かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

愛する君に / ザ・ゴールデン・カップス

1968_09_愛する君に_ザ・ゴールデンカップス


今回の1曲セレクトは、「愛する君に」ザ・ゴールデン・カップスです。

まずはデータです。

・タイトル    愛する君に
・アーティスト  ザ・ゴールデン・カップス
・作詞      なかにし礼
・作曲      鈴木邦彦
・編曲      村井邦彦
・リリース日   1968年9月1日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 13位
・売上げ枚数   14.8万枚

先週のことになりますが、元ザ・ゴールデン・カップスのマモル・マヌー氏が亡くなってしまいましたね。
G.S全盛期の実力派R&Bバンド、ゴールデンカップスのドラマーとしてドラムをたたきながらのボーカルがトレードマークだったですね。このところは長いこと体調を崩しドラムも叩かなくなっていましたが。。。
もちろん、ワタシが生まれたころ絶頂だったわけで、現役バリバリの頃は知る由もないですが、2004年、カップスの自伝的映画「ゴールデンカップス・ワン・モア・タイム」完成記念で渋谷公会堂で行われたライブ。
このライブで、カップスの生演奏に触れることができたのが、個人的には唯一の救いかなぁ。
たしか、あの時はマモル氏もドラムを叩いていたような気がするが。。。
あの後、何年も経たないうちにメインボーカルのデイブ平尾氏も亡くなってしまいましたしね。。。
最大のヒット曲「長い髪の少女」。 こんな歌謡曲歌うのヤダ・・とメインボーカルを固辞したデイブ氏の代わりにメインボーカルを張ったマモル氏。71歳での死去は若すぎましたよ。

そういうことで、今回の1曲セレクトは、カップスのこの曲をチョイス。

「愛する君に」

この曲は、「長い髪の少女」の次のシングル。
↑で書いたように「長い髪の少女」は、もろ歌謡曲色の強い1曲。
でも、もともとカップスは、日本のバンドでありながら唯一外国のバンドであると言われたくらい、洋楽オンリー。しかもテクニックも他の日本のバンドに抜きんでていたという程の本格R&Bバンド。
それいえに、本来のこの人たちの持ち味との乖離はデカかったわけで。

確かに歌謡曲寄りにしたことで、認知は全国区となり一般的なファンは急増した。
ただ、それまでのカップスを支持していた、R&B志向が強いコアなファンからは懐疑的な意見が続出したんですよね。

そんな一般的なファンと、コアなファンとのギャップを埋めるべく、リリースされた曲が、この「愛する君に」だったんじゃないのかと思う。

・・・・「思う」って信憑性が低いな・・なんて思われてしまうかもしれないけど、如何せん、ワタシ、この曲がリリースされた時点では、まだ生まれていないんで、実際的なところがよくわからないもので。。。

ただ、これを書くにあたって、先ほど家にある映画「ゴールデンカップス・ワン・モア・タイム」を見直したんだけど、内田裕也氏、忌野清志郎氏、鈴木ヒロミツ氏・・などカップスを愛し、尊敬する名だたるロック・ミュージシャンの方たちも、この「愛する君に」は許せると証言している。

ネットを見ていても、先日のマモル・マヌー氏の死去の書き込みをされている方が数多く居られましたが、「長い髪の少女」よりも「愛する君に」を推している方の方が多いんですよね。

このことからも、1968年のヒット当時も、この「愛する君に」によって、「長い髪の少女」で生まれたギャップっていうのは、解消したんじゃないかとは思えてくるんですよね。

実際この「愛する君に」は、「長い髪の少女」と打って変わって、洋楽的な匂いが強い。

ま、確かに、本来カップスが演ってきていた向こうのR&Bには、まだまだ遠くはあるけど、1968年という時代を考えると、この程度が先端だったんじゃないかと思えますね。

個人的には、洋楽的というよりも、どことなくマカロニウエスタン的に聴こえちゃったりもするんだけど。。。 
イントロとか、チャールズ・ブロンソンが出演してたマンダムCMの「男の世界」っぽく聴こえちゃったり、ヒデとロザンナっぽく聴こえり。。。。

でも、ヒデとロザンナは別にして、「男の世界」は洋楽か。。。。そうなるとやっぱり向こうの曲っぽいと言えるんだよな。

この曲も、「長い髪の少女」に続いて鈴木邦彦氏の作曲ではあるんだけど、アレンジが村井邦彦氏に代わっているんですよね。

村井邦彦氏。 この後アルファミュージックを設立し、ユーミンや赤い鳥などのアーティストを発掘する、作曲家、音楽プロデューサーですわ。
洋画の映画音楽をベースに、洋楽的センスに長けていた村井氏がアレンジしたことによって、歌謡曲的なメロディラインを残しつつも、より洋楽的なサウンドに仕上がったんでしょうね。

いずれにしても「歌謡曲なんて歌えねぇ」と「長い髪の少女」ではメインボーカルを突っぱねて歌わなかったデイブ平尾氏、この曲ではボーカルに復帰しているところから見ても、洋楽的な妥協点をクリアしていたんだろうな。

ちなみに、オリコン最高位は、「長い髪の少女」が14位だったのに対して、この曲は13位。 売り上げ枚数は届かなかったけど、グループのシングル最高位を記録したのはこの曲だったりするんだよね。



東京12チャンネルで当時放送されていた「ジャポップス・トップ10」(日曜19時30分〜20時)という番組のVTRらしいです。
よく保存していた方がいらっしゃったな・・と感心するばかりですが。。。
ちなみに、映画「ゴールデンカップス・ワン・モア・タイム」でも、このVTRが使用されています。

マモル・マヌー氏が亡くなって、この動画へのコメントもすごいことになっていますね。。。

この時のメンバーは、Vo デイブ平尾、G エディ潘、B ルイズルイス加部、Dr マモル・マヌー、Key ミッキー吉野。
オリジナルメンバーの、ケネス伊東氏は抜けていましたが、代わりにキーボードにミッキー吉野氏が加入していたころですね。
ミッキー吉野氏は、いわずとしれた後年のゴダイゴのキーボーディストですわ(なんてわざわざ書かなくても分かるか)

Aメロでのデイブ平尾氏のボーカルに加えて、サビからドラムのマモル・マヌー氏のボーカルにチェンジ、ここにエディ潘氏のサイドボーカルが絡んでくるという強力なボーカル体制でしたね。

画面を見ても変わるように当時のマモル・マヌー氏、イケメンなんですよね。 デイブ平尾氏曰く、68年当時最強のイケメンだったということで横浜、湘南地区では知らない人がいなかったとか。

