かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

わな / キャンディーズ

1977_12_わな_キャンディーズ






今日の1曲セレクトは、「わな」キャンディーズです。

まずはデータでーす。

・タイトル     わな
・アーティスト   キャンディーズ
・作詞       島武実
・作曲       穂口雄右
・編曲       穂口雄右 
・リリース日    1977年12月5日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位  3位
・売上げ枚数    39.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1977年12月19日〜1978年2月27日付


 超強力曲同士で、同日リリース。これってよくあるよねえ。核になる曲が2曲っていう感じだったら、いまは、毎週のようにあるわけで、今となっては、全然珍しいことではないですわね。
 でも、これが3曲、4曲・・・と複数になると、結構珍しいわけで・・・。今年だったら、先月の11月2日なんかはそうなるのかなぁ。
 ましてや、リリース自体少なかった、昔なんかは、もっとそういう機会が少なかったわけですね。
 大体において、1つのレコード会社同日に、強力アーティスト同士をリリースさせるってことは、あんまりないだろうし。
 さらに、同じリリース日に「超」がつく、協力曲が含まれているとなると、つい、避けてしないたくなるのは、昔も今もあんまり変わんないことかもしれないですね。

 そんななか、強力曲4枚同日リリースっていうことが起こったのが、1977年12月5日。しかも、そのなかの2枚がライバル同士という、チャートファンとしては、まってました! というリリースだったんですよね。

●CBSソニー
 ・わな   キャンディーズ
 ・禁猟区  郷ひろみ

●ビクター
 ・UFO   ピンクレディー
 ・しあわせ芝居 桜田淳子

 これ、全部1977年12月5日リリースというわけで、当時の超豪華リリースってわけです。

 特に、ピンクレディーとキャンディーズの同日リリース。これは、このとき1回切りなんですよ。
 人気を2分した、超スーパーアイドルだった2組。もちライバル視扱いされた2組なわけだけど、たしかに、それまでも同じ月リリースっていうのは、ずっと続いていたんだけど、「同日」っていうのは、これ1回きりなわけです。

 まあ、とうじは、ランキングっつうもんも、さほど一般には普及していなかったわけで、ましてや初登場1位なんていう時代ではなかったから、同日リリース、即チャート争いっていう図式はゼンゼンなかったわけで、それいえに、同日リリースだからって言っても、どうこうはなかったわけだけど、でも、やっぱし、ライバル同時が同じ日にリリースってなると、どちらも負けたくないって言う気持ちも出てくるんぢゃないかなぁ。
 って勘ぐりたくなりますね。

 ちなみに、両者のオリコン初登場ですが、両者とも1977年12月12日付初登場で、
 UFO 初登場8位  わな 初登場32位

 あー、当時のランキング事象をちょっと解説すると、初登場でベストテン入りっていうのは、とんでもないことだったのね。今のインパクトでいうと、初登場でミリオンセラーって言うくらい。 当時としては、ピンクレディーぐらいしか出来なかった現象なのよ。



 と、ライバルといっても、かなりの差は出てたんだよね。

 だけど、すでに解散も決まっていて、そのなかでの活動ってことで、かなりファンの間でも盛り上がってき始めてたころだよなぁ。 この曲のセールス、39.2万枚っていうのは、ラストシングルの「微笑みがえし」に次ぐセールス。

 そのまえの代表曲の「春一番」とか「やさしい悪魔」よりも売れてるんだよね。
 だけど、そんなに売れていたっていう実感はあんまりないんだよなぁ。それだけ、あのころの盛り上がりようを示してるんぢゃないかなぁ・・って思うんだけどさ。

 それくらい、この曲、キャンディーズの代表曲か?っていったら、首ひねりたくなるくらい・・・いまとなっては、一般的には、それほどメジャーな曲ぢゃないですよね。

 でもですよ。これが結構いい曲なんだ。キャンディーズの曲って今思い返すと、比較的メジャー調の若干、間延びした曲が多い思うのね。 その点が、緊張感たっぷりだったピンクレディーとは対照的であり、かつ、人気の差かなぁとも思うんだけど、この「わな」は、緊張感いっぱいの曲ですよねぇ。
 うん、どうして、この曲がこのタイミングでリリースされるのかなぁ? っていうと若干疑問なんですけどね。
 なんか、3ヵ月後に解散するっていうグループの曲ではないような気がするんだよなぁ。それだけ、しっかりした曲って感じ。うん、投げやり感が全くないんだよね。

 たとえば、ピンクレディーなんて、もう、解散間際は、正直「投げやり感」が曲からにじみ出てたんだけど、この曲には、全くそういうところが感じないんだよね。
 だからして、逆に、もっと見たい、やめて欲しくないっていう気持ちが強くなったのかなぁ。それが、ラストの「微笑がえし」の爆発に繋がったのかもしれないけど。。。

 だとしたら、さすがにCBSソニーの酒井氏と、当時担当だった大里氏(現アミューズ会長)の戦略は見事だなって思うんだけどね。

 あ、それから、この曲のリードボーカルは、ランちやんデモ、スーちゃんでも、なく、ミキちゃんなんですよ。
 これが、最初で最後のリードボーカル。これの話題性もありましたよね。

 でも、やっぱり曲がよすぎたよなぁ。この曲。



※2005年12月に書いたものの再掲載です。

ヒーロー / 麻倉未稀

1984_ヒーロー_麻倉未稀






今日の1曲セレクトは、「ヒーロー」麻倉未稀です。

まずはデータです。

・タイトル    ヒーロー
・アーティスト  麻倉未稀
・作詞      J.スタインマン D.ピッチフォード
・作曲      J.スタインマン D.ピッチフォード
・編曲      渡辺博也
・日本語詞    売野雅勇
・リリース日   1984年11月5日
・発売元     キング
・オリコン最高位 19位
・売上げ枚数   18.1万枚
・タイアップ  TBS系ドラマ「スクールウォーズ」主題歌


