かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

完全無欠のロックンローラー / アラジン

1982_01_完全無欠のロックンローラー_アラジン






今日の1曲セレクトは、「完全無欠のロックンローラー」アラジンどぇす。

 まずは、データでーす

・タイトル     完全無欠のロックンローラー
・アーティスト   アラジン
・作詞       高原茂仁
・作曲       高原茂仁
・編曲       高原茂仁
・リリース日    1981年11月14日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  7位
・売上げ枚数    29.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1982年1月18日〜2月8日付

 コミックソング。いまや、ほとんど「死語」になってしまったよねぇ。
 去年のゴリエだって、まえけんだって、一昔前だったら「コミックソング」というジャンルに入れられ、完全に「イロモノ」扱いだったろうに、今の世の中では、立派に「普通の曲」として扱われてるもんなぁ。。

 ・・・といきなり、コミックソング談義。そうです、今日の1曲セレクトは、そういった、コミックソングのなかでも、代表的な曲っす。

 完全無欠のロックンローラー / アラジン

 いや、でも、本来は、コミックソングではない・・・はずなんだよね。
 なにせ、あの「由緒ある」、ヤマハポピュラーミュージックコンテスト、いわいる「ポプコン」の「第22回」の「グランプリ」曲ですよ。 この曲。。。
 しかも、その後行われた、「第12回世界歌謡祭」でも、グランプリを獲得。。。

 なんと、「世界」を制しているのですよ。このコミックソングは。。。(^^;;;;;

まあ、世界歌謡祭なんて、仰々しいタイトルがついていますが、要は、ポプコングランプリ獲得者の「ハク付け」のためにヤマハが主催していたイベントなんですが・・・。

 だけどね、この曲が、あのポプコンのグランプリ獲得曲としったときのショックときたらなかったね。
 ついにポプコンも地に落ちたか・・・とガキながら思ったもんですよ。

 たぶん、最初にこの曲聴いたのが、「ザ・ベストテン」のスポットライトだったと思うけど、ウチの親なんて、バカ怒りしてたもんなぁ。

 大体において、ボーカルの高原氏は、ゲーノー界に入る手段としてポプコンに出場したらしく、本心は「ロックンロール」なんて、すきでも何でもなかったらしい。
 本音は、ポールモーリアと、小椋佳がすきなんだと。。

 だから、曲に思いいれもなんもないんだよね。なんで、ロッキンロールのくせに、秋田音頭にもなっちゃうような、こういう、とんでもない曲でもくめんなく歌えたし、作れたんだと思うけど・・・。

 しかし、それもそれで、潔いケーノー人生活だわね。なにせ、曲の方は、当然というか「一発屋」で終わったのに、ゲーノー人としては、未だにシブトク生き残ってるもんねぇ。

 昨日(12日)、日本テレビで、「あのヒトは今」に出て、この曲歌ってたけど、実家の土建屋を継ぎながらも、いまも、名古屋圏でタレント活動してるってんだから、このシブトさときたら・・・・。
 まあ、あの当時、名古屋商科大学の学生だった、このヒトたちも、いまや立派な「オヤジ」になってましたが・・・。


 しかし、まあ、それはそれでねー、こういう曲もあるってのは、悪いことではないとは思うけどね。
 みんな、真っ直ぐな曲ばっかじゃ詰まんないし。まあ、こればっかになるのも問題だけど・・・。

 いずれにしても、24年前のこのじきの曲として、しっかり根付いていますけどねぇ。。





※2006年1月に書いたものを再掲載しました。

涙のtake a chance / 風見慎吾

1985_01_涙のtake a chance_風見慎吾






今日の1曲セレクトは、「涙のtake a chance」風見慎吾です。

まずはデータでーす

・タイトル    涙のtake a chance
・アーティスト  風見慎吾
・作詞      荒木とよひさ
・作曲      福島邦子
・編曲      小泉まさみ
・リリース日   1984年12月21日
・発売元     フォーライフ
・オリコン最高位 10位
・売上げ枚数   22.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1985年1月28日〜3月11日付

 さてさて、今日の1曲セレクトは、「風見慎吾」氏の登場でーす。
 風見慎吾氏なんて、改まって書いちゃいましたけど、最近では、そんな感じだよねー。すっかりレポーターとなってしまって、30年前、「ダンスパフォーマー」としてのアイドルだったとは、思えないもんね。

 へへへへ、わざわざ、ダンスパフォーマーとか、「ふり」を入れちゃいましたが、この曲っていったら、どうしても、アレですよね。アレ。。。えーと・・・「ブレイクダンス」

 これ、流行ったよねぇ・・・当時。あの、頭でクルクルまわるやつですよ・・・。
 え? もうしらないヒトの方が多い? うーん?

 でもまあ、84年〜85年にかけて大ブレイクだったもんなぁ。みんな、よく、マネしてたよねぇ。マネして、首おかしくしちゃったりして。。。
 ワタシは、生まれつきの「運動ウンチ」なんで、やんなかったですけどねぇ。。

 ダンスパフォーマーって、あの当時の一種の流行だったわけだけど、けっこう、いろんな形態があったよねぇ。
 まずは、ジャイケルマクソン・・・うんにゃ、マイケルジャクソンでしょ。当時は「スリラー」が超大ヒットだったもんね。
 日本では、一世風靡セピアとか。 で、まあ、あとは、ブレイクダンスだわね。
 なんか、いろんなヒトがやってた気がするけど、曲の中にタイレクトに取り込んじゃったってことで、どうしても風見慎吾のこの曲っていうイメージが強いよね。
 あれ? ワタシだけかなぁ??

 しかしね、そう書くと、どうしても、この曲って言ったら、パフォーマンスの部分だけかと思われがちだけど、サウンドの部分でも、この当時としては、新しかったな。
 少なくとも1984年っていうイメージは全くなかったな。その時点では、未経験の音っていうかね、新たに「1985年」っていうイメージを植えつけた曲だったな。まあ、私にとってはですけどね。

 サウンド的に軽いんだよね。これは、悪い意味ではなくて、身軽っていうかね、いかにもダンスパフォーマンスするぞっていういきこみが感じる曲っつうの? 
 なんか、変な表現だけど・・・。

 で、サウンドは、そういう感じなんだけど、風見慎吾が歌うと急に「歌謡曲」になるっていうかね〜。
 この辺の、バランスの按配が、なんか変なんだけど、心地いいんだよね。 うーん、うまく表現できんね。。

 まあ、もともと、アイドルといっても、歌うと「歌謡曲」になっちゃうタイプのヒトだったからね。

 それと、作詞の荒木とよひさ氏って言ったら、どうしても「歌謡曲」っていうイメージのヒトだったからかもしれん。
 こういうアップテンポの曲書くのなんて、そんなになかったもんね。

 サビの部分

♪ 涙のtake a chance take a chance〜 ♪

なんて、「横文字」つかった、詞なんて、まーったくイメージなかったもんなぁ。

 そういう部分もあったかもしれないなぁ。

 件の風見慎吾氏。この頃は、例のTBS系「週刊欽曜日」にレギュラーだったわけだけども、この曲も毎週、歌ってたなぁ。
週刊欽曜日」で。ワタシは、そのイメージがどうしても強い。

 で、そのあと、もう一発、「BEAT ON PANIC」っつう、さらにダンサブルな曲を出した後、「泣き虫チャチャの物語」って曲を出したんだよね。
 これが、ダンサブルとは、かなり「無縁」なダサダサ青春歌謡で、ワタシは、どっちかといえば、「BEAT ON PANIC」よりは好きだったんだけども、この曲をもって、以後、まーったく曲を出さなくなっちゃったんだよね。

 ちなみに、この「泣き虫チャチャ〜」も最高位は15位。だから、オチメってわけでもなかったんですよ。
 そのあと曲出しても、ある程度はまだ、行けたとは思うんだけどね。

 これは如何に?? 実は、これが謎でねぇ、「オリコンチャート研究会」からの「課題」の一つですねぇ。

 いずれにしろ、風見慎吾って、レコードに関しては、「オチメ」を知らず、今日までやってきたっていう、珍しいパターンのタレントさんですね。
 普通は、レコードで落ち目になったんで、タレントに移行するってのが、圧倒的なんだけど・・・。




※2006年1月に書いたものを再掲載しました。

情熱☆熱風☽せれなーで / 近藤真彦

1982_01_情熱・熱風・せれなーで_近藤真彦






今日の1曲セレクトは、「情熱☆熱風☽せれなーで」近藤真彦です。

まずはデータでーす。

・タイトル    情熱☆熱風☽せれなーで
・アーティスト  近藤真彦
・作詞      伊達歩
・作曲      筒美京平
・編曲      大谷和夫
・リリース日   1982年1月7日
・発売元     RVC
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   55.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1982年1月18日〜3月29日付

 昨日から、ようやく「いつもの」年代に戻ってきました。今日は1982年の今頃のヒットっす。

 情熱☆熱風☽せれなーで / 近藤真彦



 最後の「せれなーで」って、このころ松本隆氏は、本来カタカナ表記を「ひらがな」表記にするのが好きだったよね・・って、これ松本隆氏ぢゃないんだ。。。(わざとらしーなー)
 作詞は伊達歩氏。これは、作家の伊集院静氏のペンネームですね。 伊集院氏も、こういうのがお好きなようで。。


 しかし、このころのマッチは、いっちばん、ノリにのってるころだよねぇ。
 この曲の前の「ギンギンラギンにさりげなく」は、ザ・ベストテンで9週連続1位獲得。当然、アイドルとしては異例のロングヒットで、この「情熱☆熱風☽せれなーで」がリリースされて、1982年1月7日の時点では、まだ、1位だったもんね。

 当然、2曲同時にベストテン入りっていう快挙を達成したわけだけどね。加えて、このころマッチは、連続ベストテン記録に向かうべき、連続出場を続けている最中で、このあと、「ふられてBANZAI」がベストテン落ちするまで、延々と半年間ベストテンにランクしつづけ、81年10月15日に「ギンギラギンにさりげなく」でランクインしてから、37週連続でベストテンにランクし続けてるっていう快挙を作ったんだよね。