でも、ミッキー吉野氏曰く、めちゃくちゃ「不良」。あんなに悪さしてたやつはいないというほど、かなりのやんちゃ者だったようです。

そもそも、カップスのメンバー全員、当時の本牧地区では曰く付きのやんちゃ者が集まったグループでしたからね。
当時の本牧地区は、まだ大半が米兵居住地区であり、金網を一つ隔てれば「アメリカ」という環境。
それいえに常にトラブルや喧嘩が絶えない場所だったわけですわ。 そんなところで曰く付きの不良だったってわけで、半端なワルじゃなかったんですよね。

そういう不良なことは私には絶対できないけど、どこか憧れはあるんですよね。
そもそも、ワタシの死んだ父親も母親も、若い頃はそこそこのヤンチャしてたようで、ワタシがまだ幼稚園とか小学校に入るか入らないかの頃、夜な夜なスナックによく連れてかれていたんだよね。
酒の匂いとそれとコーヒーの香りとタバコの煙が充満しているような・・・。
あの独特な不良な匂いと、煮えたぎったような熱気、そんな光景がいまだに脳裏残ってるし。
だから、G.Sの中でもそういう匂いの特に強いカップスにはついつい惹かれちゃうんところがあるんだよね。


よろしかったらポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

ねじれたハートで / 桃井かおり 来生たかお

1982_09_ねじれたハートで_桃井かおり 来生たかお


今回の1曲セレクトは、「ねじれたハートで」桃井かおり 来生たかおです。

まずはデータです。

・タイトル    ねじれたハートで
・アーティスト  桃井かおり 来生たかお
・作詞      来生えつこ
・作曲      来生たかお
・編曲      星勝
・リリース日   1982年7月21日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 13位
・売上げ枚数   16.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位

いやいや、久々の「1曲セレクトですわ」。書き方忘れてしまっていそうですねぇ。
ここの所、リアル仕事が詰まっていて、週末も「自主的」に仕事しててなかなか1曲セレクトを書く時間がなかったわけなんですが。 たまたま今週末は時間が空いたんで、久々にPCに向かってたりします。

食べ物でもそうなんだけど、子供の頃は嫌いだったけども、大人になるとおいしく感じる食べ物ってありますよね。
音楽も同じなんだよなぁ。
子供の頃嫌いだった曲でも、大人になるとなぜか受け入れられる曲ってありますよね。 まあ、演歌の世界なんてのはそういう曲が多いかな。
この世に生を受けてから数十年。紆余曲折しているうちに、好みの音楽も変わってくるってやつですかねぇ。

今回引っ張ってきた曲も、そんな1曲ですね。

桃井かおり 来生たかお 「ねじれたハートで」

この曲、子供の頃(と言ってもヒット当時、すでに中学1年になっていましたが)、どうもキライだったのね。キライというか、生理的に受け付けたくなかった・・というか。

今考えると、どうしてだったんだろう? なんて首をひねりたくなったりもするんだけど。。。

あの頃、大人の世界に反感があったんですよ。 まあ、反抗期ってやつですね。
小学生の低学年の頃、あんなに早く大人になりたいなんて大人の世界に憧れがあったのがウソみたいに嫌だったんだよな、あの頃。

1982年夏。 ここでは、もう何度も書いてるけど、それまで住んでいた福島から千葉に越してきたという大きな環境変化があったころですわ。
親父が勤めていた会社の寮暮らしという、急に周りが大人ばかりの環境に放り込まれたというのが大きかったのかもしれない。

兎に角、一時、大人の世界が煙たくてしょうがなかった時期があった。

転校生という事ですぐには友達も出来ず、千葉の生活にもなじめず、水も合わずずっとおなかの調子も悪い・・1982年の夏。

そんなイライラもたまっていたのもあるんだろうな。兎に角、このころ、大人の世界が煙たくてしょうがなかったんだよな。

そんな中、流れてきた、4ビートのジャジーな調べが、この「ねじれたハートで」だった。
4ビートのジャジーな曲は、詞の内容からして大人の世界そのものだった。

鬱陶しかったかったんだよな。 この曲が醸し出す大人の世界観が。

そんな個人的感情とはウラハラに、この曲はヒットし、ラジオのヒットチャートを含め頻繁にかかるようになったのが、38年前の丁度今頃だったと思う。

来生たかおさんがキライだったわけじゃないんだよね。この年の年頭に大ヒットした「夢の途中」なんて大好きだったし。 
デュエット相手の桃井かおりさんは、大人の女の色気ムンムンで、当時13歳の私にはちょっと近寄り難い雰囲気ではあったけど。

でもまあ、アダルトと言っても、今の私の年齢から見ると、当時の2人は全然年下なんですけどね。

ちなみに、当時、来生たかお氏 桃井かおりさん 共に31歳。
いやー、あの時の私からは、もっともっとアダルトに見えましたけどねぇ。。。。。

プロデュースは、CBSソニーの酒井政利氏。
 
たださ、キライキライというても、今から思うと本心からではなかったんだと思う。 
うん、どっか引っかかってはいたんだよね。

結局さ、今から思うと大人の世界を拒否したかっただけなんだよ。曲に罪はなかったんだよ。

これは、ちょうど同じ時期に同じようにヒットしていた、五木ひろし氏の「契り」にも同じような感情を覚えてたなんだよね。やっぱり、アダルトな路線を拒否したかったという一時の感情だったんだと思う。


それにしても、来生たかお氏の実姉の来生えつこさんの詞っていうのは、ホント性的だよね。
この曲のちょっと前に大ヒットした大橋純子さんの「シルエットロマンス」の「モロ」性行為ってところから見ると、この曲はまだマシではあるけど。
男と女の色恋物語であることは違いないわけで。。

まあ、当時13歳だったワタシは、まだ「性」に目覚め切っていなかったころだったけど、もう少し後に、この曲なんてヒットしてたら、この曲だけでご飯2杯くらい食えたかもなぁ 

え? エロ話のことですよ。。。。

いまは、こういう性的な色気があるヒット曲って、ホント少なくなっちゃったですからね。
最近のヒット曲に魅力が少なくなったと感じるのは、やっぱりこの部分−エロエロ−を感じる曲が少なくなったからなんだろうな。


よろしかったらポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

日本語を大事にしているからこそロングヒットが生まれている

少し前にかいたヒゲダンの「HELLO e.p.」にリンクした表題曲の「HELLO」の動画が削除されてしまったので改めて公式M.Vにリンクを張りなおした。

そのリンクしたM.Vのコメントに「日本語詞を大事にしているヒゲダンとか米津玄師だからこそ心に刺さる」っていうものがあった。

なるほど、そうだ。 これは目からウロコ、完全に見落としていたな。 

一時、ヒット曲の歌詞は横文字だらけの時代があった。 時代というのも大げさだけど、傾向的にそういう時がありましたよね。
やっぱり、横文字の方がカッコいいというのもあるだろうし、もしかしたら海外進出を見据えての横文字歌詞だったのかもしれない。

でも、最近の大ヒット曲をみると、むしろそういう曲の方が少ないんだよな。

件のヒゲダンにしても米津玄師にしても、あいみょんにしてもLiSAにしても、 いや、新興のYOASOBIにしても、最近大ヒットと呼べる楽曲のほとんど日本語歌詞の曲だ。

・・・なんて書くと日本の曲なんで当たり前じゃんなんて言われそうだけど。
少なくともサビのキメの歌詞も、横文字じゃなく日本語だし、楽曲全体を見ても単語としての横文字はあってもセンテンスとしての横文字歌詞は少ないんだよね。

昨年から、超ロングヒットの曲が続出してきている。その最大の要因は、ココにありそうですね。

たしかにキャッチーかつ分かりやすいメロディライン。これもロングヒットの要因ではあるだろう。

けど、それ以上に日本語歌詞。 これがより多くの方に引っかかり、浸透しているという部分では一番大きいんぢゃないかな。

日本人だから、いや、少なくとも「日本発」のヒット曲なんだから日本語歌詞で歌うのは、ある種当たり前であると思うんだよね。 これ以上日本人の心に刺さり浸透する言語はないわけだからさ。

それが一時なおざりになっていたんじゃないか。 それがヒット縮小の要因になっていたんぢゃないか。

これは、ワタシも以前どこかで書いたような気がするなあ。 日本でヒットさせるならば日本語詞で歌うのが大前提ではないかという事を。
いつだったか、「関ジャム」(テレビ朝日)でもそんなことを指摘してたような気がする。

それが再認識されてきているっていう事なんだろうね。最近の傾向として。 あ、これは、出し手側というよりも、作り手(アーティスト側)の意識としてさ。

今回のコメントは、改めて歌詞の大切さに気が付かせてもらいましたね


お先に失礼 / おニャン子クラブ

1986_08_お先に失礼_おニャン子クラブ


今回の1曲セレクトは、「お先に失礼」おニャン子クラブです。

まずはデータです。

・タイトル    お先に失礼
・アーティスト  おニャン子クラブ
・作詞      秋元康
・作曲      後藤次利
・編曲      後藤次利
・リリース日   1986年7月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   16.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1986年8月4日〜8月18日付
・タイアップ:映画「おニャン子ザ・ムービー危機イッパツ!」主題歌

長梅雨が明けたと思ったら、一気に「夏」がやってきましたね。 先週1週間はずっと晴れ。
それまでずっと雨が続いていたわけで、ようやく気分も盛り上がってきました。
でも、時すでに遅しってところなのかなぁ。 早くも「立秋」を迎え、暦の上では、すでに「秋」ですわ。。。。
今週はお盆週間。 天気も関東地方はずっと晴れのようで、暫くは「残暑」が続きそうですな。

・・・・ということで、今回は「お盆」の頃のヒットを持ってきますか。

おニャン子クラブ「お先に失礼」。

なんで、お盆なのに、わざわざこの曲持ってきたんでしょうねぇ。。。。もっと他にあるんぢゃないの

なんて思ってしまいますが、ここんところ、結構「真面目」に書いてきた1曲セレクトなんで、たまにはぶっちゃけたい・・・と思いまして。。。


この曲、 1986年の夏休み初日リリースでしたわな。で、ちょうど今頃ヒット期間中でしたわ。

たださ、個人的にはおニャン子関係にも興味が薄くなっていた頃で、この曲も素通りだったんだよな。

いや、それは今となっては「タテマエ」だったような気がする。 本当は気になってたんだよ。
この曲、おニャン子の映画の主題歌だったけど、同時に、フジテレビ「キャンペーンCM」にも使われてたじゃん。 さすがに映画まで見るほどではなかったけど、キャンペーンCMは気になったりしてね。

なぜに「タテマエ」として、正面から曲を聴かったのかと言えば、やっぱおニャン子に興味あるってことに「恥ずかしさ」が出てきてたんだよね当時。

34年前のちょうど今頃。高校2年。17歳になったばかりの頃だ。

さっすがにね、高2にもなってアイドルを追いかけてんのかよ・・・なんて周囲から思われる恥ずかしさ。あの頃は、そういう雰囲気があったんだよね。
いや、少なくとも私の周辺ではそういう雰囲気だったんだよな。

高2にもなってアイドル追っかけてる⇒オタク ⇒ネクラ っていうような周囲の雰囲気がさ。

今でこそオタクも社会認知され、20歳になっても、30歳になってもアイドルを追いかけてる人なんて普通にいるけど、あの当時は「オタク⇒ネクラ⇒キモい人」っていう見られ方だったじゃん。
あのころ「オリコンウイークリー」の読者投稿ページにも、「オタク」を称して「暗いコクラブ」なんてコーナーもあったりして。

わたしゃ、オタクじゃない〜   ネクラじゃない〜 

なんて、必死で思ってたりしたのよ、あの当時。

だから、この曲を横目で見ながら、Kuwata Bandの「NIPPON NO ROCK BAND」聴いてたり。

あとは、さんま、しのぶの件の「男女7人夏物語」に嵌って「あんな恋愛したい〜」なんて思ったり。

今から思うと、背伸びしてまで「大人の階段」を登りたいなんて思ってのかもしれない。本心に対して素直じゃなかった。

まあ、おニャン子についても興味があったのは、メンバーに対してで、少なくともこの曲自体はそんなに興味はわかなかったんだけどさ。

この曲のメインボーカルの一人の富川春美。 個人的にあの人がちょっと気になってたんだよね。
ちょうどあの頃、好きだったコに似てたの。好きだったコっていうのが1つ年下だったから、姉妹? って感じかなぁ。 とにかく似てたんだよね。
富川春美っておニャン子加入当時は当初は全く気にならなかったんだけど、そんなことがあった、ある時から「あれ?」って思い始めちゃったんだよなぁ。それでですね、この曲意識してたの。

曲自体は、ホント「下世話」の一言でしたね。まあ、夏という事もあって、サーフィン&ロカビリーっていうノリも分かんないことはなかったけど、だからなに? って感じだったしさ。

