今回の1曲セレクトは、「想い出の九十九里浜」Mi-Keです。
まずはデータから
・タイトル 想い出の九十九里浜
・アーティスト Mi-Ke
・作詞 長戸大幸
・作曲 織田哲郎
・編曲 織田哲郎
・リリース日 1991年2月14日
・発売元 BMGビクター
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数 48.0万枚
・THE HIT CHARTHOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1991年3月4日〜4月22日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「ナースステーション」主題歌
季節ごとによく、九十九里までドライブに行くんだよね。
自宅から九十九里、外房までは、車飛ばせば1時間弱。思い立ったらドライブ。 郊外に家があるとこういうときはいいよね。都心だったら、なかなか思い立って九十九里まで、気安くは行けんでしょ。
こういうところが、ワタシが都心に住めない理由ですね。たとえ、通勤に時間がかかってもさぁ。
・・というわけで、「想い出の九十九里浜」。。。。
まあ、この曲が出た、前年の「おどるポンポコリン」で勢いにのった、ビーイング系がほとんど、アゾヒ感覚でリリースした、第2弾曲って感じだわね。
Mi-Keは、BBクイーンズのバックコーラスの女の子3人グループなわけで、これまた、冗談からコマのようなグループでしたね。
当初の曲は、ほとんど、60年代のパロディ。しかも、ほとんど、この時代を知らないヒトたち向けっていうのがミソね。
この曲、「想い出の九十九里浜」は、もろGSサウンド・・・。
だけでなく、歌詞にも、有名なGSの曲のタイトルがちりばめられているんですよね。
逆にいうと、それだけで、歌詞自体に特段意味なんてないんですよ。。。まさにパロディ。。。
だから、「九十九里浜」になんか意味があるかというと、これまた、なんもないんだよね。湘南でも良いし、どっか地方の海岸でもいいわけです。
ちなみに、歌詞に含まれているGSソングですが・・・
・夕陽が泣いている ⇒ザ・スパイダース(1966年)
・君だけに愛を ⇒ザ・タイガース(1968年)
・花の首飾り ⇒ザ・タイガース(1968年)
・好きさ好きさ好きさ⇒ザ・カーナビーツ(1967年)
・神様お願い ⇒ザ・テンプターズ(1968年)
・バラ色の雲 ⇒ヴィレッジシンガーズ(1968年)
・長い髪の少女 ⇒ザ・ゴールデンカップス(1968年)
・遠い渚 ⇒シャープホークス(1967年)
・真冬の帰り道 ⇒ザ・ランチャーズ(1967年)
・いつまでもいつまでも ⇒ザ・サベージ(1966年)
・あの時君は若かった⇒ザ・スパイダース(1968年)
・・・・ってな感じかな。
Mi-Keってこんな感じの曲ばっかで、同じようなGSのタイトルを単に並べた「白い白い白いサンゴ礁」ってのもありましたな。
こんな冗談のような曲でも売れちゃってたんだから、あの時代、本当の意味での「バブル」だったんだよねぇ。
しかし、これ作ったの、織田哲郎氏なんですが、織田氏ってGS好きだったんでしょうか? なんか、織田哲郎とGSってどうにも結びつかないんだけどねぇ。
もちろん、織田氏の年代だったら、少年期にGSは通ってきただろうけど・・・。普段やってる音楽とどうも違いすぎるんだよなぁ・・・。ゴールデンカップスくらいは、マジメに経験してそうだけど・・・・。
まあ、企画のビーイング、遊びのビーイング。こういう、企画物にのれるかどうかがビーイングで生きていけるかどうかってところですわな。
よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村