 もちろん、これは、「ザ・ベストテン」史上最長記録。
ちなみに、2位は、ピンクレディー(1978年1月19日〜9月14日)と、五木ひろし(1979年11月29日〜1980年8月7日)の36週連続ランクイン。

 ちなみにちなみに、マッチのすごいところは、1982年7月8日に一度ベストテンから落ちた、次の週7月15日には「ハイティーンブギ」で再度ベストテン入り、次の「ホレたぜ乾杯」がベストテン落ちする、12月30日まで、ベストテンに25週連続でランクインという再快挙。
 つまりぃ、1982年は7月8日放送、ただ1回だけベストテンを逃しただけで、他はすべての週でベストテン入りしてたんだよね。

 しかも、ほとんどの週がベスト5以上だったから、ベストテンの登場時間にちなんで、このころ「9時30分の男」とか言われてたよねぇ。

 うーん、当時のマッチというと、どうしてもランク記録抜きでは語れないんだよなぁ。そのくらい、当時の人気はすごかったよねぇ。

 この前、トシの「ラブ・シュプール」ででも書いたけど、マッチの曲は、どちらかというと、アップテンポの、いわいる歌謡ロックでギンギン押し捲るタイプ。野球の投手で言うと「本格派の速球タイプ」。ちからでグイグイ押し捲るって感じだよね。
 だから、力が最高潮のこの当時は、その魅力から人気もすごかったんだよね。

 ただ、この曲に関しては、ミディアムの16ビートっていう、マッチとしては、異例の曲調だったよね。
 近いって言うと、翌83年11月の「ロイヤルストレートフラッシュ」ですかねぇ。

 でも、「ロイヤル〜」ほどは「角ばっていない」メロディラインが優しかったんだよね。

 特に、これの前が「ギンギラギン〜」のディスコロック調だったから、この曲調の急激な変化が面白かったねぇ。

 次の「ふられてBANZAI」もディスコっぽいのりダッタから、まあ、口直しの1曲って言う感じもするけどね。

 それいえ、若干、地味な曲でもあるんだけど、未だに人気は高いようですね。この曲。派手さがない分、逆に飽きが来ないんだろうねぇ。多分。

 あ、そうそう、いつか、どっかで書いたかも知れないんだけど、この曲、シングルバージョンとは別バージョンが存在するんだよね。

 歌詞がちょこっと違う。

シングルバージョン ♪それなのに ドギマギと見つめるだけなんだ どうか してる 狂ったぜ〜 ♪

別バージョン ♪それなのに ドギマギと見つめるだけなんだ どうか してる 狂ったよ〜 ♪

最後の部分の違いだけなんだけどさ、最近のコンピでは、この「別バージョン」の方が収録されていることもあるみたいですね。
 どうも、アレンジも若干違うらしいです。

 まあ、マニアックなききくらべだけど、興味ある方は調べてみてくだされ。


個人的には、この頃は、ラジオに進出した頃で、TBSラジオの「ザ・ヒットパレード毎日がベストテン」にはまってた頃ですね。
 この番組で、聴く曲の幅がぐっとひろがったなぁ。 そのほか、、今とほとんど変わらない生活でしたね。すでに。
 まだ、オリコンウイークリーは知らなかったんだけど。




※2006年1月に書いたものを再掲載しました。

帰ってきたヨッパライ / フォーククルセダース

1968_01_帰ってきたヨッパライ_フォーククルセイダース






今日の1曲セレクトは、「帰ってきたヨッパライ」フォーククルセダースです。

 まずはデータでーす。

・タイトル     帰ってきたヨッパライ
・アーティスト   フォーククルセダース
・作詞       フォーク・パロディ・ギャング
・作曲       加藤和彦
・編曲       クレジット無し
・リリース日    1967年12月25日
・発売元      東芝EMI(東芝音工)
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    131.3万枚
・オリコンベストテンランクイン期間:1968年1月11日〜3月18日付

 えー、長年ランキングってもんを見てくると、ヒットが出る日、時期って案外まとまっていることに気付いてくるもんなんですよね。
 まあ、昔から、レコード会社の慣例なのか、四半期毎の最終月(3月、6月、9月、12月)っつうのは、そのころの「旬」といえる、アーティスト、あるいは楽曲をリリースする傾向にあるみたいですね。
 もちろん、これは、制作側、その他、云々の絡みがあるわけで、一概にこれが全てとは言えないけど、大まかの傾向を見ると、こんな傾向が見られるんだよね。

特に12月っていうのは、昔から結構、大ヒットの曲が多いように思えるね。
 冬ってのは、いつの時代でも、家の中で、静かに音楽でも・・って考えるのは、時代を問わずなんでしょうねぇ。
 ま、忘年会、新年会シーズンでもあるし、ガキんちょは、クリスマス、お年玉っていう季節で、他の季節よりレコードを買ってくれる率が高いんで、各社、力を入れるんでしょうけど・・。

 でもって、今日も昨日に引き続き、12月25日、クリスマスリリースでの、ミリオンヒットです。

 帰ってきたヨッパライ / ザ・フォーククルセダース

 実に46年前の曲なので、曲はご存知でも、タイムリーに聴いてた方は、さすがに少ないかなぁ。
 実際、ワタシもまだ、生まれてないっすからねぇ、もちろん、タイムリーには聴いておりません!

 だけど、曲は永久不滅、エバーグリーンですよね。

 だからこそ、タイムリーに知らないワタシらでも、興味があるわけで、とりあえず、私なりの解釈している事を、今日は書いていきましょう。。。(←自慢げ??)

 歌っているのは、フォーククルセダースっていう、京都発の3人組。加藤和彦氏、はしだのりひこ氏、北山修氏。

 ただ、この3人組、オリジナルのメンバーではないのよね。もともとは京都の学生中心のフォークサークルで、コピーを中心に活動していたらしいですワ。

 で、大学卒業を前にフォークルを解散することになり、その解散記念に、自主制作LP「ハレンチ」を制作することになり、この「帰ってきたヨッパライ」は、その中の1曲だったんですよね。
 今、調べたら、このアルバムのリード曲でもなかったみたいで、アルバムB面の2曲目に「ひっそり」収録されています。

 それだけに、全く自由な発想で、曲が作れたっわけですねぇ。まあ、そもそもが「自主制作盤」なわけで、営利を目的にしているわけではなかったわけで、全てが自由な発想なわけですが、とくに、この曲は、「プロ」では思いも着かないような、コペルニクス的発想の転換な曲だよねー。

 「テープの早回し」

 こんなの、いつも「まとも」に音楽作っている、プロには、「絶対」というほど、思いも着かない発想だわなぁ。
 いや、当時は、まだ、「アーティスト絶対主義」の時代。アーティストの「声」にエフェクトをかけるなんて、「タブー」だったんじゃないかねぇ。発想したくても発想できない状況ではなかったかな。 
 美空ひばりのボーカルトラックにエフェクトなんぞかけたら、まず間違いなく「切腹」だったでしょ? あの時代。

 そういう時代に、なんの疑いもなく、こういう発想をし、実際に曲にするってのが、とんでもない発想の転換だったんだよね。 まさに実験音楽の局地。
 まあ、これも、営利主義外の自主制作盤だったから出来た「技」だけどねぇ。

 ちなみに、この発想、あの時代、普及し始めた「カセットテープ」では思いつかなかったって言われているんですよね。
 「オープンリール」ならではの発想。

 え? また、ジェネレーションギャップ? オープンリールテープねぇ。。。
 2つの円盤の間に磁気テープをまいた、カセットよりでっかいテープですよー。
 46年前は、まだ、こっちのほうが主流だったのよね。

 そうねぇ、いまだったら、CD-Rがオープンリールで、MDがカセットって感じかなぁ?

 ワタシらの年代は、すでにカセットが主流だったけど、実は、ワタシは、オープンリールも扱ったことあるんだよね。
 小学生の頃、ワタシ、放送部でさぁ、なにせ、田舎の学校だったからさぁ、機器が古かったんだよね。
 で、カセットなんてなくて、テープはオープンリールだったのよ。
 片方のディスクに巻き戻した磁気テープを「にゅー」と手動で引っ張って、ヘッドに通して、もう片方のディスクにテープを固定して再生するんだよね。
 結構な手間なんだ、これが。その手間の時間を考えててないと、放送時間に遅れちゃったりしてね。

 でも、今の「選曲」っていうお仕事と、「サイト運用」っていうお仕事は、意外とあの時代の経験が「ベース」になっていることが多いですね。


 ありゃりゃりゃ、またまた、話がそれた。。。。

なんで、オープンリールで早回の発想ができるかっていうと、このオープンリールっていう代物、テープの進行速度を変えて録音できたんだよね。
 テープの進行速度、通常の速度と、半分の速度だったかな ぁ。半分の速度で録音すると、当然、より長くテープに録音できるってことだよね。
 これは、当時、まだ、磁気テープが高かったための手段だったようだねぇ。

 ただ、半分の速度で録音した音を通常の速度で再生すると、当然、倍速で音が聴こえるってことだよね。
 なんで、あんなふうな、へんちくりんな声になっちゃうわけ。

 ここから、来てるんだよね。この「帰ってきたヨッパライ」って。


 逆に、通常の速度で録音した音を、半倍速で再生すると、逆にとんでもなくゆっくりに聴こえる。音も下がって聴こえるんだよね。
 これを利用したのが、昔、東京12ch(現テレビ東京)で放送していた「プレイガール」のタイトルバック音声ぢやないかなぁ。