以前も書いたんだけど、おニャン子関係の曲って86年の3月までは認めてたんですよ、個人的に。

でも、メインボーカル全交代になってからは、ダメですね。 曲があまりにも下世話になりすぎちゃって。

そもそも、おニャン子関係の曲って、特に毎週リリースになった86年4月頃からは「やっつけ仕事」の中の1曲って感じだったじゃん。
出し手側も、歌い手側も、やっつけ仕事的流れ作業の中の1曲。だから曲に対しての愛情もへったくれも感じられなかったわけでさ。音楽的な感動ってものが無かったしさ。

いつまでもそんなんでいいのかな。

っていうジレンマは、あったよね。

そんなジレンマから逃げるように、86年の夏の終わりごろから、個人的な興味はネオG.Sをきっかけとして60年代G.Sに移るんですよ。 並行して、当時はブラスに一番熱中してた頃でさ、吹奏楽オリジナル楽曲を物色してましたね。中学校の頃は曲は先生が探して来てたけど、高校では自分たちで探してたから、ずいぶんLPも購入して曲を探してたな。そそそ、まだCDじゃなくてLPね。
吹奏楽関係のLPとか楽譜とか探しにわざわざ銀座のヤマハまで行くようになったりしてね。
その類の音源ばっか聴くようになって、リアルタイムのヒット曲への興味が急激にしぼむんだよね。

おかげで、リアルタイムのヒット曲への興味から離れていた、86年夏〜88年にかけてのヒット曲の持ち音源って少ないんだよねぇ。




まあ、興味が薄くなっていたこの頃のヒット曲の音源も、最近少しずつ買い足してはいるんだけどね。
で、買い足した音源はすべて、24ビット、96KHzのハイレゾにアップグレードしてる。

あの当時はレコードはなかなか買えなかったんで、専らカセットで聴いてたわけじゃん。 でもね、ハイレゾにアップグレードすると、あの当時聴こえなかった音が聴こえるようになったりするのよ。
そうすることで、曲に対しての印象も当時とは大分変りますね。
これは、当時「下世話」と思えた、おニャン子関係の曲もしかりでさ。 

まあ、おニャン子とかアイドルの曲をCDクオリティからわざわざハイレゾにアップグレードしてる人もあんまりいないと思うけどさ。自分で音源をカスタマイズできる環境にある方は、騙されたと思ってやってみるのもいいかも。 音圧とか音の厚さとかCDクオリティとは全然違うし、結構目からうろこに感じたりするんだよね。

あの頃もカセットではなく、少なくともレコードで聴いてれば、もしかしたら当時感じてた印象も違っていたのかもしれんね。

もっとも、あの頃のような「17歳なのにアイドルかよ」なんていう周囲の目もなくなって・・・うんにゃ、気にならなくなって、本音であの頃の曲に向き合えるようになったっていうのが一番大きいんだろうな。あの頃と違った印象を受けるのは。



よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

他人の関係 / 金井克子

1973_08_他人の関係_金井克子


今回の1曲セレクトは、「他人の関係」金井克子です。

まずはデータです。

・タイトル     他人の関係
・アーティスト   金井克子
・作詞       有馬三恵子
・作曲       川口真
・編曲       川口真
・リリース日    1973年3月21日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位  7位
・売上げ枚数    30.4万枚
・ベストテンランクイン期間:1973年7月2日〜8月20日付

一昨日の山下達郎氏の「サンデーソングブック」珍盤奇盤特集。 本当に変な曲ばっかかかりましたな。 まあヤマタツ氏曰くPCが飛んだ・・・ということで、以前の珍盤奇盤特集でO.Aした曲を再度流した曲も含まれていましたが。。。
その中で、個人的に「なんじゃ?これ」って思ったのは、やっぱ沢久美さんの「ミミの甘い生活」でしたね。
いわいる「セクスゥイー」路線の曲ですよ。「吐息」が入ってる・・・っていう。しかも女性の吐息ではなく、男性の吐息と来たもんだから。。。。
さすがこのパターンはあんまり聴いたことないなぁ、いままで。  ま、だから逆に耳に残ってしまったのかも。「気持ち悪い」っていう意味で。

いまでは、コンプライアンスだぁ、PTAのママゴンからのクレームだぁ、云々、うるさいご時世と相成ってしまった・・・・からかどうかわからないけど、この手の「セクスゥイー」路線の、いわいる「淫らな」流行歌は、今ではとんと見かけなくなりましたよね。

あの頃ー1970年代ーには、こういう、学校では教えてくれない「教育的」な流行歌もいっぱいあったんですけどね。。。 ヒット曲と言えばそれが普通だったんじゃないかなぁ。

もっとも70年代も後半になるとエロというのもかなりマイルドになりましたが。(これは娯楽の多様化のよりエロも音楽に頼らなくてもよくなった部分が大きいようです)
逆に言えば70年代前半頃までは、ストレートだったんですよね。

そういう時代をリアルタイムで経験しなかった・・・いや、そんな匂いを感じてたような気もするけどね。
大人の世界って面白そうな映った記憶もあるし。だから、早く大人になりたかっあところもある。早く大人になって酒飲みたい・・と、この頃から感じてたところってあるんだよな。



・・ということで、今回の1曲セレクトは、そんな「大人の色気」なこの曲をセレクト。

金井克子「他人の関係」

リリースは1973年。 当時私は4歳。 幼稚園の年少組の頃で、そろそろ物心がつき始めた頃かなぁ。
でも、さすがに「大人の色気」のこの曲は、リアルタイムで聴いた記憶はない。

この曲を知ったのは、後年、「レコード大賞30周年記念」など70年代を振り返るような音楽特番でだったと思う。
あとは、やっぱり「パールライス」のCMだよね。
↓ コレ

 

これには、さすがにかなりあきれ返ったな、ワタシも。
なんか、ちょっとあくどすぎる感じがしてさ。


ところで、この曲をプロデュースしたのは、CBSソニーの名物ディレクターだった酒井政利氏っていうのは、もしかすると意外なのかなぁ。
酒井氏というと、どうしてもこの直後の山口百恵、郷ひろみ、あるいは、同時期の南沙織・・といったアイドル系のディレクターっていうイメージが先行しているところがあるから。