 たまに、ルーチン的な仕事とは別な仕事すると、結構意外な発見ってするもんですよねぇ。
 ・・・っていつもながら、とーとつな入り方なんですが、今日は、仕事で近日公開予定の「映画」について調べてたんだけどね。
 来週10日公開予定の「スクールデイズ」っていう映画について調べてたら、キャスト陣を見て、思わず「おーー」っと唸ってしまいましたわ。
 ・・主人公、もちろん居ますわね。 その主人公の両親役が鶴見辰吾 と いとうまいこ だってさ。。。

 ・・・と書いて、ピンと来た方、結構な「大映ドラマ」通でございます。・・・でもないかな。

 そうですぅ、いまから22年前、1983年4月〜放送の大映ドラマ「高校聖夫婦」で、夫婦役だったんだよね。この2人。 覚えてる方っているかなぁ。
 高校生で結婚しちゃうの。で、周りには、ひたかしくにするんだよね。たしか。・・で、そこで、いろいろ起きちゃうってドラマですよ〜。 

 で〜今回、この映画で、また夫婦役だって。。。 うーん、でも、かんがえるに、あれから、幾年たって、成れの果ては、この主人公って言えないこともない(ムリヤリ)。

 もしかして、そこまで、考えてたか? この映画の監督さん、俺とより1つ上の同世代だから、もしかしたら、「高校聖夫婦」見てたんぢゃない? 
 だしとたら、わざと、狙ってた? もしかして・・。


 え? それと、今日、紹介する「ヒーロー」とどういう関係かって?

 はいっ、 関係ありましぇん! ではなくて、大映ドラマつながりなんだよね。

 そう、この曲は、かの大映ドラマの名作(迷作?)「スクールウォーズ」の主題歌ですね。
 
 その前に、本来は、この曲、映画「フットルース」の中の1曲でボニータイラーが歌ってたんだよね。
 「フットルース」のサントラは、この84年夏に大ヒットしたよね。 洋楽を、よう聴かない、私でさえ、このアルバムは聴いたなぁ・・というか、友だちに無理やり聴かされたな。

 でも、この曲、ボニータイラーのオリジナルの方は、あんまり印象になかったんだよね。 今は、音源あるけど。。

 この曲っていったら、どーしても「スクールウォーズ」の主題歌の「麻倉未稀」バージョンってほうが、完全に頭にインプットされてるもんなぁ。

 イントロ聴いただけで、ドラマのタイトルバックの映像が浮かんでくるもんね。

 このドラマはかなり、はまったもんなぁ。 
 毎週土曜日21時〜22時って、辺鄙な時間に放送してたんだよ。そうそう、「8時だよ!全員集合」のあとだったんだよね。いまは、「世界不思議発見」になっちゃってるけど、この番組が始まる前は、この時間は、ずっとドラマ枠だったんだよね。でも、大映ドラマになったのは、「スクールウォーズ」からじゃなかったかなぁ? その前は「Gメン」とかやってたし・・。

 このころは、大映ドラマ、大人気だったもんねぇ。本来は、火曜20時〜が、ながらく、大映ドラマ枠だったんだけど、それでは、足りなくなって、土曜21時に進出してきたんだよね。・・で、この枠でも大ヒット・・と。視聴率20%超えてたもんなぁ。 っていうか、火曜日の大映ドラマもそうだったけど、見てなかったら、ガッコで話題に入れなかったもんねぇ。

 いま、スカパーのファミリー劇場で、大映ドラマの再放送やってて、よくも見てるけど、いまみると、鼻血でるほど、「笑え」ますよ。ほんとに。あの、ワザトラシサがさー。(^^;;;

いや、あれで感動してたんだから、いやはや平和な時代だったんだなぁってつくづく感じちゃいますね。


 しかし、この曲、この年、84年では随分パクられてたなぁ。
メロディ的にってことではなく、音の使い方とかね。 特にイントロのコーラスの部分とか、ラッパの使い方は、このころよく聴いたなぁ。
 堀ちえみの「クレイジーラブ」なんか、そうでないの?
あと、河合奈保子の「唇のプライバシー」とか。これ、ドナサマーの「情熱物語」っていう説が一番有力なんだけど、個人的には、この曲っぽいなぁって思うんだよね。

 あんまり、派手にヒットはしなかったけど、当時、影響力は大きかった1曲ですねぇ。


 うーん、ジャケ写ですが、これまた、インパクトあるねぇ。
この女のヒト、「フィリピーナ」でないかんね。あくまで、麻倉未稀、本人でございます。




※2005年12月に書いたものの再掲載です。

シャララ / サザンオールスターズ

1980_12_シャララ_サザンオールスターズ





今日の1曲セレクトは、「シャララ」サザンオールスターズです。

データっすっすっす。

・タイトル    シャララ
・アーティスト  サザンオールスターズ
・作詞      桑田佳祐
・作曲      桑田佳祐
・編曲      サザンオールスターズ
・リリース日   1980年11月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 29位
・売上げ枚数   6.4万枚

 もう日付が変わったんで・・・、本日は、サザンの東京ドームライヴどえーーーす。
 ・・ということで、頭ん中はサザン一色でございます。

 とーぜん、セレクトは、サザンの曲ってことで、この、時期ピッタンゴでサザンというたら、この曲しかないでしょう。

 「シャララ」

ウーン、昨日も、1980年の「若さのカタルシス」だったんで、80年続きで申し訳ないんですが、この曲しか浮かんでこなかったですわ。
 
 ↑のデータをみて、何かの間違いか? って思われる方もいらっしゃるかしら? あの天下のサザンが、オリコン最高位29位、売上げが6.4万枚なんて、今だったら考えられないことですわね。
 でも、これは、間違いないのですよ。80年〜81年のサザンは一口でいうと「低迷期」でシングルヒットは全くなかった時期なんだよね。
 まあ、その分、音楽を見つめなおす時期だったようで、今となっては貴重な時期だったようですが・・。