 「プレイガ〜〜〜ル」って、とんでもなく低い声のタイトルバック効果音。


  だからねー、おそらく、加藤和彦氏って、発想がめっちゃ鋭いんだろうなぁ。普通だったら「速度が間違ってら」で終わりですよ。

 でも、曲としては、通常のBPMだよね、この曲。 だから、逆に考えると、もともとは、めっちゃ「ゆっくり」録音したことになる。

 まだ、4チャンネルの時代だろうから、レコード聴くと、ボーカルトラックと、もう1チャンネル、多分ギタートラックと、ピアノなのかな? のトラックを半倍速で録音して、そのまた上に通常の速度でバックボーカル(コーラス)やら、他の楽器のトラックをかぶせて、この曲が出来てるんだよね。

 しかも、テンポが変わらないようにしようしたメトロノーム
の音まで、オマケに入ってたりして・・(^^;;;;;

 当時のアマチュアが考えたにしては、かなり緻密な作りになっているわけです。

  この曲が収録されたアルバム「ハレンチ」は、最初に書いたように「自主制作盤」なので、当然、全国の放送局には回っておらず、関西の放送局のみに配布されたようなんだよね。
 で、最初に書けたのは「関西ラジオ」。
 ところが、1度かけたところで、リクエストが爆発的に押しかけたワケです。

 まあ、そうでしょうなぁ、それまで、全く「耳にしたこと」もない「音楽」だったわけですから・・・。

 ここに目をつけた、大手レコード会社が、こぞって、この曲の原盤権を買い付けて、結局、東芝音工(今の東芝EMI)が獲得し、その年の暮れ、12月25日に「臨発」状態でリリースされたようですね。

 だから、この曲のジャケットは、本人たちは写ってない。アルバム「ハレンチ」のジャケットをそのまま使ってるんですわ。

 逆に、それも、この曲同様、謎めいてて良かったんだろうねぇ。

 そして、「オールナイトニッポン」でのOA。これが、この曲の超大ヒットを決定付けたっていうかね。

 だから、このタイムラグもあり、チャート上では、最初からベストテン入りではなかったんだよね。

1968年1月4日付、記念すべきオリコン第1回ランキングでは、33位初登場
 翌週1月11日付3位、翌18日付も3位、翌25日付で1位。ここから4週連続の1位となっている。

 でも、いえることっていうのは、無欲の勝利って言うかねぇ。とにかく、面白く、興味深く曲を見せるっていうかね。
 固定観念外の勝利だと思うんだよね。

 これは、今でも通じることなんだよね。特にアマチュア、インディーズの方々に言いたいのは、オリジナリティを作れって事ですね。
 自分で曲をつくるから、詞をつくるから、いわいるシンガーソングライターだからオリジナリティっていうのは、絶対に違うと思うのよ。これは、完全な履き違い。

 自分(達)にしかできない、音(色)であったり、メロディラインであったり、詞であったり、するのを表現できるから、オリジナリティなわけで・・。
 既存のものにとれられずに発想の転換・・、しかも、大事なのは、時代に即した発想の転換っていうのかなぁ・・。
 それまでの流れとは全く超越した発想の転換っていうことは、時にはそれもありだけど、大抵は、「奇人変人」で片付けられちゃう。
 大事なのは、いかにオーディエンスをふりむかせることが出来る発想の転換なんだよね。
 これは、かなり難しいこと。

 それは、意外と足元に転がってかもしれないわけ。
上で書いたように「帰ってきたヨッパライ」だってそうぢゃない? テープの早回しなんてのと、当時、オープンリールを使っていた方なら、ほとんど誰でも知ってたと思う。そこに気付くか気付かないかの差だよね。

 要はいつも見慣れてる風景なんだけど、みんなの死角になっている部分の風景ってあると思うんでよね。ある方向からは陰になっている部分っていうの?
 そういう部分を、うまく引き出すことだと思うのね。

 いまヒット曲界に必要なことは、その部分ぢゃないかなぁ。
サウンドにしても、メロディにしても、だれだれ風とかぢゃなくてさ。「元祖」っていう部分。


 この曲聴くと、いつもそう思いますわ。





※2006年1月に書いたものを再掲載しました。

およげ!たいやきくん / 子門真人

1976_01_およげ!たいやきくん






今日の1曲セレクトは、「およげ!たいやきくん」子門真人です。

 まずはデータでーす!

・タイトル     およげ!たいやきくん
・アーティスト   子門真人
・作詞       高田ひろお
・作曲       佐瀬寿一
・編曲       佐瀬寿一
・リリース日    1975年12月25日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    453.6万枚
・オリコン最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1976年1月5日〜5月10日付
・タイアップ    フジテレビ系「ひらけ!ポンキッキ」挿入曲
 

いやいや、すっかりうっかりしてた。この「時期」、いやいや「この日」といったら、「この曲」って言う曲を一昨日みのがしてた。。。歴史的大ヒット曲の登場!! です。

 およげ!たいやきくん  / 子門真人

 でも、考えるに、あの空前の「たいやきくん」ブームから、今年で「40年」になるんですねぇ。。。
 いやはや、そう考えると、月日の経つのは、本当に早いっていうかね。。。。

 しかし、逆に言うと、それだけ時代が過ぎたということで、これ、読んでる方には、曲は知ってても、タイムリーに経験していない方も多いことと思いますので、ちょっと説明しますね。

 もともとは、フジテレビで毎朝、放送していた・・・いやいや、今でも放送しているか・・・「ひらけ!ポンキッキ」のなかでかかる1曲・・・、まあ、挿入曲に過ぎなかったのね。この曲。
 ただ、流したところ、反響が大きかったので、急遽、レコードリリースに踏み切ったっていう1曲ですわね。
 まあ、よくあるパターンですよ。

 だけど、時に予期せぬこと・・・想像以上のこともあるってことと、何気ない1曲が、歴史を変えるってこともあるんだよねぇ。

 1975年12月25日っていう、クリスマスの日にリリースされた、この曲は、瞬く間にソールドアウト状態!
 もちろん、限定リリースではないから、プレスは続けるんだけど、とにかく、出す端から売れちゃうっていう、品薄状態だった・・・らしいですよ。

もちろん、ワタシもこのレコードは「買ってもらった」。当時6歳だったワタシですが、買ってもらったことは、鮮明に覚えてるな。
 まだ、福島の「田舎」に住んでる頃で、たしかねー、やっぱり、売り切れ状態で、レコード店を3軒位ハシゴしたとおもうな。やっと見つけて買ってもらって記憶があるナ。


 1976年1月5日付オリコン 初登場1位 ・・・歴史が変わった。。。オリコン史上初の初登場1位獲得。

 1968年にランキング発表が開始されたオリコンですが、この曲が出るまでの8年間っていうのは、「初登場1位」っていうのは、「皆無」だったのね。
 まあ、今でこそ、初登場1位っていうのは、ほぼ「当たり前」のチャートアクションだけど、この当時は、雲を掴むような歴史的出来事だったわけです。

 もちろん、週間セールスも当時としては驚異的数字。初登場じは週間20万枚。
 この曲のすごさは、ここから、セールスをどんどん伸ばすことにあり・・・。2月には、最高、週間74万枚を記録。これは、当時としては、もちろん、週間セールス最高記録。
(現オリコン記録は、1996年2月のMr.Children「名もなき詩」の120万枚)

 さらに、1位は、1月5日付〜3月15日付まで11週連続記録。この時点で400万枚を突破。
 最終的に453.6万枚っつう、「シングル」では、空前絶後の大ヒット曲となったわけです。

 うーん、でも、長らく、チャートを追っかけているもんにとっては、いまや「シングル」では・・っちゅう、マクラを入れないといけないのは、歴史の流れを感じますね。
 90年代後半の「CDバブル」のメガヒット群により、いまや、750万枚なんていう、セールスもあるもんね。。。

 でもねえ、考えようによっては、時代によっては、「たいやきくん」も、もっとセールスがあったはずとは言えるんだよね。
 1975年当時って言ったら、レコードは、まだ、「嗜好品」っていうか、まだまだ、身近な「日常品」ではなかったと思う。
 いや、少なくとも、ワガ家では、そうだったな。
 そうそう、やすやすとは買わなかったもん。レコードなんぞ。

 1975年当時の大卒上級公務員初任給8万5千円。たいして、シングルレコード500円・・・・
 比率からすると、あんまり今と変わんないか・・・とも思うけど、文化がちがうもんね。いまと。

 そのまえに500円って意外と大金ではなかったかいな? なんせ、「500円札」が普通にあった時代よ。。。
 あ、またまた、ジェネレーションギャップ。すでに500円札が消えて、23年だから、もしかして、500円札からして、知らないヒトがいたりして・・・?
 えー、肖像画が「岩倉具視」で、裏に富士山が画かれてて・・。青っぽい印刷で・・・って説明してどうなるの?

 まあ、金銭感覚から言うと、今の1000円札って感じだったのかなぁ。

 そのまえに、まずもって、レコードプレイヤーをもっているヒトって、結構すくなかったんぢゃないかな。
 なんせ、ウォークマンでさえ、この世に「ない」時代ですよ。音楽を聴くといったら、レコードプレーヤーか、進んだヒトで「カセット」を「ラジカセ」で聴く時代。
大多数のヒトは「ラジオ」で音楽を聴く時代だったとおもうな。まだ。

(蛇足だけど、この当時「ラテカセ」っていうのもあったな。ラジオとカセットとテレビが一緒になった製品。TBSでお昼に放送してた「ベルトクイズQ&Q」の商品によく出てて、欲しかったんだアレ)

 今と違って、気軽に、いつでもどこでも音楽を楽しめるっていう環境ではなかったんだもんね。
 根本の文化からいまとは、全く違う時代だもんね。

 そんな時代の450万枚。これは、実数よりも、遥かに想像を超えたヒット感覚だったんだよね。
 仮に99年のCDバブル絶頂期にリリースされていたとすると、軽く1000万枚は超えていたと思う。


 たけど、この曲がなんで、これほど「売れた」か?
理由は2つなんだよね。

(1)「当時」の子供に強力に支持された
(2) 支持してた子供の「親」にも共感を持たれた


(1)について、これはねー、当時の「子供」世代・・・いってみれは、今の「ワタシ」の世代(今の30代)は強かったんだよね。なんせ、第2次ヘビーブームの世代でしょ。人口数が違うもん。
 時代のブームの変遷をみめると分かると思うけど、この時代は「子供」に受ける商品は、軒並み大ヒットだったんですよね。「仮面ライダースナック」しかり、「超合金」しかり・・。
 TVもねー、だから、子供向け番組っていっぱいあったもんね。このころ。ゴールデンタイムっていったら、毎日、大体「マンガ」だったじゃん。あの時代。

 まあ、そういうこともあって、「ポンキッキ」にしても、視聴率はかなり良かったみたいなんだよね。具体的な数字はわかんないけど、今の数倍はあったんぢゃないかなぁ。
 確か朝8時〜8時30分だったと思うけど、ワタシも見てたし、みんな見てたよね。。。あれ?見てなかった?