でも、酒井氏著の「プロデューサー〜音楽シーンを駆け抜けて〜」によると、当時、アイドル系ど並行して「アダルト路線」のディレクションも氏が行っていたとか。

以前、ここでも書いた朝丘雪路さんの「雨がやんだら」を筆頭に、坂本スミ子さん、内田あかりさん、大信田礼子さん、梓みちよさん・・・といったらアダルト女性シンガーのディレクションを同時期酒井氏が行っていたりいる。

で、共通しているのが、一度売れて、少し落ち目になった人たちを再びヒットという形でヒットさせたこと。 だから、当時酒井氏は一度落ち目になったアーティストを再生させるという意味で「クリーニング屋」と呼ばれていたらしい。

この金井克子さんにしたってそうだしね。 
なんたって、元「西野バレエ団」の5人娘の一人として、由美かおる、奈美悦子らと人気を分け、1967年からは4年連続で紅白歌合戦にも出場した経験もある方なわけでさ。

そんな熱狂も一段落し、人気も低迷していた70年代初頭、酒井氏と出会い、この曲で、華々しく復活したわけなんだよね。

個人的に、この曲を聴いたのは件の通り、大分後年になってからなんだけど、曲を聴くと嫌がおうにも当時の70年代頃の空気を感じるんだよなぁ。
70年代初頭の独特のメロディラインもそうなんだけど、サウンドですよね。 特にイントロでの低音のフルート。 この低音のフルートの音色を聴くと、いつも決まってゾクゾクしてしまったり。

フルートって、高音域では、透明感のあるさわやかさを感じたりするけど、逆に低音域の音色って、どこか淫靡な感じがしません?

ワタシは、そういうイメージがあるんだよなぁ。夜に向かった〜・・・っていうかさ。 少なくとも夕方から夜に向かうような怪しい雰囲気を醸し出すんだよね。

そういえば、「なんでも鑑定団」の鑑定中の時のBGMも低音のフルートがメインになってるけど、個人的には同じように淫靡なイメージが浮かんだりして 

作詞は、有馬三恵子さん。大人の女性のとしてのポップスは伊東ゆかりさんの「小指の思い出」などの実績があったものの、ちょうどこのころは南沙織さんの一連のヒットを手掛けていたこともあり、その関係で酒井氏と繋がっていたわけですね。

作曲は川口真氏。  詞については、有馬女史ということはあまり驚きはなかったけど、曲が川口真氏っていうのは、ちょっと意外だった。
サウンド的に川口氏とはちょっと違うなというイメージがあったから。
たとえば山下毅雄氏とかさ。少なくとも、上記のように低音のフルートによる湿った淫靡な手触り感は、山下氏に近い感触だったんだけどね。



やっぱヒット当時の動画はなかなかないわけだよね。ということで、出来るだけ古めの動画をリンク。

ところで、「他人の関係」といったら、最初に書いたように金井克子さん本人による「パールライス」のCMもそうだけど、最近(といっても5年位前だが)は、一青窈のカバーも悪くなかったんだよな。
一見、マジメそうな一青さんが、懸命に大人の女を演じてるようで、あれはあれで味が出てたと思いますね。



よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

【キニナル曲】裸の心 / あいみょん

202007_裸の心_あいみょん


まずはデータです。

・タイトル    裸の心
・アーティスト  あいみょん
・作詞      あいみょん
・作曲      あいみょん
・編曲      トオミヨウ
・リリース日   2020年6月17日
・発売元     ワーナーミュージックジャパン
・タイアップ:TBS系ドラマ「私の家政夫ナギサさん」主題歌

今年はいつまでたっても梅雨が明けませんな。 こういつまでもグズグスした天気だと気が晴れませんわ。ましてや今年は件のコロナ禍の真っ只中でもあり、一層気が晴れない夏ですわ。
本来、夏本番間近の今頃ならば、「夏!」を連想させる曲を聴きたくなるわけだけど、今年はどうもそういう気分にもなれない。

もっとも、最近は季節を連想させるヒット曲も少ないし、だから、ヒット曲で季節を感じるってことも少なくなってきてるけどさ。
昔は、季節を感じる曲って多かったからさ、特に夏はさ。 ただ、だからこそヒットするかしないか、実際の天気次第ってところがあったんだよね。
天候不順な年は、いくら夏っぽい曲でも思ったよりヒットしなかったり、逆もしかりでさ。

最近はヒット曲に季節感が少なくなってきたと言えど、ワタシゃ、何分、古い人間なんでさ、未だに夏に夏っぽくない曲を聴いたりするとどうも違和感を感じちゃったりするのね。

今回キニナル曲に持ってきた、あいみょんの「裸の心」。
 
これ最初に聴いたときに、真っ先に感じたのが、なぜに夏に、こんな「晩秋」っぽい曲  っていうギモンだったんだよね。

上で書いたように夏にゃ、夏っぽい曲・・・っていう頭があるからさぁ。

だから、最初は、コリはあんまり売れないだろうな・・・なんて思ったわけよ。

少し前、そそそ、前曲「さよならの今日に」も「キニナル曲」で書いたんだけど、あのとき「ことしのあいみょんは勝負の年になるだろうな」と書いた。

昨年あまりにもリリース頻度が高かったんで、場合によっては飽きられるかもな・・っていう意味でそう書いたんだけども。 個人的にはシングルに対してはもっと「インパクト」重視、あるいは、あらたな、あいみょんを見せるべきと感じているし、期待もしてたんだよね。

その上でのこの曲のリリースだったわけじゃん。 どうも肩透かしを感じたんだよなぁ。

そもそもが初夏なのに「晩秋」っぽい曲調ってどうなのよ

あー、ダメかも。。  ってさ。

でもさ、何回もこの曲を耳にしてるうちに、ここにきて、「これはこれでアリかも」と思えて来たんだよな。

考えてみれば、ここまで素直な「あいみょん」を見せてきた曲は、少なくともこれまでのシングルにはなかったし。

ここまでのあいみょんって、何処かけだるかったり、少しドスの聴いたような低音だったり、どこか構えたような、妙に肩の力が入ったような曲が多かったような気がするのよ。

この「裸の心」、そんな肩の力が入っていない分、素直に歌っている分、あいみょん特有の、少し不安定な子音の響きが感じられる曲なんじゃないかなぁ。

そそそ、あいみょんの良さって、ドスの聴いた太い低音ではなく、中音〜高音域の少し不安定な子音の響きにあると思うんだよね。

この曲、力が抜けてる分、そんな不安定な子音の響きがよく出てると思う。 本当のあいみよんなんだよな、これが。


・・・・とは言うものの、本音を言えば、天候不順なここまでの今年の夏。「晩秋」なイメージの強いこの曲は、今年のここまでの夏のイメージとシンクロしてるんじゃないかなぁ・・なんて感じたりるんだけどさ。

それが、ここまでのこの曲のヒットにつながっているんじゃないか。

もし、これがさ、猛暑の夏だったら、コロナ禍がなかったら、果たしてここまでヒットしていたか・・・この曲とイメージが合わないんじゃないかなぁなんて思えたりするんだよね。
そしたら、果たして現在のここまでのようなヒットになっていないかったんぢゃないか・・とかさ。

まあ、あくまで「たられば・・」の話ではあるんだけども。





よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ J-POPへ
にほんブログ村

【キニナル曲】HELLO ep / Official髭男dism

2020_07_hello_ep_ヒゲダン



・タイトル  HELLO.EP
・アーティスト名 Official髭男dism
・リリース日 2020年8月5日
・発売元 ポニーキャニオン


いつ以来のキニナル曲だろう? 2か月ぶりくらいかな?