 この「シャララ」に関しても、だから、ヒット狙い
という部分はほとんど感じられない、かなり肩の力が抜けたかんじの曲ですね。
 シングルB面か、もしくはアルバムの曲かっていう感じもするし。

 内容は、今年1年振り返る&メリークリスマスって感じで、季節的な内容を含んだ曲ですね。

 ♪ 今年もなにゆえ 遡れば夢  二人で居ればなおのこと〜 ♪

 うーん、二人で過ごすクリスマスってことか。。。 そうなんだよね、結構見過ごされがちだけど、内容的には、クリスマスソングなんだよね。

 途中まで、全然そんなところが見れないんだけど、最後に

♪ 雪になりそうなMerry Merry Merry X'mas Amen ♪

ってきますんでね。 最後の「Amen」っていうのは、桑田氏らしいサービスかな?

 まあ、最初に書いたように、この曲も当時は売れなかったかね。いまとなっては、ほとんど、ファンにしか知られない曲であるかもしれないけど。。。

 あ、そうそう、83年のドラマ「ふぞろいの林檎たち」では、結構かかってたよね。この曲。 
 ファン以外では、あのドラマで知ってる人もいるかなぁ。。


  ・・・と、今日はほとんど、自己満足な内容でした。


※2005年12月に書いたものの再掲載です。

若さのカタルシス / 郷ひろみ

1980_11_若さのカタルシス_郷ひろみ






今日の1曲セレクトは、「若さのカタルシス」郷ひろみです。

 まずは、データっす。

・タイトル    若さのカタルシス
・アーティスト  郷ひろみ
・作詞      阿木耀子
・作曲      都倉俊一
・リリース日   1980年11月1日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 15位
・売上げ枚数   17.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン:1980年12月10日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「ミセスとぼくとセニョールと!」挿入曲

 ヒトそれぞれに苦手な曲ってあるよねぇ。あ、または、苦手なアーティストも。
 ただ、年とともに、あるいは、なんかしらの環境の変化で突然、キライだった曲がいいなって思えてくることもありませんか?

 最近あんまり書かなくなったけど、自分のサイトで、最近聴いた曲で気になった曲のレビューを書いてるんだけど、曲によってはかなり、クソメソに書いたりするのね。
 でも、そういう曲でも、時とともに、だんだんよくなってくる、しまいには大好きになるって曲も結構あるんだよねぇ。

 ・・・なんか、回りくどい書き方になっちゃいましたが、実は、今日紹介する「若さのカタルシス」って曲も当時は大っキライだったんですよ。
 あー、その前に、郷ひろみの曲自体が、好きぢやなかったのね。
 なんでだかは、今となっては、記憶の彼方で、定かではないんだけど、まあ、当時の生理的に合わなかったんだろうねぇ。

 ただね、そのくせ、なーんか印象には残っているんだねぇ。
1980年の11月っていうと、この曲のイメージが真っ先に浮かんでくるのよ。
 
♪落ちるサンセット サングロウ〜 ♪

っあったでしょ?  それと、出だしの

♪中途半端にぶさらがってる 銀の枯葉が僕の恋だよ〜♪

って、この2箇所がやけに印象に残って、私の中では、この時期のイメージって、枯葉が舞ってる午後4時ごろって感じなんだよね。。
 ああ、また、意味不明。まあ、イメージとして捉えてくだされ。

 と、書いたものの、正直、この曲、覚えてらっしゃる方ってどのくらいいるのかなぁ。
 位置的に、前の「How manyいい顔」がカネボウの秋のキャンペーンソングに使われたりして、かなり派手な動きだったわけで、次の勝負曲といえる、「お嫁サンバ」までの、つなぎといえば、つなぎ的な曲ではあったんだよね。 

だからなのか、この曲は難しいですね。メロディラインが当時としては複雑だしねぇ。
 かなり実験的だったのかなぁ。
 それを見事に歌いきる郷ひろみってやっぱし、ウタうまいですわ。
 
 たしか、当時ベストテン見てて、滅多に褒めない、ウチのオヤジが、「うまい」ってほめてたっけ。。。
 なんか、そんな変なところもやたらと覚えてるんだよね。

 たしかに、この頃から「うた」の歌唱の部分をかなり意識したような歌い方になったなっていうところは見えたなぁ。
 本当のエンターテイナーを目指してきていたって言うかね。

 「ベストテン」拒否した82年のころの意識っていうのは、もしかすると、この頃から始まっていたのかもなぁ。 

 ちなみに、この次の曲は「未完成」っていう、これまた、つなぎっぽい曲だったけど、ひとりGSっぽくて、郷ひろみとしては、結構、異色な曲だったな。 
 元ブルーコメッツの三原綱木のギターが印象的だった曲ですね。


・・・で、最初に戻るけど、結果的にですねぇ、今は、この曲大好きなのですよ〜。
 聴きこめぱ聴き込むほど、味が出るっていうかねぇ。変化が激しいつくりだけに、逆に飽きが来ないんだよね。

 かなーり、回りくどい書き方でしたが、結局、一番いいたかっのは、そのことだったりして・・・

 この時期知っている方が居ない時は歌わないけどね、カラオケではよく歌いますよん、この曲。


※2005年11月に書いたものの再掲載です。

みずいろの雨 / 八神純子

1978_11_みずいろの雨_八神純子






今日の1曲セレクトは、「みずいろの雨」八神純子です。

まずは、データから

・タイトル     みずいろの雨
・アーティスト   八神純子
・作詞       三浦徳子
・作曲       八神純子
・編曲       大村雅朗
・リリース日    1978年9月5日
・発売元      ディスコメイト
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数    58.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1978年11月6日〜1979年1月15日付