 そういう地盤から、この番組でウケるとある程度、ヒットっていうのは、見えるんだよね。
 ちなみに、1976年にも、ホンキッキ発ヒット曲ってあるんだよね。

 パタパタママ / のこいのこ

 これが、「たいやきくん」とまったく同じ作家陣でセールス27.9万枚。オリコン最高位6位。
 という、立派なベストテンヒットですよ。

 支持したのは、「ワタシたち世代」、つまりぃ、あのころの「子供」世代ですねぇ。

 ぢゃ、「たいやきくん」と「パタパタママ」のちがいは?
っていうと、(2)の

(2) 支持してた子供の「親」にも共感を持たれた

の差なんだよねぇ。

「たいやきくん」って、単なる子供向けの曲って思っているアナタ!
 さにあらずなんだよね。 この曲は深いんですよ。強烈な社会風刺な曲なんだよね。

♪毎日毎日、僕らは鉄板の上で焼かれていやになっちゃうよ♪

 つまりい、毎日毎日、会社っていう鉄板の上で、上司におこられ、人間関係にもまれ、いやになっちゃうよ・・・と。

 で・・・最後は、

♪やっぱり、僕はたいやきさ。少しコゲあるたいやきさ♪

 つまりぃ、やっぱり、俺は、しがないサラリーマンしかできないのサ・・・と「諦め」が入ってしまったりする。

 これは、その当時のオヤジ世代⇒ワタシらの親世代⇒団塊世代 にたいする強烈な社会風刺の曲でもあった訳ですよ。

 時に、オイルショックの後の「不景気」時代とともに、「シラケ」時代でもあったわけで、最後に「諦め」が入って、「シラケ」るっていう曲の閉めは、この時代、そのものなんですよ。

 そういう時代背景にも、ピッタンコマッチしてこともあって、ウチラの親、「団塊の世代」にも、めちゃくちゃ支持されたってのもあるんだよね。
 これは強いよ〜。なにせ、今でも「問題」になるほどの人口の多さだもん。

 かくして、第1次ベビーブーム世代と第2次ベビーブーム世代、共に支持された曲だからこそ、ここまでの空前の大ヒットとなったわけですね。

 もちろん、作った側、出した側、歌った側・・・いわいる「作り手」「出して」の方は、こんな、社会現象にまで、なるとは思っても見なかったようですけどね。

 証拠に、これ歌った、子門真人氏は、この曲については、「印税契約」ではなく、「5万円買取契約」だったそうな。
 つまりぃ、日本で1番売れたシングルなのに、どんなに売れようが5万円の「ギャラ」しか入ってこないって事。

 さらに、B面の「いっぱんでもニンジン」を歌った、「なぎらけんいち」氏にいたっては、2万円で買取だった由。

 どちらとも、子供向けの曲なんて、売れっこないよっていう軽い気持ちで引き受けたかららしいんだよね。
 
 そういう、全く計算外のところから、ブームって生まれたりする。意外と、そういうもんなんだよね。ブームって言うのは。

 計算外だったからこそ、いやみも何もない、素直な気持ちがウタに出た思うし、それが逆に共感を持たれたってとこは絶対にあると思うしね。素直さっていうのは、大事だよね。


 ウヒャヒャヒャヒャ、今日は、めっちゃ長文になっちゃった。読んでる方 スマソ。。





※2006年1月に書いたものを、今回再掲載しました。

キニナル曲Vol.15

えー、ここのところ、いつも「マクラ」で書いていますが、評判の悪ーい、「キニナル曲」シリーズです。
とか言って、3月に書いて以来、久々に書くわけだけど、なんせ、ここのところ、「あ、これ!」と思わせる曲が、ホント少なくて、ある程度貯まるまで、半年くらいかかるわけなんですね。
 で、やっと、書こうかな・・・と思うくらいの曲が出てきたんで、久々に重い腰を上げてみようかなと思いますデス。


●Hurry Up / のあのわ
・作詞 YUKKO
・作曲 YUKKO ゴウ
・発売日 2013年3月6日
・発売元 DEADHOUSE RECORDS

 この曲は、最近・・・と言っても、今年3月にリリースされた、アルバム「Cry Like a Monster 」に収録されていたわけで、すでにリリースから5カ月近く経っているわけなんだけど、アルバムのリード曲として、アルバムのリリース前から、某FMでよくかかってて、妙に耳に残った曲なんだよなぁ。
 サビの 
♪ せか〜〜〜〜い ♪ っていう譜割。 

歌詞で書くと単純に「世界」なんだけど、なして、こういう譜割になってくるのか・・・。まあ、理論的・・・というか、説教くさく言えば、そうなんだけど、ここが、この曲の「ミソ」な部分なんだと思う。うん、単純に、「なにこれ?」って思わず、引き込まれるもん。
 あ、古いヒット曲ファンなら、稲垣潤一の「夏のクラクション」ですよ
あの曲も
♪ なつの〜〜〜〜 クラクション ♪  
っちゅう、へんちくりんな譜割だったでしょ。

本来なら、「夏の×××なクラクション」って入れたくなる譜割なんだけど、敢えて入れないで、聴き手を「なにこれ?」と思わせるような。
・・・とまあ、初めてこの曲を聴いたとき、思わず、そんなことを思っちゃった私なんですが。。。


 この曲のシカケ・・・っつうか、「キモ」な部分は、ここだけか・・・と思ってたんよね、FM越しで聴いてた時には。
 ただね、実際にCDで聴いてみると、いや、まったく違う、この曲がもってる、疾走感、音の広がり、曲全体の力強さ。
 
 最近の曲ってさあ、とかく、サウンドが「ちゃち」な曲が多いわけじゃん。製作費が少なくなったせいか、作り手の創造性が乏しくなったか、よく判んないけどさ。

そんな曲群のなかにあって、この曲は、最近珍しいくらいの音の広がり感がある。一聴するだけで、その世界観が大きく広がるような。
 
 まあ、ちゃちな言い方で言えば、金を払って聴いてもいいかな・・・と久々に思わせてくれるような一曲ですね。

 のあのわってヒトたちは、ここ2、3年注目してまして、いつかは、本格ブレイクしてもおかしくないようなポップさをもったバンドなんだけど、どうも、今一つ、弾きれなかった。
 この曲なんかは、一つの起爆剤になってもおかしくない・・・と思うんだけど、いかんせん、「アルバム」の中の1曲なんだよなぁ。。。。

以前のキニナル曲でも書いたけど、どうして、最近は、昔だったら、「シングル」に切ってもおかしくないような曲をことごとく、「アルバムの1曲」に収めちゃうんだろう? ワタシねえ、その辺がCD不況のデフレ状態から抜け出せない要因だと思うんだけどねぇ。
 たしかに、ネット配信の普及で、アルバムの中曲も、単純なアルバムの1曲ではなくなってきている部分もあるけど、パッケージとしての「シングル」の在り方も、今一考すべきだと思うな。



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●ヒカリヘ /miwa
・作詞 miwa
・作曲 miwa
・編曲 Naoki-t
・発売日 ソニーミュージック
・発売日 2012年8月15日
・タイアップ フジテレビ系ドラマ「リッチマン、プアウーマン」主題歌

この曲なんかは、昨年8月リリースなんで、「最近」のキニナル曲というところに書くべき対象ぢゃ内容にも感じたりするんだけどね。。。
 いや、実は、この曲、ずっとスルーしてたんだよね。どうせ、最近のアリキタリのドラマの主題歌だろう・・・とタカをくくっておりまして。。。
 でも、今年に入っても、特にネット配信の世界では、この曲の人気が高くてね、改めて、じっくりこの曲を聴いてみた。
で、出足のイントロの頭を聴いて、率直に「しまった」と思っちゃいましたねぇ。
いや、この曲は「いい曲」です。小学生の作文的な表現になっちいますが。。。
 
 イントロの頭からして「ヒカリヘ」⇒「光ヘ」なんですよね。イントロからして、バーッと刺す光の情景が浮かんできたりして。
 で、その情景が、メロディに入ってきても、まったく壊れない。つまさ、曲の頭の一音から、ずっと、曲が崩れないんですよ。 
 しかも、miwa自身も、バックの「光色」に負けないくらい、シッカリ歌いこんでる。

特にサビの最後の

♪奇跡だって起こせるって信じたい〜 ♪
の最後の♪信じたい〜 ♪ ってところの、力強さには、ちょっと驚いた。こんな力強いmiwaは初めて聴きましたよ。少なくともシングルでは。

それまでの、このヒトの歌唱って、どこか、ひ弱さがみられたんだよね。まあ、それが「今流」なんんだろうけど、正直、シンガーソングライターとしては、今一つ頼りなさが先行していた気がするのよ。
 でも、この曲で、一皮むけたような印象を持ちましたね。
曲のクオリティという部分では、全体的に低調だった、昨年のヒット曲界にあっては、ある意味、この曲は、もっともクオリティをもった1曲に上げてもいいと思う。