ま、その間、新曲を聴いてなかったわけでも、刺さった曲がなかったわけでもないんだけどね。如何せん「生業」が忙しく、なかなかこちらに手を回す余裕がなかったんだよね。

で、この4連休。 ようやっと手が空いた・・・ってことでPCに向かっておりまする。

書かなかった2か月の間、ヒットチャートも大分様変わりしてきましたな。 この前書いたときはヒゲダンの「I LOVE...」とかLiSAの「紅蓮華」がトップ争いを繰り広げ、そこに瑛人が割って入りかけたころですわ。

その間、個人的にはヒゲダンの新曲「Laughter」がやっぱ、気になってはいたんだけどね。

何分、前曲「パラボラ」が、期待していた程ヒット面で伸びなかったというのもある。

まあ、この曲は(当初)配信のみだったこともあり、やっぱCDリリースない曲は、そんなものなのか・・・という半ばあきらめもあったり。。

そんな中で、ヒゲダンのCDニューリリースが情報が。。。

新曲「Laughter」は、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の主題歌ということが早々と情報リリースされていたし、当然次のシングルタイトル曲はこの曲だろうなんて思ってたんだよね。
CDシングルリリースのある「
I LOVE...」の大ヒット。さらに、前作の映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌だった、「Pretender」の超ロングヒットを考えると、いやがおうにも「Laughter」に期待してた私だったりして。。。

でもさ、先日、いざニュー「シングル」情報が発表になって拍子抜けした。 いや大分拍子抜けした。。

8月5日リリースのCDは、シングルではなく「e.p」であること、 しかもタイトルも「Laughter」ではなく、「HELLO」であること。

●HELLO e.p   track

1.HELLO  
作詞 藤原聡  作曲 藤原聡 編曲 Official髭男dism

2.パラボラ 
作詞 藤原聡  作曲 藤原聡 編曲 Official髭男dism

3.Laughter     
作詞 藤原聡  作曲 藤原聡 編曲 Official髭男dism

4.夏模様の猫   
作詞 藤原聡  作曲 藤原聡 編曲 Official髭男dism

うーん。。。。なんともはや。

まあ、「HELLO」も「めざましテレビ」の現在のテーマソングとして毎朝流れている定番曲と言えば定番曲ではある。

でも、昨年、大ヒットの実績をつくった映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌をタイトル曲から外してくる

しかも「Laughter」は、「HELLO」「パラボラ」につづく3曲目というトラックになる。

この曲順にも、めちゃくちゃ肩透かしを食らってしまった。


ま、サブスクを含めたネット配信、Youtubeなどの動画配信では「神」的な再生回数を誇るヒゲダンなわけで、パッケージは軽視という向きも考えられなくもない。

ただ、タイトル曲としてのCDリリースがあった「I LOVE...」と、これまでCDリリースがなかった「パラボラ」のヒット言う面での動きの違いを見る限りでは、やっぱりタイトル曲としてのCDリリースの有る無しではヒットという面で差がつくな・・・っていうのは実感なんだよね。

これは、昨年リリースの「Pretemder」「宿命」「イエスタディ」を含めてそう感じますね。


・・ということは、この先「ヒット」という意味での本命はタイトル曲となる「HELLO」になってくるんかなぁ・・・なんて思える。



ま、実際の曲調面から見て「Laughter」は、初聴での印象は思ったよりも「インパクト」が薄いなとは感じた。
昨年の「Pretender」のような初聴から、イントロからして思わず引き込まれてしまうようなインパクト、サビ前の例の♪Good-bye〜♪のようなフックとなるようなフレーズ、それは感じなかった。その点、不安感を覚えなかったわけではない。

しいて言えば、雑味が有る太い音色のギターサウンドから始まるイントロ。 いつものまとまりの有るサウンドのヒゲダンではなく、どちらかと言えば他のラウド系バンドのようなラフさ。
これは、ここのところのヒゲダンにはない味だなという印象を受ける。

でも、それだけなんだよね、残るのは。  

ま、噛めば噛むほど味が出るスルメソングがヒゲダンの持ち味でもあり、この後聴き込めば味が出てくのかもしれない。。

今の時点では、毎日のように流れ、すでに耳になじんでいる「HELLO」の方がインパクトは上だよね。 っていうイメージ。 それは、どうしてもあるんだよな。 

ちなみに、「HELLO」は、速い3連調テンポのこれまでのシングルにはなかったような曲調。
サビがリズム体的にスティービーワンダーの「パートタイムラバー」を連想してしまった私だったり。。
ラフで音の輪郭の太いサウンドは「Laughter」のイントロ出だしのギターサウンドと同じような印象も受けるけど、こちらの方がロック色が強いし、バンド色も強い。

これは個人的なイメージなんたけども、ここまでのヒゲダンのシングルを見ると、ホーンセクションを多用したソウルテイストな曲や、ストリングスを多用したサウンドよりも、あくまで、キーボードを前面に出し、バンドサウンドを強調した素直なポップ・ロックテイストの曲の方がこの人たちには、よりフィットしているような印象が強い。

昨年の「Pretender」や、個人的にヒゲダンに注目したインディーズの頃の「LADY」にしてもそうだし、今回リリースのタイトル曲となる「HELLO」にも2曲目の「パラボラ」でも同じように感じる。
その印象から見て、ストリングスをフィーチャーした「Laughter」は上記2曲よりも印書的に弱いのかもな。決して悪い曲ではないんだけど。