 個人的に11月というと、このところ書いてきたように1987年を中心として印象に残る曲って多いんですが、その前に、「この世界」に入り込んだ、「きっかけ」っていうのが、どうしても付きまとうんだよね。
 それが、1978年11月ってわけで・・。タイミングがよかったのかどうか、このときは、日本の音楽界のエポックメイキングな時期だったのが、やっぱり、この世界にのめりこんだ、一番の原因だろうな。
 エポックメイキングというのは、ロック、ニューミュージックといった、新しい音楽が「お茶の間」に居ながらにして、聴けるようになった、まあ、お茶の間を席巻したって言うところだよね。
 少なくとも、ロック、ニューミュージックっていうジャンルは、その前の年、1977年までは、そうそう、テレビの「歌番組」では出ない、聴けないものだったわけで・・。
 
 その壁を崩したのが、「ザ ベストテン」だったわけだよね。
 まあ、結果論から言うと、ベストテンの始まった時期と、ロック、ニューミュージックがミュージックシーンの中心に昇華してきた時期がシンクロしたってのが、一番なのかもしれないけど・・。

 で、何回も書いているように、ワタシもこの年の11月2日から、「ベストテン」を見るようになったんだけど、いくつか、衝撃を受けたアーティストが居たわけですが、ツイスト、サザンとならんで、衝撃を受けのが、八神純子ですわ。

 うーん、まあ、たしかに、あのころのニューミュージック系アーティストには大体、衝撃を受けたんだけどね。
 なぜか・・・って、簡単に言うと、やっぱし、それまで、自分の中になかった音楽だったからだろうなぁ。
 程よい大人の曲って感じだったんだよね。

 それと、曲のインパクトかなぁ。まさに、「楽曲の時代」だったんですよね。
 どんなに、人気アーティストであろうが、まずは楽曲が先に立つ時代。

この「みずいろの雨」、曲の最初からインパクトのかたまりだったもんなぁ。まさに、楽曲の時代に象徴したような曲ですよね。

 いきなり、サビからはいるでしょ

♪ あーーー みずいろのあめ 私のかたをだいてつつんで
  ふりつづくのーーーー ♪

といきなり全快のメロディライン。
 ♪みずいろのあめ♪の部分では、八神純子特有の高音がさえる。わー、すげぇ、とおもっいた矢先に、♪ふりつづくのーーー♪ と半音ずつあがりのロングトーンという二重の衝撃。
いりの8小節だけで、ガチッと捕まえられちゃいましたもんねぇ。

 それと、ピアノを弾きながら歌うっていうスタイルがかっこえかったんだよね。
 うーん、それまでもピアノ弾き語りっていうアーティスト結構いたけど、それとはまた別のスタイルだったでしょ。
 かといって、ロックでもない。強いて言えばAORに近いのかな、のスタイルは。確かに時代を象徴しているけどね。

 加えて、歌のウマサ。これだけ高音が伸びる女性アーティストって、あの時代をもってしても、なかなかいなかったですからねぇ。 高音とロングトーンの声質に独特の伸びがあるっていうのかなぁ。
 兎に角、聴いてて気持ちがいいわけですわ。


 デビューからそれまでの2曲は、比較的スローの大人しめの曲だったけど、この曲は、リズム的には16ビートでサンバに近い。だからといっていいのか、トレードマークの「サンバホイッスル」が一番似合った曲だったね。

 特段、難しい使い方しているわけではないんですよ。この曲知ってる方は、「そうそう」って感じでしょうけど、サンバホイッスル使ってるのは、最後の間奏の入りの部分だけなんですよね。
 それでも、カッコえかったわけですよ〜。

 この曲から、作曲 八神純子、編曲 大村雅朗 のコンビがスタート。今は亡き大村氏が八神純子の魅力をうまく引き出したって感じですよねぇ。
 同時に、八神純子が大ブレイクと、まさに黄金コンビでしたね。 

 ちなみに、この曲のセールス、58.8万枚って言うのが、八神純子にとっては、最高セールス。ランクは2位まで行ったけど、結局オリコンでは、1位取れなかったんだよね。
 贔屓目で見ても、1位でも、全くおかしくない曲ではあるが・・。
 それだけ当時の1位っていうのは、特殊なランクだったわけですね




※2005年11月に書いたものの再掲載です。

ホーリー&ブライト / ゴダイゴ

1979_11_ホーリー&ブライト_ゴダイゴ






今日の1曲セレクトは、「ホーリー&ブライト」ゴダイゴです。

まずは、データです。

・タイトル    ホーリー&ブライト
・アーティスト ゴダイゴ
・作詞      奈良橋陽子
・作曲      タケカワユキヒデ
・編曲      ミッキー吉野
・リリース日   1979年10月1日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 17位
・売上げ枚数   25.8万枚
・タイアップ   日本テレビ系ドラマ「西遊記供彈臑蟆

 昨日まで、3日連続でキョンキヨンについて、書いてきましたが、うーん、やっぱり、最後は、ちょっと息切れだったかな? それとも、ちょっとまとも過ぎましたかねぇ・・、思ったより反響がすくなかったなぁ。
 でも、勉強になりますねぇ。やっぱり、いまでもみんな知っている(と思われる)曲っていうのは、あんまり反響が少ないのね。。やっぱり、狙い過ぎってのは、どんなことでも共通してダメのようで・・・・。

・・で、今日は、ちょっとまた時代を遡りまして、ゴダイゴの「ホーリー&ブライト」を引っ張ってきたりしました。
 あの名作ドラマとして、いまでも名高い、堺正章主演、「西遊記」の第2弾の主題歌として起用された曲です。