 この曲をきっかけに、このヒトには、もっとデカクなってほしいと思ったんだけどなぁ。どうも、今年は、「この曲以前」のmiwaに戻っちゃった気がするなぁ。




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●いろはにほへと /椎名林檎
・作詞  椎名林檎
・作曲  椎名林檎
・編曲  椎名林檎  斎藤ネコ
・発売日 2013年5月27日
・発売元 EMI RECORDS JAPAN
・タイアップ フジテレビ系ドラマ「鴨、京都へ行く。〜老舗旅館の女将日記〜」主題歌


 とかく最近のヒット曲界ってさあ、「イロケ」が少ねえじゃん。
まあ、昨今のアイドルのねーちゃんたちに「イロケ」を求めるのもナンセンスってもんかもしれないけど。。。
 AKBのCD、100枚買う金あるんだったらソープに行けって嘆く、某桑田氏の発言もわかるってもんですよ。
 そんな貧弱なお色気事情なヒット曲界にあって、「イロケ」をもった数少ないアーティストの一人になったね、椎名林檎って。
 出てきた90年代末は、ただの「あぽん」女かと思ってたけど、2000年代の東京事変を通ることで、ここのところ、すっかり「女のイロケ」を見せるようになったね。
 そういう意味で、いい年の取り方をしてると思う、このヒトは。
 さてさて、「仮タイトル」をそのまま持って来たような、意味不明なタイトルの今度の曲ですが、ここ最近の流れをそのまま汲んで色気がある1曲ですわね。個人的にはいいと思う、この流れは。
 ただ、やっぱり90年代末の「出てきた」頃のこのヒトを知ってる人には、欲求不満ですかねぇ。
 どうもね、今となっては、あの時の椎名林檎は、「仮面」を被ってたんじやないか・・なんて思うのね。うん、売り出すための「口実」なようなもんで。
 東京事変からこの方のこのヒトを聴いてると、このヒトの原点は、本当は70年代の「歌謡曲」なんじゃないか・・・とね。
 そういえば、昔、このヒト、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」をカバーしたじゃん。その時は、なんで、このヒトが「木綿のハンカチーフ」と思ったんだけど、今にしてみれば、そういうことだと思うんだよね。
 この曲を聴くと、そういう気持ちが一層強く思ってきたりして。。イントロのチェンバロ的な音色のキーボードは、往年の筒美京平氏的であったり。そういうところからして、ワタシなんかは、シックリ来るんだと思う、ワタシなんかは。
 かといって、そんな70年代歌謡一遍通りだけかと思うと、さにあらず、後半はビートルズ的になったり。。。うん、「マジカルミステリーツアー」以降のサイケデリックな頃のビートルズ的な音の使い方っていうのかな。
 高々3分弱の、短い曲なんだけど、そんないろんな要素が含まれていて、実に変化に富んだ1曲ですわね。



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●同じ空の下 /高橋優
・作詞  高橋優 
・作曲  高橋優
・編曲  高橋優  浅田信一
・リリース日 2013年5月15日
・発売元 ワーナーミュージック
・タイアップ NHK「仕事ハッケン伝」テーマ・ソング

このヒトは、今、一番キニなってるアーティストだね。
 まあ、音楽業界だけにとどまらないけど、今の世の中って、とかく上っ面の部分だけしか見せないところが多々あるわけじゃん。まあ、そのくらいの距離感が、いまの世の中では最も好まれるからかもしれないけど。いや、おそらく、そういう距離感が一番楽なんだろうね。本音の部分なんて、うっとしいだけ、楽しければいいじゃん・・・とかさ。
 だから、何かに「熱く」なってる本音人間には、「ばかじゃね?」みたいに、とかく思うヒトが多い世の中なんじゃねえかなぁ。
 だから、今の世の中、本音で生きてるヒトは、ますますアナクロ的な存在になってきちゃってたりさ。
否、本当は、そういう生き方は、どっか羨ましいと思えたりもしてるんだけどさ。
 まあ、ワタシなんかも、その一人だったりするんだけどさ、だからかなぁ、このヒトみたいにホンネで歌っているヒトは、どっか羨ましくもあり、魅かれるんだよなぁ。

 うん、たしかに、初めは、うっとうしく感じたんだよな、このヒトなんかは。まあ、このヒトの顔からして、うっとうしい感じもするんだけどさ。
 でも、このごろ、よく、このヒトの曲を耳にするようになって、あれ? なんかちょっと違うな・・・と思えるよえになってきてたのよ。
 そこに来て、この曲が来たからさ。いや、ストレートなメッセージソングだよな、現代における。
 ただ、それだけなんだよ、この曲は。別に、新しいサウンドでもなければ、新しいメロディラインでもない。呆れるくらいのアナクロさ。きっと、80年代でも、70年代でも、この曲はヒットしてたと思う。
 で、一番大事なのは、歌に込める、その本気具合なのよ。上っ面だけじゃない、芯から伝えようとしている本気度。
 いや、だからこそ、ストレートに伝わってくるんだよね。この曲が言いたいメッセージ性は、年代を越えた普遍的なもの、だからこそ、ストレートに伝わってくるこの感触がいいんだと思う。

こういう曲を聴いてると、ウタって何なんだろうって思えるんだよなぁ。ビジュアル重視の、この世の中。単に「ビジュアル」として、伝えようと思えば、ウタなんか要らないわけじゃん。
 そんな世の中にあって、歌うことってなんなのよ? と思うわけ。
歌うことによって、ヒトにメッセージ、まあ、メッセージとは言えなくとも、何かを伝える。で、あれば、やっぱ、ウタ何かが、何かが伝わらない曲は、存在の意味がないんぢゃないかと思うわけですわ。それは、ウタの上手い下手っていう次元ではなく。

、あ、蛇足だけど、このヒトって、アミューズだったんだな。ワタシャてっきり、オフィスオーガスタ系かなと、ずっと思ってた。それを考えると、やっぱ、アミューズが面白いね、最近は。



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●ピースとハイライト /サザンオールスターズ
・作詞  桑田佳佑
・作曲  桑田佳佑
・編曲  サザンオールスターズ
・発売日 2013年8月7日
・発売元 ビクター
・タイアップ フォルクス ワーゲン ジャパン「New Golf」CM曲

 この間、別途、つぶやきにも書いたこの曲だけど、サザンの新曲「ピースとハイライト」は、ひさびさにツボに嵌りそうな気配ですわ。
 どこがツボに嵌まりそうかって言えば、詞が面白い。久々に、最近の政治や教育のおちょくりネタ。きっと、「右」寄りのヒトが聴いたら、不快感いっぱいだろう。
 特に、在日系の「右翼」さんは、不快感ではないんですかねぇ〜。
 でも、まあサザンの良さは、こういうところだろうな。例えば82年のアルバム「NUDE MAN」のタイトル曲「NUDE MAN」はロッキード事件をおちょくった歌詞だしさ。
ロックは、もっと世相と密着してもいいと思うのよ。
 っつか、ロックなんて、もともと、「反体制」から生まれてきた音楽じゃん。もっと、世相をおちょくった曲が表に出てきてもいいじゃん・・・とワタシなんかは思うわけ
 でも、なぜか、いつの間にか、ロックってお行儀のいい音楽になっちゃったんだよな。 もしかすると、そこがロックが今一つ、話題性に欠けるようになった要因でもあるんじゃないかなぁ。本来は、もっと「問題児」な「反体制」ロックバンドが出てくれば、もっと面白いんだけどねぇ。
 サザンは、今や、世相の問題、矛盾を投げかけてくれる数少ない「現役、問題児」ロックバンドですからねぇ。この夏は、暴れまくって欲しいわけなんだよね。




えー、動画は、いつ、消去されるか分かんないんで、あしからず

※2013年7月に書いたオリジナルを転載しました。

キニナル曲vol.16

この間、予告的に書いたように、ここのところ女性アーティストの曲で、ひさびさに「いいね」って思える曲がまとまって出てきた。
 そこで、久々に「キニナル曲」にまとめて置こうかな? ・・・と思いつつ、よっこらしょ・・・・と重ーい腰を上げつつ、筆をとってみましたわ。

・・・・というものの、いざ・・・となると、mixi見たり、Facebook見たりして、なかなか筆が進まない・・・あわわわわ、こんなこと書いてるから、筆が進まないんだよなwwww


●チョコレート /家入レオ
なるほどね、いつかは、こういう、-10代の彼女-を綴った「等身大」の曲が出て来るだろうなとは思ったけど、やっぱり出てきたね。
 でも、このタイミングでこういうタイプの曲を持ってきたのは正解だと思う。
・・・というのも、この前の「太陽の女神」が、比較的スケールのでかい曲だったんで、続けてあのタイプの曲を持ってきてもイマイチ引きが少ないだろうし、かといって、ロック的な重いタイプの曲を持ってきても焦点がずれてる感じがする。
 この曲の次、どういうタイプの曲を持ってくるか・・・っていうことを考えたとき、この手の「等身大」の曲を持ってくることで、このヒトのキャリアに一旦リセットをかけられるような気がするんだよね。
 個人的には、このヒトについては、買ってるんだよなぁ。絢香もそうだけど、このヒトといい、西尾芳彦氏がプロデュースするアーティストって真っすぐでしょう? アーティスト本人と言い、曲と言い。
 なにより、「音楽」を聴いている気にさせてくれるんですよ。最近、こういうタイプのアーティストはどんどん少なくなってきているからねぇ。「音楽」をメインに考えると、貴重なんだよね、こういうヒトは。
 このヒトの持ってるメロディラインは、売れ線なんだよね。Aメロは線が弱くても、サビのメロディは、引っかかりがある・・・っていう。
 この曲も、正直、出だしのAメロの部分は、それほど引っかからなかった。むしろ、弱いなぁ・・・と。弱いっちゅうのは、必ずしも「表題」曲に適している・・・って感じではなく、むしろ、「c/w」的だよね・・・って感じの。
 But、サビの

