるわけだけど、淳子さんは頭打ち状態になっちゃいましたからね。
この曲ではオリコン2位まで行ったけど、これが最後のオリコン2位だったんだよね。 ここからは人気も下降線気味になって行く訳なんですわ。



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所有音源のハイレゾ化がなかなか進まないっす。。。

所有音源のハイレゾ化プロジェクトがなかなか進まないっす。

ようやっと、
.潺紂璽潺紂璽献奪編(1966年〜1992年)
▲▲ぅ疋詈(1971年〜1992年)
J-POP編vol.2(2013年〜2018年)...
が95%程完了。


まあ、は半ば「新曲」なんで、所有当初からCD音源をハイレゾ化しているんで問題ない・・として。

これから問題になってくるのが、これから対応する、J-POP編vol.1(1992年〜2012年) なんだよね。

J-POPの音源なんてよー、簡単に手に入るじゃん・・・と思われがちなんですが、意外と今となっては、ちょっと探さないと手に入らない曲もあるんだよ、これが。。

・・・というのも、個人的なコダワリとして、所有音源は基本シングルの「オリジナルバージョン」を集めているから。

意外とここの点がネック。

アルバムバージョンやリミックス、リテイクバージョンは簡単に集まっても、オリジナルのシングルバージョンって探さないと無い曲があるんだよね。

例えば、安室だって、去年リリースされたオールタイムベストは、「オリジナル」じゃないじゃん。 
・・・こんな感じの曲が意外と多いのよ。

まあ、リリー化当時のシングル盤が手に入れれば問題ないんだけど、最近CDもそれなりに「金」をかけないと手に入りずらくなってるからなぁ。特に90年代はリリースから20年経過しつつあるんでさ。


これらのを解決しつつ、手持ちの全音源が全てハイレゾ化されるのは、いつの事やら・・・。



ちなみに、ネット配信はダウンロードもサブスクリプションも、シングルオリジナルバージョン音源じゃない曲がかなり多い。
これがワタシ的には許せないところで、だから、ネット配信の音源からは収集せずに、未だに「参考」の域を超えられない根源でもあるんだよね。

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