・・・といっても、やっぱり、「続編」の悲しさかな、この曲、ご存知の方ってもしかすると少ないんぢゃないかなぁ。

 やっぱし、「西遊記」=「ゴダイゴ」っていったら、「モンキーマジック」とか「ガンダーラ」のパート気諒がメジャーですもんねぇ。

 ちなみに、パート兇諒は、猪八戒が西田敏行から左とん平に変わったんだよね。
 
 といっても、わが家では、この時間、大河ドラマ何ぞ見てたんで、「本放送」では、私も見てなんですわ。
 昔は・・って当時、わが家では、テレビは1台しかなかったかんね。

 ・・ということで、この「ホーリー&ブライト」が「西遊記」の主題歌だったってこと、あんまり印象には残っていないんですよね。私も。
 もちろん、知ってはいますけど。

 で、やっぱり、この曲はベストテンで聴いてたって印象が強いなぁ。
 この曲ってタイトル通り「星」について歌っているでしょ?

 前にも書いたけど、当時、「天体」に興味持ち出して、毎晩のように星空を眺めてたガキだったんで、そういう印象がこの曲にはつよいなぁ。
 丁度、今頃は冬の星座がきれいなんだよね。南の空にはオリオン座とか、おおいぬ座とかね。
 それらを見ると、この曲を思い浮かべるって感じだなぁ。私は。

 曲は、ゴダイゴにしては、あまり、大きな特徴がないって言うのかなぁ・・、仕掛けがあんまりないんだよね。そろそろ、バンドとしても落ち着いてきちゃってた時期ですよね。
 これの前の曲が「銀河鉄道999」で、正直、この曲でヒットとしてはやりつくしたって感も、今となっては感じるし、だから、なんとなく、喪失感も感じる曲だなぁ。

 面白いなぁとおもったのは、Aメロの部分のベースラインかな。なんてことない、ドラムのバスドラのリズムそのまま刻んでるだけなんですけど、なんとなく、ユーモラスなんですよね。
 あとは、なんだろうなぁ? うーん、、、と考えちゃうなぁ。
 ホント、あんまり特徴ないんですよねぇ。

 西遊記のタイアップがなかったら、「ザ・ベストテン」のベストテン入りも危なかっただろうね。
 現に、この曲から、オリコンではベストテン入りしなくなっちゃったんだよね。

 前の曲「銀河鉄道999」では最高2位まで行ったのに、いきなりだもんね。

 まあ、それだけ、当時のリスナーはあきっぽかったのか、曲に対して厳しかったのか・・。俺は後者を取りたいんだけど、ちょっと曲のデキが前の曲を下回っていると、すぐ売れなくなってしまう傾向があったよねぇ。
 それだけアーティストも大変だったでしょうけど・・。

 でも、ゴダイゴの場合、1979年の活躍が異常でしたからね。この曲以降は、マイペース路線をとっていくことになったわけです。


 ところで、来年の1月から今度はフジの月9で香取慎吾主演で、西遊記をやるそうな。
 12年前にも一度、日テレでリメイクされて、今ときの主題歌はB'zの「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」だったわけだけど、そうしてみると、西遊記の主題歌って、どうも、「大ヒット」のイメージが強いんだよね。
 今度のは、主題歌まだ、わかんないけど、まだ、大ヒットなんですかねぇ・・。
 まあ、月9は大抵ヒットしちゃうから、効果はよくわかんないですが・・。



※2005年11月に書いたものの再掲載です。

なんてったってアイドル / 小泉今日子

1985_11_なんてったってアイドル_小泉今日子






今日の1曲セレクトは、「なんてったってアイドル」小泉今日子です。

 まずは、データでーす。

・タイトル    なんてったってアイドル
・アーティスト  小泉今日子
・作詞      秋元康
・作曲      筒美京平
・編曲      鷺巣詩郎
・リリース日   1985年11月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   28.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1985年12月2日〜1986年2月3日付

 さてさて、本日もキョキョンと行きます。怒涛の3連荘ですが、さすがに、続けて書くのもなんなんで、とりあえず、今日でひとまずキョンキョンは一区切りということで、この時期のサイゴとしては、やっぱり、一番の「問題作」をということで、この曲を引っ張ってまいりました。

 兎に角、この曲は衝撃的でしたね。よく言えば、アイドルに対する「警鐘」、悪く言えば、80年代アイドルに対しての「自爆」ってところでしょうか。
 
 弁護的に書くと、「アイドルも一人の人間。操り人形じゃなくて、自発的に行動したい」っていう自らの宣言ってもいえますけどね。

 ただ、やっぱり、「アイドル」っていうからには、語源的には「偶像」だからして、「自発的」なのは、アイドルとはちゃうんぢやないかなぁ・・とも思えるわけです。

 それと、もう一つとれるのは、おニャン子に対してのアンチテーゼってことかなぁ。
 「私はスターなのよ! あんたたちみたいな となりの○○子ちゃんとは違うのよ!」という強烈なメッセージとも取れますわね。

 しかも、詞は、おニャン子の仕掛け人の秋元氏がかいてるところがミソね。

 兎に角、考えれば考えるほど、いろいろととれる曲ですわねぇ。

 まあ、よくよく考えれば、いろいろメッセージ性がある曲ってわけで、実際のところ、そこまで考えて、この曲聴いてたかっていうと、そういうわけではないですよね。
 単純に楽しい曲って感じでさ。

 ただ、この曲、作曲は筒美京平氏なんですよね。それにしては、ちょっとこれっていうメロディがない・・っていうか、筒美氏的なところがあんまり見られないんだよね。
 やっぱし、詞とタイトルが強烈だかんね。 メロディは、あんまり重視しなかったってところでしょうか。
 この曲に関してはねどちらかというと、サウンドクリエート面で筒美氏は、関わっていたようです。