 ♪ 甘いだけの〜 ♪ ってところで、いきなり引っかかった。曲調的なところからか、インパクトは弱いものの、焦点はハッキリしている。それだけに後味が残るんだよね。
♪ 甘いだけのチョコレート〜 ♪と♪ 苦いだけのチョコレート〜 ♪っていう対比も良い。

やっぱりなぁ、このヒトならではだねぇ、っていうか、天性のメロディメーカーなんだろうなぁ。
 ヒトは誰でも、一パターンのメロディを持っていると言われるけど、「売れ線」的なメロディを持っているヒトは、なかなか居ないからねぇ。
 
 ただ、それだけの天性のものを持ちながら、今一つ、このヒトが盛り上がらないのはなんでなんだろうねぇ。
 まあ、今が「メロディ」・・というか音楽そのものが重視されていない時代だから・・とか、プロよりはアマチュアの時代だからとか、メインストリームよりもニッチ的な音楽がもてはやされる時代だから・・・と言われればそれまでなんだけども、はっきり言って、こういう人が、今一つ注目されないのはもったいない時代だと思うな。



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●Faith /miwa
 今年に入ってから「ユーキャン」のCMのバックで流れてるあの曲ですな。CMに使われ初めのころからずっと気になっていたんだけど、シングルリリースということで、ようやく、フルで聴けるようになった。
 一言・・・・「いいじゃん」
CM先行の曲って、使われてる部分が良くても、他の部分で焦点がずれている曲って意外
多いんだけどもね、この曲は、曲全体が面白い・・・って思えますわ。
 うーん、この曲の場合は、メロディ進行の「仕掛け」が面白いんだよね。もちろん、CMで使われているサビの部分のインパクトの強さっていうのは、まずは外せないんだけどさ。ワンコーラスが終わって、一度曲が止まるじゃん。あれ? もう曲終わり? ・・・と思わせぶりーの、いきなりまた始まったりしてあせあせ 山口百恵の「プレイバックPart2」だよねあせあせ まあ、これに関しては「ソニー」伝統のお家芸的な感じなところも感じるんだけど、もうひとつ、「あ、これ面白い」って思ったのが、ワンコーラス目とツーコーラス目のサビの入りのメロディ尺が違うんですよ。

ワンコーラス目の入りが ♪ 未来に期待描いた〜 ♪ に対して
ツーコーラス目の入りが ♪ 未来に「最上級」の期待描いた〜 ♪

って感じで、ツーコーラス目に「最上級の」ってコトバを入れることで、リズムが変わるんですよ。いわいる、この部分で変拍子になるんですよ。

サビの入りで変拍子になる事でイメージが崩れるか・・・と言えば、この曲ではそうではない。むしろ、よりインパクトが強まるようなイメージを感じますね。

そんな総合的な意味で、あ、これは面白いな・・・って感じたなぁ。

 個人的には、このヒトが歌う、アップテンポというか、ロックテイスト的な曲については、概ね肯定的なんだよね。
 たしかに、このヒトの声の線の細さから言えば、この曲のようなアップテンポ曲は今一つピンと来ないかもしれない。
 でもねぇ、このヒトに限って言えば、なんかその辺に面白さを感じるんだよなぁ。
声質の性もあるかもしれない。いわいる「ネコ」声だよね。昔でいえば、レベッカの「NOKKO」的と言っても良いかもしれない。やっぱり、ソニーが伝統的に好きなタイプというか。その辺に、こういうロック的なアップテンポの曲でも面白みを感じるのかもしれない。
 まあ、根本の声そのものの太さという点では、雲泥の差はあるんだけども。



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●Hot Stuff /JUJU
いやあ、この曲が最近では一番、「良い!」と思えた、1曲だなぁ。
資生堂の「マキアージュ」のCM曲だけど、久っさびさに尖がったインパクトのある資生堂のCMソングだよなぁ。
 なにせ、JUJUの「本気度」を感じますよ、この曲は。
 JUJUっていうと、これまで、テンポを落とし、メロディも複雑なゴチャッとしたイメージの曲が多かったじゃない?
 まあ、それだけ、このヒトの歌唱力の高さ、表現力の高さってのが、他の人よりもあるってことなんだろう。
 でも、そんなこれまでのシガラミ・・・というか、イメージを覆しましたよね、この曲では。
 こんなストレートな曲がこのヒトに合うとは!

とにかく、サビが良い。

♪ Girls ba a Hot Stuff〜 ♪って部分の地声とファルセットの織りなす流れはインパクト絶大
そのままの流れを保ちつつ、サビの最後で

♪まるでハジけるpopcorn〜 ♪

の部分でのロングトーンの部分の力強さ。いやぁ、このヒトの真骨頂を感じましたねぇ。

この尖がり具合、「シングル」だよなぁ。やっぱり、シングルはこうじゃなくちゃ。


・・・・ってか、この曲、シングルの表題曲ぢゃないの!?

うーん、まあ、タイトル的には、「DOOR / Hot Stuff」となっているから、両A面扱いなんだろうけど、業界的な常識からすれば、タイトルの「左側」に書いてる曲の方がメイン扱いになるんだろうからねぇ。

・・・とすれば、なんか解せないよなぁ。
まあ、確かに「DOOR」もテレ朝のドラマの主題歌になっているし、そういう意味ではタイトル曲に相応しいんだろうけど、曲のインパクトを考えると、どう考えても「Hot Stuff」がメインだろうよ。

どうも、その辺、業界の流れがよく解せないんだよなぁ。「あ、これ、絶対シングルタイプのタイトル曲だよね」って思える曲が、アルバムにしか入ってなかったり、今回のようにシングルの「C/W」だったり。。。
 
 ハッキリ言って売り方が間違ってると思うわ。
シングルは、アーティストにとって名刺代わり。だから、よりインパクトの強い尖がった曲をタイトル曲に持ってくることは、鉄則のはず。
 ぢゃなんで、そういう曲を表題曲に持ってこないんだろう? それでCDが売れない・・・っていうのでは、なんか商売のやり方そのものが間違っているような気がするわ。
 即刻、売り方を変えるべき。

もうシングルの時代ではない・・・っていう見方なんだろうけどさ、他のマスコミを含め一般的な見地から言えば、シングルのタイトル曲そのものが、マーケットのメインストリームというところは、変わっていないわけだし、それが日本の音楽産業の特性でもあるわけなんだからさ。



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●ゆめのはじまりんりん /きゃりーぱみゅぱみゅ
 少し前に、この曲について、GAOの「サヨナラ」のパクリってことで、別途書いたんで、当初は、もう書かないつもりでいたんだけどさ。
 ここんところ、FM聴いてると、この曲よくかかるんだよ。これでもかってくらいに。
 それで、何回か聴いてるうちに、GAOの「サヨナラ」のパクリねぇ、それも有りか・・ってなんとなく思えてきたんだよね。
・・・っつうのも、この曲、基本的に言えば、卒業シーズンを見据えた、「別れ」の部分を踏まえたウタだよね。
・・・っつうことは、「別れ」⇒「サヨナラ」ってことで、GAOの「サヨナラ」を「引用」しても、それはそれで有りなんじゃないか・・・とかね。
 まあ、かなり強引な結論付けの仕方なんだけどさ。
 ぢゃ、なんで、GAOの「さよなら」なの? ・・・っていうと、中田氏の中にある「サヨナラ」っていう部分が、単純に、GAOの「さよなら」だったんじゃないかなぁ・・・と。
 前にも書いたけど、中田氏は1980年の早生まれ。・・・っちゅうことは、GAOの「サヨナラ」がヒットしてた頃は、自身の小学校の卒業のころなんですよ。
 そういう意味で、「サヨナラ」と言えば・・・と考えて、GAOの「サヨナラ」が浮かんでくる・・・ってことは、こと自然な流れなんぢゃないかなぁ・・・とかさ。
「卒業」といって、浮かんでくる曲は・・・とか聴かれて、ワタシが中学校卒業のまさにその時にヒットしてた、菊池桃子、斉藤由貴、尾崎豊、倉沢淳美の「卒業」が真っ先に浮かんでくる・・・ってのと、同じ次元だと思うんだよね。
 で、まあ、Aメロ部分ばかりがクローズアップされがちなこの曲だけど、サビからのいつもよりもさらにキャッチーなメロディラインだな。
 全体的に言えば、まずまずの出来ではないんですかねぇ。少なくとも、この曲の前の「もったいないとらんど」よりは、まとまりのある曲だとは思うな。



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●Wake me up /倉木麻衣
 さて、これまで書いてきた曲で、今回の「キニナル曲」は打ち止め・・・と思いきや、なんとなしに聴いてたFMから、これまた「やべー」曲が流れてきた。 それで急きょ書いたんだけど・・・
 倉木麻衣「Wake me up」
先週公開になった、実写版、「魔女の宅急便」の主題歌ですね。

いや、JUJUの「Hot Stuff」ではないけど、これはこれまでの倉木麻衣のイメージが覆っちゃいましたね。
 まずもって、初めはだれが歌っているのかさえ分かんなかった。
だってさあ、こんな力強くて、爽やかで、ポジティブさを倉木麻衣から感じることなんて思ってもみなかったもの。
 いや、確かに、これまで、メジャー系のアップテンポな曲は、倉木麻衣にもあった。
2002年の「Feel fine」とかさ。それでも、ここまでストーンと弾けるようなストレートな清涼感はなかった。
 うーん、これはどういう心境の変化なんだろう? って感じるくらいの変化だねぇ、この曲のサビは。
 いや、これまでのモヤモヤが一挙に吹き飛んでしまうような・・・・。
 これから春に向かうっていう、この季節には、この季節感は、ぴったりだと思う。
是非、青空の下で聴いてみたい1曲だと思うな。

 ただ、なんで、そういう曲に限って、「DVD」限定シングルなんだろう?