もしかすると、「出し手」の方も同じようなことを考えての上でのニューepの曲順なんじゃないか・・・なんて思えてきたりするんだよな。

ただ、実際トラック順に聴いてみると「HELLO」は、まとまりとインパクトという点で一番シングル向きではような気がするな。
果たして、これまでのヒゲダンの実績通り、タイトル曲となった「HELLO」は売れてくるのか。
タイトル曲とはならなかった「Laughter」の今後のヒットの動き共々注目したいね。


track.1   HELLO

 


track.2  パラボラ



track.3  Laughter





よろしかったらポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ J-POPへ
にほんブログ村

「シュミ」で書いてるからこそ言いたいことが書ける

子供のころからウ〇コが長いんで、本を持ってトイレに入るんだけど、ここのところは近田春夫氏著の「気分は歌謡曲」を再度読み返してる。

IMG_20200718_234752


やっぱ、この本はワタシにとっちゃバイブルのひとつですねぇ。一筆書き的に書かれてるし、だから文法的に変な文章が多い。(近田氏自ら「文法的に変な文章」とか書いてるし。。。)
でもだからこそ勢いがあるんだよね。
私的にはある意味理想。。というか、ワタシも同じように勢いだけで文章書いてるんで。。。

ま、あとは内容ですね。 特に80年〜81年にかけてあたりに引っかかりますね。
たのきん、松田聖子、筒美京平、決定!全日本歌謡選抜、オリコンウイークリー、クイズドレミファドン!、レンタルレコード・・・etc  とあの頃、我々が引っかかったような内容が次々に出てくるんでねぇ。


その中でも「シュミで音楽評論をやってるからこそのいいかげんなピンク・レディー評」(ポパイ1980年11月10日号掲載)っていう回には特に引っかかった。

まあ、別にタイトル通り、いい加減に音楽評論をしているんではないって内容なんだけどさ。
つまり「生業」ではなく「シュミ」として音楽評論をやってるからこそ、お金が絡んでいないからこそ本当に言いたいことが書けるという内容ですね。

あ、これはよくわかる。

個人的にも、これまで、例えば「1曲セレクト」とかさ、1700曲くらいレビューとか書いてきたけど、なんで、ここまで書けたかと言えば、「シュミ」でやってるからなんだろうな。近田氏と同じで曲のレビュー書きでメシ食ってるわけではないんでさ。
文章書きで飯食ってたら正直こんな何百曲もレビュー書けないですよ。気が重くて。 


「大人の事情で」とか「お金が絡んでいるんで」・・なんてしがらみいっぱいの中で、本当に書きたい様に文章なんて書けないじゃないですか。

それと気が重いってのは「校正」ですね。

公式なサイトとか冊子に書く文章って、校正ってあるでしょ。
まあ、文章が変とか、文法的に変とか、誤字脱字があるなどのチェックのために行うわけなんだけど。
場合によっては、出し手の都合に合わなくて内容がボツになったり、書き直しさせられたりするじゃん。
あれがどうも苦手でね。


最初に書いたように、一筆書き的に勢いだけで書くのが好きなんで。 言ってみりゃアドリブなんだよね、私の文章。
なんで、後で読み返すと、なんでこう書いたんだろ? って自分で分かんなくなることがあるのよ。 なんせアドリブなんでさ。 アドリブってその場の勢いが面白いわけで、後から振り返っても覚えてないことがあるじゃん。 あれと基本同じなんだよね。

公式な文章に「校正」があるっていうの、初めて知ったのは、以前書いた小学4年の時に「文集いわき」という文集に私の作文が載った時ですね。
 実際載った文章は、最初に書いた文章とかなり違うのよ。最初に書いた文章は、例のごとくアドリブ的に書いたからさあ。 きちんと文集に載せられるように、何回も書き直ししたの覚えてるんだよなぁ。
10歳にして早くも「校正」の煩わしさを知ってしまったのよ、ワタシ。

まあ、少しでも文章のグレードを上げていただけるようにと校正していただけるのはよく分かるんだけど、根が「ものぐさ」で面倒くさがり・・・という井上陽水氏とおんなじ性格なもんで、どうもね・・・。

そんなわけで、世の中に「校正」というシステムがある限り、ワタシゃ物書きで飯食うことはないだろうなぁ・・・。

なんて「気分は歌謡曲」のこの回を読むといつも感じちゃうわけです。

HIT SONG MAKERS 筒美京平編

先日購入した、2005年にBSフジで放送された「HIT SONG MAKERS」の「筒美京平編」のDVD、ようやっと見れた。

IMG_20200718_221837



後年NHK BSプレミアムで放送された「希代のヒットメーカー 筒美京平」よりも突っ込んだ内容になっていますね。
生演奏で披露する曲も何曲か含まれているけど、数ある筒美作品の中でもマニアックな選曲。
さすがにBSということで、本当に興味がある人向けの内容になっている。
そのあたりは、NHKBSで放送された内容とはかなり対照的だと思う。NHKの方は、皆様のNHKらしく「大衆向け」って感じでしたからね。
その分、見ごたえはあるとは思うけど、筒美"大ヒット"作品を期待してる方にはちょっと拍子抜けかも。

いずれにしても、NHK BSの「希代のヒットメーカー」と併せて、大分、筒美京平氏について分かってきた・・・とは思うものの、やっぱり榊ひろと氏著「筒美京平ヒットストーリー」を全網羅するほどの内容には程遠いなぁ。

IMG_20200718_222018


ただ山口百恵を手掛けた酒井政利氏のインタビューで「南沙織さんは筒美氏と合うと思ったけど、山口百恵は筒美メロディを殺してしまうと思えたので、敢えて依頼しなかった」というコトバと、「松田聖子は南沙織にタイプが近いので、筒美作品には合うかもしれない」というコトバは印象に残ったな。
これは、私もそう思う。

これはどういう意味かと言えば、洋楽的な南沙織さんと、日本的な山口百恵さんというタイプの違いだよね。
その点、洋楽的な筒美氏のメロディは南沙織さんには合ってるけど、山口百恵さんには合わなかっただろうってことだよね。

そのタイプの違いから言えば、松田聖子さんは南沙織タイプに近いってこと。

それにしても松本隆−筒美京平−大村雅朗で松田聖子の曲を作ってたらどうなってただろう?  

やっぱミポリンの「ツイてるねノッてるね」みたいになってたのかしらね?