 実際のアレンジは、鷲巣詩郎氏で、筒美−鷲巣コンビは、松本伊代の「センチメンタルジャーニー」もそうですが、音的な指定は筒美氏が行っていたようです。
 歓声の声入れたり、わざと、ラッパの音をちゃちくしたりとかなど・・・ですね。

 あとは、ほとんどが打ち込みなので、音的には、ほんとにちゃちいんですよ。この曲。
 だから、最初聴いた時は、詩に関しては、「すげぇなぁ」とは思いましたが、音に関しては、「なんだ? このちゃちさは」って印象しかなかったなぁ。
 だって、歓声のSEにしても、なんか中途半端だしね。

 まあ、意図的にコンパクトにしたのかもしれないけど・・。

 あ、さいごの「バイバーイ」って言うのは、キョンキョンの意図的なところみたいですけど、。

 まあ、兎に角、この曲を境に、80年代アイドルっていうものに、ひとつの区切りが付いたことは間違いないですわなぁ。
 80年代の前半と後半を区切る1曲ってところですね。

 ・・で、現実はというと、この曲のように、アイドル=スターという神話は、これ以降くずれ、「となりの○○コちゃん」的、もっというと、オタク的にアイドルが傾いて行っちゃたのは、時代の皮肉さってもんですかねぇ。

 それとも、そこまで、秋元氏は考えてた? 


 うぬー、3連荘トリの曲にしては、腑抜けな文章になってしもたな〜。 読んでくれてる皆様、スマソ。





※2005年11月に書いたものの再掲載です。

月ひとしずく / 小泉今日子

1994_11_月ひとしずく_小泉今日子








今日の1曲セレクトは「月ひとしずく」小泉今日子です。

まずはデータです。

・タイトル     月ひとしずく
・アーティスト   小泉今日子
・作詞       井上陽水 奥田民生 小泉今日子
・作曲       井上陽水 奥田民生
・編曲       白井良明
・リリース日    1994年11月14日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位  7位
・売上げ枚数    23.0万枚
・タイアップ    TBS系ドラマ「僕が彼女に借金をした理由」

 昨日は、同じキョンキョンの「木枯らしに抱かれて」を紹介しまして、最後に、まだ、1曲紹介したい曲が・・・と書いたのですが、実はこの曲だったんですねぇ。

 たしかに、この時期って、小泉今日子、毎年のように新曲リリースをしていたんですが、個人的に言って、この曲ほどインパクトがあった曲は、そうそうはなかったんですよねぇ。

 確かに、83年の「艶姿ナミダ娘」なんて、タイトルはインシパクトあったけどね。

 うん、初期のころの曲は、また、あらためて機会を設けるとして、今日は、こちらの曲で行かせてくだされ。

 「月ひとしずく」・・・・・RUIの「月のしずく」ぢゃないよ。

 あれから11年経ってるっていうのに、この曲未だによくわかんないんだよね。意味が。
 まあね、作者が井上陽水、奥田民生のコンビだかんね。そう、深く考えても答えが出てくるわけがないんだけど・・・。
 メロディラインがねー、普通ぢゃない。

でだしの

♪  人にまかせて 僕らは行こう
 (コード) B F#m7 B

人にまかせた 人生だから〜 ♪
     B F#m7 EM7

でいきなり、半音下がって、キーまで転調しちゃう・・・

と言葉で書くと、別に〜・・・なんだけど、これが音になると「ひんまがって」聴こえるんだよね。
 一瞬、「不協和音」っぽい響きになるんだけど、不快ではない。。。でも変な感じ・・・っていう。ものすごいじれったい気分になるのよ。この曲。

 まあ、これがいいんだよね。この曲は。 最初にも書いたように、タダモノでない2人が書いた曲だから・・。 タダモノであるはずがない・・と。
 これからすると、これより後年のPUFFYの曲なんかはまともだよね。メロディラインなんかは・・。そうでもないかな?

 でも、絶対に、「あ、この2人だ」って分かっちゃうところはあるよね。 それが、オリジナリティなわけだけどね。

 ちなみに、この「月ひとしずく」の詞は、井上陽水 奥田民生 小泉今日子 3人の共作なってるけど、どうも、「いっせいのーで」で同時に書いて、適当に貼り付けて行ったらしいですわ。

 だから、歌詞に意味がほとんどないんだよね。わけわかんないもんね。

♪ 人の心は移りがはやい 浮かれていたらバカをみるけど
  気にしない 気にはならない
  今夜のつきもきれいだね  ♪

「??????」な詞でしょ。 人の心は移りがはやいけど、気にしない・・・この辺はわかるんだけど、なんで、「今夜のつきもきれいだね」なんでしょ??

 このへんが、3人せーので書いて切り貼りした「成果」(?)なわけですわね。

 これ、詞だけでなくて曲もそんなかんじだわね。


 こういう、一見「びょーき」な曲をキョンキョンが歌うってところが、リスナーとしては、うれしいわけですね。

 しかも、この曲のリリースタイミングもびみょーなんですよね。
 これの前が「My Sweet Home」、あとが「BEAUTIFUL GIRL」なんだけど、どちらかというと「渋谷系」的な曲をやってたよね。このころのキョンキョンって。

 このなかにわって、無理やり言ってジャパニーズアシッド的な匂いがするこの曲が割り込んで来てる。
 このバランスが絶妙なわけですよ。

全体的に音も元気がいいし、意味がない割には曲が生きてるって言うかね。
 特に、ワタシャ、このきょくのドラムとベースラインが好きなんですわ。
 つい元気になっちゃうんだよねぇ。