まあ、確かに、「魔女の宅急便」の主題歌ということもあって、「映像」と込みで聴いてください・・・ってところもあるんだろう。。。それを考えると、DVD限定ってことも分からないわけでもないんだけど、「ヒットチャート」ということを考えると、この曲なんかは、ヒットチャートのメインストリームに上がって、より多くの人に聴いてもらいたい・・・、そう思わせてくれる1曲なんだよね。
 そういうことから、DVD限定という形をとることで、よく多くの人に「受動的」にでも、聴くいてもらえるチャンスが逸してしまうことが残念なんだよなぁ。




いつものように動画は、いつ消されるか分かんないんで、お早めにどうぞ。
それにしても、最近はユーザーがアップした、いわいる「違法」動画が少なくなったね。
お陰で、新曲のフル尺動画の少ない事。。。。


※オリジナルは2014年2月に書いたものの転載です。

キニナル曲VOL.17 その2

その1からの続き

●Twinkle Days /Chay
 正直、全く期待もしてなかったんだけど、先日、Bayfmの「パワカン」聴いてたら、この曲が流れてきた。

 へぇ〜、なかなかいいじゃん、この曲。

まずもって、イントロの疾走感ある流れにのってくるジャニギターっぽい音色が新鮮。その音色がらして、「新緑」っていう今の時期を彷彿させる爽やかさを感じさせてくれる。 正直、メロディラインは、全般的にアナクロで新鮮味を感じることは出来ないけど、バックの全体的なサウンドが、そのアナクロ感を上手く打ち消してくれている。
 兎に角、これから夏に向かっての、「今」の季節感の中を感じるには良い曲だね。
よく晴れた日、窓を全開にしたドライブで聴きたくなるような曲だな。



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●Oh My Love /稲葉浩志 
 本田圭祐が出てる、例のオリンパスのCMのバックで流れてるこの曲。
CMが流れ始めたころから、ずっと気にはなっていたんだけど、ここに来てやっとリリースということで、ずっと、CMで使われてる例のサビの部分しか聴けなかったんだけどね、ようやっとフルで聴けるようになりましたね。
 CMで「ハートウォーミング」なあのサビの部分を聴いたときは、稲葉も随分丸くなったもんだよなぁ・・・と思ったんだけどね。ロックというよりは、「歌謡曲」的な温かみを感じるじゃん、このサビのメロディラインは。
なるほど、やはりよる年並みには叶わないもんかな・・・と思ったりして、個人的には、それはそれでいいんじゃないかなぁ・・と思ってたんだけどさ。

でもさ、実際、曲、サビ以外の全体を聴くと、あ、いつもの稲葉と変わんねぇや。
 逆に、サビ以外の部分は、フックとなるところもなく、逆に面白くなかったなぁ。
 あたかも、もともとは、CMのためにサビの部分しかなかったのを、リリースするために付け足しました・・・・みたいな。

 まあ、CMで使われている曲の場合は、よく昔からよくある事なんだけどね。一番いい例が、斉藤哲夫の「いまのキミはピカピカに光って」・・とか。
あれ、CMで使われてる例のサビの部分はめちゃくちゃ引っかかるのに、他の部分は全然面白くないじゃん。いかにもムリヤリ付け足しました・・・みたいな。サビと他の部分の関連性もないし。
 なんかね、この曲を聴いてたら、そんなことを感じちゃったりしたな。
ま、兎にも角にも、サビの部分は個人的には好きですよ。




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●美少女 /吉澤嘉代子
 最近、自分のチャートでラジオチャートを集計してると、各局とも、やたらとこの吉澤嘉代子の「美少女」って曲が出てくるのよ。
 はて? なんだ? この曲は? 新手のアイドルか? とかずっと思ってたんだけどさ、「キニナル曲」っていうちょうどいい機会だから、ついでに聴いてみた。

 うわっ、もろ80年代初期感覚の「ポップス」! あの頃の、竹内まりやとか岡崎友紀とか、その辺りのアイドルでもなく、ニューミュージックでもなく・・・っていう中途半端な立ち位置のポップス系アーティストが歌ってたような・・・・って書けば、「あの頃」を知ってる方には、どんな感じか想像はつくかなぁ。
 当然、今の世は「2014年」なわけで、このテの「歌謡」ポップスは絶滅した・・・と思ってたんだけど、どっこい2014年の御世でも残ってたんですねぇ。オジさんは思わず感激しちゃいましたよ。
 ・・・・っつか、この曲、自分で作詞作曲してるんだ? え? このヒト、1990年生まれっちゅうんだから、まだ24歳だよね? それなのに、彼女にしてみれば、こんな「前世」的な曲を書くっていうのにも、ちょっと驚きだな。
 ネットでこのヒトのプロフィールを見ると、父親の影響で、子供のころから井上陽水を聴き・・・とあるから、多分にそういう影響もあるんですかねぇ。
 兎に角、今のシンガーソングライターって、「洋楽」の匂いがしない人が結構いるんだよね。これはどう聴いても、根っこの部分から「邦楽」だよなぁ・・・って感じの。
 それは、実際、子供のころからインスパイアされてきたのが、洋楽ではなく邦楽・・・っていう、私らの世代からしてみれば、ちょっと信じがたい、ヒトが増えたからだと思うんだけど、この曲を聴くと、まさにそんなことを感じるなぁ。





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(おまけ)

●KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG /平井堅
 最後に、おまけとして、もう1曲。
やっぱり、この間ラジオ聴いてたら、ロバータフラックのこの曲が流れてきた。
まあ、それは、それでいつもならどうとも思わないんだけど、聴いてると、どうも、オリジナルとは違う。「ありゃ? リメイク版」なのかなぁ・・・と思ってたら、何年か前に平井堅とデュエットしたバージョンだった。
 ところがねぇ、この平井堅が、なかなか上手いのよ。最初、ロバータフラックと聴き分けられなかったもの。
 へぇ〜、なかなかやるもんだねぇ、このヒトも・・・・とか感心しちゃったりしたわけです。
 で、まあ、この曲を含め、今度リリースされた、カバーコンセプトアルバム「Ken's Ber掘廚任垢韻鼻個人的な感想からすると、今回のアルバムが一番節操がないな・・・と。ふらふらふらふら・・・・もとい、一番バラエティに富んでるな・・・と思いますねぇ。
だいたい、「はじめ人間ギャートルズ」のエンディングの「やつらの足音のバラード」なんて、どっから引っ張ってきたんだ? って感じじゃん。でも、それはそれで、実際聴いてみると、意外と面白かったりしてね。
 まあ、サザンファンからしてみると、個人的にも手垢がいっぱいついてる「いとしのエリー」をカバーしてるのは、ちょっと違うだろ? ・・・ってところなんだけどさ、まあ全体的には面白い選曲だと思ったな。
 ただ、最後にシナトラの「My Way」持って来たってことは、「Ken's Ber」シリーズもこれで打ち止めってことなんでしょうかねぇ。年齢的に、まだ「My Way」歌う年じゃねえだろ・・・とも思うんだけど、その前に、それはなんか気になったな。

メンゴ、この曲の動画は落ちてなかった。


・・・・というわけで、今回は、久々に、その1 その2に分けました。長文、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
 なお、動画はいつ消されるか分からないのであしからず。動画見たいヒトはお早めにどうぞ

キニナル曲VOL.17 その1

ども。キニナル曲シリーズです。
本当は、いつも書こう書こうとは考えてるんだけど、いざ、書こうと思うとネットの別の書き込みを読み込んじゃったりして、なかなか筆を上げることが出来ない、このシリーズ、ちょうど、今日は見たいテレビ番組もないんで、ようやっと筆を上げてみました。

ますば、この曲から

●Let It Go〜ありのままで〜 /松たか子 May J
 
 今回、キニナル曲を書こうと思ったのは、この曲の存在が一番でかいんだよな。少し前から気になってて、別の日記で、「この曲については、別途・・・」って書いたくらいだから。あせあせ
 「今」のヒットチャートというモノサシでは、測りきれないけど、幅広い年代に「受け入れられた」っていう本来の「ヒット曲」という点では、恐らく、今年上半期では、最大のヒットであろうこの曲だけに書かないわけにも行かない・・・ってのもあるけど、この曲で、松たか子っていうヒトのスゴさを感じちゃったんだよねぇ。

・・・ってか、まあ、最近、同じことを言ってるメディアも多いんだけどさ。

どこが? っていうと、この曲を歌う、松たか子の「マジさ」と「迫力」っていうのかなぁ。

 ここんところカラオケランキングでも1位を続けているこの曲だけに、この曲の難しさを実感している方も多いと思うんだけど、はっきり言って、この曲、難しいです。

だからね、正直、この曲を松たか子が、歌い切れるってのは、曲を聴く前までは、まったく期待してなかったんだよね。
 
 BUT、実際聴いてみたら、あーら、大変。これは、私が知っていた、「ひ弱」なボーカルの松たか子じゃねーぞ、そそそ、90年代終盤、「明日、春が来たら」とかオリジナルを歌ってた頃の松たか子のイメージだよね。それが、全く覆っちまったぞ、これはスゴいぞ・・・って、初聴の時、感じちゃったわけですよ。
 
もちろん、この難曲を歌いきってるスゴさもあるんだけど、ある種の迫力だよね。そこがスゴい。
 いや、ハッキリ言って、松たか子ってヒトを見直しちゃいましたわ。


 で、昔的に言えば「共作」ということになる、一方のMay Jバージョン。
正確に言えば、こちらの方を松たか子バージョンよりも先に聴いたんだけど、正直、歌はこちらの方が上手いとは思ったけど、松たか子バージョンよりも、そのスゴさは感じなかった。

うーん、同じ曲なのに、なんで、こうも「感動」性が違うんだろうねぇ。。。

 確かに、ウタの上手さっていう点では、May Jの方が松たか子よりも上だと思う。
上手いというか、ソツなく歌ってるっていのうのかな?

