今日の1曲セレクトは「空も飛べるはず」スピッツです。
まずはデータです。
・タイトル 空も飛べるはず
・アーティスト スピッツ
・作詞 草野正宗
・作曲 草野正宗
・編曲 土方隆行&スピッツ
・リリース日 1994年4月25日
・発売元 ポリドール
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 148.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1996年2月5日〜4月1日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「白線流し」主題歌
前回に引き続いて今日も90年代です。90年代の曲って、どうしても後半のダンスミュージック系なイメージが強いけど、前半は、逆にメロディアス系が主流だったんだよね。
ま、どちらを思い出すかは、世代によって違ってくるのかもしれないけどさ。
そのメロディアス路線を後半まで継承したのがスピッツなんぢゃないですかねぇ。
このヒトたちだけは、90年代後半の活躍したバンドの中で、明らかに違う色を出しているもんね。それは、リズム主体なミュージックシーンにあって、あくまでメロディ主体に貫いているっているところ。まあ、そういうところが90年代前半から引き継いでいるって言うところなんだけど・・・。
その中でも、ブレイク曲となった「ロビンソン」と、この「空も飛べるはず」は双璧といえるだろうね。
まあ、この曲は、ドラマ「白線流し」の主題歌として大ブレイクしたわけで、どうしてもドラマとイメージがリンクしちゃうんだけど、それでなくても曲だけでも充分、堪能できる曲ですよねぇ。
どうして草野マサムネ氏の作るメロディはこんなにも切ないんでしょ?
どうもね、草野氏の音楽のルーツって言うのがよく見えない。一聴するとクラシック出身とも思えるし、ある種の暗さ、寂しさが童謡からそのままロック界に入ってきているようにも思えるし・・・。
切ないメロディなんだけど、AORとも違う。矛盾するようだけど、根がロックともずれているように思えるし・・・。(でもロックフェスには出演する)
だからして、そういう謎めいたところにオリジナリティを感じるのかもしれないなぁ。このヒトたちには。
しかし、スピッツは不思議なバンドだ。ギターの三輪氏なんて、いかにもロッカーっていう雰囲気をだしていて、この切ない世界を淡々と演奏していて、不満がないんだろうかねぇ?
スピッツを見てると、そんなことがいつも気になったりして・・・。
まあ、 とにかく、この曲については、聴くたびにジーンとしてしまうワタシです。
しかし、この曲をよくドラマの主題歌に引っ張ってきたよね。引っ張ってきた人はエライ。
いくらドラマの主題歌といっても、リリースしたのは、ドラマが始まる約2年前。「ロビンソン」でブレイクする1年前の作品なのよね。
もちろん、リリース当初はブレイク前だったんで、それほど上位には来ていない。
・・っていっても、昔のオリコンを紐解いてみると、リリース直後の1994年5月9日付では初登場で28位にランクされている。
うんにゃ・・・そうだったのか・・・。ワタシャ全然覚えてない。
・・ということは、ブレイク前にこの曲をすでに聴いていたのかもしれん・・・。
でも覚えてないんだよなぁ。
ドラマの主題歌で初めて聴いた時も、スピッツの新曲と思ったほどだから・・・(爆)
もちろん、ドラマの主題歌として再リリースした直後に爆発的に売れたのも言うまでもないですけどね。
いずれにしろ、未だにスピッツの中では、個人的には「別格」な曲ですわ。
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