 この曲、大ヒットというところまでは行かなかったわけで、一部のチャートファンとか、キョンキョンファンには支持する人が結構いるんだけど、一般的には認識が薄い曲の部類なのかもしれないねぇ。
 でも、是非、みんなに聴いてほしいなぁ。

 まじで脳みそ洗われる感じね。


 最後に、ここまできたら、キョンキョンのあの曲も出すべきだわな・・・
 ということで、明日も、キョンキョンのあの曲を紹介します。 
 怒濤ののキョンキョン3連発。 うーん、でも、どうしてもこの時期にインパクトの強い曲をリリースするのず、このヒトの特徴だわね。
 だから、はずせないわけで・・。





※2005年11月に書いたものの再掲載です。

木枯らしに抱かれて / 小泉今日子

1986_11_木枯しに抱かれて_小泉今日子







今日の1曲セレクトは、「木枯らしに抱かれて」小泉今日子です。

まずは、データでーす。

・タイトル    木枯らしに抱かれて
・アーティスト  小泉今日子
・作詞      高見沢俊彦
・作曲      高見沢俊彦
・編曲      井上鑑
・リリース日   1986年11月19日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   27.9万枚
・THE HIRCAHRT HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1986年12月8日〜1987年3月2日付
・タイアップ 映画「ボクの女に手を出すな」主題歌

 ついにキョンキョン登場! この曲、いつ書くか、いつ書くか・・・と、ずっと引っ張ってきたのですが、既にリリースされた日付を超えたので、本日、持ってきました。
 秋が深まり、木枯らしが吹き始めるという頃になると、この曲が恋しくなるもんです。

 でも、年代によって思い浮かべる曲って違うかなぁ。例えば、同じ「木枯らし」でも、一回り年上の世代では、「木枯らし」って言ったら、伊藤咲子の「木枯らしの二人」を思い浮かべるかもしれませんもんね。
 でも、ワタシらの世代では、多分、「木枯らしに抱かれて」を連想する方が多いんぢゃないかな?

 正直言って、最初この曲を聴いたときは、びっくりしたね。
雰囲気がガラッと一変したような感じがしたな。
 この曲の前の曲は、「夜明けのMEW」っていう、比較的サッパリした曲だったんですよね。
 一部、筒美京平フリークの間では、かなり評判が高いこの曲ですが、個人的にはイマイチはっきりしないなぁ・・・っていう印象だったな。あまり大きな抑揚がないんだよね。だから淡々と流れていくって言う感じで・・・。
 たしかに、「夏」っていう季節を考えると、こざっぱりした曲のほうが聴きやすいってことはありますけどね。

 でも、この「木枯らしに抱かれて」は、季節は冬の始まり。その季節感にあわせて、重いよねぇ、抑揚感タップリだよねぇ。
 全体的に見ると、上に書いた伊藤咲子の「木枯らしの二人」をモチーフにしてんぢゃないかって思わせるような曲調ではあるんだよね。
 例えば、イントロ部は、ロシア民謡っぽい入り。これは、「木枯らしの二人」も同じようなモチーフだったもんね。
 違うのは、あそこまで、緊張感タップリというわけではないってところかな。
 「木枯らしに抱かれて」の方が、淡々としている。流れていくような本編のメロディだもんね。

 歌詞の内容は、スバリ言って、「切ない片思い」ってやつですね。

♪ せつない片思い あなたは気付かない ♪

っていう歌詞が随所に出てくる。
 これも、季節的な内容なんだろうね。深まる秋⇒木枯らし⇒片思い⇒せつなさ
 っていう図柄がはまっている設定ですわね。

それと、びっくりするのは、間奏でいきなり、イングランド民謡っぽくなるところね。
 これは、初めて聴いたときは、まったく予想もしていなかった展開に唖然となったなぁ。
 
 イントロからAメロ、サビにかけては、ロシア民謡。で、この間奏部分だけは、イングランド民謡・・・と、たしかに、無理くり言うと、ヨーロッパつながりといえるけど、かなり異色な取り合わせですよぇ。

 この曲、作曲は、アルフィーの高見沢氏、アレンジは、井上鑑氏ですが、両者ともによく考えて作ってあるなと思いいますね。
 それだけ完成度は高い曲っていえるんだけど、それもあってか、キョンキョンとしては、異例の長期ロングランヒットになりましたね。
 セールスこそ、レコード自体が売れない時期だったんで、28万枚あまりになっているけど、ベストテンは、実に3ヶ月もランクインされています。
 これは、キョンキョンとしては、後年、「あなたにあえてよかった」(91年)というロングランヒットが生まれていますが、「アイドル」真っ只中の当時としては、異例のロングランヒットとなった訳です。
 
 そけだけ。幅広い支持を得られた曲ってことなんですよね。


 最近、上戸彩の曲で「夢のチカラ」って曲がありましたが、あれは、完全にこの曲をモチーフにしてるもんね。
 作詞、作曲は同じ高見沢氏だから、まあ、完全に意図的にやったって感じだわね。



※2005年11月に書いたものの再掲載です。


ジェームスディーンのように / Johnny

1981_11_ジェームスディーンのように_Johnny







今日の1曲セレクトは、「ジェームスディーンのように」Johnnyです。

まずは、データでーす。

・タイトル    ジェームスディーンのように
・アーティスト  Johnny
・作詞      Johnny
・作曲      Johnny
・編曲      T.C.R.横浜銀蠅.R.S
・リリース日   1981年11月18日
・発売元     キング
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   50.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1981年12月7日〜1982年2月8日付
・タイアップ   TBS系ドラマ「茜さんのお弁当」主題歌