問題はそこなんじゃないのかなぁ。

このヒト、ウタは上手いと思うのよ。この曲だけじゃなく、他の曲にしても。でも、なぜか感動しない。
 なぜか? ソツなく歌えすぎるんですよ。

 うーん、なんて言ったらいいのかな? そうそう、このヒトの上手さは、「カラオケ」的な上手さなんですよ。
 ほら、今のカラオケって、画面に表示される「指示通り」に歌った方が点数が高いじゃん。あれだよね。
でもさ、指示通りに歌える歌の上手さと、ヒトを感動させられる歌の上手さっていのうは、別もんなんだよね。このヒトの場合は、そこなんだよね。

 まあ、そのあたりは、ネットでのDLランキングでも如実に出ているし、カラオケランキングでもそうなんだけどね。

 ・・・ということは、これは、別に私だけではなく、他の多くの人も感じてることだと思うんだよなぁ。
 っていうか、まあ、これは、ヒトが生理的に感じる本能なのかもしれないけどね。

いずれにしても、そういう本来の歌に対しての傾向には、個人的には、安心してるんだけどさあ。

 なんせ、最近、二次元だぁ、アンドロイドだぁ・・・って流行ってるでしょ。うたの「本質」なんて、感じない不感症なヒトが多くなってきているように感じてたからさぁ。




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●Oh JANE /片平里菜 
 個人的に、今、一番キニナってるアーティストは、もしかしたら、このコかも知れない。まあ、同じ「福島」出身っていう、同郷のよしみっていう、パーソナル的な「贔屓」って部分も多分にあるんだろうけどさ。ふらふら
 でも、最近の「新人」シンガーソングライターの中では、分かりやすい曲を書くよね、このヒトは。
 今回の曲も、前曲の「女の子は泣かない」同様、もろYUI&aikoフォロワー的な曲なんだけどさ。
 だからこそ、理解しやすいし、だからこそ、なんのてらいもなく素直に聴ける曲だな。だけど、このヒトの素顔はどんな感じなんでしょうね。
正直、まだ、このヒトの生ウタをテレビを始め、メディア等で見たことないんだよね。
You Tubeで曲を聴いてるくらいで。
 そこから感じるのは、見た目、少しきつそうな「女子」にも見えるんだけどね、声には似合わず。うん、阿部真央と同じような。
 だから、あくまでYou Tubeを通しての彼女の印象としか、今んところ言えないんだけどさ。一度、生で曲を聴いてみたいもんだねぇ。今年のROCK IN JAPANに出てこないですかねぇ。。。





●ポリティカルないきものたち /タルトタタン
 ・・・・と書いて、この曲が即座に浮かんでくる方は、最近の若手バンドについて、かなりの知見をお持ちの方ですな。
 正直、ワタシも「タルトタタン」なんてヒトたちについては、知りませんでしたから。。。
 今、調べてみたら、女の子2人組のユニットのようですな。・・・・ってか、よく知らないんじゃん。。。ふらふらふらふら

・・・・って、なんで、そんな知らないヒトたちの曲について書いてるの?
っていうと、最近、この曲、よくかかるんだ、某FMで。まあ、パワープレイってやつなんだけど、最近1日たりとも、この曲を耳にしない日はない・・・ってくらいで。だ、もんで、すっかり脳裏に焼きついちゃった次第ですわ。
 先ほど、別のTweetで、一体今は、西暦何年だ? って書いたけど、まさに、この曲なんかは、そんなことを彷彿させる曲だな。
 中国音階を思わせるメロディ展開は、ハッキリ言ってかなりのアナクロ的なんだよなぁ。かといって、いつの時代的とか、どの曲を下敷きにしているのか・・・っていうが、浮かんでこないんだけどさ、とにかく、いつかどっかで聴いたような曲だよねって感じで。 しかも、それでいて、シッカリと引っかかってくるようなメロディラインだったりしてさ。
 そんな曲が、ヒットチャートを上がってきて、広く聴かれるようになるってのも面白いかな・・・なんて思うんだけどね。
 リリースが4/16だったんで、オリコンのYou大樹でランク調べたら200位にも入ってなかった。。。ふらふらふらふら
まあ、やっぱりなって感じか。。。





うんにゃ、動画は、1分12秒のショートバージョンしか落ちてない。。。。肝心のサビが抜け落ちてる。。。


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●モアモア /大塚愛
大塚愛のデビュー10周年記念の新曲を聴いた。
っつか、「大塚愛」なんて名前を聴くの、久しぶりだよなぁ。落ち目になったということよりも、最近は、すっかり「主婦業」が優先になってきたようってところが正しいのかもしれないけど。。。
 さて、新曲だけど、相変わらずの「おバカ」な雰囲気を漂わせる曲であり、そのあたりは、このヒトらしいな・・・ってところですかね。
 でも、メロディラインは、引っかかってくるな。いわいるシングル向きの曲だね。
特に、「たっぷり〜 たっぷり〜 たっぷり〜」って感じでながれる「たっぷり」ってコトバの部分は、どうしても引っかかってしまう。
まあ、そこは、この曲の命の部分でもあるだろうし、だから、このヒトからしてみれば、そこに引っかかってくれれば、してやったり・・・ってところなんだろうな。
 まあ、何れにしろ、大ヒットするかどうか・・・っところは、ここんところのこのヒトの活動からして難しいだろうけど、ある程度は、売れてきそうだな・・・・とは感じますね。




その2に続く。。。

CROSS ROAD / Mr.Children

Children







今日の1曲セレクトは「CROSS ROAD」Mr.Childrenです。

まずは、いつものようにデータです。

・タイトル    CROSS ROAD
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・リリース日   1993年11月10日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   125.6万枚
・タイアップ :日本テレビ系ドラマ「同窓会」主題歌
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1994年1月10日〜4月11日付

 久しぶりの1曲セレクトです。
 本当は、田原俊彦の「ラブシュプール」を書こうと思ってたんだけど、どうもね、このところの気持ちのありようが、あのころの気持ちとシンクロしないんだよねぇ。
 ここに来て、なんか、漠然とした不安のようなものを感じてる、今日この頃です。

 何が不安なのかがよくわからないんですよね。
 でも、考えてみれば、昔もこれと似たような不安の感触を味わったことがあるなぁ・・・
 と思って、いろいろ頭の中のテープレコーダー(←古い!)をグルグル逆回転させてみたら、1993年12月で止まったんですよね。
 
 そう、この「CROSS ROAD」がブレイクし始めたあの頃・・・の感触だ。

 あの時期、ワタシは、大学4年だったな。すでに就職は内定してたけど、なんか、割り切れない思いでいっぱいだったな。
 就職でよかったのか、大学院に進まないでよかったのかっていう割り切れなさと、翌年、社会人になる不安がグルグルと頭の中を駆け回っていた、あの時期の感触だ。

 そんなときに聴いた「CROSS ROAD」。最初はピンとこなかったな。この曲。
 なんかよくわかんなかった。まだ、Mr.Childrenっていうバンドもよくわかんなかった。

 いや、その年に既に聴いてはいたんだよね。この曲の前の「Replay」。大ヒットはしなかったけど、大好きな曲だったんだよね。
 でも、まだ、Mr.Childrenっていう名前はよく覚えてなかったんだよなぁ。同時にランクを上がってきた、「コルベッツ」っていうバンドと、ごっちゃになってたりしてて・・・。

 それに、この時期はまだ、「ビーイング系」が全盛の頃だ。すでにピークは過ぎてたけど、あの独特なキャッチーメロディが主流な頃だよね。
 もう、私の頭んなかは、あの路線で「洗脳」させていたから、ミスチルの「洗練された」メロディは、ピンとこなかったんだよね。

 でも、ブレイクして何度も聴くうちに、ジワジワと体の中に入ってきたというかね、理解できてきたなんだよね。
 
 よく聴くと、ビートルズなんだ。この曲。いや、よく聴かなくてもあの時代のテイストは、そのまま取り込まれているよね。
 イメージはどこまでも「セピア色」なんだよね。よくテレビのドキュメンタリーで流される、60年代後半のフィルムに映し出されるモノクロっぽいセピア色っていうかなぁ。
 兎に角、フルカラーっていうイメージはないんだよね。この曲は。

 いや、だからこそ、60年代っていうイメージはピッタリはまっていると思うんだけど・・。


 でも、そのころのビーイングとは、全く違うサウンドだったのは確か。
 あのころの小林武史氏のサウンドは、どっちかというと、同じ60年代終盤でも、この間のサザンの「CHRISTMAS TIME FOREVER」で紹介したように、サイケデリック的な曲が多かったのにたいして、この曲は、その匂いがほとんど感じられなかったんで、余計新鮮に感じたんだよね。きっと。

 だけど、ミスチルのメンバーが全員、ワタシと同い年、同級生って分かった時はショックだったなぁ。
 「あ、やられた!」って感じ・・とともに、ついに、同い年の「天才」が出てきちゃったか・・・って思ったなぁ。

 まだ、心のどこかで、「音楽家」に未練を感じて頃だったからさ。
 未練タラタラで、オールで「カラオケ」やってた頃だったし。 まあ、片方では、最初に書いたような「不安」を忘れたいがために・・ってところもあったんだけど・・。「現実逃避」ってやつですね。

でも、いまは、誇りですね。桜井には、どう転んでもかないっこないわ。根っからのメロディメーカー、天才だもんねぇ。


 あ。そうそう。ミスチルで覚えていることが、もう一つ。
 すでに、どっかで書いたかもしれないけど、あのころは、オリコンチャート研究会が一番、活動してる時期だったんだけど、メンバーの1人に、時代の先取りがすごくうまいヒトがいてね。
 ミスチルのブレイクを1年以上前から予言してたなぁ。
 そのヒトが「いい」って言う曲は、必ずブレイクするんだわ。時代の先見性を見る力がすごかったんだよね。
 今は、某大手CD卸会社に勤務しています。

 とにかく、ワタシにとっての影響はでかかったなぁ。あのヒトなくしては、いまのワタシ無しって言っても過言でないくらい。あのヒトに刺激されて、私もブレイクの法則っていうか、「匂い」は随分勉強したもんね。未だにかなわないけど・・。



※2005年12月に書いたものの再掲載です。


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