リップスティック / 桜田淳子

1978_07_リップスティック_桜田淳子


今回の1曲セレクトは「リップスティック」桜田淳子です。

まずはデータでする。

・タイトル    リップスティック
・アーティスト  桜田淳子
・作詞      松本隆
・作曲      筒美京平
・編曲      筒美京平
・リリース日   1978年6月5日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 10位
・売上げ枚数  19.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1978年6月19日〜7月24日付

後付けで知った曲。 こういう曲も数限りなくあるわけなんですよね。
私の場合、リアルタイムでヒット曲を聴き始めたのが、1978年9月頃だったかなぁ。 実際的には1978年11月2日に初めて「ザ・ベストテン」を見始めて以降っていうのが、より正しいんだけど。
うん、この場合、「意識して」ヒット曲を聴き始めたのっていった方が正しいかもしれん。 
もちろん、それ以前にも、なんとなく聴いてた曲もあるわけなんでね。
特にこれらの端境期にあたる1978年っていう年は、意識してヒット曲を聴き始めては無くても、なんとなく聴いてた曲も多いんだよね。
 反面後年まで全く知らなかった曲も多かったりして。。。  今回はそんな曲を一つ。

桜田淳子 「リップスティック」

いや、そう書くと結構意外がられますかね。

桜田淳子さんの1978年リリース曲の中では、代表曲と言ってもいいですし、ヒット曲評論家の間でも「受け」がいいこの曲なんでね。
でも、私は耳にしてなかったんだよなぁ。理由はよくわかんない。
まだ、積極的にヒット曲を聴いてなかった時期ではあるものの、この前曲の「追いかけてヨコハマ」は、リアルタイムで知ってたんだけどね。

もちろん、歴代の「ザ・ベストテン」のランクイン曲の一つとして知ってはいたけどさ。あくまで「知識」と知っていたまでで、曲は後年まで聴いたことなかった。。 というか、ずっと忘れてたと言った方がいいかもしれん。

再び、この曲を意識しだしたのは、1995年に刊行された「歌謡曲完全攻略ガイド」で取り上げられたのを読んでからですね。

それでも、それから実際に曲を耳にするまで、さらに何年もかかったんだけどさ

曲を実際耳にしたの、実は、いまから数年前なんですわ。。。

実際曲を聴いてみて、「歌謡曲完全攻略ガイド」で読んだ印象とは大分違ったんたんだよね。それでがっかりしたような何とも言えない気分になったりして。

「歌謡曲完全攻略ガイド」を読む限りではもっとポップでスピード感があるようなイメージを持ってたんだよな。
Aメロ前の 例の ♪フッフッ♪ っていうコーラスも「歌謡曲完全攻略ガイド」を読む限りでは、もっとスビート感があるのかと思ってたんで、実際に曲を聴いてちょっと拍子抜けだったんだよな。

ただ、一番感じたのは、それまで感じていた1978年の「初夏」っていうイメージとちょっと違うなってところかなぁ。

これまで自分で所有していた音源から感じる1978年初夏って、もっとロックなイメージが強いんだよね。といっても、汗臭いロックというよりは、ポップスよりのさわやかなロックっていうのかなぁ。
いかにも初夏を思い浮かばせる緑が、このころのイメージカラーなんだよね、個人的な中では。

でもねこの曲は、ちょっとこのイメージカラーからは離れてるかなぁ・・・っていうのが真っ先に感じたところでさ。

そうだ、この曲はポップスというよりも「ソウル」なんだよね。といっても、「ソウルドラキュラ」のような重くてジメっとしたソウルではなく、ディスコっぽいダンスナンバー寄りのソウル。
スリーディグリーズの「ソウルトレイン」とか、あの類に近いよね。
そういえば、スリーディグリーズといえば「にがい涙」とか、浅野ゆう子さんの「セクシー・バス・ストップ」って筒美氏が手掛けたわけで、この手のディスコ寄りのソウルナンバーって得意なんだよね。

で、いずれの曲も、なんていうのかなぁ、ヒューミディティ的っていうのかなぁ、どことなく、湿度を感じるサウンドだったりしてね。
っていっても、なかなか伝わらないかなぁ・・・。 そうね、昨日今日の関東地方の天気のような「蒸し暑さ」っていうのかなぁ。 そんな温度感を感じたりして。

この「リップスティック」にしてもそうだなぁ。

この湿度感は、筒美氏のアレンジ特有なサウンドなんだよなぁ。 良く筒美氏のアレンジはバタ臭いっていわれたりするけど、個人的にこの言い方はなんかちょっと違うなって思えたりしてたんだけどさ。そそそ、ヒューミディティ的なんだよね。

恐らく、筒美氏が自らのアレンジする際、 特にソウルナンバーの時のややしつこいくらいの「ストリングス」の使い方から湿度感を感じるのかなとも思ったりするんだけどさ。

ただ、同じ筒美氏でも、太田裕美さんの「九月の雨」や、ジュディ・オングさんの「魅せられて」で聴かせてくれるような、いわいるポールモーリアサウンドの場合は、ソフィケートされた清涼感のあるストリングスを聴かせてくれたり。
曲調によって、全く違うストリングの使い方を魅せるっていうのも筒美氏の特徴だし、そういう使い分けができるっていうのも筒美氏サウンド幅の広さなんだよね。

もっとも、筒美氏自らアレンジをほとんどしなくなった80年代以降は、なかなかこのサウンドを聴く機会も少なくなるんだけども。

ただ、この「リップスティック」の場合、そうは言っても、件のコーラスにしても清涼感があるし、なんと言ってもサビとは全く異なるスローなイントロは蒸し暑さどころか、秋風を感じさせたりして、夏の汗臭さを払拭させていますね。
さすがに、当時トップアイドルであった淳子さんに、そこまで汗臭さを感じる曲はマズいっていう配慮なんでしょうかね。



それにしても「ベストテン」落ちは突然にやってくるなんて言いたくなるくらい、まさか、この曲が淳子さんにとって最後のオリコンベストテン入りなんて、よもや思わなかったんじゃないのかなぁ。

たしかに、20才を迎え、当時アイドルから大人のシンガーに脱皮する途中だったんだろうっていうのは、今になってみればよく分かんだよね。
 少なくとも、この曲のちょうど1年前にリリースした「気まぐれヴィーナス」と比べても、ぐっと大人っぽい曲調だしさこの曲は。

ただ、そんなアイドルから大人への脱皮っていう変化は、このヒトの場合は受け入れられにくかったんだろうね。
それだけ、このヒトの場合は根っからの太陽のようなアイドル気質だったんだろうし、永遠のアイドルをみんな望んでたんだろうな。
そこが陰と陽といわれ「菩薩」だった山口百恵さんとは違ったというわけで。。。



よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
記事検索
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード
livedoor プロフィール

かじやん