 さて、久しぶりに1981年の曲を引っ張って来ました。
 これまで、あんまり、引っ張っては来なかったけど、81年っていったら、「ツッパリ」ブームだったんですよねぇ。
 前、夏に「なめんなよ」を紹介した時も書いたけど、「ツッパリ」って言うのは、「ブーム」を通り越して、「ファンシー」にもなってたんだよね。
 それだけ、既に一般にも入り込んでいたって言うかね。
時に、全国的な校内暴力が荒れてたわけで、まあ、みんな欲求不満が溜まってたんでしょうねぇ。
 同世代・・・正確には、若干、ワタシらよりは、年上の世代なんだけど、まあ、ヒトの事は言えない世代ですわね。ワタシらも。

 その中心グループだったのが、横浜銀蝿ですわね。この年の1月にリリースした、「ツッパリHigh School Rock'n Roll(登校編)が大ヒット。一躍、ツッパリブームが広まったわけですわ。
 曲は、今聴くと、どうってことない、3コードの単純なロックンロールなんですよね。
 でも、たしかに、シンプルでスピード感はあるんですよ。バイクで飛ばしているあの感覚っていうのかな?
 車でも同じですね。この曲聴きながら、車運転してると、ついつい飛ばしたくなっちゃうもんねぇ。

で、その横浜銀蝿のリードギターが、このJohnnyだったんですよね。
 グラサンしてるから、よくはわからないけど、甘いようなマスクは女性人気が高かったですよねぇ。
 で、どういう経緯で、ソロに踏み切ったのは、よく分からないけど、この「ジェームスディーンのように」のリリースとなったわけです。
 
 この曲、銀蝿関係としては珍しく、ドラマの主題歌なんだよね。TBS系の「茜さんのお弁当」。
 ワタシも実際、あんまり見たことないんだけど、たしか、このドラマで銀蝿一家の嶋大輔とか、杉本哲太がデビューしたんだよね。
 まあ、両者とも地のままのツッパリ役だったけどさ。
 でも、後年っていうか、今、嶋大輔がリバイバルになったり、杉本哲太なんて、大河ドラマにも出演するくらいの大物役者だもえねぇ。 
 変われば変わるもんだよなぁ。あの時分、こんなになるとは思ってもなかったし・・。ウタだめになったら、ただのチンピラにしかなれないと思ってましたよ。

・・・と前置きはこのくらいにして、「ジェームスディーンのように」ですが、確かに、基本はロックンロールの流れを汲んでるんだけど、もっとロックというか、大衆性に富んでるんですよね。
 銀蝿は、いかなる場合でも3コードのロックンロールを貫いていたけど、この曲は、そのようなこだわりは一切なし。
 シンプルなんだけど、キャッチーなメロディラインが印象的だったんだよね。

しかも、サビから始まる構成も、結構斬新だったしね。

♪ おいで     Come On Come On Come On
暗い目をして  Come On Come On Come On
  すねていないで Come On Come On Come On
  走り出そうぜ  Come On Come On Come On  ♪

ってところが核でしたよね。
 最後の ♪Come On  Come On  Come On ♪のところのハーモニーが個人的には一番、好きなところだな。
 こう、文字でかいても、構成的には、すごくシンプルなんですよね。
言って見れば、子供でもかけそうな詞なんだけど、でも、実際やるところが銀蝿らしいんだけどね。  

 こう書くと、いかにもシンプルなロックンロールしか書いていないかっていうと、そうでもないんだよね。
 例えば、この年1981年の7月にリリースされた、西城秀樹の「セクシーガール」なんてのは、横浜銀蝿の作詞、作曲だしね。ああいう、歌謡曲っぽいメロディも書けるんだよね。
 このヒトたち。

 うーん、どちらかというと、この「ジェームスディーンのように」もあのメロディラインにちかいかもなぁ。
 それだけ、ロックでありながら、歌謡曲よりのキャッチー路線だったって言うわけです。


 ああ、そうそう、個人的に、この曲で思い出すことが一つあるんだよねぇ。
 丁度、同じ時期に、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」がバーッと大ヒットしてきたんですよ。
 例の「ザ・ベストテン」では、この曲と、「セーラー服と機関銃」の1位争いだったんだよね。

 今でも覚えてる1982年1月14日放送。
1位 セーラー服と機関銃     9156点
2位 ジェームスディーンのように 9019点

その差がわずかだったんですよ。。
 で、当時の友だちと「賭け」をしたんですねぇ。次の週、どっちが1位取るか、当たったほうが500円出す・・ってねえ。
 当時、私ゃ小学6年で、500円っていうのは、結構な大金だったのよ。まあ、時代が時代で、今だったら、1000円以上だよね。

 ワタシは、粘りの様相を見せてた「ジェームズディーンのように」を推したんだよね。
 だから、友だちは、「セーラー服と機関銃」だよね。

 結果は・・・・

1982年1月21日放送

1位 セーラー服と機関銃     8876点
2位 ジェームスディーンのように 8649点

にゃんと、逆に、「セーラー服と機関銃」が粘っちゃったのよ。。

 もちろん、私ゃ500円払いましたよ。。。

 でも、これが、親にバレてこっぴどく怒られたなぁ。 子供のくせして「賭け事」なんて・・ってねぇ。

 でも、私ゃ、そんなことより、自分の予想が外れたことがショックだったなぁ。
 あれ以来、ヒットチャートの動きをもっとよく見るようになったんだよね。
 今の、仕事は、あの時のショックの延長線上にあるような気がするんだよねぇ。

 まあ、何の因果か・・という感じもするけど、ガキの頃のちょっとした出来事が、いまに繋がっているような気がするなぁ

なんかね、「ジェームスディーンのように」を聴くと、いつもあの時のことを思い出すんだよねぇ。

 反面、だからといってはなんですが、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」は未だにキライです。。。。
 
 ウソのようでホントの話。





※2005年11月に書いたものの再掲載です。
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